カスタム検索(不登校情報センターの全サイト内から検索)

 
Clip to Evernote  Twitterボタン  AtomFeed  このエントリーをはてなブックマークに追加  


カテゴリ:周辺ニュース

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(1人の利用者による、間の7版が非表示)
20行: 20行:
 
</table>
 
</table>
  
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 
ページ名[[川崎殺傷・自殺事件]]、神奈川県川崎市 (8050問題、事件事故) <br>
 
'''川崎殺傷事件と元官僚の父親の、ひきこもりに関するふたつの事件'''<br>
 
「引きこもり」の子が関わる事件で、親の責任はどこまで問えるか<br>
 
引きこもりの子が関わる事件の多くは、「8050問題」がベースにある。<br>
 
親の責任はどこまで問えるのだろうか(写真はイメージです) Photo:PIXTA <br>
 
'''●2つの「引きこもり」関連事件 当事者である息子たちの声は'''<br>
 
5月28日、神奈川県川崎市で51歳の男が私立小学校に通学中の小学生らを包丁で死傷し、自らも首を刺して死んだ。<br>
 
男は、高齢のおじ・おばと同居していた。<br>
 
4日後の6月1日、東京都練馬区で、76歳の父親が44歳の息子を刺殺した。<br>
 
2つの事件の共通項は、「高齢の両親(または血縁者)と、引きこもり状態の息子」という組み合わせと、息子たちの「良好」とは言えそうにもない精神状態だ。<br>
 
川崎市の事件では、容疑者の男に対する「死ぬなら1人で死ね」という非難が、ネット空間に沸き上がった。<br>
 
4日後の練馬区の事件は、暴力を伴う引きこもり状態にあった息子が同様の事件を起こす可能性を懸念した、父親によるものだった。<br>
 
ネット空間には、父親に対する同情論と共感が沸き上がった。<br>
 
2つの事件の背景に、引きこもりの「8050問題」があることは、確かではないかと思われる。<br>
 
引きこもったまま中年期に達した子と、高齢化する親の関係の中で、こじれや煮詰まりが年々積み重なっていくことは、大いに考えられる。<br>
 
親が高齢期を迎えれば、介護も必要になる。<br>
 
そして親亡き後、親の年金や資産を前提に成り立っていた子の生活は、基盤を失うことになる。<br>
 
しかしながら、報道や「ネット世論」を見ていて私が気になるのは、引きこもり当事者の声が聞こえてこないことと、親に対する責任論の2点だ。<br>
 
2つの事件の息子たちと同年代の引きこもり中年は、少なくとも数万人以上、日本社会のどこかで生きている。<br>
 
引きこもりが原因なのか結果なのかはともかく、「良好」とは言えない精神状態にあることも多いだろう。<br>
 
しかし、ほとんど全員は事件の加害者とならずに毎日を送り、少しずつ老いている。<br>
 
危険な衝動や願望を抱く瞬間があっても、現実化しない成り行きを繰り返す“秘訣”は、当事者でないと語れないはずだ。<br>
 
そこで私は、引きこもり経験を持つライターで格闘家の遠藤一さん(39歳)に尋ねてみた。<br>
 
すると開口一番、意外な回答が返ってきた。<br>
 
「もう『引きこもり』ってのは、過去の言葉なんですよ。当事者は使っていません」<br>
 
'''●「引きこもり」は過去の言葉 当事者が求めている自認とは'''<br>
 
1979年生まれの遠藤さんは、いわゆるエリート会社員の父と専業主婦の母のもとで育ち、首都圏で進学校として知られる高校に進学した。<br>
 
高校には強い違和感を覚えていたが、不登校にはならず「単位ギリギリで卒業」したという。<br>
 
大学には進学しなかった。<br>
 
高校卒業後の遠藤さんは、平日の日中は引きこもり、土曜日と日曜日はカメラマンのアルバイトをしていたという。<br>
 
しかし、遠藤さんが閉塞感からリストカットなどの自傷を繰り返していると、「家の中の雰囲気が悪くなってきた」(遠藤さん)。<br>
 
そこで実家を出て1人暮らしを始めた遠藤さんは、アパートでも引きこもった。<br>
 
1人暮らしを始めるにあたっては、自活するつもりだったが、両親は生活費の仕送りをしてくれたという。<br>
 
もっとも、遠藤さんが高校を卒業してから1人暮らしを始めた1998年から2000年ごろの時期、「引きこもり」という用語は社会でほとんど認知されていなかった。<br>
 
遠藤さんの記憶では、2001年以後、精神科医の斎藤環氏らによる一般市民向けの著述活動から、認知が爆発的に進行したようだ。<br>
 
「日中は外に出ず、夜になると何か食べるために外に出てイベントに参加したりしていたわけですけど、そういう自分の状態を言い表す『引きこもり』という言葉は、まだ出現していませんでした」(遠藤さん)<br>
 
遠藤さんの生活を変えたものの1つは、一般社会からハミ出してしまう人々をテーマとしたイベントでの出会いだった。<br>
 
「参加するイベントには、自分と何らかの共通項のある人が参加しています。<br>
 
そこで、『親と価値観が違う』『生きづらい』といった共通項を認識していったんです」(遠藤さん)<br>
 
そして21歳で、フルコンタクト空手を始めた遠藤さんは、心身ともに変わっていった。25歳のときには、自活できるようになっていた。<br>
 
現在、現役の格闘家でもある遠藤さんは、国内外の数多くの大会で、優勝や入賞などの成果を挙げてきている。<br>
 
執筆活動と空手だけではなく、いわゆる「引きこもり支援」と呼べなくはない活動も行っている。<br>
 
「でも、対策や問題解決はできないと思っています。だから、しません」(遠藤さん)<br>
 
あくまでも、注目するのは「その人」。支援するのではなく、その人をエンパワメントする。<br>
 
その人が「したい」と思えることをできるようになる歩みに、伴走する。<br>
 
遠藤さんによれば、当事者たちは2012年頃から、「引きこもり」という用語を使わなくなってきたという。<br>
 
2015年頃になると、自己認識の用語としてはほぼ使われなくなったそうだ。<br>
 
では現在、当事者たちはどのような用語で自己認識しているのだろうか。<br>
 
「自分の症状名の組み合わせです。『広汎性発達障害で、うつ病もあって、HSP(通常より刺激に鋭敏な特性)』というふうに」(遠藤さん)<br>
 
現在、「引きこもり」という用語を用いているのは、当事者家族や当事者の周辺の支援者たち。<br>
 
小規模ながら歴史を積み重ねてきた専門メディアにも、媒体名に「引きこもり」「ヒキ」といった用語が残っている。<br>
 
しかし、当事者にとっては「過去の言葉」(遠藤さん)ということだ。<br>
 
'''●引きこもりという用語は 多くの人にとって「安心」となった'''<br>
 
そう言われて、私は2003年頃の出来事を思い出す。<br>
 
引きこもり状態の息子について「近隣や親類から白眼視されている」と悩んでいた母親に対して、私の目の前で、ある著名精神科医が「子どもは引きこもってます」と開示するようにアドバイスした。<br>
 
そして、「今は『引きこもり』という言葉があるから、それで『ああ、引きこもりね』とわかってもらえる」と続けたのだった。<br>
 
「引きこもり」という用語が、ざっくりとした理解のシンボルとして、安心のレッテルとして、数多くの人々を救ってきたことは認めてよいだろう。<br>
 
しかし、自分の人生を生きる当事者たちは、簡単な理解や安心にとどまっていられない。<br>
 
'''●「親には何の責任もない」 改めて確認したい民法の原則'''<br>
 
それでは次に、引きこもりの子を持つ親に対する責任がクローズアップされていることについて眺め直してみよう。<br>
 
そもそも、成人した子に関して、親の責任はあるのか。<br>
 
長年にわたって関西の生活保護の現場で働いてきた元自治体職員・Iさんは、私の問いに対して、まず、親の責任に関する民法の規定を整理した。<br>
 
子の行為によって親が責任を問われるのは、子が「責任無能力者」である場合だ(民法712条および713条)。<br>
 
具体的には、子が未成年の場合と「精神上の障害により自己の行為の責任を弁識する能力を欠く状態にあった場合」である。<br>
 
責任無能力者が第三者に損害を与えた場合には、法で定められた監督者が賠償する原則となっている(同714条)。<br>
 
「つまり、子が責任無能力者である場合にのみ親は損害賠償義務を負うわけですが、『引きこもり』であるだけなら、責任無能力者とは言えませんね」(Iさん)<br>
 
この規定は、「精神障害者は閉じ込めておかなくては」という考え方の源の1つでもあり、全面肯定はしにくいのだが、ともあれ引きこもりの子を持つ親に責任はない。<br>
 
そもそも、成人年齢をはるかに超えた子どもを、親が扶養する必要はあるのだろうか。
 
「成人した子と親の関係は、生活扶助義務関係です。『自身の社会的地位にふさわしい生活をした上で余裕があれば援助』という軽い義務です」(Iさん)<br>
 
未成熟の子に対する重い義務とは異なる。<br>
 
引きこもりの子と別居することは、親子関係の困難をこじらせないために有効な手段の1つだ。<br>
 
しかし、別居している子に仕送りを続けることは、老いていく親にとっては困難、あるいは不可能かもしれない。<br>
 
生活保護は利用できるのだろうか。<br>
 
「別居している親が扶養(仕送り)は困難、または少額しかできないという意思表示をすれば、生活保護の利用は難しくありません。<br>
 
別居なら、扶養義務が保護利用の問題となることはありません。扶養は保護の要件とはされていません」(Iさん)<br>
 
'''●生活保護で別居して幸せに 最強の処方箋を現実にできるか'''<br>
 
課題は、子の1人暮らしが実現できるかどうかにある。<br>
 
「最大の壁は、引きこもりの本人を説得する仕組みが不十分なことです。<br>
 
親子関係は良好でない場合が多いので、親が説得することは困難です。<br>
 
行政やNPOなどの専門職が、引きこもりの本人と粘り強く関係をつくり、親世帯から脱出する支援をしていく必要があります。<br>
 
この点の取り組みが弱いため、親から引きこもりの相談があっても、アドバイスでとどまっていることが多いのではないかと思います。<br>
 
引きこもりの子の本人の尊厳を尊重しつつ、もっと積極的に介入していく仕組みが必要なのだと思います」(Iさん)<br>
 
しかし「積極的な介入」は、どの地域でも、資金難と人手不足から困難であることが多い。<br>
 
児童虐待では、悲劇が繰り返された後、児童相談所のスタッフが増員されることとなった。<br>
 
しかし、単純にスタッフを増員すれば済む問題だろうか。<br>
 
本人たちの望まない支援が強力に押し付けられ、逆効果になる可能性はないだろうか。<br>
 
介入や支援において、何をすべきであり、何をすべきではないのかを最も知っているのは、当事者だ。<br>
 
とはいえ、何を語っても聞き手の聞きたいようにしか聞かれないのであれば、必死で口を開いた当事者は消耗し、二度と語らなくなるだけだろう。<br>
 
当事者が安心して語るためには、「うっかり聞き手が困惑することを語ったり、感情を正直に表現したりしたら、精神疾患の可能性を疑われて入院させられるかも」といった恐れのない状況が必要だ。そういう状況は、日本にはほぼ存在しない。<br>
 
それでも、誰かを殺したり殺されたりする前に語れれば、悲劇的な結末は回避されるかもしれない。<br>
 
まずは、当事者たちの声に耳を傾ける必要があるのではないだろうか。<br>
 
〔2019年6/7(金)(フリーランス・ライター みわよしこ) ダイヤモンド・オンライン〕 <br>
 
  
 
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
ページ名[[川崎殺傷・自殺事件]]、神奈川県川崎市 (8050問題、事件事故) <br>
+
ページ名[[]]、() <br>
'''53%が40代以上 島根県に“中高年ひきこもり”が多い理由は'''<br>
+
縁起の良い県だが…(出雲大社)/(C)共同通信社 <br>
+
元農水省事務次官の熊沢英昭容疑者(76・写真)が無職の長男(44)を殺害した。<br>
+
川崎市でひきこもり中年男による無差別殺人事件があったばかりで、思い余った末の犯行であると供述している。<br>
+
ひきこもり者への偏見は決してあってはならないが、「中高年ひきこもり」は注目キーワードになっている。<br>
+
中でも中高年ひきこもりが多いのが島根県だ。<br>
+
「ひきこもり等に関する実態調査」(2014年)を行ったところ、おおむね6カ月以上、学校や仕事に行けずにいる状態の県内のひきこもり該当者は1040人。<br>
+
うち40歳以上が53%と半数を超えている。<br>
+
全国平均が29%台だから島根県は異常に突出している。<br>
+
特に40代と50代のひきこもりの8割が男性だ。<br>
+
なぜ島根県は中高年ひきこもりが多いのか?<br>
+
「なぜ40代以上に多いのか、その理由までは分かりません」(島根県障がい福祉課・自立支援医療グループ担当者)<br>
+
同県ではひきこもり支援センターや各市に相談窓口を設けているが、さほど効果は上がっていない。<br>
+
ひきこもりというと、不登校の10代少年をイメージするものだが、島根県の異質ぶりにはどんな土壌があるのか。<br>
+
ひきこもり年数が「10年以上」にわたるひきこもりは半分以下で、「1~10年未満」がそれよりも多い。<br>
+
つまり、学生の頃からひきこもりがちだったのではなく、社会人になってあるきっかけから、突如自宅にひきこもってしまった人が多いということだ。<br>
+
40代では、67人が「失業」を契機にひきこもっているが、同県では10年ほど前から自動車部品や電気器具製造の工場の撤退や縮小が相次いだ。<br>
+
また中国電力の島根原発1号機の廃炉が決まり、2号機、3号機の再稼働も遅れたままだ。<br>
+
さらに、生涯未婚率の男女間格差が激しい。<br>
+
男性の未婚率は23%。<br>
+
女性の未婚率が11%と全国平均を下回っているため、男性の方があぶれてしまっている可能性は高い。<br>
+
それでいて勤労世帯の平均貯蓄率は全国5位。悪い意味で、同居の親の貯蓄で生活が成り立ってしまうのだ。<br>
+
加えて、保守的な県民気質も背景にあるのかもしれない。<br>
+
いずれにせよ、ひきこもり者を抱える親の苦悩は察して余りある。<br>
+
〔2019年6/7(金) 日刊ゲンダイDIGITAL〕 <br>
+
  
