『ひきこもり国語辞典』等の手作本の送料が値上げに

あ〝~、かなり困ったことになりました。宅急便のヤマト運輸さんからサービス料金の値上げの連絡がありました。

会報『ひきこもり周辺たより』や『ひきこもり国語辞典』などの手作り本の送料を100円以下で送れていたのはヤマト運輸さんのDM便が郵便料金と同じかそれより安かったおかげです。

4月からは郵便料金と同じか高くなる可能性があります。そこで会報『ひきこもり周辺たより』は郵便手紙用を切り換え年間購読料を1200円に据え置く。『ひきこもり国語辞典』などの手作り本は、ゆうメールを使うことになりますが、料金は200円以上の大幅の値上げです。さらに調べてみますが事態が変わるのは避けられそうもありません。

夜間中学の次は高卒認定では――高卒認定試験の受験援助(その1)

 30年ほど前に理容師・美容師には高校卒業が必要になったと聞いた記憶があります。「えらくハードルを上げてきたな」と感じながら、社会の変わりようにふれた思いでした。

いくつかの例外はありますが、今日ではほとんどの職業で高校卒業が前提になります。あっという間に「1億総活躍」の看板を横に置いたかにみえる政府も、世の求人難に対処するために外国人の導入で状態緩和を図りながら、別の問題源をつくりだしかねない動きを見せています。 この流れの反対側にあるのが、自治体に見られる高卒認定試験を受ける人への援助です。こちらの方はほとんど肯定的に見えます。

不登校情報センターの「ひきこもり周辺ニュース」にこの高卒認定試験に関係するニュースが蓄積しています。ざっと見ると“ひとり親家庭”、とくにシングルマザーの支援から始まったみたいです。高卒資格のない人が職を得られずに苦労している、自治体としてそこを援助しようという施策が生れ、広がったのではないか。

実はひきこもり(定職を持たない)のなかに高卒資格のないことが関係している場合があります。不登校情報センターにかかわる数人が中学時代に不登校であり高校に進学をしない、高校を退学しています。すなわち高校卒業資格がありません。 この人たちへの「高卒認定試験を受ける人への援助」の動きはないのだろうか。

そう思って都内のいくつかの自治体と東京都のあるセクションに電話をしてみました。 先週の金曜日午後に始めたので、この電話作戦は中途になり来週も続けます。それを基に状況をまとめ、何が必要かを報告する予定です。

不登校のままの中学校を卒業した“形式卒業生”に夜間中学の門戸が開かれました。次に開くべき、いや援助し応援すべきは高卒認定のところではないか。そんな予感がします。 高卒認定試験:http://ur0.work/U3f5

『ひきこもり国語辞典』の挿絵について

 『ひきこもり国語辞典』に載せるカット絵(挿絵)や4コマ漫画、ストーリー漫画を、何人かの人に頼みました。依頼した人にはよく考えればそうかと思える困惑があります。“そうか、挿絵といっても単純なものではない”と考えたところです。一例です。

<犬(いぬ):周りの人の範囲だけれど、犬を買ってもらう人はよくいるけど、ネコを買ってもらった人はいないですよ。ネコは拾ったり、もらってくるものですね。ネコは何匹も飼うけれど、犬はなかなか二匹以上にはなりません。 犬とは仲良くなれますが、ネコは愛されるペットという関係しかありません。例外も知っていますけどね。私のばあいは犬のほうが好きです。>

犬は描けます。ただし、この説明に沿った犬は描けない、と言います。文は読むほうで想像をめぐらしますが、絵になるとイメージが具体化し固定します。自分が解釈した犬がこの言葉(を考えた人)のイメージと合っているか心配です。「描けない」気持ちになるのです。そこで ⇒「自分の解釈で挿絵を描いてください。説明にこだわらず上の例なら<犬>を描くのもいい」とします。

同じ言葉に複数の人が挿絵を描くかもしれません。当初はどれか一つと考えました。しかしちょっと考えなおし始めています。他の言葉のところで使えないか、それに合いそうな言葉が考えられないか、さらには複数の挿絵があってもいいかもしれません。要するになるべく最大限使うつもりで活用を考えます。

2倍以上のサイト掲載を基盤に千校の情報収集をめざす

 15年ぶりに『不登校・中退生のためのスクールガイド』の情報収集・編集・出版に着手しました。 この15年間にもたゆまずに情報を集め、サイトに掲載してきました。これが大きな基盤になります 。15年前に掲載したものと現在のサイトに掲載したものを比べると2.2倍あります。校種別は正確とは言えません速報値で次の通り。サイトに掲載分以外も含め1000スクールからの情報集めをめざします。

