本の出展と販売―コミティア参加の報告と今後(2)

03.02.14 / あゆみ書店の本, コミティア / Author:

15作品を持っていきました。そのうち7作品15冊が売れました。合計売上額6510円です。価格末尾に5円がつくものがあり(税の計算上)、釣り銭不足のため切捨価格が出たので入金は6495円です。著者に支払うものが約2000円ありますから、参加費(5800円)と交通費などを計算すると収支は赤字です。
出展スペースは、長机の半分ですから作品を並べられるのは7、8点です。15点全部を机の上に置きますが、重ねておいた下になった本は見えません。ときどき上下の作品を入れ替えます。
出展サークル3000以上ですから一般参加者が通りがかりに本の内容を見るのは特別の場合です。その点『ひきこもり国語辞典』と『中年ひきこもり』は注目されやすかったです。本のタイトルから内容が想定できる強さがあり、膨大な作品に埋没しなかったと思います。このタイトルを見てスペースに近づき、本の内容をめくってみる、他の本にも手を出してみることが多くありました。
スペースは「文芸めぐり」というコーナーのなかにあり(それほど厳密なコーナー分けはできませんが)、多くの本のタイトルは何となく似た雰囲気になるなかで、これはそれらに溶け込まなかったのです。
売れた7点は、
『TEARS~小さなカケラ』、525円、makiko、絵(部分カラー)と詩文集
『狂詩曲』、315円、中崎シホ、詩集
『少女まんがに描かれた母親像』、315円、井下真由美、卒業論文
『世間は虚仮なのよ』、525円、お惚け者、エッセイ集
『中年ひきこもり』、420円、二条淳也、エッセイ集
『ひきこもり国語辞典』、420円、不登校情報センター・編、辞書

(まつだたけみ)

Comments: 0

Leave a Reply

« | »