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
+
〔〕 <br>
ページ名[[川崎殺傷・自殺事件]]、神奈川県川崎市 (8050問題、事件事故) <br>
+
'''引きこもり家族「不安ある」元次官の長男刺殺や川崎殺傷受け心情吐露'''<br>
+
長男を刺殺したとして逮捕された元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者=6月3日、都内 <br>
+
元農林水産事務次官が引きこもりとみられる長男を刺殺したとして逮捕された事件や、引きこもりがちだった男による川崎市の20人殺傷事件は、福井県内の関係者にも大きな衝撃を与えている。<br>
+
引きこもりの家族を持つ80代男性は「事件が連鎖し自宅でも起きるのではないかと、毎日ビクビクしている」と吐露。<br>
+
引きこもりの経験者は「家族は本人の心の安定を最優先してほしい。味方であり続けてほしい」と訴えた。<br>
+
'''■家族の思い■'''<br>
+
元事務次官の熊沢英昭容疑者(76)は長男について「引きこもりがちで家庭内暴力もあった」と供述している。<br>
+
引きこもりの家族を持つ県内の80代男性は「(引きこもりの)本人が扉を思い切り閉めたりすると怖くなる。<br>
+
自分たちも殺されるのではないかという不安がある。本人も同じ思いだろう。一般の人には想像できない世界」と話す。<br>
+
引きこもりの息子を持つ60代女性は「(元事務次官がやったことは)許されないが、理解できる」と涙ぐんだ。<br>
+
事件後、ある子ども食堂には「そこに行けば不登校が治ると聞いたんですが…」といった家族からの電話がかかってきた。<br>
+
食堂運営者は「ご家族はわらをもつかむ思い。社会の支援体制は十分だろうか」と疑問を投げかけた。<br>
+
'''■根深い問題■'''<br>
+
「引きこもりは感受性が豊かな人が多い。<br>
+
『甘えや怠け者』とは違う」と指摘するのは不登校の子を持つ親の会「やよい会」の代表世話人、中嶋良三さん(79)=福井市。<br>
+
「本人や家族は、社会全体のプレッシャーによって追い込まれている。<br>
+
ただそのプレッシャーの正体を明確にする思想は、まだ生まれていない。本人や家族は毎日を命懸けで生きている」と問題の根深さを語った。<br>
+
複数の子どもが不登校だった経験を持つ同市の40代女性は「引きこもっているときは、エネルギーをためている時期だと理解してくれる社会であってほしい。<br>
+
『生きているだけで百点』という気持ちがみんなにあれば、悲惨な事件は防げたかもしれない」。<br>
+
引きこもりという言葉が、犯罪と結びついて広がることを危ぐする。<br>
+
'''■心の安定を■'''<br>
+
不登校を含め、10年以上引きこもり、現在は福祉施設で働いている同市の男性(42)は「自分が引きこもっていた時期にも、いろいろな事件をニュースで見ていた。<br>
+
近所の人に『やばい人』と思われることを恐れていた」。<br>
+
そう思われたくないから、町内の社会奉仕は出るようにしていた。<br>
+
家族の接し方について「本人の心の安定を最優先してほしい。<br>
+
例えばゲームばかりやっていても、取り上げたりせず、好きなことをさせてあげてほしい。<br>
+
心が安定すれば罪は犯さないし、その先に進めるかもしれないから」と訴える。<br>
+
引きこもっていると、家族と話が合わず、「早く仕事をしろ」といった説教をされ、さらに孤独に陥る悪循環になる。<br>
+
「それでも家族は、最後まで味方であり続けてほしい」。<br>
+
引きこもりのとき習慣になっていた夜の散歩に、仕事で疲れて帰ってきても付き合ってくれた母には「本当にありがたかった」と感謝している。<br>
+
〔2019年6/7(金) 福井新聞ONLINE〕 <br>
+
  
 
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
ページ名[[川崎殺傷・自殺事件]]、神奈川県川崎市 (8050問題、事件事故) <br>
+
ページ名[[]]、() <br>
'''川崎殺傷事件と元官僚の父親の、ひきこもりに関するふたつの事件'''<br>
+
不登校ユーチューバーゆたぼん
「子どもがひきこもったら怖い」親や周囲がひきこもる人に打てる3つの手立て<br>
+
不登校YouTuber・ゆたぼんは幸せ?不幸?――ひろゆきの考えは…
ひきこもり当事者によるメディア『ひきポス』編集長の石崎森人さん<br>
+
―ひろゆきのネット炎上観察記 ―
ふたつの事件によって「ひきこもり」が再注目されています。 <br>
+
▼「不登校は不幸じゃない」10歳ユーチューバーは幸せか?
ひとつは児童を含む17人を殺傷した川崎殺傷事件。事件翌日の5月29日、川崎市が容疑者(51歳)は「長期間のひきこもり傾向にあった」と発表。<br>
+
その数日後、6月1日に元官僚の父親(76歳)がひきこもる長男(44歳)を殺害する事件が起きました(以下、練馬事件)。 <br>
+
ふたつの事件は「ひきこもり」というワードが共通しており、ひきこもりに関する報道が、連日されています。<br>
+
そうした影響も受け、ひきこもりの当事者や親には波紋が広がっています。 <br>
+
「うちの子は中学生だが、学校へ行かずひきこもっているのは正直、怖い」(40代・主婦)<br>
+
「やっぱり自分も最後は親に殺されるのではないかと思った」(20代・ひきこもり男性)<br>
+
そんな声も聞かれました。<br>
+
川崎殺傷事件と練馬事件が「ひきこもりだから起きた」という短絡的な見方には疑問がありますが、今日は、ひきこもりの人に周囲はどんな手が打てるのかを書きたいと思います。<br>以下は、私がひきこもりや不登校の当事者、親、支援者を取材するなかで見えてきたことです。 <br>
+
'''ひきこもるメカニズム'''<br>
+
「どんな手が打てるのか」の前に、そもそも「なぜひきこもるのか」を知ってもらわなければ、いかなる対応も空回りに終わってしまいます。<br>
+
「ひきこもるメカニズム」を最初に書きます。 <br>
+
ひきこもりは、体が緊急停止した状態だと言われています。<br>
+
多くの場合、ひきこもる要因は、ひとつではありません。<br>
+
いじめ、パワハラ、就職活動や受験の失敗、親からの期待が重圧に感じていたなどの理由が相まって、心にストレスが溜まり、限界を超えたときに体が緊急停止します。<br>
+
緊急停止と言っても指や目が動かすなどの単純な行動ができないわけではありません。<br>
+
学校へ行こうと思っても頭痛や腹痛が起きる。朝起きようと思っても起きあがれない。<br>
+
働こうと思っても強烈な不安感などに襲われるなど、いままでと同じ生活ができなくなる、という状況が「緊急停止」の状況です。<br>
+
つまり、心に負担をかけすぎて体が「もうムリはできない」とストップをかける。<br>
+
それが「ひきこもるメカニズム」なのです。<br>
+
'''ひきこもりはなぜ長期化するのか'''<br>
+
ひきこもりが長期化するのは、緊急停止の状態が解除されないことが多いからです。<br>
+
ひきこもった後でも心の傷が深まるのが、その要因です。<br>
+
ひきこもった後、本人は「働けない自分はおかしい」「学校へ行けない自分は怠けている」「こんなの甘えだ」と罪悪感や自責の念、そして早くなんと解決しなければという焦燥感を感じ、自分を否定します。<br>
+
この際には、周囲による「がんばろう」という励ましの言葉も、本人からすれば責められたような気持になってしまいます。<br>
+
このように、ひきこもったあとでも自責の念が絶えず、心の傷が深まるのが長期化の要因の一つになっています。<br>
+
たとえば練馬事件で殺害された英一郎さんは、ツイッターなどで攻撃的なツイッターもされていました。<br>
+
ネットのなかでは、よく見られる書き込みとも言えますが、ひきこもりに理解の深い人であれば、自責の念が強いあまりに他者に対して攻撃的な言葉を吐いて自分を落ち着かせている、と考えるのが自然です。<br>
+
'''病気として噴出するケースも'''<br>
+
また、傷が深まっていくとその苦しさは「病気」として噴出することもあります。<br>
+
躁うつ病、強迫神経症、摂食障害、パニック発作など。なかには自傷行為や家庭内暴力が出ることもあります。<br>
+
すべて心のSOSだと言っていいでしょう。 <br>
+
家庭内暴力は、家族からも孤立感を感じ、自己否定感が高い状態が長く続くときに起きるものです。<br>
+
自己否定の末に、まずは「物」に当たる期間が長く続き、それでも改善されない場合は人に当たります。<br>
+
報道によれば、練馬事件の英一郎さんも中学生のころから母親への家庭内暴力が出ていたそうです。<br>
+
の場合は、中学生になる以前から苦しい思いを抱えていたと考えざるを得ません。<br>
+
本来なら「人」に当たる前の期間は長いはずですから、その期間に本人が苦しんでいる背景を掴む必要がありました。 <br>
+
'''周囲にできること1「相談」'''<br>
+
ここから先はひきこもりの当事者らに聞いた「必要だと感じたサポート」について書いていきます。 <br>
+
まず周囲からの適切なサポートは、ひきこもり当事者にとって大きな力になります。<br>
+
本人は「どうにかしたい」と思っていても、うまく体が動かなかったりするからです。<br>
+
周囲は、まず緊急性の高いものから手を打ってください。<br>
+
つまり自分と他人の健康を害する症状(状況)の場合は、早めに精神科医やメンタルクリニックなどにご相談ください。<br>
+
この際、本人が病院へは行かず、親や祖父母だけが相談に行っても大丈夫です。 <br>
+
医師も千差万別です。<br>
+
たくさんの病院を転々とするのは、お勧めできませんが、相性の悪い医師にかかっているのもよくありません。<br>
+
当事者たちからの経験則をもとにすると「よい医師」は、決まって当事者の苦しさに共感できる人でした。<br>
+
世間体や常識よりも当事者の立場に立って物を言える人、こういう人に相談を続けられるのがよいかと思います。 <br>
+
'''相談がうまくいないのは'''<br>
+
しかし、相談してもうまくいかないケースもあります。<br>
+
練馬事件などでも「相談してもうまくいかなかった」と報じられています。<br>
+
一般論として相談してもうまくいかないケースは、ふたつに大別されます。<br>
+
ひとつは相談先に専門的な知識がなかった場合。<br>
+
もうひとつは「周囲が解決策を決めつけている」場合です。 <br>
+
いじめによって不登校になった子の親から一番多い相談が「なんとか学校へ行けるようにしたい」です。<br>
+
学校へ行くことのみを解決策として決めつけられても、子ども本人は、すぐに登校できる状態にないことがあります。<br>
+
相談者の親や先生がゴールを決めつけていると、相談機関としては打つ手がありません。<br>
+
ふつうの相談機関ならば、子どもの困りごとを掘り出し、本人が安心できる環境を整備し、その先に子どもが求めているゴールを探る、という手はずをとります。<br>
+
ゴールのなかには学校復帰もありますし、家で学ぶこともあります。<br>
+
状況次第でゴールは揺れ動きます。<br>
+
誤解が多い言い方ですが、親や先生の「思い通りの結果」を求めて相談されてもうまくいかないケースが多いです。 <br>
+
'''周囲にできること2「安全基地」'''<br>
+
本人にとっての安全基地をつくることは有効な支援です。<br>
+
安全基地とは、衣食住が保障されていこと。親や周囲が干渉されすぎないこと。<br>
+
そして本人を快く受け入れられている場のことです。<br>
+
そんな安全基地があると「ますます外に出られなくなる」「一生ひきこもる」と不安に思われる方がいます。 <br>
+
それは誤解です。「ダメになったら戻れる場所がある」と思えることが、チャレンジを支えます。<br>
+
登山といっしょでベースキャンプ(基地)がなければ、トライできません。<br>
+
自然と自暴自棄な選択肢が生まれてしまいます。<br>
+
私が取材した当事者も、みなさん安全基地(家)と外の世界(会社や学校)を行ったり来たりしながら、社会との距離の取り方を学んでいました。<br>
+
'''周囲にできること3「話し相手」'''<br>
+
自分の気持ちを整理するためには話し相手が必要です。<br>
+
ひきこもりの人も、病院の先生、カウンセラー、当事者グループの集まり、親などに「気持ちを聞いてほしい」という場合があります。<br>
+
話し相手になった方は、本人の気持ちを否定せずにじっくり話しをきいてほしいと思います。 <br>
+
ということで周囲が打てる対応は3つです。 <br>
+
•自分と他人の健康を害する場合は医師に相談<br>
+
•本人の安心基地をつくる<br>
+
•本人から選ばれたら話し相手になること<br>
+
サポートをする際は、自分のサポートやケアを忘れないでいただけたらと思います。<br>
+
サポートをする人もしんどいのは事実です。<br>
+
ひきこもれたから生きられた<br>
+
最後になりましたが「ひきこもることでやっと自分らしく生きられた」、「本当の自分になれた」という人もいます。<br>
+
なので「ひきこもり=悪」だと決めつけないでもらいたいとは思っています。 <br>
+
ひきこもり経験者の石崎森人さんがその例です。<br>
+
石崎さんは就職活動と就労に疲れ果て、自殺未遂を経てひきこもり始めました。<br>
+
ひきこもった直後から「この状況から抜け出したい」とアルバイトを始めるも吐いてしまうなどまともに働けませんでした。<br>
+
石崎さんは、ひきこもりながら自分と向き合い、将来のプランニングを始めました。<br>
+
その後、石崎さんは、ひきこもり当事者から担がれるようなかたちで「ひきポス」というひきこもり専門メディアの編集長をしています。 <br>
+
石崎さんは、ひきこもりを経て「以前の僕よりはるかに真剣に生きている気がする」と感じたそうです。<br>
+
ひきこもりには、自分と向き合う作用もあります。<br>
+
また、もし親や周囲の方が、ひきこもりについて心配になったら、本人に直接アプローチをする前に当事者や親の経験談を聞いたり、ネットで読んだりしてください。 <br>
+
体験談などは『ひきポス』や『不登校新聞』にはもちろん、たくさんネットで読めます。<br>
+
できれば「浴びる」ように読んでもらえると、本人の気持ちが少しずつ見えてきます。<br>
+
気持ちが見えてくること、それが最初の手掛かりになるはずです。<br>
+
'''石井志昂 『不登校新聞』編集長、不登校経験者'''<br>
+
〔2019年6/7(金) 石井志昂 『不登校新聞』編集長、不登校経験者〕 <br>
+
  
 +
学校に通わないことを宣言し、いじめや不登校に悩む子や親に「不登校は不幸じゃない」との動画を発信する10歳のユーチューバー『少年革命家ゆたぼん』。その言動にツイッター上では賛否両論が巻き起こっているが、その背景に見え隠れする親の存在に「義務教育すら終えられないことが不幸そのもの」「大人の食い物」など親の責任を追及する声が……
 +
.
 +
頭のおかしな親の子育てより、社会による子育てのがマシ
 +
少子化対策で「子供が産まれたら1000万円(※1)を配る」って話をすると、「カネ欲しさに子供をつくる親が出てきたら子供がかわいそう」とか育児放棄の問題が出てきますけど、親がおかしいなら役所や社会が全寮制の学校で引き取るとかの仕組みにすればいいと思ったりしています。
 +
んで、話題の10歳の不登校ユーチューバーですけど、子供の不登校(※2)はしょうがないし、必ずしも学校に行く必要はないと思いますけど、親は子供に「教育を受けさせる義務」があるわけで、集団生活の経験や知識などもあるので学校に行ったほうがいいと思ったりしています。
  
