ひきこもり的な生活の中で、日記を書く、マンガ・イラストを描く、エッセイを書く、投稿する、格言を考える…という人が多くいます。それらは整理されないうちに散乱し、失くしてしまうことも多いものです。それらを1冊の作品集にする、そういう目標をもってまとめてはどうでしょうか。 文学フリマ・東京40に出展即売しながら、これは表現・創作視点からの新しいひきこもり対応策になる、と確信しました。作品を展示しながら参加者と話すうちに展示作品のほとんどがそういう性格のものであると話すと、足を止め、作品を手にして考えているからです。ブースから「家族や知り合いにひきこもっている人はいませんか?」と呼びかけると「中学時代の友達がひきこもっています」とか「僕がそうです」という返事もありました。呼びかけにより足を止めた人は多いかもしれません。それが続くうちにたどり着いたのが作品集づくりという次の目標です。この詳しい話は次の6月1日付会報で伝えます。 法外な目標をもって出展・即売会に参加しました。三木康さんとAさんがスタッフとして参加し、“店番”をしながら交代で他のブースを見て回りました。 売り上げは「どうでしたか?」という問い合わせが数人からきています。速報結果だけを報告します。即売の結果は10点・29冊、12000円です。Aさんの感想は「こんなに売れるとは思わなかった」ということですが、私には不燃焼感があります。ただ次に向かう目標が確信できた点がそれを補うほどの重さを与えてくれたと思います。 ブースで配った「出展作品の総目録」(A5版8ページ)は294通。内容に作品作りの案内もあり、問い合わせが期待できそうな人もいます。