(75)『生きる証とは。』

8月 2nd, 2009

 なぜ今、自分がこの場にいるのか。
 また、自分を見つけ出すために、どこかで心が叫んでいる。
 ふざけてばかりいても、自分を居直ってばかりはいても、もう逃げたくはない。
 まだ、これで何も終わった訳ではなく、まだ何も始まってはいない。
 「僕は今、生きている」
 いつでも安住の地に居座っているような、安定感だけではいられない。
 見るべき美しいものはしっかりと受け入れ、ふさわしくはないと思うものは一切受け入れず。
 まだまだ、人生を割り切ってしまうには早いような気がしている。
 ようやく今になってから、幼子から少しずつ青少年へと心境が変わり始めてきた今日に至る。
 いい歳をして成人を既に過ぎている自分として、遅すぎる成長であるかもしれないが、決して間違ってはいない。
 夢見る少年少女時代は、その個人が強くに願望を抱くかどうかによって、再び甦るものであるように思う。

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