Archive for the ‘ひきコミ68号’ Category

16. 高幡不動尊と国立市の周辺

高幡不動尊の創建と文化財
6月6日、東京都日野市の高幡不動尊に行きました。この寺は、真言宗智山派別格本山で、千葉県の成田山新勝寺、神奈川県の大山不動尊とともに、関東の三大不動のひとつにも挙げられている名刹です。
古文書によれば、創建は、大宝年間(701)以前ともいわれ、行基菩薩の開基によるといわれています。また、平安時代の初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願により、山中に不動堂を創建したのが、はじまりともいわれています。
のち、建武二年(1335)、8月4日夜の大風によって、山中の堂宇が倒壊したので、康永元年(1342)、現在の地に再建されたのが、現在の不動堂で、重要文化財に指定されています。仁王門も、室町時代に創建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
奥殿に祀られている丈六不動三尊像は、総重量1,100キロを超えており、平安時代につくられたもので、「火伏せの不動尊」とか「汗かき不動尊」と呼ばれ、これも国の重要文化財に指定されています。奥殿には、他にも重要な文化財が安置されており、入場料は300円です。
平安時代につくられた大日如来像もあります。日野市の文化財に指定されています。大日堂では、江戸時代に中村岳蓮によって描かれた「鳴り竜」の天井画が知られています。大日堂内には、土方歳三などの新撰組関係者の位牌も安置されています。歳三は、現在の日野市出身で、高幡不動尊も歳三の菩提寺として知られています。大日堂の入場料は200円です。

不動明王展
五重塔地階の千体地蔵堂では、「不動明王展」が京王帝都電鉄株式会社の主催により、6月1日より、6月30日まで、開催されていました。内容は、「不動明王について」、「不動明王の十九観について」、「多摩の不動明王像」など、不動明王に関する説明がパネルで紹介されています。

あじさい祭り
6月1日より、7月5日までは、高幡不動尊において、「あじさい祭り」が開催されています。境内および裏山の不動ヶ丘には170種約7500株のあじさいが植えられています。不動ヶ丘には、八十八ヵ所の弘法大師の石像も祀られています。境内には、新撰組記念碑、土方歳三の銅像などもあります。

ひの新撰組祭り
5月9日、10日には、高幡不動尊をメイン会場に、甲州街道日野宿を第二会場に「第12回ひの新撰組祭り」が開催されました。様々な催しがおこなわれ、3万人もの観客でにぎわいました。パレードや出店、「第12回ひの新撰組まつり隊士コンテスト」などがおこなわれました。会津、函館、長岡、綾瀬、流山、玉造、市谷柳町、滝野川など、新撰組ゆかりの地域から、パレード参加、出店などの協力があったとのことです。

子育てを考えるつどい
5月31日には、神奈川県川崎市高津区のKSPホールにて、開催された「子育てを考えるつどい」に参加しました。少子化担当大臣の小渕優子氏の基調講演のあと、小渕氏と自民党衆議院議員の山際大志郎氏などをパネリストに、パネルディスカッションが開催されていました。

「天地人 直江兼継とその時代」展
5月30日には赤坂のサントリー美術館にて、開催中のNHK大河ドラマ特別展「天地人 直江兼継とその時代」を見ました。5月30日より7月12日まで、開催されています。
兼継の画像や兼継の着用した甲冑など、兼継など戦国時代の武将のゆかりの品々や安土桃山時代の美術品が公開されています。
現在、公開中のNHK大河ドラマ「天地人」を見ている人も多いと思いますが、この展示も、この大河ドラマ「天地人」と連動するものです。

東京女子学生セミナー
私は、東京都国立市およびその周辺に、深い思い入れがあります。学生時代、国立市内の一橋大学およびJR中央線国立駅周辺のゆかりプラザ(国分寺市光町)という多目的施設などで、開催された「東京女子学生セミナー」という女性史や女性問題を学ぶ研究会に参加しました。国立市内の公民館にて、忘年会も開催され、ゲームなどをした経験もあります。
このサークルは、月に一回、女性史や女性問題に関するテーマを決めて、学習会をおこなっており、年に1回、大会をおこなっていました。全国版の大会である「全国女子学生セミナー」も開催されていました。

鉄道総合技術研究所
国立駅周辺にも、興味深い史跡があります。光町には、鉄道総合技術研究所や稲荷神社、光町の隣の西町には、観音寺や神明寺、弁天八幡宮などがあります。光町は以前、平兵衛新田と呼ばれていましたが、この鉄道総合技術研究所で、新幹線のひかり号の研究がおこなわれていたために、光町となったといわれています。
研究所では、毎年10月の第2土曜日に「平兵衛祭り」が開催され、施設が公開されたり、出店も数多く出ます。稲荷神社には狐の石像や不動明王の石像、観音寺には、宝寿観音石像、神明社には、弁財天石像や康申塔の石像、弁天八幡宮には、康申塔の石像があります。

「大学通り」の周辺
国立市内には、多摩地域の歴史資料や郷土資料を所蔵する、たましん地域・歴史資料館があります。また、JR中央線国立駅より、一橋大学を通って、国立市の南部へと続く「大学通り」は、サクラやイチョウの樹木も立ち並ぶ街路樹で知られていますが、この通りに隣接して建てられた高層マンションの建設をめぐって、裁判になったことでも知られています。
国立駅近くの北町ビルには、就職活動における女性差別に反対する運動を続けている「就職難に泣き寝入りしない女性学生の会」や全日本学生自治会総連合の本部があります。