(5)性的少数者の社会的承認

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LGBT(性的少数者)が社会的に公然化したのもこの30年余のことではないでしょうか。それ以前にもそういうタイプはいましたがかなり珍しいものでした。
これが公然化したのは、社会的背景として個人が自由に表現できる条件ができたことです。自然界の法則として7~8%が男女の境界上または往来するタイプであり、それが認められてきたわけです。
社会的に承認を受けるには多くの苦難な過程があったと知りました。その際に著明人のカミングアウトは大きな役割を果たしたと思います。著明人では知る範囲では「MtF」タイプが目立ち、逆の「FtM」タイプは少ないと感じます。
不登校情報センターの通所者や相談に来た人の中に、数人が広義の性的少数者でした。言い換えればこの人たちは生きづらくて社会から一歩引いた生活状態にいたと証明されるのです。私がそういう状況を知ったのはそのおかげでもあります。居場所に来た人では後者の「FtM」タイプが多いので、「MtF」の活躍が目立つのは私には少し謎です。
しかし社会的な対応としては現在もいろいろ不自由が指摘されています。同性婚は、法的にはまだ明確にされていません。裁判所の判決で同性婚を受け入れる法制度が整っていない不備が指摘されています。その前にごく当たり前の夫婦別姓というのも認められないのは、時代錯誤もはなはだしいでしょう。
社会的に承認が広がり、それにしてはなお課題は大きいようです。それでも1970年以降生まれた人たちの個人中心的な自由な発想の大きな成果であると考えます。

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