第5回「片隅にいる私たちの想造展」開催の予定

『ひきコミ』12月号で簡単な連絡をしたことです。
第5回「片隅にいる私たちの想造展」を2012年5月に開催することを決めました。
今年はついに開催できずにすぎました。作品即売会を“ついで”にしただけです。
引きこもりからの社会参加の方法・経路として創作活動分野は欠かせません。これは不登校情報センターとして取り組む3つの方法の1つです。
1つは不登校情報センターのワークスペース(=サイト制作)を収入の得られる場にすること。
2つは、各人が仕事づくりに取り組み、それを共同事務所として、また企画・広報としてサポートすること。
3つは、各人が創作活動を行い、発表・販売・広報などの機会をつくる面で協力すること。
この3つの方法が、引きこもり経験者が社会参加をするときに、不登校情報センターとして支援・協力する形です。その方法が鮮明になったのが2011年です。
就職・アルバイトをする人が生まれるのは嬉しいことですが、そこに不登校情報センターが関与することはほとんどありません。その意味で上の3つの方法を独自に発展させたいと思います。

サイト制作の分野の1つにネットショップの構想があります。すでに形的にはショップはありますが、実質はほとんど動いていません。なぜならそこに陳列すべき創作品、すなわち商品が少ないからです。ここを本格的にしなくてはネット上で何かをしても何の変化も生まれそうもありません。サイト制作と創作品の関係をみても、こういう相互作用と波及効果があります。各分野がそれぞれ進むことで全体がスムーズに進む条件になるのです。
今年の後半はワークスペースと仕事づくりで若干の動きがありました。これと平行し全体のレベルアップを図る上からも創作活動に力を入れたいと思うのです。

不登校情報センターに関わりつつ創作活動をしている方は、来年5月の作品展示会を目標にして、各人それぞれの目標を持って創作活動、装飾品・日用品などの販売できるものの制作に取り組んでください。『ひきコミ』12月号には、作品集の形にし、販売できるようになったいくつかをまとめてみました。参考にしてください。
不登校、引きこもり経験者等で創作活動をする人の新たな参加も期待しています。

葛飾区内の不登校団体で「区民大学」講座を開く

11月30日の夜に葛飾区内の「不登校関係団体・関係者情報交換会」が開かれました。今回で4回目のはずです。
参加者は10団体の10数名で、区の職員である人も参加しました。
今回の中心は「かつしか区民大学」の中に、不登校関係の講座を開設しようというものです。おおかたの賛同を得ました。
「かつしか区民大学」は葛飾区が昨年度から実施しているものです。担当は教育委員会生涯学習課です。このグループが参加するとすれば来年度からになります。
葛飾区内には下町としての特徴的な事情もあります。それに関わる団体グループがあり、また著名な東京シューレ葛飾中学校があります。講座を開ける条件は十分です。それでも誰を対象とするのか、テーマ設定や目標などを見定める点が意外と確定しづらいのかもしれません。最後は「やってみなければわからない」でもいいのかもしれません。