Archive for the ‘ひきコミ83号’ Category

31. 伊勢原市日向渓谷周辺

8月28日、神奈川県伊勢原市日向の日向渓谷周辺の史跡を訪ねました。小田急線伊勢原駅よりバスで「日向薬師」のバス停まで行きます。すぐ近くに、伊勢原マス釣り場があり、そこの食堂イマスロッヂで、ラーメンを食べました。このあたりは、山にかこまれ、ハイキングコースとして知られるところです。

天台宗浄発願寺

少し歩くと、天台宗の浄発願寺という寺があります。この寺は、弾誓上人という僧侶により慶長13年(1608年)に創建されました。この寺は、「罪人の駆け込み寺」として知られており、殺人や放火などの凶悪犯以外の罪人はここに駆け込めば、許されたそうです。

この寺の「浄発願寺縁起絵巻」および「六字名号雨乞軸」は、伊勢原市の指定重要文化財になっています。現在、本堂内は開放されて、自由に見学できるようになっており、数多くの多彩な仏像があります。境内には「恋地蔵」像、「戦い地蔵」像や三重塔、日向霊園があります。

大友皇子の墓

ここより山の中の道を歩くと、日向渓谷キャンプ村(日向山荘)があります。子どもの頃、ここにキャンプに来たことがあり、思い出に残るところです。  この奥には、大友皇子の墓があります。壬申の乱で敗れた大友皇子が、日向の山中に隠れ住み、没後葬られたという伝説を残しています。

なおも、山のほうを西に進むと、曹洞宗の石雲寺があります。雨乞いの寺として、信仰を集めました。大友皇子の菩提を弔うために、華厳法師という僧侶によって、養老2年(718年)に創設した雨降院が石雲寺の前身をいわれています。現在、石雲寺には地蔵菩薩像などの石仏、「魚鳥類供養塔」などの石碑があります。

日向渓谷山小屋キャンプ村

さらに山の中の道を進むと、日向渓谷山小屋キャンプ村があり、川沿いの場所でバーベキューをしているグループ連れや家族連れの姿も見られました。

なおも日向川沿いを進むと、ケアハウス山小屋があります。ここは、温泉などの共同入浴場、喫茶室、レストランなどが一緒になった施設で、ここでコーラを飲みながら、従業員に道を聞きました。

浄発願寺奥の院

ここより、山奥に入ると、浄発願寺奥の院があります。ここは、昭和13年(1938年)に台風による山津波で建物が流されるまで、浄発願寺があった場所です。入り口から境内のあとまで、様々な石碑、石仏、石塔などがあり、山をバックにした情景は神秘的です。本堂跡や庫裏跡には説明板もあります。

境内跡より山を登った岩屋の内部にも真っ暗な中に石仏が立ち並び、人里離れた霊場という感じがします。周辺には、日向ふれあい学習センターやふれあいの森キャンプ場もあります。有名な大山へのハイキングコースもあります。