 +
「学校の勉強は役に立たない」って意見も、役に立たない勉強はあるものの、例えば算数ができないとまともな仕事に就けないわけです。アメリカだと、自宅学習教材や支援するNPOとかがあったりするので、自宅学習はそれほど珍しくもないんですけど、日本にはそういうのが普及していないんですよね、、、
 +
んで、10歳のユーチューバーも自宅学習をしているという話が出てこなかったりするんですけど、もし「学校に行かなくてもいい」というのであれば、「他の方法で勉強できる」ってことを示すべきじゃないかと。んでも、親がおかしな人だとそういうこともできないので、かわいそうな家庭に育っちゃってるなぁ、、、と思うのですよ。
 +
5人姉弟でユーチューバーとして活動していた17歳の姉(※3)もいるようですけど、一緒に沖縄移住しなかったようで、それを父親(※4)が「わがままで贅沢な長女が抜けた事で、家族会議もスムーズ」とブログに書いたり、母親もプロフィール(※5)に「夫と子ども4人の家族6人」と書いたりで、長女がいなかったことにしているんですよね。他にも、子供をダシにお金を稼いだりしていて、なんだかなぁ、、、と。
  
 +
かわいそうな子供がいるのは世の常
 +
ってことで、子供に教育を受けさせる義務を果たしてないようだし、子供の悪口をネットに書いて存在を認めないような親に子供を預けるぐらいなら、社会が引き取るほうがマシじゃないかと。頭のおかしな親と、その親に育てられるかわいそうな子供がいるのは世の常ですから。。。
  
 +
※1.1000万円を配る
 +
平均年収420万円の日本人が年間に支払う所得税・消費税を約60万円とすると、20年で1000万円以上納税することになる計算から問題ないという理論
  
 +
※2.不登校
 +
きっかけは、宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にやらされ不満を抱いたことなのだとか……
  
 +
※3.17歳の姉
 +
あっちゃんの名でユーチューブチャンネル「シンガール」を開設。昨年家族での沖縄移住の際に家を出たとのことだが、年末以降は動画の投稿やツイッターの更新がないため現在の状況は不明
  
 +
※4.父親
 +
ブログの情報では、「心理カウンセラー」「禁煙カウンセラー」の肩書を持つ中村幸也氏のこと。中卒・元暴走族で、カウンセラーは自身の経験からの独学という噂。禁煙に関する情報商材(2万円)を販売していた過去も……
  
 +
※5.プロフィール
 +
ツイッターに記載されているもの。ちなみに登録名は「きよみん@夢polcaLife挑戦中」で、polcaLifeとは、SNSのつながりからお金を集めることができるアプリのこと
  
 +
【西村博之】
 +
元ニコニコ&2ちゃんねるの管理人。米国最大の掲示板サイト「4chan」の現管理人。フランス在住、たまに日本「最近は少子化とか教育がらみの話を聞かれることが多くなってきた気がするんですよね、『サンジャポ』とか。ちなみに、サンジャポで書籍は一文字も書いていないと言いましたけど、この連載はちゃんと書いています」
 +
.
 +
〔2019年6/11(火) 週刊SPA!〕 <br>
  
 +
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 +
ページ名[[]]、() <br>
 +
ひきポス
 +
引きこもりを考える 当事者の声集める雑誌「ひきポス」 親が寄り添う「ヒントに」
 +
中高年引きこもりの年齢構成ときっかけ
 +
61万人に膨れあがっている中高年の引きこもり。川崎の無差別殺傷事件や元農林水産事務次官による長男刺殺事件の一端にも引きこもりは浮かび、問題の根深さを突きつけた。その解決の糸口はあるのか。当事者らの“訴え”を集め、雑誌「ひきポス」で発信を続けている編集長の石崎森人さん(36)も、その答えを探し続けている。(大渡美咲)
 +
「ひきポス」は昨年2月に創刊された。これまでに発行したのは5冊で計6千部に上るという。「ひきこもりと『働く』」「ひきこもりと恋愛・結婚」。各号では毎回特集が組まれる。
 +
 +
《(幼少期から引きこもりを続け)電車の乗り方やファミレスでの会計の仕方が分からない》《給料の6割が出る「傷病手当金」でギリギリの生活をした》
 +
当事者の経験をそのまま伝える手法を取り、助言や安易な解決策といったものは提示しない。「当事者や経験者だからこその言葉には専門家の説得力とは違うメッセージ性があると思う」。石崎さんは力を込める。
 +
この確信の背景には自らの経験がある。
 +
石崎さんは家庭環境などが影響し、幼い頃から「自己肯定感」が低かったという。ちょっとした失敗にも「だから僕はダメなんだ」「自分は最低な人間だ」と考えてばかりだったという。
 +
その鬱屈が成長しても継続し、高校時代に鬱病を発症した。何とか大学を卒業して出版社に就職したが、体調を崩したことをきっかけに、24歳で引きこもりになった。
 +
「なぜこうなってしまったのか」。自室では否定的な考えばかりが頭に浮かび1日14時間眠って現実から離れる「寝逃げ」を繰り返した。
 +
「普通に働いて活躍したい」という思いは確かにあった。だが、抑鬱状態が続き、3年間もそうした生活から抜け出せなかった。
 +
処方薬の過剰摂取にも走り、救急搬送される事態にも陥った。ただ、その絶望の底で、高校時代に自殺した友人のことが頭をよぎった。「死んであの子の親と同じ思いを自分の親にさせるのか」。そう思うと、不思議と「いま生きている世界とのつながりを感じた」といい、引きこもりを脱しようと決意した。
 +
その回復過程で、不登校や引きこもりについての専門紙「不登校新聞」に自らの体験を書く機会を得た。
 +
全世代で100万人いるとされる引きこもりだが、そのきっかけや置かれた状況はみな違う。そんなことは身に染みて分かっていた。「何の参考にもならないのではないか」。体験を書くことにはためらいもあった。
 +
だが、読者からは、大きな反響があった。「恥ずかしくて隠したいと思っていた自分の負の経験も人の役に立つんだ」。ひきポスの創刊へとつながった。
 +
発見もあった。書くことは自分の気持ちを整理することにもつながり、「ひきポスは書き手となる当事者のメリットも大きい」と感じている。
 +
インターネットが普及する中、ひきポスは紙媒体にこだわっている。ネット世代ではない、高齢の親たちが手にとって読めるようにだ。
 +
親側は当然、引きこもりから脱してほしいと強く望む。だが、それが本人を追い詰めることも少なくない。川崎市の事件で岩崎隆一容疑者(51)=自殺=は同居の伯父夫婦から将来を不安視されたことに反発し、犯行の準備を始めたとされる。
 +
「同じ苦しみを持ってくれる人がいるということで救われ、気持ちが楽になる場合もある。そして、親が子供の気持ちを理解して寄り添うヒントに『ひきポス』がなればいい」。石崎さんは、こう願いを込めている。
 +
〔2019年6/11(火) 産経新聞〕 <br>
 +
 +
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 +
ページ名[[]]、() <br>
 +
引きこもりたちの先行き不安
 +
境遇重ね苦悩深く 引きこもり 県内家族 先行き不安
 +
引きこもりをきっかけに家庭内暴力を繰り返す息子の様子を記した手帳。母親の苦悩がにじむ(一部を加工してあります)
 +
元農林水産事務次官が長男を刺殺したとされる事件や川崎市で児童ら20人が殺傷された事件を受け、県内で引きこもりの子を持つ親から不安の声が上がっている。支援団体への相談も相次いでおり、当事者や家族を社会で支えることの必要性が改めてクローズアップされている。 (編集委員・宮田求)
 +
「人ごととは思えない」。県西部の70代女性は「(長男からの)暴力もあった」と供述しているとされる元農水次官と、自らの境遇を重ね合わせる。
 +
元次官の長男と同様、息子は40代。引きこもりをきっかけに家庭内暴力を続けてきた。勤め先で暴れ、トラブルを起こしたこともある。「人様に迷惑を掛けるくらいなら、じっとしていてくれた方が…」との思いも胸をよぎる。
 +
息子が不登校になったのは中学1年の時。部活動で使う持ち物を、友達に笑われたのがきっかけだったという。
 +
それから2年ほど、家に閉じこもり、母親への暴力が続いた。頭を殴って出血させたり、ケチャップを頭に掛けたり…。「俺がこんなふうになったのは親のせいや」と責めた。
 +
定時制高校を経て専門学校に進んだものの、すぐに退学。勤めに出る時期もあったが、長続きしなかった。同僚との折り合いが悪くなったのが理由だ。
 +
母親によると、もともと真面目で物事を突き詰める性格。勤め先では、物をきれいに並べるなどきちょうめんさが評価される一方、同僚にも同様の仕事ぶりを強く求めることがいさかいの種になったという。
 +
こうした事情を理解した上で親子に寄り添ってきた支援者の1人は「思春期の引きこもりで人との接点を絶ったことが、大人になってからの人間関係づくりの難しさにつながっている」とみる。
 +
公的支援も不十分だった。不登校になったばかりのころ、母親が公的機関に相談したところ、返ってきたのは「(本人を)連れてきてもらわないと、対応できません」という言葉。「引きこもりの子を、外に連れ出すこと自体が困難なのに…」。問題への理解のなさに絶望感を味わった。
 +
医療機関で精神疾患と診断されているものの、過去には「性格的な問題」との見立てが示されたことも多く、医療ケアは満足に受けられなかったという。
 +
今は支援グループなどとの結び付きがあるが、暴力は収まらない。母親は身の危険を感じ、息子と離れて暮らしている。「行動が改まれば一緒に暮らせるけど、それがいつになるのか」。先行きは見通せないままだ。
 +
 +
■寄り添い孤立防ぐ支援を/第三者の仲立ち大切
 +
中学時代の引きこもりから、今も社会になじめず、母親への暴力を繰り返す-。40代男性の事例からは、こうした悪循環の構図が浮かび上がる。30年ほど前、母親から相談を受けた公的機関の対応が不十分だったことが問題長期化の引き金になった可能性もある。
 +
引きこもりや不登校の支援グループ関係者は「親が良かれと思って物を与えたり、接したりしていても、子の方は『本当の願いが聞き入れられていない』と感じることがある」と指摘。こうした擦れ違いを解消するには、「早期に第三者が仲立ちすることが大切」と訴える。
 +
県ひきこもり地域支援センター(富山市蜷川)によると、現在は家族から相談があった場合、まずは事情を聴いた上で、共に対応法を考えることにしているという。
 +
内閣府の調査では、15~39歳、40~64歳の引きこもりの人は全国でそれぞれ約54万人、約61万人と推計される。引きこもりの子と親がともに高齢化すると共倒れの危険性が高まるだけに、対策は急務だ。
 +
県は同センターを核にしたサポートの充実を目指す。家族自助会の「とやま大地の会」は「相談を受けるだけでなく、家庭へ出向いて苦悩に寄り添うことが必要。全市町村を網羅したきめ細かな支援で社会的孤立を防いでほしい」と望む。
 +
 +
■誤ったイメージ 支援団体 憂慮
 +
引きこもりの人を支援する射水市のNPO法人「はぁとぴあ21」は11日、同市内で懇談会を開き、家族からの相談が数多く寄せられていることを報告した。
 +
同法人の高和洋子理事長や、KHJ全国ひきこもり家族会連合会の広報担当理事でジャーナリストの池上正樹さんらが出席。事件以降、家族からの相談で「苦しくてたまらない」「子ども(の行く末)が心配だ」などの声が届いていることを説明した。
 +
事件と引きこもりを結び付ける誤ったイメージが出ていると憂慮した上で、「引きこもりの人がますます外に出にくくなっている」と指摘した。
 +
.
 +
〔2019年6/12(水) 北日本新聞〕 <br>
 +
 +
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 +
ページ名[[]]、() <br>
 +
川口市中学生いじめ事件
 +
<川口いじめ>ずさん放置…裁判で市が開示すると明かした「いじめ記録」、約1カ月経つも元生徒に届かず
 +
さいたま地方裁判所=さいたま市浦和区高砂
 +
埼玉県川口市の市立中学校の元男子生徒(16)がいじめを受けたとしてさいたま地裁で市と争っている裁判で、市側が5月に一転して開示すると明らかにしたいじめに関する565ページの書面が、その後約1カ月にわたって元生徒側に届いていないことが11日分かった。
 +
 +
<川口いじめ>法廷で「卒業証書渡したい」、市の代理人が突然発言 不登校元生徒の母親が怒り「非常識だ」
 +
元生徒側は部活のサッカー部内のいじめやコーチの体罰などで不登校となり、自傷行為も起こしたとして、市に損害賠償を求めているほか、いじめの記録の情報開示と、一部開示された書面の訂正についても提訴した。
 +
元生徒側によると、市側の弁護士から5月14日に「13日付で開示した書面を郵送した」と連絡があった。その後、届かないため今月11日に市教委に問い合わせたところ、市教委指導課は「5月13日に開示書面を郵送したが27日に戻ってきた。このため、書面は情報開示を担当する市行政管理課に渡し、そのことを知らせる手紙を送った」と説明したという。
 +
しかし、埼玉新聞の取材に行政管理課は開示書面を預かったのは今月10日とし、市教委指導課がそのことを知らせる手紙を元生徒宛に出したのは同11日午前だったことをそれぞれ認めた。
 +
元生徒の母親は「裁判官に対しても違法だったことを認めた上で開示すると言ったのに、その後全く連絡がなく放置されている。市教委のやり方はずさんで不誠実ではないか」と話している。
 +
〔2019年6/12(水) 埼玉新聞〕 <br>
 +
 +
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 +
ページ名[[]]、() <br>
 +
子どもの家出、補導、虐待、
 +
「家出」は悪か? 無断外出を不良と考えるのは大人の居直り
 +
子どもが深刻な被害にあうリスクは施設でも一般家庭でも家の外でも変わらない
 +
家出というと、「やくざにダマされて被害に遭っている子も多いはずだ」とお考えの読者もいるだろう。
  
 +
若者は事故などより自殺が多く1位だ
 +
内閣府は、「平成30年版 子供・若者白書」で警察庁の「少年の補導及び保護の概況」を引用する形で、福祉犯の検挙人員と暴力団の関与の資料(平成28年)を公開し、福祉犯の検挙人員の3.1%が暴力団等関係者だと明かしている。
 +
「福祉犯被害少年(法令別)における家出少年の推移」を見ると、2016年に犯罪の被害に遭った未成年の家出人は、被害者全体の中で5.2%しかいない。
 +
そこで、家出後に暴力団に関与する確率を出してみる。0.031×0.052×100=0.16%(※小数点第2位以下切り捨て)。こんな超レアケースを気にするのは、まったくの杞憂と言わざるを得ない。
 +
ちなみに、児童相談所に保護されて児童養護施設に送られ、施設で職員に虐待された子どもの割合は0.20%(平成28年/2016年)。また、里親・ファミリーホームで虐待された子どもの割合は0.19%(平成29年/2017年)。
 +
国内に約2000万人いるすべての未成年(0~19歳)のうち、虐待などの諸事情によって社会的養護を必要とした子どもの割合は0.21%(平成30年/2018年)。つまり、子どもが深刻な被害に遭うリスクは、施設でも里親でも一般家庭でも家の外でも、さほど変わらないのだ。
 +
.
 +
「家出」とひとくくりにするのは大人のひとりよがり
 +
警察では、行方不明者届(※昔の家出人捜索願)を家出人の親族や監護者、福祉関係者などから受理する。だが、警察は刑事事件が起きた後の捜査機関。
 +
小さい子が目を離したすきに森ではぐれたとか、殺人や詐欺などに巻き込まれた可能性が高いとか、家族に「家出します」という書き置きを残していなかった場合に限り、職務を遂行する。
 +
もちろん、遺書を残して自殺のおそれがある者や精神障害者、危険物の携帯者などで、自傷他害のおそれのある者は「特異家出人」と呼ばれ、緊急性が高いと判断されて捜索されることもある。だが、その他の家出人は、基本的に捜索されない。
  
