(119)『今でも僕は、あの頃のままに』

9月 1st, 2011

 久し振りに、過去に関わりが長くあった兄貴分の人間との再会があった。
 平成23年(2011年)の6月中旬期。
 彼は昔から、ギターを弾いては自ら作詞作曲をしていた、言わばフォークシンガーのような人であった。
 自分も過去に、十数年程前の頃には、彼と共に演奏会などで歌った事もある。
 その彼と、約3年振り程の再会であった。
 自分達が知り合った当初の頃より、互いに歳は老けてしまったものである。
 もう、あの頃のように若返る事は出来ない。
 残念無念さゆえに、若き熱い時代であった頃には。
 皆が、昔であった時のように成長をしないままではない。
 忘れかけていた事柄が、少しずつも甦りながらに再会へと近づいてくる。
 これから将来だけを考えるよりも、最も重要な物事があるような気がしてならない。
 前向きにならなくていい、ふざけながら、悩みながらに歌を歌おう。
 そうだよね、今や疎遠となってしまった人達。
 猛暑が続く日々の中、気分的に苦しくなってきても構わない。
 年々に、歳をとって行くのは怖く不安にはなる。
 けど、どうにもならない。現在での被災地復興のように、もう一度、全て始めから出直すべきかもしれない。
 今のようなままではいけない、そう思いつつも、先の新たな光も見えはしない。
 全く、どうにも気がおかしいようなままでいる。
 でも、それが自らにおいて、最もな人生でもあるように思えている。
 もう、結局しまいには笑ってしまうしかない。
 ワタシ馬鹿よねえ、お馬鹿さんよねえ、アハハハ!

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