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こどもソーシャルワークセンター

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NPO こどもソーシャルワークセンター

所在地 滋賀県大津市
TEL
FAX

貧困・虐待・不登校の子どもを地域で支えるNPO
「JAMMIN×こどもソーシャルワークセンター」10/28~11/3の1週間限定販売のチャリティーTシャツ(税込3500円、700円のチャリティー込)。
Tシャツのカラーは全11色、チャリティーアイテムはその他バッグやパーカー、スウェットも
虐待の末に幼い子どもが命を落としてしまうというかなしいニュースが後を絶ちません。
「専門家が遠くから見守っているだけでは、つらい状況の中心にいる子どもたちに支援を届けられない。
子どもを直接支援できる場が必要」と地域で子どもを支援するNPOが滋賀県大津市にあります。
活動について、話を聞きました。(JAMMIN=山本 めぐみ)
「こどもソーシャルワークセンター」に通う高校生の女の子。
絵を描くのが得意な彼女にタブレットを用意すると、虐待を受けて育った中で抱えてきた自分の思いをより自由に表現するようになった
子どもたちの夜の居場所「トワイライトステイ」
チャリティー専門ファッションブランド「JAMMIN」(京都)は、「こどもソーシャルワークセンター」と1週間限定でキャンペーンを実施し、オリジナルのチャリティーアイテムを販売します。
「JAMMIN×こどもソーシャルワークセンター」コラボアイテムを買うごとに700円がチャリティーされ、生きづらさを抱えた子どもたち一人ひとりの人生を彩る「スペシャルな経験」のための資金になります。
滋賀県大津市を拠点に活動するNPO法人「こどもソーシャルワークセンター」を訪れたのは、まだ暑さの残る9月上旬。
取材日はちょうど、週に二日開催している子どもたちの夜の居場所「トワイライトステイ」の日でした。
「トワイライトステイ」は、学校が終わってホッとできる時間であるはずの放課後から夜の間、保護者の病気や障がい、夜間就労などさまざまな背景から寂しさを感じている子どもたちを対象に、少人数(子ども2~3人、大人のスタッフはそれ以上であわせて5、6人の人数)で共に夜の時間を過ごすプログラムです。
この日の利用者は中学生の男女の二人。
「よかったら、お迎えに一緒に行きませんか」と代表の幸重忠孝(ゆきしげ・ただたか)さん(46)に誘っていただき、車に乗って15分ほどの利用者の男の子の自宅まで同行させていただきました。
「こどもソーシャルワークセンター」代表の幸重忠孝さん
小学生のころからセンターを利用しているという彼は、センターに来た当初は身なりが気になり、日によってはにおいが気になったり、ストレスからか髪の毛を抜いたり爪を噛んだりする癖があって、学校には行っても教室に入れないこともよくあったそうです。
センターに通うようになってストレスは少しずつ減ってきたものの、中学に進学した後は次第に学校にも通わなくなってしまったということでした。
「子どもにとって学校に通うモチベーションは『勉強がわかる』か『友達がいる』の二つだと思います。
だけど、しんどい家庭の子どもたちにはそのどちらも難しいというのが現実」と幸重さん。
「勉強に限らず、家庭で何かに落ち着いて取り組めるような環境がなかったり、様々な事情で身なりを整えることができず、季節を問わずいつも同じような服を着ていたりすると、やはり友達からも浮いてしまいがちです。
特に勉強に関しては、一旦つまずいてしまうとどんどん置いてきぼりになって、授業中もちんぷんかんぷんになってしまう。
次第に『学校に行く理由』が本人の中で見当たらなくなってしまうんですね」
幸重さんは家のベルを鳴らして男の子を迎えると、車に乗ってセンターに戻るまでの間、様子を見ながら彼に話しかけます。
「送り迎えは、唯一それぞれの子どもと二人になれる場所。自分にとっても貴重な時間なので、大切にしています」
「誰からも否定されない居場所」
来た道を戻り、センターへと戻ってきました。
もう一人、この日の利用者の中学生の女の子がボランティアの女性と一緒に台所で晩御飯をつくるようです。
餃子の皮を使ったミニピザが本日の献立。年の近い女性と楽しそうに話しながら準備をスタート。
幸重さんも様子をのぞいてはワイワイと楽しそうです。
お迎えに同行させてもらった男の子は、以前「トワイライトステイ」に通っていた若者たちがゲームをしている冷房が効いた部屋に入り、ビーズクッションで突っ伏してずっと寝ていました。
「トワイライトステイ」にて。
楽しそうにキッチンに立つ女の子。複雑な家庭背景から着るものがなく、過去には洋服の寄付を周囲に呼びかけたことも
「ここに来て何か『絶対これをしないといけない』ということはないんです。
来てから帰るまでゆっくり寝てもいいし、話してもいいし、ゲームしたり好きなように過ごしてくれたらいい。
ずっと寝ていると来ている意味がないと思われがちですが、家庭ではゆっくり寝ることができないからここで安心して寝ている可能性もあります。
