33. 10月川崎市麻生区、多摩区の民俗の行事

しんゆり映画祭

10月9日より、10月17日まで、川崎市麻生区のワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘および川崎市アートセンターアルテリオ映画館&小劇場において、第16回KAWASAKIしんゆり映画祭が開催され、数多くの映画が上映されました。

9日には、前述のワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘において、プレミア上映として、緒方篤監督の映画「脇役物語」が上映されました。

日活で、ロマンポルノの巨匠、神代辰巳監督と仕事をした脚本家として有名な白鳥あかね氏(2004年文化庁映画功労賞受賞)が共同脚本をつとめています。この映画は2010年の製作です。ストーリーは、万年脇役俳優でさえない中年男のヒロシが、新進女優のアヤと出会い、恋の予感を感じ、映画主演の話もころがりこみ、このチャンスをものにできるかという、興味深いストーリーです。主演のヒロシ役は、益岡徹で、アヤ役は永作博美、ヒロシの父親役で津川雅彦が出演しています。他にも松坂慶子や柄本明も出演しています。当日は、上映終了後に、緒方監督、白鳥氏、製作のニアリ・エリック氏、プロデューサーの宮川恵里子氏によるトークショーもおこなわれました。

10月10日、11日には映画祭の関連イベントとして、アートセンターの3階にて、映画のパンフレットや映画関連の古本を売るシネマ古本市が開催され、私は10日に民俗学者折口信夫原作の人形劇の映画「死者の書」のパンフレットおよび、綾瀬はるか主演で話題を呼んだ映画「おっぱいバレー」を小説化した本(水野宗徳著、泰文堂発行、企画・編集リンダパブリッシャーズ)を購入しました。

善立寺の「御会式」

10月15日には、川崎市麻生区登戸の善立寺(日蓮宗)にて、日蓮聖人のご命日をお祭りする「御会式」が開催され、見に行きました。マトイや大きな灯篭を持った人たちや団扇太鼓をたたく人たちが町をねりあるきます。川崎市高津区溝口の宗隆寺や世田谷区大蔵の妙法寺からも灯篭やマトイを持った人たちが参加していました。灯篭には、五重塔のかたちをしたものや日蓮聖人の顔を大きく描いたものもあります。「御会式」には日蓮宗の大きなお寺で開催されますが、東京周辺では杉並区堀ノ内の妙法寺、豊島区雑司が谷の鬼子母神、大田区池上の本門寺などが有名です。また立正佼成会でも「御会式」をやっています。

夏蒐山修廣寺の「寅薬師」

10月30日より、11月1日にかけて、川崎市麻生区片平の夏蒐山修廣寺(曹洞宗)において、12年に一回、寅年にご開帳される「寅薬師」と呼ばれる薬師如来像がご開帳されました。この薬師如来像は行基の作と伝えられています。

本堂内には、薬師如来像のほかに十二神将像などがあります。このご開帳にあわせて、かねてより建立が続いていた「位牌堂兼修寮(檀家の位牌を祀るお堂)の落成記念法要もおこなわれました。境内では虎が描かれた絵馬や、薬師如来像の描かれた御札なども売られていました。

イベントとしては、30日に琉球舞踏、島唄コンサート、奉納寅舞、31日には位牌堂兼衆寮落慶法要、寅薬師ご開帳法要、11月1日に風のコーラス、夏蒐太鼓演奏などがおこなわれました。30日の寅舞では、地域の有志により、10数年をかけてつくられた寅の像が境内を駆け抜けたということです。30日には台風が近づいて、悪天候でしたが、たくさんの人が見えたようです。

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