(40)『広く浅くへの繋がり』

6月 4th, 2008

 あまり人とは誰とも深入りはせず、適度な距離を保ちながら関わる事が、最も上手なつきあい方に思える。
 それは、なにも人間に限らずに、他の動物においても言える事であるかもしれない。
 主に、猫はそのような性質がある。
 自分の飼い猫などではなく、身近な周囲に生存をしているような野良猫や、よその飼い猫達は、どんなに慣れ親しんでいても、ずっとそばに居る事はない。
 ただ、その適度な親しみや慣れ合いが、場合によっては公平でもあり、一匹の愛犬などを愛情深く可愛がる事よりも、広く浅く色んな猫達との交流の輪が広がる事もある。
 幼い子どもの頃に、友達はたくさん作ったほうが良いと、親や学校の先生からも言われた覚えがある。
 人によって、それぞれの価値観の違いもあるが、自分に対して自信が持てない人間としての勝手な価値観にしか過ぎないが、ある一つの物事へのこだわりを持つよりも、広く浅く公平な視野で、又、人間だけではなく、小さな動物達に対しての分け隔てのない幅広い気持ちを持ち、公平に可愛がる姿勢が大切であるかのように思えてくる。

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