東京教研「人権と教育」分科会

 東京教研「人権と教育」分科会            主催第67次東京教研実行委員会

〈テーマ〉多文化共生社会を目指し、地域での共生、基礎教育の保障、子どもの権利条約を考える

社会が様々な課題を抱える中、障がい者を含む子どもや若者への多様な支援や交流、多文化

共生社会をめぐる問題について幅広く交流・意見交換をしたいと思います。ぜひご参加ください。

【日時】2017年11月26日(日)10時~16時30分 (9時45分受付開始)

【会場】江東区立第四砂町小学校(江東区南砂2丁目13−18)

                東京メトロ東西線「東陽町駅」4番出口より徒歩10分

地図 https://loco.yahoo.co.jp/place/g-WCotOopodx-/map/ 

【内容】〈レポートと討論〉

■午前の部(10時~12時)

① 関本保孝さん(元夜間中学教員・基礎教育保障学会)テーマ「公立夜間中学校開設の動向と今後の課題」

  ~2016年12月に「義務教育機会確保法」が成立し、文部科学省も「最低各都道府県に1校の夜間中学開設」

   を掲げ、全国的で夜間中学開設の動きもあります。夜間中学での経験から今後の課題を提起します。~

② 野川義秋さん(埼玉に夜間中学を作る会)

   テーマ「埼玉における夜間中学設立運動と、2019年4月に川口市に誕生する夜間中学開校の現段階」

 ~埼玉では1985年以来、自主夜間中学を開校しながら夜間中学設立運動を行ってきました。この間、川口市長も

  「2019年度夜間中学開設」を言明し、いよいよ開校に向けた具体的プログラムが明らかになってきました。

  これまでの運動の取組と公立夜間中学開設の具体的課題をお話します。~

■午後の部(13時~16時30分)

 ③阿部治子さん(「むすびめの会(図書館と多様な文化・言語的背景をもつ人々をむすぶ会)」)

  テーマ「公共図書館における多文化サービスとは」

   ~多国籍タウンのライブラリアンとしての取組みを通じて、行政の多文化共生施策を考えます~                                              

④吉田有希さん((株)セリーヌ勤務)  テーマ「生まれてから困難を乗り越えた人生」

  ~生後、引付けを起こし、3歳まで話せなかった私は、6年の時インフルエンザの後遺症で車椅子生活へ。小学校

   4年から中学校の引き籠りを経て、高校の養護学校を卒業後、作業所に通い、親のことで苦しめられ自分の道を

   模索しながら独学でパソコン技術を身に付け今年10月から正社員に~

 ⑤浦野敬子さん(「難病のこども支援全国ネットワーク」ピアサポーター」)テーマ「病気の子どもと共に歩んで」

  ~東京都立小児総合医療センターで難病の子どもを持つ親のピアサポーターをしています。難病の子どもを育てる

   時に感じたこと、その経験を生かして若いご両親のお話を傾聴し感じていることをお話しします。~

 【全体討論】 

【参加費】 無料です。教職員、ボランティア、研究者、一般市民、外国人など、どなたでも参加できます。

【連絡先】 世話人 関本保孝(えんぴつの会・ピナット)℡090-1857-5667 中川恵理(大田区・糀谷中夜)

共同研究者 斎藤里美(東洋大学) 江口千春(子どもの権利条約をすすめる八王子の会)
矢崎満夫(静岡大学) 中山眞理子(亜細亜大学/NPO法人多文化子ども自立センター)