居場所に通う交通費を考える(その1)

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 ひきこもりから社会参加の途中に、相談機関に行く、居場所に通うなどの時期があります。 ところがそのための交通費がなく、行動のネックになることがあります。

生活保護を受けている人などの支援施設では月末になると参加者が激減すると言われています。居場所(当事者の集まる集会)でも場所が変わると、行けない・来ない人は確実にいて、理由に交通費が関係することも知られています。

他方では、不登校情報センターにはずいぶん遠くから歩いてくる人がいました。1時間や2時間歩くのはさほど珍しくはありません。電車に乗る駅を1駅、2駅先にしてその間を歩き、交通費を節約します。しかしそれ以上になると行けないのです。 これも交通費に関係することです。いろんな居場所で発生しているはずです。

「ひきこもり支援としての交通費の援助」として、いくつかの事情を書いてみます。ひきこもり支援は相談の次が就労になることが多く、実情に合っていません。そこを考え直すことにつながればいいです。

この日は東京シューレ関係の方から教えてもらいました。中学生でフリースクールに来ている人は学割の通学定期券を発行してもらえます。これは中学校に在籍していることを前提としたもので、フリースクールへの通所は「実習」です。

しかし高校中退や18歳以上で通所する人は所属する学校がなく、学割の定期券を入手できません。そこは1つのネックになっています。学校所属がない場合の学割に相当する定期券は考えられないのでしょうか。(つづく)

 

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