(96)『現代風なものと、古い価値観。』

4月 3rd, 2010

 日頃での日常生活の中にて、自分ではそれ程に深く意識はしていないつもりでも、今現代における同年代程でも若い連中が話している用語を聞いていると、きちんとした言葉使いではなく軽い口調な言い方で何かを話していたりする場面を見聞きする事がある。
 例えば、「そうですか」を「そーすか」と言ったような軽率な言葉使いなど。
 あまり感じの良いものではないかもしれない。
 だからと言って、では何でも昔風に堅苦しく、きちんとした作法で言葉使いをする事も、またそれはそれで頂けないとも思えてくる。
 確かに、昔の年代と今現代とでは何処かは違って当然であるのだと、そう言い切ってしまえるだろう。
 何でも古いような価値観だけが、全て良い訳はなく思える。
 又、すぐに新しいものへと飛びつく事もしない。
 まだ来ない先の未来などは、今から期待をしても仕方がない。
 それと過ぎ去ってしまった過去などは、それはもう今ではない。
 いつの日にか、自分が生まれてからの生涯において、ずっと生きてきて良かったなと思う時が来るか来ないかとは、明らかではなくていい。
 どこかで題目とは話題の主旨が離れてきたかもしれないけれども、それも全く構わない。
 自らが人生、滑って、滑って、崖を滑り降りる橇に乗ったようにして滑っちまおう。
 どこまでも。
 どこまでも。

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