夜間中学の次は高卒認定では――高卒認定試験の受験援助(その1)

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 30年ほど前に理容師・美容師には高校卒業が必要になったと聞いた記憶があります。「えらくハードルを上げてきたな」と感じながら、社会の変わりようにふれた思いでした。

いくつかの例外はありますが、今日ではほとんどの職業で高校卒業が前提になります。あっという間に「1億総活躍」の看板を横に置いたかにみえる政府も、世の求人難に対処するために外国人の導入で状態緩和を図りながら、別の問題源をつくりだしかねない動きを見せています。 この流れの反対側にあるのが、自治体に見られる高卒認定試験を受ける人への援助です。こちらの方はほとんど肯定的に見えます。

不登校情報センターの「ひきこもり周辺ニュース」にこの高卒認定試験に関係するニュースが蓄積しています。ざっと見ると“ひとり親家庭”、とくにシングルマザーの支援から始まったみたいです。高卒資格のない人が職を得られずに苦労している、自治体としてそこを援助しようという施策が生れ、広がったのではないか。

実はひきこもり(定職を持たない)のなかに高卒資格のないことが関係している場合があります。不登校情報センターにかかわる数人が中学時代に不登校であり高校に進学をしない、高校を退学しています。すなわち高校卒業資格がありません。 この人たちへの「高卒認定試験を受ける人への援助」の動きはないのだろうか。

そう思って都内のいくつかの自治体と東京都のあるセクションに電話をしてみました。 先週の金曜日午後に始めたので、この電話作戦は中途になり来週も続けます。それを基に状況をまとめ、何が必要かを報告する予定です。

不登校のままの中学校を卒業した“形式卒業生”に夜間中学の門戸が開かれました。次に開くべき、いや援助し応援すべきは高卒認定のところではないか。そんな予感がします。 高卒認定試験:http://ur0.work/U3f5

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