献体登録番号5867の松田武己です

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東京医科歯科大学献体の会から書類等の一式が届きました。
なかには私の献体登録証などが入っていました。
携帯用の献体登録証もあって、どこかで倒れたらその場から連絡をしてもらうようになるのです。
5867が登録番号です。
これで献体の手続きを終わり、あとは利用を待つばかりですが、その前に死ななきゃいけない重大任務があります。
今のところその予定はありませんのでしばらく待っていただくしかありません。
冗談めかしく書きましたが、医学教育には“生きた教材”としての遺体が不可欠です。
高校時代に江戸時代に山脇東洋が死刑囚の遺体解剖をしたのが記録にある最初の遺体解剖と習ったのを思い出しました。
『解体新書』が出る前後の時代です。
比較的最近まで解剖学用の遺体が不足していたようで、これからも献体は必要とされます。
自分の目を解剖学の教材に出してもいいと考えたのはかなり前ですが、昨年ごろから献体を考え、ようやく手続きになりました。
会報『けんたい』第42号が入っていました。
解剖学の医師、医学生、献体の登録者などからかなり感動的な講演録や寄稿がよせられています。
篤志解剖全国連合会というのがあり、研修会も行われています。出席してみたいとも思いました。
私が献体をすると聞いて、「なんだか飛びぬけている」との感想を言った人がいます。
さっぱりして執着がないというほどの意味のようです。
そうかもしれませんが、それでいいじゃないですか。

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