 +
だから、民間の探偵が商売として成り立つわけだが、そもそも子どもが家族に許可を求めずに家を飛び出すことを「家出」とひとくくりに呼びたがるのは、子どもの言い分を度外視した大人のひとりよがりではないのか?
 +
深夜徘徊や自殺・心中、自分探しの旅にプチ家出も
 +
筆者は、自殺や家出、虐待や家族に関する本を執筆・編集している。そのため、家族関係で悩んでいる10代から相談メールが届く。そのほかにも、深夜の町で声をかけた未成年から相談される経歴も30年ほどになる。
 +
そうした相談内容を基に、「家族の許可を求めずに家を飛び出した未成年」の動機を区別すると、以下のように異なっている。
  
 +
1.深夜徘徊
 +
深夜にクラブや飲食店に出入りし、朝帰りする。それが楽しいからやっているだけなのに、条例で夜10時以降にファミレスやカラオケ店などに入れないため、警察に補導されかねない不安から、年齢詐称をしても夜遊びをくり返すことも。
  
 +
2.自殺・心中
 +
死にたくて家を出たものの、勇気がなくて自殺できずに帰宅したり、心中相手のはずだった人と合意に至らず、失敗するケースも少なくない。ただし、2017年に神奈川県で起こった座間9遺体事件のように、自殺でなく、殺されるケースもある。
  
 +
3.自分探しの旅
 +
家庭や学校より広い世界が知りたくて、遠方へヒッチハイクやバイクなどで出かけるもの。家族に許可されないのがわかっているので、あえて言わずに家を飛び出し、家の外のスリルを楽しもうとする。
  
 +
4.漂流(プチ家出)
 +
親から虐待される日々に耐えられなかったり、家にいると息が詰まる感覚があるため、憂さ晴らしでしばらく家を空けては戻ることをくり返す。虐待されていることに無自覚だったり、児相の存在を誰からも教えられていないため、福祉制度は利用しない。
 +
家や学校で演じる「大人にとっての都合の良い子」の自分に疲れてきっているため、誰の子どもでもなく、どこの生徒でもない「誰でもない自分」になりたくて、あてもなく街を歩いたり、売春で宿泊費や交通費を稼いだり、知らない人の家を転々とすることも。
  
 +
5.家出
 +
家族が虐待や支配によって自分の心身や命、将来に危険や不安をもたらしていることを自覚したため、自衛のために家族の知らない安全な生活拠点へ引っ越すこと。恐ろしい家に二度と帰りたくないので、親バレやリスクのある行動を避け、なるだけ早く定住先と定職を得て、一刻も早く生活の安定をはかろうとする。
 +
こうして未成年が家を出る動機を見てみると、1~4が家出の実態からは遠く、「家出」と呼ぶには無理があることがわかる。家族の許可なしに家を飛び出しただけでは、ただの無断外出にすぎない。警察や内閣府が、家出人のほとんどが犯罪被害とは無縁に生きている現実を示している。現実は、親の不安どおりではないのだ。
  
 +
家出は自分の暮らしと心身を守る生存戦略
 +
他方、家出できない子についても知ってほしい。
 +
日本は他国と比べて自殺が多いが、全年齢でいえば、過去10年間で1万人ほど自殺者数を減らしてきた。それなのに、人口10万人あたりの自殺者数を表す自殺死亡率は、19歳以下の未成年の場合、5%前後で推移し、あい変わらず高いままだ(※実数は年間500~600人程度)。
 +
遺書等の自殺を裏付ける資料で明らかに推定できた原因・動機を自殺者一人につき3つまで計上可能とした統計「平成30年中における自殺の状況」を見ると、19歳以下では学校問題(188人)、健康問題(119人)、家庭問題(116人)が上位を占めた。
 +
しかも、自殺者全体のうち、無職者(※成人を含む)を見ると、学年が上がるにつれて自殺者数も増えていた。
 +
学校や家庭での暮らしに疲れ、心身の健康を害する若い世代の苦しみが、大人によって放置されている現実がうかがい知れる。
 +
今年3月、厚労省が2017年の人口動態統計を発表し、戦後初めて日本人の10歳から14歳までの死因で自殺が1位になっていたことが話題になった。2016年における死因順位別にみた統計でも、15歳から39歳までの死因1位は自殺だった。
 +
学校内のストレスなら、親が不登校に寛容になれば、軽減できるかもしれない。しかし、子どもを虐待する親や、子どもの切実な訴えを聞かない親なら、家庭は子どもが安心して生きられる居場所ではなくなる。
 +
しかも、父親から性的虐待を受けても無罪になる判決をネットで目にすれば、同じ目に遭っている子は、家にい続けることに絶望を感じてしまうだろう。
 +
子どもがそうした家庭環境に苦しみ、疲れ果て、死を選んでしまう前に、経済的に自立できる自立の方法とその覚悟を教えるチャンスがあってもいいのではないか? 
 +
そして、家出の現実を知らないまま怖がる前に、子どもも大人も現実の家出人から話を聞くチャンスを増やしてもいいのではないか?
 +
昨年、筆者は筑波大生が企画した児童虐待防止イベントに招かれ、講演した。その話を聞いた大学生・山口和紀さんは今年、『100人の体験記 大学生版 家出マニュアル』というとプロジェクトを立ち上げ、公募した体験記を次々にnoteで公開し始めた。18~19歳の未成年は、虐待されても児童相談所でほぼ保護されないからだ。
 +
筆者も、『21世紀版 完全家出マニュアル』をnoteで書き始めた。学校や家庭では教えてくれない自立の方法を教え、10代の生活力を準備させたい。それが、家にいられなくなった時にやけを起こさず、自分の暮らしと心身を守る生存戦略だからだ。
 +
.
 +
〔2019年6/12(水)<文/今一生> ハーバービジネスオンライン HARBOR BUSINESS Online〕 <br>
  
 
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 
===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===

2019年6月12日 (水) 17:19時点における版

このページは新聞ニュースなどを一時的に保管するページです。記事はこのあと分類し、それぞれのページに移動します。分類の仕方は下段に表示していますが改善を重ねています。(2018年12月)

このパンくずリストは制作作業用です

Icon-path.jpg メインページ > ひきこもり周辺ニュース > [[:Category:|◎]] > 周辺ニュース
Icon-path.jpg メインページ > 北海道 > さいたま市 > 周辺ニュース
所在地 北海道
TEL
FAX


目次

周辺ニュース

ページ名[[]]、()

〔〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
不登校ユーチューバーゆたぼん 不登校YouTuber・ゆたぼんは幸せ?不幸?――ひろゆきの考えは… ―ひろゆきのネット炎上観察記 ―

▼「不登校は不幸じゃない」10歳ユーチューバーは幸せか?

学校に通わないことを宣言し、いじめや不登校に悩む子や親に「不登校は不幸じゃない」との動画を発信する10歳のユーチューバー『少年革命家ゆたぼん』。その言動にツイッター上では賛否両論が巻き起こっているが、その背景に見え隠れする親の存在に「義務教育すら終えられないことが不幸そのもの」「大人の食い物」など親の責任を追及する声が…… . 頭のおかしな親の子育てより、社会による子育てのがマシ 少子化対策で「子供が産まれたら1000万円(※1)を配る」って話をすると、「カネ欲しさに子供をつくる親が出てきたら子供がかわいそう」とか育児放棄の問題が出てきますけど、親がおかしいなら役所や社会が全寮制の学校で引き取るとかの仕組みにすればいいと思ったりしています。 んで、話題の10歳の不登校ユーチューバーですけど、子供の不登校(※2)はしょうがないし、必ずしも学校に行く必要はないと思いますけど、親は子供に「教育を受けさせる義務」があるわけで、集団生活の経験や知識などもあるので学校に行ったほうがいいと思ったりしています。

「学校の勉強は役に立たない」って意見も、役に立たない勉強はあるものの、例えば算数ができないとまともな仕事に就けないわけです。アメリカだと、自宅学習教材や支援するNPOとかがあったりするので、自宅学習はそれほど珍しくもないんですけど、日本にはそういうのが普及していないんですよね、、、 んで、10歳のユーチューバーも自宅学習をしているという話が出てこなかったりするんですけど、もし「学校に行かなくてもいい」というのであれば、「他の方法で勉強できる」ってことを示すべきじゃないかと。んでも、親がおかしな人だとそういうこともできないので、かわいそうな家庭に育っちゃってるなぁ、、、と思うのですよ。 5人姉弟でユーチューバーとして活動していた17歳の姉(※3)もいるようですけど、一緒に沖縄移住しなかったようで、それを父親(※4)が「わがままで贅沢な長女が抜けた事で、家族会議もスムーズ」とブログに書いたり、母親もプロフィール(※5)に「夫と子ども4人の家族6人」と書いたりで、長女がいなかったことにしているんですよね。他にも、子供をダシにお金を稼いだりしていて、なんだかなぁ、、、と。

かわいそうな子供がいるのは世の常 ってことで、子供に教育を受けさせる義務を果たしてないようだし、子供の悪口をネットに書いて存在を認めないような親に子供を預けるぐらいなら、社会が引き取るほうがマシじゃないかと。頭のおかしな親と、その親に育てられるかわいそうな子供がいるのは世の常ですから。。。

※1.1000万円を配る 平均年収420万円の日本人が年間に支払う所得税・消費税を約60万円とすると、20年で1000万円以上納税することになる計算から問題ないという理論

※2.不登校 きっかけは、宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にやらされ不満を抱いたことなのだとか……

※3.17歳の姉 あっちゃんの名でユーチューブチャンネル「シンガール」を開設。昨年家族での沖縄移住の際に家を出たとのことだが、年末以降は動画の投稿やツイッターの更新がないため現在の状況は不明

※4.父親 ブログの情報では、「心理カウンセラー」「禁煙カウンセラー」の肩書を持つ中村幸也氏のこと。中卒・元暴走族で、カウンセラーは自身の経験からの独学という噂。禁煙に関する情報商材(2万円)を販売していた過去も……

※5.プロフィール ツイッターに記載されているもの。ちなみに登録名は「きよみん@夢polcaLife挑戦中」で、polcaLifeとは、SNSのつながりからお金を集めることができるアプリのこと

【西村博之】

元ニコニコ&2ちゃんねるの管理人。米国最大の掲示板サイト「4chan」の現管理人。フランス在住、たまに日本「最近は少子化とか教育がらみの話を聞かれることが多くなってきた気がするんですよね、『サンジャポ』とか。ちなみに、サンジャポで書籍は一文字も書いていないと言いましたけど、この連載はちゃんと書いています」

. 〔2019年6/11(火) 週刊SPA!〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
ひきポス 引きこもりを考える 当事者の声集める雑誌「ひきポス」 親が寄り添う「ヒントに」 中高年引きこもりの年齢構成ときっかけ 61万人に膨れあがっている中高年の引きこもり。川崎の無差別殺傷事件や元農林水産事務次官による長男刺殺事件の一端にも引きこもりは浮かび、問題の根深さを突きつけた。その解決の糸口はあるのか。当事者らの“訴え”を集め、雑誌「ひきポス」で発信を続けている編集長の石崎森人さん(36)も、その答えを探し続けている。(大渡美咲) 「ひきポス」は昨年2月に創刊された。これまでに発行したのは5冊で計6千部に上るという。「ひきこもりと『働く』」「ひきこもりと恋愛・結婚」。各号では毎回特集が組まれる。

《(幼少期から引きこもりを続け)電車の乗り方やファミレスでの会計の仕方が分からない》《給料の6割が出る「傷病手当金」でギリギリの生活をした》 当事者の経験をそのまま伝える手法を取り、助言や安易な解決策といったものは提示しない。「当事者や経験者だからこその言葉には専門家の説得力とは違うメッセージ性があると思う」。石崎さんは力を込める。 この確信の背景には自らの経験がある。 石崎さんは家庭環境などが影響し、幼い頃から「自己肯定感」が低かったという。ちょっとした失敗にも「だから僕はダメなんだ」「自分は最低な人間だ」と考えてばかりだったという。 その鬱屈が成長しても継続し、高校時代に鬱病を発症した。何とか大学を卒業して出版社に就職したが、体調を崩したことをきっかけに、24歳で引きこもりになった。 「なぜこうなってしまったのか」。自室では否定的な考えばかりが頭に浮かび1日14時間眠って現実から離れる「寝逃げ」を繰り返した。 「普通に働いて活躍したい」という思いは確かにあった。だが、抑鬱状態が続き、3年間もそうした生活から抜け出せなかった。 処方薬の過剰摂取にも走り、救急搬送される事態にも陥った。ただ、その絶望の底で、高校時代に自殺した友人のことが頭をよぎった。「死んであの子の親と同じ思いを自分の親にさせるのか」。そう思うと、不思議と「いま生きている世界とのつながりを感じた」といい、引きこもりを脱しようと決意した。 その回復過程で、不登校や引きこもりについての専門紙「不登校新聞」に自らの体験を書く機会を得た。 全世代で100万人いるとされる引きこもりだが、そのきっかけや置かれた状況はみな違う。そんなことは身に染みて分かっていた。「何の参考にもならないのではないか」。体験を書くことにはためらいもあった。 だが、読者からは、大きな反響があった。「恥ずかしくて隠したいと思っていた自分の負の経験も人の役に立つんだ」。ひきポスの創刊へとつながった。 発見もあった。書くことは自分の気持ちを整理することにもつながり、「ひきポスは書き手となる当事者のメリットも大きい」と感じている。 インターネットが普及する中、ひきポスは紙媒体にこだわっている。ネット世代ではない、高齢の親たちが手にとって読めるようにだ。 親側は当然、引きこもりから脱してほしいと強く望む。だが、それが本人を追い詰めることも少なくない。川崎市の事件で岩崎隆一容疑者(51)=自殺=は同居の伯父夫婦から将来を不安視されたことに反発し、犯行の準備を始めたとされる。 「同じ苦しみを持ってくれる人がいるということで救われ、気持ちが楽になる場合もある。そして、親が子供の気持ちを理解して寄り添うヒントに『ひきポス』がなればいい」。石崎さんは、こう願いを込めている。 〔2019年6/11(火) 産経新聞〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
引きこもりたちの先行き不安 境遇重ね苦悩深く 引きこもり 県内家族 先行き不安 引きこもりをきっかけに家庭内暴力を繰り返す息子の様子を記した手帳。母親の苦悩がにじむ(一部を加工してあります) 元農林水産事務次官が長男を刺殺したとされる事件や川崎市で児童ら20人が殺傷された事件を受け、県内で引きこもりの子を持つ親から不安の声が上がっている。支援団体への相談も相次いでおり、当事者や家族を社会で支えることの必要性が改めてクローズアップされている。 (編集委員・宮田求) 「人ごととは思えない」。県西部の70代女性は「(長男からの)暴力もあった」と供述しているとされる元農水次官と、自らの境遇を重ね合わせる。 元次官の長男と同様、息子は40代。引きこもりをきっかけに家庭内暴力を続けてきた。勤め先で暴れ、トラブルを起こしたこともある。「人様に迷惑を掛けるくらいなら、じっとしていてくれた方が…」との思いも胸をよぎる。 息子が不登校になったのは中学1年の時。部活動で使う持ち物を、友達に笑われたのがきっかけだったという。 それから2年ほど、家に閉じこもり、母親への暴力が続いた。頭を殴って出血させたり、ケチャップを頭に掛けたり…。「俺がこんなふうになったのは親のせいや」と責めた。 定時制高校を経て専門学校に進んだものの、すぐに退学。勤めに出る時期もあったが、長続きしなかった。同僚との折り合いが悪くなったのが理由だ。 母親によると、もともと真面目で物事を突き詰める性格。勤め先では、物をきれいに並べるなどきちょうめんさが評価される一方、同僚にも同様の仕事ぶりを強く求めることがいさかいの種になったという。 こうした事情を理解した上で親子に寄り添ってきた支援者の1人は「思春期の引きこもりで人との接点を絶ったことが、大人になってからの人間関係づくりの難しさにつながっている」とみる。 公的支援も不十分だった。不登校になったばかりのころ、母親が公的機関に相談したところ、返ってきたのは「(本人を)連れてきてもらわないと、対応できません」という言葉。「引きこもりの子を、外に連れ出すこと自体が困難なのに…」。問題への理解のなさに絶望感を味わった。 医療機関で精神疾患と診断されているものの、過去には「性格的な問題」との見立てが示されたことも多く、医療ケアは満足に受けられなかったという。 今は支援グループなどとの結び付きがあるが、暴力は収まらない。母親は身の危険を感じ、息子と離れて暮らしている。「行動が改まれば一緒に暮らせるけど、それがいつになるのか」。先行きは見通せないままだ。