ひとときであっても、ここは誰からも否定されない、受け入れられていると感じられる居場所です」
「トワイライトステイ」では、夕食を済ませた後、近所の銭湯で一緒に汗を流し、心身ともにリラックスしてから21時に子どもたちを自宅まで送り届けます。
自宅のような、ゆったりした時間が流れていて、「幸重さんのお宅に遊びに来た」ように感じるほどの家庭的な空間が印象的でした。
就労支援「ジョブキャッチ」の様子。
「こちらは若者たちが黙々と取り組んでいるのが、寄付者にお渡しするギフトの羊毛フェルトでつくるストラップづくり。
講演会に持って行くとあっという間になくなる人気ギフトです」(幸重さん)
「地域」で子どもたちを直接支援したい
「こどもソーシャルワークセンター」では「トワイライトステイ」だけでなく、不登校の子どもが日中を過ごす居場所や、学校卒業後、就労までの準備支援を行う中間就労、週一で開催している地域の人たちも気軽に参加できる子ども食堂など、子どもたち一人ひとりの状況にあわせて様々なサービスを提供しています。
「ネグレクト(育児放棄)と聞くと、親がわるいとか子どもを放ってひどいという批判になりがちです。
しかし保護者の方も同じような環境の中で育っていたり、自身に病気を抱えていたり、ひとり親で仕事に追われていたりと様々な背景があります」と幸重さんは指摘します。
「昔は、学校や家庭がしんどかったりする子どもに『うちでご飯食べて行きぃな』『親が帰ってくるまでうちで待っとき』みたいなことが、ごく自然に地域にありました。
それが今は無くなってしまった。無いなら、意図的に作っていくしかありません」
児童養護施設での体験
大学で福祉を学び、児童養護施設の職員として働いていた幸重さん。
虐待や貧困のために家庭で暮らすことができない3~18歳の子どもたちが保護されて集団で暮らす施設で働きながら、悶々とした思いを抱えていたといいます。
「子どもの日々の食事とか学校で要るものとか、生活に必要なものはちゃんと施設で用意されます。
生活を送ることはできるのですが、果たしてそれだけで子どもたちは本当に幸せなのか。
職員として学校から帰宅した子どもたちと十分に関わりたい、いろんなことを体験させてあげたいという思いはあっても、特に夜になると10人ぐらいの子どもを一人で見なければならず、一人ひとりとゆっくり関わる時間を持つことができませんでした」
「子どもたちは構ってほしくて喧嘩を始めたり窓を割ったりして職員の気を引こうとします。
対応に追われているうちに、また子どもとゆっくり関われないまま1日が終わる。
そんなことが続いていました」
「職員も手一杯で、十分な愛情を注ぐことができない。保護されて施設で暮らすことが子どもの幸せかというと、必ずしもそうとはいえないのではないか。
かといって、地域の方たちに『ぜひ施設に来て、子どもたちと関わってください』とお願いできるかというと、個人情報の問題などがあるのでそれも難しい。
ジレンマを抱えていました」
夏休み、スペシャルプログラムとして、小学生はキャンプ、中学生は個別に旅行へ出かけたそう。
「特別な体験のことは何年たっても忘れずに、つらいことがあっても生きる糧になります」(幸重さん)
自身の幼少期の体験から、地域に「自分で居られる場所」があることの大切さを痛感していた幸重さん。
「支援する・されるという壁を乗り越えて、ここにいたら安心するとか、自分を肯定できるとか、そういう場が近く(地域)にあれば、僕もそうだったように、本人たちのしんどさも少し変わってくるのではないかと思います」
「学校も行政も、担任の先生は変わるし、担当者も変わる。
でも、地域の人たちはそんなに大きくは変わらない。
また、どんなに困難な背景を抱えていても、子どもは皆それぞれ得意なことを持っているので、その得意なことで地域の人たちと関わっていってくれたらと思っています」
専門性を乗り越えて
幸重さんは児童養護施設の職員を経て大学で教員として福祉を教えた後、現在はスクールワーカーとして働きながらNPOを運営しています。
「僕はずっとこの子ども家庭福祉の世界で生きてきましたが、専門家の自分が言うのも何ですが、子どもと関わる時には、専門性を乗り越えて『不器用に関わる』方が良いのではないかと思っています」と幸重さん。
「専門的に関われば関わるほど、子ども自身ではなく家庭や学校課題、本人の発達特性にばかり目がいきます。
子どもたち自身はまわりの大人に課題を見て欲しいのではなく、自分を見て欲しいはずだからです」
「子どもたちが自分なりに一生懸命やれることを安心できる大人たちが直接見守って、それでもどうにもできないような部分や瞬間に介入する時こそ、専門家であるソーシャルワーカーとしての出番だと思っています」
「その子がその子らしく、自分の力を発揮しながら生きていけるよう最善のサポートを受けられるようにすることが、国の制度や法律的な部分も熟知した専門家として僕の役割。
できないことやできていないことを『できない』とあきらめるのではなく、調整し新たな活動をつくりそれを社会に広げることで、子どもたちが力を発揮できるようにしていきたい」
〔2019年10/28(月) オルタナ〕

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