全日制高校 9 ⇒22

定時制高校 2 ⇒88

通信制高校 24 ⇒68

通信制サポート校 78⇒313 

技能連携校 17 ⇒52

高等専修学校 96 ⇒48

高卒認定校  51⇒14

フリースクール 95⇒108

学習塾  44⇒52

宿泊型施設 8⇒10

山村留学・小中学校 1⇒26

合計(その他含む)387⇒864

その他にも児童福祉施設、留学支援団体、夜間中学校などがあります。今回は適応指導教室、家庭教師などを外し、小学校から高校までに対応する学校・スクールにします。 数的な変化にはサポート校や高卒認定校が通信制高校に、フリースクールがサポート校や技能連携校に変わる、定時制高校からの情報が増えるという背景が読み取れます。

今回の出版においてはさらに自治体が子どもの貧困対策と始めた学習塾が別に36件あります。不登校・中退生の受け入れ程度は未知数なので調査対象です。夜間中学校・自主夜間中学校にも情報提供の依頼をします。

何かの情報を知っている方・関係者などの協力をお願いします。

記憶に残る発言とアスペルガー気質

 私のアスペルガー気質らしいことを記憶に残る発言から振り返ってみました。 『けんたい』誌に投稿するつもりですが長すぎるかも。

小学生のころ学校のトイレ掃除を熱心にしていたらしいです。普通にやっているつもりでしたが「変わっている」とか「変人」と呼ばれたことがあります。決められたことは深く気にせずに守るタイプだったのでしょう。

中学生のころに父から言われたのは「武己は社会科はできても社会勉強はできない」です。これは近所で人気のあった2歳下の弟との対比で言われたことです。社会科は得意科目で校内でも知られていました。 いじめを受けそうなひ弱な感じの女子にぶつかり謝ったときです。ある女子生徒が「武己くんは公平、だから信頼されている」と言われました。ぶつかった女子生徒に悪いと思っただけですが…。学級委員長などに選ばれやすかったのはこういうことが関係しているといわれました。

高校生のころの特徴的な言葉を思い出せません。卒業後20年した同窓会の席で、「ものごとをシャキシャキいうタイプ」と私の印象を話してくれた人がいます。ハッキリとかズケズケという意味合いです。父は「奥歯にものが挟まったような話」を嫌っていた節があります。この言葉は何度か聞いたので、父の感覚を引き継いでいるかもしれません。 高校時代に何人かで話していた時、ポンポン山というのが大阪府の北部にあり、地図で示したことがあったらしく、その話を覚えている人がいてこちらが驚きました。地図をよく見ていたので偶然その山を知っていたのです。

通学定期券の期限をごまかして使ったとき、母から「お前のことは信用している。悪いことはできない」といわれました。すでにどこかにも書いたことです。怒られた形にはなっていませんが、いちばん強く反省させられた事件でした。

20代は大学病院で働いていました。職場委員という名前の組合役員をしていたのですが、1年後輩から「武己さんはカシコイのかバカなのかわからない時があります」と喝破されました。組合に関係するどこかで言われたはずですが、どんな時だったかは思い出せません。

30代の編集者のころの後輩のことば。「松田さんは日本人じゃないところがある。自分にはできない」。雑誌編集のために原稿を受け取ります。それを書いた教師と私が話しているのをそばで聞いた感想です。わかりにくい部分を聞いて確かめていたのでしょう。率直というかズケズケというかその話しぶりを評したのです。

1年以内のことです。東京都東部が浸水したら250万人が避難しなくてはならないという防災計画を聞きました。そのとき「それって単なる無策じゃないですか」と発言したら、後になって“それ系ありますね”と言われました。アスペルガー的な場を考えずに意見を言う、という意味です。一生のもののようです。

『ひきこもり国語辞典』の追加語が到着中

『ひきこもり国語辞典』を発行するのに協力・参加する旨の連絡が返ってきて嬉しいです。すでに追加する新しい言葉の候補とカット絵(挿絵)と4コマ漫画も届いています。
追加語は、この説明で載せられるのが21語になりました(14日現在)。
説明できない、説明にモノタリナサがある、何かと結びつけ載せたいのもいくつか。言葉があってもそれが出てきた場面とか、自分なりの経験や実感がないとうまくないです。いろいろ連想しようとしても、私の中に似た場面が出ないと、説明を書けません。
世に「(何とか)あるある」が流行っています。だから「ひきこもり あるある」でいいわけです。そういう気持ちで候補語を送ってください。

<下駄(げた):他の子たちは親から愛情という名の下駄をはかせてもらっている。自分は裸足(はだし)で、自分の実力だけで勝負し、そして負けている。(挿絵つき)>

<シュレッダー: 自分の書いた文書類はそのまま捨てると個人情報が洩れそうで気になる。メモを捨てるだけなのにシュレッダーを買って細かく切って捨てている。>

この言葉は「ひきこもりあるある」に入るでしょう。「ひきこもり(の人)を理解する」、その一面を知るのにつながります。これは『ひきこもり国語辞典』を発行する目的です。行動・行為あるいは思い・気持ちの背景にあることを引き出しています。だからひきこもりの理解に役立つのです。