■寄り添い孤立防ぐ支援を/第三者の仲立ち大切 中学時代の引きこもりから、今も社会になじめず、母親への暴力を繰り返す-。40代男性の事例からは、こうした悪循環の構図が浮かび上がる。30年ほど前、母親から相談を受けた公的機関の対応が不十分だったことが問題長期化の引き金になった可能性もある。 引きこもりや不登校の支援グループ関係者は「親が良かれと思って物を与えたり、接したりしていても、子の方は『本当の願いが聞き入れられていない』と感じることがある」と指摘。こうした擦れ違いを解消するには、「早期に第三者が仲立ちすることが大切」と訴える。 県ひきこもり地域支援センター(富山市蜷川)によると、現在は家族から相談があった場合、まずは事情を聴いた上で、共に対応法を考えることにしているという。 内閣府の調査では、15~39歳、40~64歳の引きこもりの人は全国でそれぞれ約54万人、約61万人と推計される。引きこもりの子と親がともに高齢化すると共倒れの危険性が高まるだけに、対策は急務だ。 県は同センターを核にしたサポートの充実を目指す。家族自助会の「とやま大地の会」は「相談を受けるだけでなく、家庭へ出向いて苦悩に寄り添うことが必要。全市町村を網羅したきめ細かな支援で社会的孤立を防いでほしい」と望む。

■誤ったイメージ 支援団体 憂慮 引きこもりの人を支援する射水市のNPO法人「はぁとぴあ21」は11日、同市内で懇談会を開き、家族からの相談が数多く寄せられていることを報告した。 同法人の高和洋子理事長や、KHJ全国ひきこもり家族会連合会の広報担当理事でジャーナリストの池上正樹さんらが出席。事件以降、家族からの相談で「苦しくてたまらない」「子ども(の行く末)が心配だ」などの声が届いていることを説明した。 事件と引きこもりを結び付ける誤ったイメージが出ていると憂慮した上で、「引きこもりの人がますます外に出にくくなっている」と指摘した。 . 〔2019年6/12(水) 北日本新聞〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
川口市中学生いじめ事件 <川口いじめ>ずさん放置…裁判で市が開示すると明かした「いじめ記録」、約1カ月経つも元生徒に届かず さいたま地方裁判所=さいたま市浦和区高砂 埼玉県川口市の市立中学校の元男子生徒(16)がいじめを受けたとしてさいたま地裁で市と争っている裁判で、市側が5月に一転して開示すると明らかにしたいじめに関する565ページの書面が、その後約1カ月にわたって元生徒側に届いていないことが11日分かった。

<川口いじめ>法廷で「卒業証書渡したい」、市の代理人が突然発言 不登校元生徒の母親が怒り「非常識だ」 元生徒側は部活のサッカー部内のいじめやコーチの体罰などで不登校となり、自傷行為も起こしたとして、市に損害賠償を求めているほか、いじめの記録の情報開示と、一部開示された書面の訂正についても提訴した。 元生徒側によると、市側の弁護士から5月14日に「13日付で開示した書面を郵送した」と連絡があった。その後、届かないため今月11日に市教委に問い合わせたところ、市教委指導課は「5月13日に開示書面を郵送したが27日に戻ってきた。このため、書面は情報開示を担当する市行政管理課に渡し、そのことを知らせる手紙を送った」と説明したという。 しかし、埼玉新聞の取材に行政管理課は開示書面を預かったのは今月10日とし、市教委指導課がそのことを知らせる手紙を元生徒宛に出したのは同11日午前だったことをそれぞれ認めた。 元生徒の母親は「裁判官に対しても違法だったことを認めた上で開示すると言ったのに、その後全く連絡がなく放置されている。市教委のやり方はずさんで不誠実ではないか」と話している。 〔2019年6/12(水) 埼玉新聞〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
子どもの家出、補導、虐待、 「家出」は悪か? 無断外出を不良と考えるのは大人の居直り 子どもが深刻な被害にあうリスクは施設でも一般家庭でも家の外でも変わらない 家出というと、「やくざにダマされて被害に遭っている子も多いはずだ」とお考えの読者もいるだろう。

若者は事故などより自殺が多く1位だ 内閣府は、「平成30年版 子供・若者白書」で警察庁の「少年の補導及び保護の概況」を引用する形で、福祉犯の検挙人員と暴力団の関与の資料(平成28年)を公開し、福祉犯の検挙人員の3.1%が暴力団等関係者だと明かしている。 「福祉犯被害少年(法令別)における家出少年の推移」を見ると、2016年に犯罪の被害に遭った未成年の家出人は、被害者全体の中で5.2%しかいない。 そこで、家出後に暴力団に関与する確率を出してみる。0.031×0.052×100=0.16%(※小数点第2位以下切り捨て)。こんな超レアケースを気にするのは、まったくの杞憂と言わざるを得ない。 ちなみに、児童相談所に保護されて児童養護施設に送られ、施設で職員に虐待された子どもの割合は0.20%(平成28年/2016年)。また、里親・ファミリーホームで虐待された子どもの割合は0.19%(平成29年/2017年)。 国内に約2000万人いるすべての未成年(0~19歳)のうち、虐待などの諸事情によって社会的養護を必要とした子どもの割合は0.21%(平成30年/2018年)。つまり、子どもが深刻な被害に遭うリスクは、施設でも里親でも一般家庭でも家の外でも、さほど変わらないのだ。 . 「家出」とひとくくりにするのは大人のひとりよがり 警察では、行方不明者届(※昔の家出人捜索願)を家出人の親族や監護者、福祉関係者などから受理する。だが、警察は刑事事件が起きた後の捜査機関。 小さい子が目を離したすきに森ではぐれたとか、殺人や詐欺などに巻き込まれた可能性が高いとか、家族に「家出します」という書き置きを残していなかった場合に限り、職務を遂行する。 もちろん、遺書を残して自殺のおそれがある者や精神障害者、危険物の携帯者などで、自傷他害のおそれのある者は「特異家出人」と呼ばれ、緊急性が高いと判断されて捜索されることもある。だが、その他の家出人は、基本的に捜索されない。

だから、民間の探偵が商売として成り立つわけだが、そもそも子どもが家族に許可を求めずに家を飛び出すことを「家出」とひとくくりに呼びたがるのは、子どもの言い分を度外視した大人のひとりよがりではないのか? 深夜徘徊や自殺・心中、自分探しの旅にプチ家出も 筆者は、自殺や家出、虐待や家族に関する本を執筆・編集している。そのため、家族関係で悩んでいる10代から相談メールが届く。そのほかにも、深夜の町で声をかけた未成年から相談される経歴も30年ほどになる。 そうした相談内容を基に、「家族の許可を求めずに家を飛び出した未成年」の動機を区別すると、以下のように異なっている。

1.深夜徘徊 深夜にクラブや飲食店に出入りし、朝帰りする。それが楽しいからやっているだけなのに、条例で夜10時以降にファミレスやカラオケ店などに入れないため、警察に補導されかねない不安から、年齢詐称をしても夜遊びをくり返すことも。

2.自殺・心中 死にたくて家を出たものの、勇気がなくて自殺できずに帰宅したり、心中相手のはずだった人と合意に至らず、失敗するケースも少なくない。ただし、2017年に神奈川県で起こった座間9遺体事件のように、自殺でなく、殺されるケースもある。

3.自分探しの旅 家庭や学校より広い世界が知りたくて、遠方へヒッチハイクやバイクなどで出かけるもの。家族に許可されないのがわかっているので、あえて言わずに家を飛び出し、家の外のスリルを楽しもうとする。

4.漂流(プチ家出) 親から虐待される日々に耐えられなかったり、家にいると息が詰まる感覚があるため、憂さ晴らしでしばらく家を空けては戻ることをくり返す。虐待されていることに無自覚だったり、児相の存在を誰からも教えられていないため、福祉制度は利用しない。 家や学校で演じる「大人にとっての都合の良い子」の自分に疲れてきっているため、誰の子どもでもなく、どこの生徒でもない「誰でもない自分」になりたくて、あてもなく街を歩いたり、売春で宿泊費や交通費を稼いだり、知らない人の家を転々とすることも。

5.家出 家族が虐待や支配によって自分の心身や命、将来に危険や不安をもたらしていることを自覚したため、自衛のために家族の知らない安全な生活拠点へ引っ越すこと。恐ろしい家に二度と帰りたくないので、親バレやリスクのある行動を避け、なるだけ早く定住先と定職を得て、一刻も早く生活の安定をはかろうとする。 こうして未成年が家を出る動機を見てみると、1~4が家出の実態からは遠く、「家出」と呼ぶには無理があることがわかる。家族の許可なしに家を飛び出しただけでは、ただの無断外出にすぎない。警察や内閣府が、家出人のほとんどが犯罪被害とは無縁に生きている現実を示している。現実は、親の不安どおりではないのだ。

