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39. 曹洞宗大本山総持寺の特別展

 4月24日、神奈川県立歴史博物館(横浜市中区南仲通)にて、開催中の「曹洞宗大本山総持名宝100選」(4月16日より5月22日まで開催)という特別展を見ました。
 総持寺は、鎌倉時代に開かれ、曹洞宗の大本山であり、曹洞宗の寺としては、永平寺に次いで、二番目に格式のある寺院です。
 元は、石川県輪島市門前町にありましたが、明治44年に横浜市の鶴見に移転されました。もとの場所にも、総持寺祖院として、信仰を集めています。

展示内容
 今年は、総持寺が鶴見の地に移転してから、百年となり、それを記念して、この展覧会が企画されました。
 具体的な展覧会の内容としては、前田利家像、前田利家夫人(まつ)像、棟方志功作の釈迦十大弟子作図屏風、愛染明王坐像、蔵王権現立像などの貴重な仏像および仏画、肖像画などの総持寺の寺宝を数多く展示しています。
 また、総持寺祖院および大船観音寺(総持寺とゆかりのある寺院)から秘仏とされる観音菩薩像の展示がおこなわれたのも注目されるところです。
 総持寺とゆかりの深い、前田利家および夫人のまつのゆかりの品が展示されているのも注目されるところです。

堂本印象美術館
 また、同博物館では、京都府立堂本印象美術館(京都市北区平野上柳町)にて、開催された「人を描く -情景から造形へ-」(昨年の12月3日より今年の5月29日まで開催)のチラシもありました。堂本印象という画家の書いた人物画を展示しています。
 また、今年には、総持寺の宝物殿でも、総持寺の寺宝を展示した展覧会が開催されるとのことです。

藤城スタジオ
 4月29日には、藤城スタジオ(目黒区南)にて開催の「藤城清治 目黒・自宅スタジオ展」と見ました。閑静な高級住宅地のいっかくにあります。影絵で知られる藤城清治が約20年ぶりに自宅スタジオを開放して、初期モノクロ作品より最新作まで、影絵の代表作60点を展示したものです。
 大田光の小説「マボロシの鳥」を絵本化した作品の原画40点も展示されています。来場者にカルピスも配られていました。近くの道端には、観音像の石仏もありました。近くには、古い古民家を残している宮野古民家園もあり、園内には、屋敷森もあり、武蔵野の面影を残しています。
 藤城清治の自宅スタジオ展は、4月17より5月29日までの開催です。

手塚治虫のブッダ展
 5月8日には、東京国立博物館の本館特別5室にて、開催中の特別展「手塚治虫のブッダ展」と見ました。4月26日より6月26日まで開催されています。シャカの一生を手塚治虫が描いた漫画「ブッダ」を映画化した「手塚治虫のブッダ」が5月28日より全国で開催されるのにちなんで、開催された展示会です。
 シャカの一生を漫画や仏像などの展示を通して、紹介しています。注目すべき展示品は、東京調布市の深大寺所蔵の「伝釈迦仏倚像」です。