TV紹介の『ひきこもり国語辞典』をFacebookに掲載

8月23日にEテレ「ハートネットTV」の「ひきこもり新時代」のなかで『ひきこもり国語辞典』が紹介されました。
しばらくしてからそのDVDが送られてきました。
取り扱いできなかったのですが、Hくんが来たおりに「サイトに載せたい」と頼みました。
スマホで調べながら操作をして、動画をパソコンのデスクトップに置けるように変換してくれました。
Hくんは「ソフトはわからない」のでそこまで。
そこからサイト内に移すにはどうすればいいのか。
簡単そうですがWikiシステムはそこからがなかなかです。
Mさんが「Facebookになら載せられるかも」と試して、ようやくできました。
これで完了ではありませんが、とりあえずは公開できるまではこぎつけました。
『ひきこもり国語辞典』はA5版124ページです。
定価400円(税別)、送料含め1冊500円で販売中です。

取材撮影は夏の公園でした。映像では公園の緑が鮮やかです。

『ひきこもり国語辞典』の注文

『ひきこもり国語辞典』の注文が少しずつですが続いています。
8月末のNHKのEテレ・ハートネットの中で紹介された関係です。
問い合わせ内容は、
①「在庫はございますか?」という点。
⇒12、3冊はありますし、なくなれば自前で増刷します。
②値段
⇒本代(400円)と送料あわせて500円
③送金の仕方
⇒郵便振替を使ってください
番号:00150-5-578534
口座名:進路就職研究会
郵便振替の用紙は郵便局に行くと窓口にあります。
④郵便振替の用紙には、
書名『ひきこもり国語辞典』と送り先の住所・氏名も忘れずにお願いします。

◎希望としてはどこかの出版社から発行になることですが、まだそういう話はありません。
出版社から発行になれば本屋さんで買えるのですが…。

初めての野外での取材でした

『ひきこもり国語辞典』のTV取材を受けました。
車でたどり着いたところは大島小松川公園。
遠くにマンション群や団地が並び、見渡すと緑ゆたかな広い公園です。
平井小松川地域(中の島に近い四周をほぼ川に囲まれた地形)の南側になります。
やや高台になっているようで、防災マップでは荒川系河川が洪水になったときの避難場所です。
ディレクター(?)の他に、カメラと音声の3人が取材陣です。
暑い夏の午前、日陰のあるベンチに座って1時間ぐらいかかりました。
酷暑を避けた時間になります。
思ったより長くなったのは、言葉を集め始めた経過と辞典にした背景事情を話し、予想外に多く『ひきこもり国語辞典』の中身を読み、撮影のやり直しが重なったためです。
上空を飛行機が通れば、わずかな音がはいるので撮影中止、遠方を裸でランニングする人がいればこれも撮影中断です。
これが野外撮影の現場なんですね。
そういえば屋外で取材を受けたのは初めてです。
放映になるのは少し先になりそうです。

『ひきこもり国語辞典』はひきこもりを理解するテキスト

「全国若者・ひきこもり協同実践交流会」の会場では、持ち込んだ手づくりパンフレットは50冊ぐらいが売れました。
きょう残った分が宅配便で届くので確認します。
いちばん多く買っていただいたのは『ひきこもり国語辞典』です。
ひきこもりを知る学習会のテキストにするといった人もいます。
これまでにもいましたのでどこかですでにテキストに使われているかもしれません。
「この辞書はひきこもりの理解をすすめるのに役に立つもの」とは国語辞典の“まえがき”に書いた通りですから、正攻法の利用のしかたです。
私が見聞きした「彼ら彼女らのものの感じ方、受けとめ方、理解のしかた、振る舞い、行動スタイル」を中心にまとめたもので事実に即しています。

「全国若者・ひきこもり協同実践交流会」では、学んだこと、知り合った人もいます。
これについても追って報告しましょう。

『ひきこもり国語辞典 増補改新版』を作成

年末年始の休日に課した第3のテーマを強行作成しました。
『ひきこもり国語辞典 増補改新版』の作成です。作業時間としてはこの休日全体のほぼ半分を使いました。年末からぼちぼち始めて今日は最後の総仕上げでした。昨日の版下製作が最大の山場でした。
気分転換を図るために、作業進行の途中で他のことをしたり短時間寝たり、いろいろでしたが執念発揮です。これで年末年始の3つの目標を最低限達成したことになります。

横組みに変え改訂版を印象づけます。A5版128ページ。収録語彙は13%ふえて314語。定価は変えずに本体400円(税別)のままで、送付の場合は送料込みの500円も同じです。
作業時間の関係で製本にしたのは見本の10冊です。出来具合は満点とはいきませんが、合格でしょう。これで明日はゆっくり休むつもりですが、はたして落ち着いて休めるかどうか…?

1か月外出しないNくんからの電話

およそ1か月ぶりに引きこもり最中のNくんから電話がありました。
この間まったく外出していません。部屋を暗くして過ごしているそうです。
テレビを見るのもネットを見るのも出来ないそうです。なぜ見ることができないのかは、うまくことばに表現できないといいます。
布団から出るのもしんどくて、5cm手を動かすのも大変、体を動かすのも大変です。トイレは我慢に我慢をかさねてぎりぎりになってからよろよろと動き出す。食事は餌を口に入れる感じになるといいます。生理的な生存条件の相当に低いところにいます。
不安になって、生身に人の声を聴きたくなると、「0120-」の受取人払いの電話をする、以前にも「0120-」をかけまくったことがあるようです。(◎)
知り合いには電話をしない。どうも自己防衛的な気持ちがあって、なにかを言われるのを恐れている感じがするといいます。ここに書いてあることは、以前に他の人から聞いたことがありますが、この電話をしないのは自己防衛的な気持ちがあるためとは初めて聞きました。
「どうすればいいのか」と聞くので「どうしたいのか」と返すと、「わかりません」の答えです。すぐに「思いっきり出るしかないですね」と言ってきました。
この間、23分です。話しているうちに(私が話を聞いているうちに)少し気分が高まったからだと思います。対応は(アドバイス的なことではなく)よく聞くことになります。

◎『ひきこもり国語辞典』のこれに似たことです。「人の声(ひとのこえ):部屋にとじこもって家族ともしばらく話しをしていない日がつづくと、妙に不安になってきます。夜中になるととくに不安が強まるのです。ふとひらめきました。ある電機メーカーのクレーム受付が24時間体制で問い合わせに応じています。しかも「0120」で電話料は無料。思い切って電話をかけてみたら「こちらは○○ですが、ありがとうございます。 …」という声が返ってきました。なんだかほっとしたのですが、悪い気がして「すみません、間違いました」と電話をきりました。久しぶりに人の声を聞きました。」