家出は自分の暮らしと心身を守る生存戦略 他方、家出できない子についても知ってほしい。 日本は他国と比べて自殺が多いが、全年齢でいえば、過去10年間で1万人ほど自殺者数を減らしてきた。それなのに、人口10万人あたりの自殺者数を表す自殺死亡率は、19歳以下の未成年の場合、5%前後で推移し、あい変わらず高いままだ(※実数は年間500~600人程度)。 遺書等の自殺を裏付ける資料で明らかに推定できた原因・動機を自殺者一人につき3つまで計上可能とした統計「平成30年中における自殺の状況」を見ると、19歳以下では学校問題(188人)、健康問題(119人)、家庭問題(116人)が上位を占めた。 しかも、自殺者全体のうち、無職者(※成人を含む)を見ると、学年が上がるにつれて自殺者数も増えていた。 学校や家庭での暮らしに疲れ、心身の健康を害する若い世代の苦しみが、大人によって放置されている現実がうかがい知れる。 今年3月、厚労省が2017年の人口動態統計を発表し、戦後初めて日本人の10歳から14歳までの死因で自殺が1位になっていたことが話題になった。2016年における死因順位別にみた統計でも、15歳から39歳までの死因1位は自殺だった。 学校内のストレスなら、親が不登校に寛容になれば、軽減できるかもしれない。しかし、子どもを虐待する親や、子どもの切実な訴えを聞かない親なら、家庭は子どもが安心して生きられる居場所ではなくなる。 しかも、父親から性的虐待を受けても無罪になる判決をネットで目にすれば、同じ目に遭っている子は、家にい続けることに絶望を感じてしまうだろう。 子どもがそうした家庭環境に苦しみ、疲れ果て、死を選んでしまう前に、経済的に自立できる自立の方法とその覚悟を教えるチャンスがあってもいいのではないか?  そして、家出の現実を知らないまま怖がる前に、子どもも大人も現実の家出人から話を聞くチャンスを増やしてもいいのではないか? 昨年、筆者は筑波大生が企画した児童虐待防止イベントに招かれ、講演した。その話を聞いた大学生・山口和紀さんは今年、『100人の体験記 大学生版 家出マニュアル』というとプロジェクトを立ち上げ、公募した体験記を次々にnoteで公開し始めた。18~19歳の未成年は、虐待されても児童相談所でほぼ保護されないからだ。 筆者も、『21世紀版 完全家出マニュアル』をnoteで書き始めた。学校や家庭では教えてくれない自立の方法を教え、10代の生活力を準備させたい。それが、家にいられなくなった時にやけを起こさず、自分の暮らしと心身を守る生存戦略だからだ。 . 〔2019年6/12(水)<文/今一生> ハーバービジネスオンライン HARBOR BUSINESS Online〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
eスポーツ eスポーツ 浸透なるか  国体文化プログラム採用で大会続々 学校に部活や同好会も誕生 対戦型コンピューターゲームで勝敗を競うeスポーツ。アジア大会や茨城国体文化プログラムに採用されたのを機に、群馬県内でも相次いで大会が企画されている。大学や通信制高校では同好会や部活動が立ち上がり、活動が本格化する。幅広い世代に浸透したゲームが娯楽の枠を超え、競技としての普及が広がり始めている。 . eスポーツ 浸透なるか 国体文化プログラム採用で大会続々 学校に部活や同好会も誕生 「ぷよぷよ」をプレーする群馬大同好会の学生たち ◎ゲーム=スポーツに賛否も 「学校認めれば 一般的に」 群馬大桐生キャンパスを拠点に活動する「帝国ぷよ」は、世界的に人気のパズルゲーム「ぷよぷよ」をプレーする同好会だ。理工学部4年の武田拓海さん(21)が1年生の時に立ち上げ、現在は学内外の14人が所属する。 9月開幕の茨城国体では「ぷよぷよeスポーツ」など3種目が実施される。新潟県出身の武田さんは同県予選を勝ち抜き、代表に選ばれた。7月に高崎市で行われる群馬県代表決定戦に出場するメンバーもいる。 ゲームをスポーツと捉えることに賛否はあるが、武田さんは「試合会場の盛り上がりや戦略が必要なところは体を動かすスポーツと変わらない。大会が増えてきたので、学校が部活やサークルとして認めれば一般的になるのではないか」と期待する。 前橋市の通信制高校「わせがく高等学校前橋キャンパス」では、昨年9月にeスポーツ部が立ち上がり、10人が取り組む。昨年度、初めて開かれた全国高校eスポーツ選手権の「ロケットリーグ」部門に県内で唯一出場した。2年の石原幹大部長(17)は「仲間でプレーすると同じゲームでも楽しい。いずれ他校とも交流できたら」と話す。 5月に予選があった別の高校生向け大会には県内の4校がエントリーしたが、いずれも部活としては行われていない。 わせがくの金子駿教諭は「不登校経験者が多い本校の生徒にとって、ゲームはコミュニケーションの手段の一つ。仲間意識を育む場にもなる」とeスポーツ部の意義を捉える一方、「昼夜逆転の生活にならないよう『ゲームは昼間に』と指導している」と語った。 eスポーツ 浸透なるか 国体文化プログラム採用で大会続々 学校に部活や同好会も誕生 群馬県内で開かれる主なeスポーツ大会 ◎態勢づくり急ぐ…群馬県内普及団体 eスポーツはゲームタイトルによって運営団体や競技者層が分かれ、横のつながりが薄いとされる。五輪競技への採用も検討される中、県内の普及団体は連携や交流の機会を設けるなど態勢づくりを急ぐ。 県eスポーツ協会は、伊勢崎市で障害者プロゲーマー養成所を運営するワンライフ(前橋市)が2月に設立した。会長の中村恭子さん(27)はeスポーツ指導者でもあり、「定期的に競技者が集まる場をつくり、盛り上げたい」と話す。 5月に設立された県eスポーツ連合(平方亨会長)は大会の企画運営や教室開催に取り組み、既存組織や競技チームと連携を図る。「五輪など大きな大会の受け皿になれるよう準備を急ぎたい」としている。 〔2019年6/6(木) 上毛新聞〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
苦痛の記憶 「おまえのせいだ」理由なき暴行…小学時代にいじめ 24歳の消えない傷 入院中の愛さんに届いた寄せ書き。何通ものうち1部だけ残していた 「おまえのせいだ」。取り囲んだ男子5人は代わる代わる殴り、蹴りつけてきた。暴力を振るわれる理由が飲み込めない。止めようとする友達もいない。恐怖で体はこわばり、頭の中は真っ白になった。誰かが教員を呼びに行き、暴行はようやく収まった。 福岡県に住む愛さん(24)=仮名=の「苦痛の記憶」は小学3年の頃にさかのぼる。暴行の直前の昼休みに行われたクラス対抗ドッジボール。負けた腹いせはおとなしい愛さんに向かった。帰宅後に入浴していると、体中にあざが浮かび上がり、パニックになった。 暴行した4人は親と一緒に愛さんの自宅を訪れ、頭を下げた。残る1人の母親は「うちの子はいじめなんかしない」という手紙を送ってきた。小学校から謝罪の言葉はなかった。「これで終わり、と学校は考えたんだろうか…」。小さな胸におりを抱えながらも、愛さんは学校に通い続けた。 「自分のどこが悪いのだろう…」 後に母から聞いた話では、いじめは1年時から既にあったという。当時は真っ黒に日焼けし、脚には皮膚の感染症の「とびひ」が広がっていた。そんな容姿が同級生の悪口やからかいの対象にされていた。 愛さんが小学時代を送った2000年代前半。学校現場でのいじめは問題になっていたが「いじめられる側にも原因がある」といったゆがんだ考え方が残っていた。「被害者」に徹底して寄り添う姿勢が広がるのはまだ先のこと。凄惨(せいさん)ないじめを苦に何人もの若い命が絶たれた後だ。 愛さんは学校でいじめと向き合い、解決につながるような集会や授業を受けた記憶がない。暴行事件後も嫌がらせは続いた。靴に画びょうを入れられたり、上靴を隠されたり。階段から突き落とされたこともある。「自分のどこが悪いのだろう…」。次第に相手よりも自分に原因があるのではないかという苦しみに支配されるようになった。 ある朝、登校中に涙があふれ出した。学校に行くことに体が拒否反応を示していた。途中で自宅に引き返した。しばらくすると、仕事を中断した父が急いで戻ってきた。 「学校に行け!」怒鳴る父 学校からの緊急連絡先を父にしていたため、担任が「学校に来ていない」と電話を入れたのだ。父は愛さんの話を聞かずに怒鳴った。「学校に行け!」。言い分はまるで通じない。一方的に叱り、手を上げた。「明日、行けよ!」。そう言い残して再び仕事に戻っていく父の後ろ姿を見送り、1人になれたときは心底ほっとした。 自宅にいる間は布団に潜り込み、ひたすら寝た。 「行かなくていい」が支え 息が苦しくなるなど呼吸器系の持病が見つかった愛さんは、小学4年の頃に長期入院した。同級生や教員の寄せ書きが届けられた。「病気を早く治して」「学校で待ってる」。本心とは思えない上、これまでのいじめを棚上げしたかのような言葉は残酷だった。 愛さんは手紙を破り、燃やした。 嘲笑や陰口は中学を卒業するまでやまなかった。何度も望んで入院を繰り返した。そのたびに寄せられた表面的な言葉の数々が、さらに孤立感を抱かせた。 当時、不登校になる小中学生は全国に11万人以上もいた。「無理して学校に行かなくていいよ」。母の優しさが心の支えだった。 地域の学校から離れ、希望した高校に進学すると楽器演奏の部活動に打ち込んだ。周囲の目が気になることもあったが、知る人がほとんどいない新たな環境は居心地が良かった。少しずつ心が回復し、高校では学校生活の楽しさを知った。 今、小中学校のころを振り返ると背筋が寒くなる。言葉の暴力にとどまらず、度が過ぎたいじめは一歩間違えば命の危険もあった。 同じ年代の加害者たちが、その後の人生で自らの行動を顧みることはあったのだろうか。彼らとの交流は絶っている。愛さんは言う。「恐らく私が生きているとは、思っていないだろうな」     ◇   ◇ いじめ、学校での決まり事、画一的に進む授業…。そんな状況に息苦しさを覚え、学校に足が向かない子どもたちがいる。当事者や保護者、教師などさまざまな視点から「不登校」の現実と対応を考える。 【変わる社会認識】 不登校はかつて「登校拒否」や「学校嫌い」とも言われ、子ども本人に問題があると捉える傾向が強かった。1980年代は「首に縄をつけてでも登校を」という対応から「首縄時代」ともやゆされた。軟化し始めたのは92年に文部省(当時)が「登校を促すと事態を悪化させることもある」との見解を示してからだ。97年までは全国の不登校の小中学生は全体の1%未満だったが、98年度以降は1%を超えて増加傾向にある。2017年2月には、不登校の子どもを国や自治体が支援することを初めて明記した教育機会確保法が施行されるなど、柔軟な教育により対応するべきだという考え方が広がっている。 〔2019年6/6(木) 西日本新聞〕


周辺ニュース

ページ名[[]]、()
映画「町田くんの世界」 細田佳央太さん、関水渚さん 映画「町田くんの世界」で初主演 豪華すぎる共演者にびっくり 第20回手塚治虫文化賞・新生賞受賞作家の漫画が原作の映画「町田くんの世界」(石井裕也監督)が、6月7日に公開されます。ダサくて、運動も勉強も苦手だけれど、人が大好きで優しすぎる高校生・町田くんの心温まるストーリー。町田一役の細田佳央太かなたさん(17)と、ヒロイン・猪原奈々役の関水渚さん(21)はともに、1000人以上が参加したオーディションで抜擢(ばってき)され、ダブル主演を務めます。演技経験はほぼゼロというフレッシュな二人に話を聞きました。

――1000人を超えるオーディションの中、ヒロインに選ばれました。

関水さん 以前から石井監督の作品のファンで、特に前作の映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(2017年)が好きなんです。ですのでオーディション会場に入るときには、頭の中が真っ白になってしまいました。その上、監督が目の前にいらっしゃったので緊張しすぎて、自己紹介のときに、言葉を発すると同時に涙があふれてしまいました。

――ほぼ芝居経験ゼロと思えない、すばらしい演技でした。猪原奈々は複雑な家庭環境に育ち、不登校という難しい役柄でしたが、監督からどのような演技指導を受けたのですか?

関水さん ありがとうございます。お芝居の経験がなく、間の取り方もわからない私に、監督はあきらめずに丁寧に指導してくださったので、すごくありがたかったです。監督から「芝居をするには、恥じらいを捨てて、思いっきりやることが大事だ」と言われました。撮影前に、何度も何度もリハーサルを重ね、「腹がよじれるほど笑ってみて」「喜んでみて」「舞ってみて」など、全ての感情を爆発させるよう、リクエストされました。その経験が、本番のお芝居にも生きたんじゃないかなと思います。 . ――役者としては“先輩”の細田さんから見て、関水さんの演技はいかがでしたか?

細田さん ええっ!? 先輩じゃないですよ~! 映画を見た母から「関水さんの演技のほうがうまかった」って言われました(笑)。

――安藤ゆきさん原作の漫画を読んだ感想は?

関水さん オーディションがあると聞く前から読んでいて、大好きな作品でした。猪原さんをはじめ、登場する人がみんな健気(けなげ)だなという印象です。とても共感できる部分が多く、楽しみながら読みました。「実際には、町田くんみたいな人っていないだろうなぁ……」と思いながら読んでいましたが、細田くんのお芝居を見て、漫画の町田くんが実在しているような感覚になりました。

岩田剛典さん、前田敦子さんらが同級生!?

細田さん 僕は少女コミックを読んだのは初めてでした。「町田くんのように、こんなに誰にでも優しい少年っているのかな?」って。読むとおもしろくて、作品の世界に引き込まれました。

――岩田剛典さん、高畑充希さん、前田敦子さん、戸田恵梨香さん、松嶋菜々子さんら、豪華な共演者の名前を聞いたときの感想は?

細田さん すごくびっくりしました。でも、そんなプレッシャーに負けている場合じゃない。すぐに自分から積極的に先輩たちに食らいついていこうと思いました。

関水さん 私も、聞いたときはびっくりしたと同時に自分でいいのか、とすごく不安になりました。今まで、お仕事で芸能人の方々とお会いする機会があまりなかったので、スーパースターの皆さんとの共演が決まったときは、恐縮しました。

――細田さんは現役高校生ですが、同じ高校に通う生徒の役は、岩田さん、前田さん、太賀(たいが)さん、高畑さんと、先輩ばかりでした。違和感はありませんでしたか?

細田さん 全くなかったです。みなさん、演技中は高校生そのものでした。学校のシーンは、栃木で撮影したのですが、共演シーンが多かった同級生の西野亮太役の太賀さんが、撮影の合間においしいラーメン屋さん情報を教えてくださって、本当の同級生のように、ごく普通に接してくださいました。岩田さんは、僕とぶつかることが多い、学校一の人気者・氷室雄役でしたが、「(実際に)学校は楽しい?」とか、プライベートなことも聞いてくださったり、緊張する僕を優しく励ましてくださったりしました。学校生活はむちゃくちゃ楽しいですよ。今は部活はやっていませんが、中学の3年間はバスケットをやっていました。 . 全力で“町田くん走り” 関水さん 私は、同級生の栄りら役の前田さんとのシーンが多かったのですが、前田さんは気さくで、いろいろ話をしてくださいました。ある日、「私、日に焼けやすいんです」と話したら、「いい日焼け止め、持っているよ」と翌日、愛用の日焼け止めを持ってきてくださったんです。その優しさに感動しました。今でも日焼け止めが入っていた袋を大事に保存しています。まるで本当の友人のように親しく接してくださったのがうれしかったです。

――りらは、ぶっきらぼうなキャラクターですが、前田さんがとてもいい味を出していましたね。目標にしている女優さんはいますか? 関水さん 今回共演させていただいた皆さんはもちろんですが、同じ事務所の先輩の綾瀬はるかさんや、石原さとみさんにあこがれています。お二人は、お芝居もかっこいいですし、バラエティー番組でもかっこよくて。お会いしたときにもとても優しく接してくださって、人としても尊敬できる女性です。 全力で“町田くん走り”

――撮影で苦労したシーンは? 細田さん 全部です。でも、一番大変だったのは、猪原さんと追いかけっこをするシーンです。一番好きなシーンでもありますが、暑い中、セリフを叫びながら、全力で走るシーンの特訓をしました。なんでも一生懸命な町田くんですが、50メール走は12.4秒というタイムです。「原作の町田くんらしく見える走り方はどうだろう」と考えた時に、エネルギーを『前』じゃなくて全部『上』に持っていけば、前には進まないけれど、一生懸命に見えるんじゃないかと思ったんです。あんなに必死に走ったのは、生まれて初めてかもしれません。

――実際に、町田くんのような人が身近にいたら、どうですか? 関水さん もし、同級生にいたら、好きになってしまうかもしれません。でも、(役柄の)猪原さん目線では、町田くんという人は、かなりもどかしかったので、あまり(町田くんに)のめりこまないようにしようと思います(笑)。

――映画の見どころをお願いします。 関水さん 映画を見終わった後、とにかく心が優しく、温かい気持ちなります。私は、家に帰るまでずっと温かい気持ちになっていました。登場人物がみんな一生懸命でかっこよくて、「やっぱり、一生懸命っていいな」と思わせてくれる様な映画で、疲れた時に見ると、きっと心が癒やされて、「がんばろう!」という気持ちになれると思います。私にとっても、皆さんにとっても“宝物”になる映画と思って頂けるとうれしいです。 細田さん 町田くんの一生懸命さに、周りの人も影響されていきます。映画をご覧になる方に、一生懸命の大事さを感じ取っていただければと思います。 (c)安藤ゆき/集英社(c)2019 映画「町田くんの世界」製作委員会 〔2019年6/6(木) 大手小町(OTEKOMACHI)〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
えっ、これがいじめ? 問題の解き方を教えてあげたら「いじめ」になる? 波紋呼ぶチラシの理由とは 「えっ、これがいじめ?」兵庫県内の学校で今春配布され、議論を呼んだチラシ 「A子は算数の時間に、問題を一生懸命解いていた。しかしあと一歩のところで解けずにいた。隣の席の算数が得意なB男は、A子の困っている様子を見て、解き方と答えを教えた。A子はくやしくて泣きだした」-。全国でいじめが原因とみられる自殺や不登校などが相次ぎ、早期発見と対処の重要性が叫ばれる中、兵庫県内の学校で今春、上記のケースを「いじめ」の例として紹介する1枚のチラシが配られました。保護者らからは「えっ、これがいじめ?」「むしろ良いことをしたんじゃ?」と戸惑いの声も続々。制作した県教育委員会に、その意図を聞きました。