<戦闘民族の顔:30代にしてはじめて仕事についてから数か月。その職場に誘ってくれた人が見た感想。働くようになってからの顔つき、表情が変わってきている。それを戦闘民族の顔と表しました。>

これは周りにいる人が感じて表現したものです。この言葉も「ひきこもりあるある」なのかもしれません。動き出した・出かけるようになった、人と関わりはじめた、怒ったり笑ったりしている、意思表示を始めた。そういうときの表情や変化を本人はもちろん、周りの人からも表現してもらえればいいと思います。

スクールガイド(2020年版)の企画などを掲載

 『不登校・中退生のためのスクールガイド』(2020年版)を今年秋に発行します。 出版社(東京学参)と打ち合わせを重ねて、基本の企画ができました。

また紹介する学校など(高校もサポート校も学習塾もフリースクールも…)から提供を受ける内容を「スクールガイド作成の手引き」にまとめました。該当する学校などに送り回答をもらい本を編集します。

不登校生・発達障害の生徒を受け入れているけれども、私が把握していない学校や教室でもあるでしょう。そういうところから連絡をお待ちしています。

 サイトに有料リンクをしているスクールや相談室には無料広告スペースを提供する方針です。

<① 企画書 ②スクールガイド作成の手引き ⇒該当する学校や学習塾・フリースクール等からの情報提供を歓迎します。 ③プレスリリース(準備中)>

http://ur0.work/0lep

月例の大人のひきこもり相談会のこれから

 3月10日(日)大人のひきこもり相談会を行いました。 昨年12月から、毎月開いているものです。 当事者の参加できる親の会にするか、個別予約制の相談会にするか試行錯誤の途中です。それでも回数を重ねてやり方が固まりつつあると思います。

参加者は2~3名です。開始時間に揃うこともありましたが、時間差があって参加したことが多いです。(状況報告を兼ねた)1対1の相談であり、場合によっては参加するほかの人も聞いている…そんな感じになっています。参加者が少ないので単独の場合もあります。参加者の出席状況や参加時間により変動するでしょうが、おおよそこんな感じで続いていきそうです。 問題は会場の都合があり、第2日曜日に固定できないかもしれません。

3月10日には、『ひきこもり国語辞典』に関心を持つ人が参加するかもしれないと考えたのですが、その参加はありませんでした。 4月は第3日曜日(21日)になりました。会報で改めてお知らせします。

311は東日本震災から8年

YouTubeに「日本人から学ぶ10の事」というのがありました。震災時の日本人の行動を、日本にいた外国人がツイッターにまとめたようです。それがアップされ、和訳もありました。英語原文を手書きしたので間違いもあるかも。和訳は省略して載せます。<美化されているところはあるけれども、こう表現されるものでしょう>と掲載者のコメントがありました。その通りですが、見ていて感動しました。こういう日本でありたいものです。
1 The Calm  Not a single visual of chest-beating or wild grief.Sorrow itself has been elevated. 冷静:悲痛に取り乱すことがなく、悲しみそのものが気高い。
2 The Dignity  Disciplined quenes for water and groceries.Not a rough word or a crude gesture. 尊敬:水と食料の配給を整然と待つ人びと。
3 The Ability  The incredible architects, for instance.Buildings swayed but didn’t fall. 建築技術:建物は揺れても倒れない。
4 The Grace  People bought only what they needed for the present,so everybody could get something. 品格:全員の手に渡るように、自分に必要なものを買う。
5 The Order  No looting in shops.No honking and no overtaking on the roads.Just understanding. 秩序:店内に略奪はない。
6 The Sacrifice  Fifty workers stayed back to pump sea water in the N-reactors.How will they ever be repair. 自己犠牲精神:原子力発電所に残り注水。
7 The Tenderness  Restaurants cut prices. An inguarded ATM in left alone.The strong cared for the weak. 優しさ:警備のないATMがそのままある。
8The Training  The old and children, everyone knew exactly what to do.And they did just that.  避難訓練:だれもがなすべきことをする。
9 The Media  They showed magnificent restraint in the bulletins.No silly reporters, Only calm reportage. 報道姿勢:節度のある報道で、冷静なルポだけがある。
10 The Conscience  When the power went off in a store, people put things back on the shelves and left quietly! 道義心:店が停電になったとき、品物を棚に戻す人たち。

「居場所に通う交通費を考える」を掲載

「居場所に通う交通費を考える」(2019年3月)をサイトに掲載しました。また「〔自由選択方式〕のすすめ」(訪問相談を始める前の手立て)(2018年12月)も前に掲載しているのでお知らせします。
「居場所に通う交通費を考える」は2月に3回に分けて書いたものをまとめるとともに追加と整理をしました。多くの方に一緒に考えていただき、実現可能なものに仕上げていただくようにお願いします。
「〔自由選択方式〕のすすめ」はいわば訪問活動をする企業秘密みたいなものですが、活用していただける方がいればむしろ嬉しく思います。
http://ur2.link/v3ZX