東部6区は足立区だけにある――高卒認定試験の受験援助(その2)

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 「ひきこもり周辺ニュース」内に高卒認定資格支援をしている自治体がいくつかあります。東京23区内では足立区が施策を始めました。 他の区に高卒認定資格の受験に援助制度があるのか。電話で確認することにしました。

いくつかの区に電話をしている途中で、後ろで聞いている人が「松田さんは楽しそうに電話していますね」といいます。悲しむことでも怒ることでもなく、楽しそう〈?〉それがいいかもと電話を続けます。

最初は足立区に確認です。足立区の高卒認定資格試験の受験援助は「ひとり親家庭支援事業」です。その範囲を超えませんが高卒認定資格受講の支援をしています。 そこで30代以上の人を対象にするとか、ひとり親家庭以外の対象者に広げる動きはないか。制度の“あるなし”でなく、制度を広げる動きの“あるなし”を聞きました。答えは「ない」です。 それに代わって東京都の「学び直しの支援事業」を紹介してもらいました。

そこで東京都の「学び直しの支援事業」に問い合わせます。これは生涯学習課の事業です。確認できたのは、高校に進学した人で、その中途退学者と都立高校の在籍者が対象です。都内の3か所のNPO法人が実施する学習塾に委託しています。求めるものも微妙に違いますし、指定の学習塾に行かないと利用できないと判明しました。 担当者にあれこれ言っても空振りするだけです。そこで「中卒のまま(高校中退を含む)高卒資格のない人に対象を広げてほしい」という要望を生涯学習課の上司に伝えるようお願いしました。

このあと各区に状況を問い合わせます。葛飾区は教育総務課につながりました。福祉部管理課にも電話を回してもらいましたが、ひとり親家庭への高卒認定資格試験への援助も含めて対象事業は「ない」が答えです。

江戸川区、江東区、墨田区、荒川区にも教育委員会と福祉部につなぎましたが、これらの“洪水浸水で250万人に退却指示が出る東京東部6区”のうち足立区を除く5区は全て「ない」でした。 いくつかの区から東京都社会福祉協議会で「受験者チャレンジ」の取り組みがあると教えられました。20歳以下が対象のようですが、ここにも問い合わせようと思います。

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