-かなり衝撃的な内容でしたが、なぜ、こうしたチラシを? 「啓発チラシは、2013年から毎年新しいものを作って県内の全学校に配っていますが、今回はかなり踏み込んだ内容になっています。ただ、内容自体は兵庫県が独自に考えたのではなく、文部科学省が2016年に出したいじめ認知の手引きで、『いじめ』という言葉は使わないが『いじめ』として対応すべき事例-として紹介されているものです」

-今年、攻めた理由は何だったのでしょう。 「昨年度の兵庫県内のいじめ認知件数は1万2960件で過去最多となりました。軽微なものでも積極的に認知するようになった結果ですが、それでも全国平均を下回り、いまだに『0件』と報告する学校もある。でも、子どもたちの間で小さなトラブルは日常茶飯事。教師が『いじめ』と思っていなくても、実は当人は嫌な思いを抱き続けているケースもあるはずなんです。兵庫県内でもいじめが原因で子どもが命を絶つ事案が相次いでおり、いじめへの感度を上げるきっかけになればと、事例の中からあえて最も『そんなことが?』と感じられるものを取り上げ、タイトルも目を引くことを重視しました」

-保護者や教育現場からの反応は? 「保護者の方から『これがいじめになるんだったら、教え合いもするなというのか』などのご意見も何件か頂きました。もちろん、単純に『教えてあげる=いじめ』ではありません。ですが、教えられた子がすごく嫌だと感じ、さらに、日常的に勉強ができないとからかわれ、それが続くなど両者や集団内の関係性によっては、心の傷を負わせ、深刻な『いじめ』につながることもあると知っていただけたら、と思います」

-私も、「違うやろ」と思ってしまいました。 「いえ、そういう方が大半だと思います。でも、いじめ防止対策推進法によるいじめの定義は『被害者が心身の苦痛を感じていること』が根幹で、一見いじめと思えないことも『いじめの芽』として対処することが求められています。さらに、たとえ教師が『いじめの芽』と捉えて子どもの家庭を訪問し、指導しようとしても、親御さんに『そんなの、いじめちゃうやろ』とシャットアウトされては元も子もありません。教師はもちろんですが、ご家庭でも考え、理解して頂けるきっかけになれば」 確かに、冒頭の事例では、教えられたA子さんは泣いてしまいました。困っている姿を見て教えてあげようと思った優しい気持ちはしっかりほめつつ、なぜ相手が泣いてしまったのか、次からどうした方がいいか、さらに教えられたくないと感じたら、その気持ちをどう伝えればいいのか、親子で考えることが大切なのかもしれません。(まいどなニュース・広畑千春)       ◇  ◇ ▼鳴門教育大・阪根健二教授(学校教育学)の話 法律上の「いじめ」の定義は、教師や保護者が子どものころとは大きく変わっている。チラシの例も(1)双方とも児童生徒(2)一定の人間関係がある(3)心理的・物理的影響を与えている(4)受けた側が心理的苦痛を感じている-といういじめの4要件に照らせば「いじめ」になる。文科省はこうした「兆候」や「芽」も含めて積極的に認知するよう求めているが、都道府県ごとの認知件数には大きな開きがあり、浸透しきっていないのが現状だ。学校現場でも戸惑いがある中で、今回のチラシは思い切った対応だと評価できる。ただポイントは、各校が保護者にこのチラシの真意を伝えること。それをして初めて、いじめの芽を意識する機会になる。 〔2019年6/6(木) デイリースポーツ〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
不登校特例校 不登校の生徒を対象にした“特例中学校” 岐阜市が2021年4月開校へ 閉校した校舎を活用 岐阜市が、再来年4月に不登校の生徒を対象にした特例の中学校を開校することを決めました。 岐阜市の不登校特例校は、閉校になった「徹明小学校」の校舎を活用して2021年4月に開校する計画です。 市内に住む不登校の中学生が対象で、全校で40人ほどの規模を想定しています。 授業時間を短くし、学力などに応じた個別指導をするほか、地域の人と交流しながら社会性を育む教育をするということです。 岐阜市の不登校の中学生は、生徒100人あたり3.72人で、全国平均より高く、市が対策を検討していました。 公立の不登校特例校は京都市など全国に5校しかなく、東海地方では岐阜市が初めてになります。 . 〔2019年6/6(木) 東海テレビ〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
不登校特例校 統合のため閉校した小学校の跡地を活用 岐阜市が「不登校特例校」を設置する方針 閉校した小学校を活用して、不登校の生徒を対象とした特別なカリキュラムの中学校を設置する方針です。 岐阜市は文部科学省が指定する「不登校特例校」を、2017年に統合のため閉校した徹明小学校の跡地を活用して設置する方針を発表しました。 岐阜市内の中学生で、2018年度1年間に30日以上学校を休んだ生徒の割合は3.81パーセントで、増加傾向にあります。 「不登校特例校」では授業時間を減らしたり、少人数指導で学習内容を各生徒に合わせたりする予定です。 公立の「不登校特例校」は東海地方では初めてとなります。 2021年4月の開校を目指しています。 〔2019年6/6(木) メ〜テレ(名古屋テレビ)〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
Eコマース「BASE」 お母さんも使えるEコマース。「BASE」を作ったのは誰だ? 鶴岡裕太 BASE株式会社代表取締役CEO 必要なものはメルアド、パスワード、3文字以上のショップURLのみ。「お母さんも使える」をコンセプトに今年2月、70万ショップを突破したEコマースプラットフォーム「BASE」。2012年、大学生のときにBASE株式会社を設立した鶴岡裕太代表取締役は語る。「インターネットの力で普及していくものはグローバルか、ローカルか。BASEが対象にしているのは完全に後者です。やがては個人だったり、地方にある小さなお店が主役になるような社会が来る。彼らの一歩目を支援する、それがBASEの役割だと思っています」 初期費用なし。月額利用料なし。商品登録数も無制限。無料のネットショップ開設は当時、画期的だった。その1年後、ヤフーが同様の無料サービスを始めた。「当時はビビりました」と笑うが、利用者層が異なるため影響はなかった。先の言葉ではないが、鶴岡率いる小さなチームが業界を動かしたわけだ。BASEのサービスが市場に受け入れられた理由をこうも語る。「基本的には運とタイミング。価値観が多様化し、より高い給料を追求するような資本主義的な考え方ばかりではなくなりました。『給料は安くても楽しく働きたい』とか『生きがいを求めたい』という人が増えたんですね。そういう時代にちょうど合致したのかなと思います」 昨秋4度目の移転をし、六本木グランドタワーにオフィスを構えた。会社の道程を鶴岡とともに振り返ってみたい。

■サービス初日に数千人が登録 BASE前夜。大学3年生だった鶴岡は、家入一真氏率いるクラウドファンディングの会社、CAMPFIREでインターンをしていた。プログラミングを覚え、ウェブサービス作成を手伝い、好きだったネットの世界にさらにのめり込んだが、起業しようと考えたことはなかった。「大学卒業後はこのまま働かせてもらうか(笑)、そうでなければウェブ関連の仕事に携われたらいいかな、くらいの感じでしたね」 あるとき、地元の大分で小売店を営む母から相談を受けた。「ネットショップを立ち上げたいんだけど」と。楽天などに出店する方法もあったが、ネットの知識がないとややこしい。お金も知識も技術もいらない、誰でもショップが作れるネットサービスができないかと考えた。 「親孝行というより、母のような地方の50~60歳くらいの女性も『ネットで売りたい』って考えるような時代が来たんだな、と。一方で、実際の需要と供給のギャップみたいなものを感じましたね。楽天やYahoo!を使うような大きな会社ばかりでなく、ローカルの小さなチームを対象にする、そんなサービスがあったらいいなって」 使命感もあったが、それ以上にウェブサービスを考えるのが楽しかった。仲間数人に手伝ってもらいながら2012年11月にBASEをリリース。メディアに紹介されたこともあり、初日に数千人のユーザーが登録し、ひと月後には1万を超えた。自分の作ったサービスを喜んでくれる人がいる。そのことが単純にうれしかった。しかし、同時に業務が増え、てんやわんやの時期でもあった。 「予想外でしたからね。僕自身、当時はプロのエンジニアとは言えないレベル。趣味の延長線のようなプログラミングでしたのでトラブルもいろいろありました。想定していたトラフィックと違い、商品登録がうまくできないとか、同時に2つの商品が売れてしまうとか。人数も少なかったですし、いま振り返っても数年間は大変でしたね」

■登録数は右肩上がり、けれど収益はゼロ ローンチの1カ月後にはBASEを法人化した。1年目には5万ショップまで登録数を伸ばした。ITベンチャー企業として他がうらやむスタートだが、その実、BASE事業からの収益はゼロだった。多くの人に使ってもらうことを最優先としたため、数年間はあえてマネタイズしない選択を取ったからだ。 「当時は売れたときの決済手数料のみ。これはカード会社等にお支払いするものでしたから、会社には利益は残りません。一方で、収益化を狙うとそれぞれショップの売り上げの構造も考える必要がありますし、僕たちが対象とするユーザーさん向けではなくなる可能性がある。『誰のため、何のためにやるのか?』がいちばんブレてはいけない、と思ったんです。『これからお店をスタートする』というとき、1円でも取られてしまったら、スタートする側にとってはリスクになると考えたんです」

その間の資金運営はどうしていたのか? 鶴岡に賛同する投資家に恵まれたことも幸運のひとつだったろう。サイバーエージェントはじめ幾つかの出資があり、運営費や社員の給料などはそこからまかなうことができた。 収益化を始めたのは40万ショップを超えた2017年秋から。商品が売れたときのみサービス利用料が発生する仕組みへと変更した。マネタイズのタイミングは難しかったものの、ユーザーはそれ以上の価値を見いだし、BASEの登録数はさらに伸びていった。 「ネットショップ開設のリスク」をゼロに、次は「資金調達のリスク」をゼロに 鶴岡には創業当初から考えていたことがあった。決済と金融への参入だ。業界的に取引先は大きな会社ばかり、同社が対象にするような個人事業主には門戸が閉ざされていると感じていた。Eコマースプラットフォーム「BASE」の立ち上げから数年のうちには、購入者向けのID型決済サービス・お支払いアプリ「PAY ID」や事業者向けの「PAY.JP」といったオンライン決済代行サービスをリリース。簡単に設定でき、費用も安いのが特徴だ。 続く2018年12月にはショップオーナーに向けた資金調達サービス「YELL BANK」をスタート。資金を理由にこれまでチャレンジできずにいた人たちの次の一歩を支援したい、という。「ネットショップを作るリスクはいまの日本でほとんどなくなったと言っていい。けれど、資金調達に関してはまだまだハードルが高いですよね。リスクなしでできる方法はないかと考えていたんです」 「YELL BANK」は即時に資金調達ができる、そこだけでも画期的なシステムだが、支払いが発生するのは商品が売れたときのみ。仮に商品が売れなければ1銭の支払いも発生しない。 「BASEを使うと未来の売り上げを予測できる。そのうえで未来に発生する債権を買い取るという考え方なんです。出資額はショップに応じて1万円から1000万円まで。現時点では一部のショップのみへの公開ですが、最終的には全ショップに提供したい。理想的にはショップに登録すると同時に、未来の売り上げを予測できるようにしたいですね」

■誰かに喜んでもらえること、それが仕事の絶対条件 これまで見てきたようにBASEのサービスは一貫してブレがない。「いま現在、大きい企業ではなくこの先、世の中の中心となっていくような方々の第一歩目を支援したいという考え方。そのために何ができるか? 『彼らのリスクをいかに少なくするか』がいちばんのテーマなのかなと。金銭的な面はもちろん、技術的な面でも」 一方、「新しいことだらけで、一瞬にしてこの6、7年が過ぎたかなという感覚はあります」とも言う。会社勤めの経験すらなく、当初は会社がどういうものなのか、経営者が何をするものなのかもわからなかった。 「人が増えていくなかで情報共有がうまくいかないとか、働く環境の整備が追いつかないとか、あらゆる問題が発生しましたからね。僕自身、プロダクトに対しては『絶対にこうしたい!』という思いがありますが、会社運営に関しては『こうしたい』と考えるような余裕はなかった。その場その場で最適な方法を探す、優秀なメンバーに支えられながらここまでやってきた感じでしょうか」

最初は単純にコードを考えるのが楽しかった。仕事というより趣味の感覚でBASEのサービスを始めた。そんな場所から遠く離れ、22歳で経営者になるということ。道中、葛藤やストレスはなかったのだろうか。 「事業が成長していくなかで僕が変わらずコード書いていたら、会社として終わってますよね(笑)。プロダクトそのものに触れている時間はいまも好きですが、(小さなチームを支援するという)テーマ感そのものが楽しいんです。仕事の内容には、こだわりがなかったのかもしれません」 その仕事観は中学生のころの体験に基づいている。一時期、不登校だったという鶴岡だが、母は何も言わず、劇団四季の舞台へと連れ出した。「感動しましたね。演じている人も観ている人も一所懸命。観客は幸せな気持ちで家へと帰る。誰かに喜んでもらえる、自分もこういう働き方がしたいなって。それが仕事をする絶対的な条件になったんです」

■プロダクトを作る以上は楽観的じゃないとダメ 昨年秋、六本木グランドタワーに移転した。37階。東京都下を一望し、晴れた日は遠く富士山を望む。「越してきたとき、武者震い、しませんでしたか?」そんな問いにも笑って返し、不思議な話をしてくれる。現オフィスの会議室入り口にあるのは「YANAGI」「SHINTAISO」「ROPPONGI」といったカッティングシート。何のことかと思えば、かつて事務所があったビルの名前だという。「創業したばかりのころ、実はこの場所(六本木グランドタワー)にあった雑居ビルにいたんです。堀江さんも昔いた『柳ビル』って有名なビルだったんですけど。しばらくして立ち退きになって僕らは引っ越し、跡地にこのグランドタワーができました。戻ってきた、みたいな感じはありますかね(笑)」 インタビューの後、鶴岡は広報の女性と共にエレベーターまで送ってくれた。過去の取材を振り返り、社長自ら見送りに来るケースはあっただろうか、と考える。黒いパーカーの下、彼はほとんど黙っていたが「いたって普通のこと」と捉えている気がした。鶴岡の先の言葉がよみがえる。

「プロダクトを作る以上、絶対に楽観的じゃないとダメだという確信みたいなのがあって。明日成功するのか、20年後になるのか、それはほぼ運に近いですけど、その運の可能性を少しでも上げたいならやっぱりやりつづけるしかないんですね。今後小さい会社、小さいチームが主役になる、そういう時代が来るのは確実ですが、それがいつ来るのか。いかに早くできるか、僕らはそこを頑張りたいんです。そのためにはやりつづけるしかないと思っています」

プロフィル 鶴岡裕太 BASE株式会社代表取締役CEO 1989年生まれ。大分県出身。東京工科大学3年生のとき、家入一真氏率いるハイパーインターネッツ(現CAMPFIRE)でのインターンを経て2012年12月、BASE株式会社を設立。16年にForbes が選ぶ「アジアを代表する30歳未満」の小売り&Eコマース部門、18年にはForbes JAPANの日本の起業家BEST3位に選出された。

