自由の森学園と不登校

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松井幹夫先生が亡くなられたのを知って、先生とのやり取りしたことを思い出し、このブログに少し書きました(2月6日)。
多くの方がこれを見ているように思います。
実は亡くなられた2月4日に不登校・中退者の進路相談をかねて「教育講演・進路相談会」を行ないました。自由の森学園高校、黄柳野高校、北星学園余市高校の先生が学校紹介と親たちの相談に来られました。
全国には4000の高校がありますが、不登校生、中退者を積極的に受け入れようとしている全日制高校は限られています。むしろ通信制高校が対応しようとしています。これが現実です。
コメントを寄せていただいた方は子どもさんが不登校の体験をしておられます。そういう子どもに教育としてどう対応するのかを私は多くの教師から教えていただきました。その教育の考え方には共通性があります。特別に不登校に対してどうするのかが先にあったのではありません。人間の成長と発達には筋道があり、それによる教育活動のさまざまな形がつくられ、不登校の子どもへの応用が考えられるのです。
逆に不登校の子どもの事実が子どもとはなにか、人の成長とはなにかを考えさせてくれる多くの材料を与えてくれます。それを受け取り、試行錯誤を重ねるなかで教育も社会も前進をしていくものと思います。
松井先生とは不登校の問題を直接に話した記憶は思い出せません。しかし、いま私が不登校や引きこもりの子どもにかかわっている考え方や方法の基礎になるものを先生から聞きました。先生が話されたのは数学教育の方法、子どもを見る目、人間の成長を図る活動などだったと思います。
自由の森学園が不登校の子どもを積極的に受け入れていることは偶然ではありません。創設後の初代校長の遠藤豊先生は松井先生と同じような子どもへの目を持って教育活動をめざしました。現在も自由の森学園がそうしていることは明らかです
そして私は先生と話してきたことを私なりに理解して、今日の不登校情報センターの取り組みを続けているのです。

自由の森学園と不登校」への1件のフィードバック

  1. 自由の森学園創立から数年間勤務していたものです。
    松井幹夫さん逝去の記事、ありがとうございました。ブログなどでは一番早かった記事かと思います。死去された事だけが最初伝わったので、こちらを訪問した卒業生も多いと思います。
    ただ、「初代校長の遠藤豊吉先生」は、誤りで、遠藤豊です、遠藤豊吉先生も自由の森学園創立に協力していただいたようなので混同しやすいのですが。
    ご確認の上、訂正いただければ幸いです。
    松井幹夫さんは、最期まで、算数を分かりやすく教える事に情熱をそそいでおられたように思えます。

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