カラーセラピーの初日は4名

12月6日、カラーセラピーレッスンが行われました。
講師の島田さんを入れて4名が相談室を使ってレッスンになりました。
終了後、すぐに話せるタイミングにならず、しばらくして島田さんから次のメールが送られてきました。

本日は、不登校情報センターの場をお借りして、無事に一回目の講習会を終えることができました。 ありがとうございます!
わせがく高校に来てくださった方がご参加してくださったようです。
松田さんのサポートのお陰だと感謝しています。来週もどうぞよろしくお願いいたします!
来月1月は、パシュパラで三回の講習会を行う予定でいます!
日にちが決まりましたら、またメールさせてください。よろしくお願いいたします!
島田より!

1月のことが書いてありますが、その前に次回は12月13日、その次は20日、いずれも火曜日3時からです。
詳しくは聞いていませんがもう1名ぐらいは増えてもいいのかもしれません。

不登校情報センターを再定義してみる

キュレーションに関する本を読みました。「多様な情報があふれる中で、立ち位置を設定し事態を編集しなおしてみる」のがキュレーションであるとしておきます。
このテーマに関する他の本も読みたいと思いますが、とりあえずこの1冊で仮のまとめをします。
(1)不登校情報センターを次のように再定義します。
不登校情報センターとは「引きこもりに結びつく当事者と支援者の情報交流ステーション」です。
*これはNPO法人の定款等にも何らかの反映をしなくてはならないでしょう。
(2)主な活動内容を次の2点とします。
①引きこもり、不登校経験者を対象にして、孤立から抜け出し社会参加につないでいく活動。
②不登校、引きこもり、発達障害を受入れる学校と支援団体の情報提供サイトの制作と運営。
*この活動の重点に基づくサイト制作をすすめます。近い将来、トップページを変えます。

*既にできているウェブサイトは多方面に広がっています。それらを生かすためにサイト内部のリンク系統は外せません。メリハリをつけるアクセントとつける表示方法と考えます。

「特例子会社」と発達障害者が主体の職場は異なる

「日本発達障害ネットワーク第7回年次大会」の感想その3です。
参加した講座のなかに「就労の課題」の報告がありました。そのなかで「特例子会社」の様子を聞きました。
「特例子会社」とは相当規模の企業が、障害者雇用の法律的基準以上を満たすために、障害者中心の働く場をつくり運営する職場です。現場の責任者たちは障害者雇用に関する熟練者、福祉や心理職の専門家といっていいのでしょう。
このような場の広がりは、発達障害の支援として有効なものです。不登校情報センターに関わる当事者にもその形で就労している人もいますし、また障害者雇用を進める企業団体からの協力の呼びかけも受けています。これからも「特例子会社」の広がりに期待することは大きなものがあります。

その一方では、障害者、特に発達障害者の雇用が「特例子会社」に収斂する、集中することを喜ばない気持ちもあります。
彼ら彼女らが、その生活スタイル、労働のしかた、そして心理状況をそのまま持ち込むタイプの職場が実現できる可能性を信じるからです。それが可能なのは発達障害者の現状から見れば少数になるのかもしれません。それでもそういう見本、旗印が必要であると思います。
私には発達障害者には、人間の未来を示すものが潜んでいるという予感めいたものがあります。人間の進化の過程を模索している姿があると思えるのです。模索の過程とは正常な状態と逸脱した状態が並存するものです。それはどの人間にも偏りが、すなわち得手不得手があります。その範囲のことです。
そうすると発達障害といわれている人たちは、将来になると違った言葉で表現されるのかもしれません。そういう人が「特例子会社」という場所に活路を見出すだけというのは、やはり違うのはないか。その意味で、自らが主導して作り出す職場の見本と旗印が生まれると思います。
もしかしたら「特例子会社」のなかで、発達障害者がその生活スタイルをそのまま持ち込む現象が生まれるのかもしれません。この講座ではそこを感じました。