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LGBTの里親

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LGBTの里親

LGBT里親 県は慎重「普通の家庭」が優先/群馬
虐待などで親元で育てられない子どもの「養育里親」として、大阪市が男性カップルを認定したことが先月、明らかになった。
性的少数者(LGBTなど)が里親になるのは全国初とみられ、塩崎恭久厚生労働相は「健康で経済的に安定した家庭でしっかりまっすぐ育つのが大事で、どういうカップルだろうとそれが達成できればありがたい」と好意的に受け止め、県内の里親からも歓迎の声が上がる。
しかし、県は「父親と母親が協力して子育てする家族形態が『標準』になりやすく、優先される」と、“LGBT里親”には慎重だ。
県内に歓迎、前向きの声
「女性カップルの里親がいてくれたら、自分のような子どもが安心して暮らせる場所ができるのではないか」
幼少時から18歳まで県内の児童養護施設で過ごした女性は、LGBT里親に期待を寄せる。
施設にいた時、男子児童から性的暴行を受けたことがある。
男性への恐怖心は今も消えない。
「愛し合って一緒に暮らしている2人が愛情を持って子どもに接してくれるなら、性別は関係ない」と強調する。
群馬県里親の会の上原正男会長(68)は「子どもにとって何ら問題はないと思う」と受け止める。
「重要なのは、委託された子どもを健全に養育する能力や資質があるかどうか。男性1人でも里親になれるのだから、男性2人の組み合わせを排除する理由はない」
里親歴20年以上の本井栄子さん(61)=高崎市=も前向きに捉える。
本井さんによると、里親に委託された子どもが、体の性と心の性が一致しないトランスジェンダーなどの性的少数者というケースも珍しくない。
「その子が将来『自分も里親になりたい』と思った時に、『LGBTは里親になれない』としたらどう思うか。LGBTというだけで権利を奪われていいのか」と強調する。
自身の養育経験からも「家庭内で父親、母親というのは一つの役割。男女の夫婦だからできて、同性カップルだからできないわけではない。現実の家庭はもっと多様性がある」と話している。
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県内では、同性カップルが里親に認定されたケースはまだない。
法的には、審査と研修をへて里親になれるため、県のある担当者は「人物本位で認定を決めるので可能性はある」と話す。
一方、別の担当者は「里親が同性カップルの場合、里親委託に必要な『実親の同意』を得にくいのではないか」と慎重な見方を示す。
施設には、複雑な家庭環境で生まれた子どもも少なくない。
ある児童福祉関係者は「里親との生活を通して、いわゆる『普通の家庭』を子どもに知ってもらいたい」と話す。
「普通の家庭」とは何か--。県の担当者によると、「普通の家庭」の目安として、里親を希望する事実婚夫婦に対し、法律婚を勧めることもあるという。
こうした傾向は群馬県だけではない。
毎日新聞が69自治体(47都道府県、20政令市、2中核市)を調べたところ、2割が「同性であることが認定の審査に影響する可能性がある」と回答した。
東京都は同性カップルを実質的に里親に認定しない基準を設けていた。
都はその理由について「民法で結婚が認められないなど、まだ社会制度の整備が進んでいない」などとしている。
広がり阻む誤解と偏見
群馬県をはじめ自治体が“LGBT里親”に消極的なことは、里親制度への誤解と、性的少数者に対する偏見が根強いことを示している。
制度上、里親は夫婦である必要はない。
条件は、養育への熱意と理解、子どもへの豊かな愛情がある▽困窮していない▽児童買春・児童ポルノ禁止法で処罰を受けていない--ことなどだ。
親の戸籍に入る特別養子縁組と異なり、独身者でもなれるし、性別は問われない。
現実に、子育て中の性的少数者は既に存在する。
異性の前パートナーとの間にできた子どもを同性の現パートナーと一緒に育てていたり、同性カップルが海外で養子縁組したりしている。
しかし、大阪市の事例に対し、インターネット上などで「同性カップルの里親に育てられる子どもがかわいそう」などの否定的な意見がみられたと聞く。
性的少数者が里親になることを目指す一般社団法人「レインボーフォスターケア」の藤めぐみ代表は「『かわいそう』という見方自体が偏見だ」と指摘する。
大阪市でLGBT里親が生まれた背景には、藤代表が大阪市に要望し、LGBT政策に熱心な大阪市淀川区が区の情報誌で「里親として適任者であれば、差別や偏見でもってLGBT当事者を排除することは絶対にない」と明記したことが大きい。
同性カップルの中には、里親になりたくても「断られるだろう」と最初からあきらめている人たちも少なくない。
藤代表は「子どもにとって大切なのは、安心して過ごせる場所と、愛情を持って養育してくれる大人。LGBTの里親が増えれば、子どもの福祉にもつながる」と強調する。
〔◆平成29(2017)年5月17日 毎日新聞 地方版〕

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