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SOS用紙への記入例(1)
【SOS用紙】  A4用紙に印刷できます。
相談する人 ×××× 対象となる人 性別( 男 ) 年齢( 22 )
住所
××県××市××××-×××-×××-××
TEL(固定) ××××-××-×××× 携帯TEL ×××-××××-××××
家族構成

家族は、父母と兄(24歳)と本人の4人家族。また××市に母方の祖父母がいて心配をしています。
相談対象の人の状態

息子は小中学校時代の学業はかなり優秀。中学校時代から不登校が始まる。進学校に進みましたが、挫折し中退。この過程で、医師と教師から信頼感を失わさせられる処遇にあい、根強い人間不信があるようです。逆にみますと不当を扱いを受けたときに「打たれよわい」、精神的成長のよわさがあるようです。
 中学校時代までの交友関係は今でもあり、5〜6人の人とはよくあっています。対人関係にみられる発達障害レベルの問題はみられないようです。2歳上の兄もひきこもり傾向がみられますが、兄弟関係はさして問題はないので、兄に関わることは求められてはいません。
当人には以前に訪問を受けたことがあります。〔対人関係やひきこもりであることに〕「何かをされる」人とは接触したくないようです。「何もしない」それでいて自宅に出入りでき、当人側から「この人ならば安心」と感じて接触を求めてきたときに関わり始めるのが得策と思います。
相談者・対象者は、どんな支援者や支援方法を望みますか
(訪問、宿泊、家庭教師・習い事なども)
  1. 以前に母親が継続的にマッサージを受けていたころ、息子はそのマッサージさんと会話ができる関係ができました。このような接触のしかたに有効性を感じます。息子には何もしないが、家族以外の人と接触をもつようになったからです。
  2. 家族にはパソコンが一台あり、兄弟が使っています。パソコンの技術的レベルはあまり高くなさそうなので、パソコン(指導)の形が考えられます。これも母親に教える形でそこに当人が「見に来る」ようにすることも考えられます。
  3. これ以外に、強引ではなく、自然な(ハプニングを含む)姿で当人と接触できる別の方法もあるかもしれません。よい考え方があれば――。
  4. 要望としては、土曜日午後3時以降の来所が都合よいです。息子はそのころ起床し動き出すことが多く、接触の機会を得やすくなります。
全体としては、息子と自然な形で接触できる(安心感をもたれる)までの時間が最大の仕事になりそうです。接触できるようになった後は、確証はありませんが平穏に進行する気がします。高校を中退していますので、息子から大学進学をしたいなどの形で意思表示をしてくるかもしれません。それをゆっくりと待つことになりそうです。
※支援者には、名前、住所、TEL、FAXなど個人を特定する部分を消してから送ります。

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