職種の内容が違ってくる

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長期のひきこもりの後、何とか仕事に就いた人の話をいろいろと聞いてきました。
働き始めてある程度の期間がたつと、チームのリーダー格を任されることもあります。
1日3時間ほどのパートタイム的な仕事に就いた人がいます。
しばらくすると同期に入った人や先輩が次々に辞めていくのに気づきます。
あくまでもお手伝いの感じ、仕事の準備期間と考えていたのに、とうとう自分がいちばんの先輩格になりました。
残りの人は高齢のパートだけという状況になりました。
人の出入りが多いところだなあとは思っていたのですが、こんなはずではありません。
そこに働き始めて2年ほどです。
そのとき回ってきたのが、給与を10%増やすのでリーダー役をしてほしいというものでした。
それを断り切れずにその役割を引き受けました。
その役についてみてわかった内容は、人の配置役です。
それまでは自分の分担をしていればよかったのですが、リーダー役はそうではありません。
「職種が違った!」のです。
現場の作業などから管理的な仕事になり、他の人との調整的なことに業務の中心が移っていました。
会社の考えはほとんど同じ仕事で経験があればすぐにでもできると考えていたのでしょう。
10%の給与が増えるというような問題ではありません。
仕事内容が違う、職種が違うのです。
この人はしばらくして退職しました。
そこでがんばってメンタルな障害になった人もいます。
リーダー格になるように言われたときにそれをかわす力量が必要です。
その力を感じられないときはこの種の話には乗らないように気を付けてほしいと思います。
ひきこもりの家族会に参加される親御さんにはそのあたりまで想像できる人がいます。
何かを積極的に進めることは少ないのですが、そのあたりの理解や何をしないかを考えることが多いように思います。

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