Archive for the ‘ひきコミ56号’ Category

4. 2008年1~3月の博物散策

写真展「紅茶農園の子どもたち」
 3月29日、世田谷美術館成城分館清川泰次記念ギャラリー内区民ギャラリー(世田谷区成城)にて、開催されたESAアジア教育支援の会写真展「紅茶農園の子どもたち」を見ました。インドのダージリンやバングラディッシュなどの紅茶農園で働く労働者たちには、貧困などのため教育を受ける機会もありません。
 この写真展では、そんな貧しい境遇にある子どもたちに焦点を当てています。写真からは、子どもたちのいきいきとした表情を見ることができました。ESAアジア教育支援の会では、現地に学校をつくるなど、独自の支援を進めています。

日本橋高島屋と東京国立博物館平成館
 3月30日には、日本橋高島屋8階ホールにて、「中山忠彦 永遠の女神展」を見ました。中山氏は日本芸術院会員の洋画家で、アンティークドレスをまとった女性を描くことで知られています。
 また、同日は、東京国立博物館平成館で、開催中の「国宝 薬師寺展」も見ました。国宝の日光菩薩像および月光菩薩像が展示されていることで知られますが、他にも、多数の仏像および仏画や寺宝が展示されていました。
 3月19日には川崎市の中原市民館で開催された『読書のまちかわさき 図書館講演会 赤坂憲雄講演会 「岡本太郎の見た日本」』に行きました。民俗学者として知られる赤坂氏の民俗学の視点から見た岡本太郎の話が印象的でした。

TVドラマと読書
 また、1月から3月まで、火曜日の9時から1時間放送されていたフジテレビの「ハチミツとクローバー」というドラマを興味深く見ていました。美術大学に通う5人の男女の恋愛や青春を描いたドラマで、漫画が原作です。
 また興味深いいくつかの著作を読みました。武者小路実昭著「メイド・イン・学習院」主婦の友社発行という著作です。初等科から大学院までの20年間を学習院ですごした著者が、自分の体験をもとに、学習院について、語った著作です。作家の武者小路実篤は、著者の大叔父にあたるそうです。
 また、小原國芳著「全人教育論」玉川大学出版部という文献も読みました。こんにちの成城学園の基礎を築き、玉川学園を創立した、日本を代表する教育者の一人で、全人教育を提唱した、著者の代表作ともいえる著作です。

群馬県新町と茨城県かすみがうら市
 JR高崎線新町駅近く(群馬県多野郡新町)には、国体のなぎなたの会場になったことを記念する碑があります。
 茨城県かすみがうら市志戸崎の歩崎観音(長禅寺)には、今村昌平監督の映画「米」の舞台になったことを記念する碑や豚を供養する豚霊碑、聖徳太子供養塔などの石仏があります。現在は、この寺は、真如苑という新興宗教が管理しています。周辺には、かすみがうら市郷土資料館や水族館もあり、観光スポットとなっています。

「みのもんた」生前墓
 神奈川県川崎市多摩区東生田の日蓮宗安立寺は、みのもんた氏の生前墓があることや、稲毛七福神のひとつである毘沙門天を祀ることで知られていますが、この寺に青面金剛を刻んだ康申塔の石仏と一緒に、猿の立像を刻んだ康申塔の石像がありました。猿の立像を刻んだ康申塔の石像は珍しいものでしたが、盗難にあってしまい、現存しません。
 東京都町田市下小山田町の小山田神社には2体に象が抱き合う歓喜天(聖天)の石像があります。以前は、境内にありましたが、現在は、社殿の中にあります。1月1日に公開されます。また、下小山田町の大泉寺は、中世の豪族、小山田一族の菩提寺として、栄えた寺院です。