BASE株式会社 本社所在地:東京都港区六本木。設立:2012年12月。資本金:25億9224万(資本準備金を含む)。主な事業は国内最大級のEコマースプラットフォーム「BASE」、お支払いアプリ「PAY ID」、開発者向けオンライン決済サービス「PAY.JP」のほか「BASE」オーナーに向けた資金調達「YELL BANK」を運営。ミッションは「価値の交換をよりシンプルにし、世界中の人々が最適な経済活動を行えるようにする」こと。

Photograph:Kentaro Kase

Text:Mariko Terashima

. 〔2019年6/6(木)朝日新聞社 AERA STYLE MAGAZINE〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
世田谷区桜丘中学校 校則がないからこそ、教師と生徒は対等に話し合うことができる――西郷孝彦校長インタビュー 世田谷区桜丘中学校。私鉄の駅から徒歩10分ほどの住宅街にある。職員室前の廊下には机と椅子がフリースペースとして置かれ、Wi-fiも完備されている。授業時間だったが、インターネットに接続しながら、話をしたり、自分のペースで勉強をする生徒もいた。校長室でも、塾の宿題をしている生徒が校長と談笑する姿が見られた。 この学校はチャイムが鳴らない。そして何より、校則がない。 生徒手帳には「礼儀を大切にする」「出会いを大切にする」「自分を大切にする」が「心得」として掲げられ、また、子どもの権利条約の一部が示されている。なぜ、こうした学校運営が可能なのか。西郷孝彦校長(64)に話を聞いた。 ◆◆◆ . 「心得」の3つですべてが指導できます

――生徒手帳には「桜丘中学校の心得」が3つだけ書かれていますが、以前は校則があったのでしょうか? 西郷 以前の生徒手帳には、校則が20ページほど書かれていました。例えば、「他のクラスの教室に入ってはいけない」とか、「上級生は下級生と話してはいけない」とか。下着の色を決めている学校だってありますよね。以前の勤務校では、こうした細々とした校則がありました。 校則のことを考え始めたのは、この桜丘中学校に赴任してから、ここ4、5年のことですね。当初は、校内がいわゆる「荒れた」状態にありました。見直すことになったときに、本当はいらなかったのですが、何もないと不安に思う人もいる。校則は最終的には校長判断ですが、「3つくらいにしよう」と提案したときに、生活指導主任が原案を作ってくれました。この3つですべてが指導できます。先生方はこれをよりどころに指導します。 この学校では制服も自由です。(身体的な性と、自認する性が違う)トランスジェンダーの生徒もそれで救われると思います。

――生徒手帳に子どもの権利条約が記されていますが、珍しいですね。 西郷 日本は法治国家です。この学校に校則はないですが、日本の法律には縛られています。例えば、校内でも他人のものを勝手に自分のものにすれば、窃盗罪ですよね。誰かを傷つければ傷害罪です。よく「学校の中は治外法権だ」とか、「学校だから許される」と言われますが、それはやめようと。社会と同じ規則で学校も回っています。 日本は子どもの権利条約に批准しています。だから、法律と同じ。そう子どもに教えないといけませんし、先生も守る必要があります。権利条約に掲げられた権利を知ることで、大切にされていることがわかり、子どもは自己肯定感が得られます。 大人でもさまざまな考えがある

――校則はそのままで、運用面で改善する方法もあったと思いますが、どうして校則をなくす方向になったのでしょうか。 西郷 先生方って、校則があると、話し合いにならないんです。「校則があるからダメ」「守るか、守らないか」になってしまいます。 例えば、「靴下は白」と規定があったから、理由を考えずに「校則にあるから」と、そこで指導は終わってしまいます。一方、生徒に聞かれた時に「汚れたときにわかりやすいから」と説明すれば、そこから話し合いが始まります。結果、合理的な話し合いを重ねることで信頼関係ができてきます。 スカート丈についても、ルールがなければ、「短すぎるんじゃないか?」「寒くないか?」などと先生たちが言ってくれます。いろんな考えがあります。大人でもさまざまな考えがある中で、生徒は自分で選択していきます。 そもそも、校則をがんばってなくそうと思ったのは、不登校の子どもたち、発達障害の子どもたちがいたからです。厳しく指導すると、学校に来なくなります。でも、そうした子だけに「特例」を許すと、他の生徒が「なんで、あの子だけ?」と不満を言います。だったら、校則でしばりつけることはやめようと。 その頃、別の問題が起きました。文字が読めず、板書が取れず、教科書が読めない生徒がいたのです。そのため、タブレットを利用可能にしました。音声読み上げソフトで教科書の内容を聞き、板書は写真で撮りました。試しに、その生徒がいるクラスだけタブレットを持ち込み自由にしました。最初は2、3人が持ってきましたが、重いし、管理が大変なので、必要のない子は持ってこなくなりました。このやり方を全体に広げたのです。 . 校則でしばることが染み付いている

――先生を育てることになりますね。 西郷 そうです。ただ、校則が厳しい他の学校から転勤してきた先生は慣れるのが難しいんです。うちの学校は私服ですが、そうした先生は、私服の生徒を見て「私、無理です」と、1日中イライラしていました(笑)。何か注意した時に、うちの生徒が「どうしてですか?」と返すことも、先生によっては「生意気だ」と映ってしまいます。 校則でしばることが染み付いていますからね。上から目線での威圧感がある先生には、「生徒とは対等に話し合いましょう」「馬鹿にするような話し方はやめてほしい」と伝えています。校則がないということは、正解がないということです。 採用も、できるだけ新規教員をお願いしています。そして、若い先生にはどんどん外へ行って、失敗してもいいから勉強してもらいたいです。最初の10年で勉強しないと、知識もスキルも落ちていくだけです。僕も含めて、能力主義なんです。3年目で完全に一人前になるように育てています。

――保護者側からは意見があると思うのですが……。 西郷 いっぺんに校則をなくしたわけではありません。例えば、靴下の色、セーターの色を自由にしていき、夏は半ズボンでもよいということにしていきました。そして、生徒会がカジュアルデーを設けました。土曜日は私服と決めたのです。 小学校だって、私服じゃないですか。徐々に慣れていき、「別にかまわない」という感じになっていきました。違和感がなくなったのです。 ですので、私は、逆に制服のある学校へ行くと違和感を抱きます。同じ制服を着させて、どうやって生徒を区別しているのか。わからないじゃん、と(笑)。 . SNSのトラブルは減りました

――携帯電話やスマホ、SNSに関するルールは? 西郷 保護者からは「スマホを禁止して」という声はありません。「スマホを買ってほしいと言われて困る」という声はありますが(笑)。以前は、LINEのグループを作ることは禁止になっていました。それは悪口を書いたり、グループでハブにしたりすることがあったからです。でも、禁止してもみんなやりますからね。LINEの人に「出張授業」にきてもらい、SNSの使い方について話してもらいました。 今でも、許可なく写真をアップしたというくらいのトラブルはあります。しかし、理由はわかりませんが、SNSのトラブルは減りました。これまでは悪いことをすると学校の先生に叱られるという発想でしたが、今は、社会から叱られるということがわかってきました。校内の問題ではすまされない。それで慎重になっているのかもしれません。

――生徒会との関係はどうでしょうか。 西郷 普通、生徒総会は何も面白くない。つまらないじゃないですか。そこで何を言っても、最終的に先生が決めるのなら、総会で意見が出るはずもありません。だから、「ここで決まったことは実現するよ」と言ったんです。最低でも、決まったことを先生が実現する努力を見せる。すると、どんどん意見が出て盛り上がります。僕の考えと同じことを言う生徒がいると「シメた!」と思うんですよ(笑)。 最近実現したことは、校庭に芝生を植えたこと。ただ、野球やサッカーもしますし、植えたのは一部にしました。また、定期テストをなくしました。 うちの学校で学力が落ちたら……

――定期テストをなくして、評価はどうやっているのですか? 西郷 9教科100点満点のテスト勉強は、なかなか一度にできません。でも、「10点満点」のテストならば、前の日に家で勉強すればできます。中間や期末テストをまとめてやるのではなく、こまめに小テストをやっていくことにしたのです。生徒の提案に対して、先生たちは反対すると思っていました。ところが、先生方が、定期テストではない方法を調べてきました。僕以上のことを先生方は考えていたんです。 うちの学校で学力が落ちたら、日本にとってのチャレンジは終わります。校則をなくしたら学力は落ちる、という結論になってしまう。だから先生方も、学力向上には力を入れようと思っています。 実際、学力はかなり上がっていますが、成績のいい子は、偏差値の高い進学校よりも、自由な校風の青山高校だったり、やりたい部活動で高校を選んだりすることが多いですね。だから、親御さんはどう思っているのか……(笑)。ただ、そうやって自分で考えることが重要ですし、そういう自由な環境からじゃなければ、日本のスティーブ・ジョブズは生まれてこないと思いますよ。 . 今後、改善したいのは授業の質です

――部活動のあり方はどうでしょうか? 西郷 水曜日と日曜日の公式練習は禁止しています。そして、週10時間と決めて、平日は2時間、土曜日は3時間にしています。それ以外に自主練はありますが、強制は禁止しています。そうすることで自主的な意識が芽生えます。自主練に教師は立ち合いませんが、コーチか保護者が付いているようにします。 部活の顧問をやりたくて教師になった人もいます。そんな人は、土日も部活をやりたい。しかし、そうでない人からは「ブラック部活」と呼ばれるほどです。いまは教師のなり手がいない時代ですからね。少しでも働きやすい職場にしなければいけません。また、教師にも休養が必要です。飲みに行ったり、趣味に時間を費やすことが一人の人間として必要なのです。

――今後の学校運営の課題は? 西郷 改善したいのは授業の質です。一斉に知識を注入する授業は、もういいでしょ? 人間は知識ではAIにかないません。創造性を教えていかないと、学校だけでなく、日本が潰れてしまいます。だから、受験用の授業と、創造性を育てる授業を分けたいです。ただ、国が変わらないとなかなかできません。そのため、受験用の授業も必要悪でやっていますが、チャレンジをしていきたいです。 この学校の校長も今年で10年になりましたが、長期間務めたからこそ、できたという部分もあります。でも、それも今年度で終わりです。その後は、何も考えていません。

2019年6月7日12:50追記:一部表現を修正しました。 . 〔2019年6/7(金) 渋井 哲也 文春オンライン〕


周辺ニュース

ページ名[[]]、()
ホームスクーリング 「学校行かず家で勉強」あり?なし?米で広がる「ホームスクーリング」不登校YouTuberに思うこと 一緒に勉強するクリスティン・ヤシュコさん(左から2番目)と長女のアルドリンさん(左)、長男のウォーカー君(右から2番目)、キース君=2019年2月、米バージニア州=染田屋竜太撮影 子どもを学校に行かせず、親が家で勉強をみる「ホームスクーリング」と呼ばれる方法での教育が、アメリカで広がっています。50州すべてで合法化されており、2~3%の子どもが利用しているといいます。「自分の好きなことを自由なカリキュラムで学べる」と賛成する意見の一方で、「学校に行かないと社会性は身につかない」という批判も。日本でも最近、YouTubeで少年が学校に行かないことを宣言し、話題になりました。学校に行かないで勉強するという選択肢は、ありなんでしょうか。(朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太) 「学校通わず家で勉強」あり?なし? アメリカの「ホームスクーリング」、その現場を見た . 「本当に正しい方法なのか……」 でも選んだ アメリカ東部バージニア州、オークトンに住むクリスティン・ヤシュコさんは、長女のアルドリンさん(15)、ウォーカー君(12)、キース君(10)の3人の子どもがいます。アルドリンさんが小学校に上がるとき、ホームスクーリングに決めました。 「学校や先生に不満があるわけじゃなかったんです。ただ、何をどうやって勉強したいか、子ども自身に決めてほしかった。そして、学校生活の時間に縛られない、家族の時間を大切にしたかった。だからホームスクーリングを選びました」

アルドリンさんは学校には行かず、クリスティンさんと書店で教科書を探したり、興味のあるオンライン教材を見つけたりしました。1週間、1カ月単位でのカリキュラムも2人で相談しながら決めました。記者も9歳と7歳の子どもを持つ身として、自主的に勉強させる難しさは痛感しています。子どもに任せてうまく進むものなのでしょうか。 クリスティンさんは教師ではなく、教育に携わった経験もありませんでした。「だから、毎回手探り。でも幸運なことに、こちらから『やりなさい』といったのは算数(数学)とライティングくらい。後は彼女の希望を優先しました」。夫は航空宇宙科学の専門家。理数系の科目で分からないことがあれば、教えてくれていたといいます。

バージニア州では、年に1回、「学力到達テスト」を受け、基準点を上回ればホームスクーリングが認められることになっています。アルドリンさんは今まで、常にテストをパスしてきたといいます。 学校に行っていたら高校2年にあたるアルドリンさんですが、今取り組んでいるのは、大学の生物学の参考書。「内臓器官の仕組みを学んでいます。とにかく生物学って面白い!」と笑顔。昼間に地域のボランティアに参加し、大学の講義に出ることも。「普通の学校に通っていたら絶対にできなかった。だから私はホームスクーリングでよかった」 アルドリンさんが「できる子」だったからホームスクーリングがうまく行ったんじゃないか、とも勘ぐってしまいます。でも、「いろいろな子に合わせることができるから、ホームスクーリングに意味がある」とクリスティンさん。

次男のキース君は、文字がうまく読めない「ディスレクシア」という学習障害を持っていました。クリスティンさんは読書の時、キース君に寄り添ってゆっくり、時間をかけて本を読んでいました。「彼が学校に行っていたら、みんなの前で恥ずかしい思いをして本嫌いになっていたかもしれない」。まだ少し時間はかかるものの、キース君は「本を読むの好きだよ」と教えてくれました。 「今でも、本当にこの方法が最適だったのか、不安になる時はあります」と、クリスティンさんは正直な気持ちを口にしました。「でも、家族で悩みながら進んできたことで、間違いなく絆は強くなった」と話します。 アメリカの「家庭教育研究所」などによると、ホームスクーリングで学ぶ子どもは今、全米で100万~200万人いるとされています。割合にすると2~3%ほどで、増加傾向。50州全てで合法化されており、州によっては子どもの名前や年齢を届け出るだけでいいところ、テストや家庭訪問を受けなければいけないところなど様々なようです。

この動きが広がっている原因の一つに、荒れる公立学校という背景があります。例えば、2015~16年、全米の公立学校の79%で暴力や窃盗などの事件がありました。高校生の10%が、大麻使用経験があると答えており、薬物の広がりに不安を覚える家庭も多くあるようです。研究によると、ホームスクーリングを選んだ理由に「学校での安全面や教育面での不安」を挙げる家庭が多くあるといいます。 また、オンライン教育の発達や普及もホームスクーリングを後押ししています。MOOC(Massive Opening Online Courses)と呼ばれる、大学などによる授業のオンライン配信が広がり、アメリカの教育NPO「カーンアカデミー」による無料配信授業はホームスクーリング家庭の間でも人気なのです。 それ以上に、取材したホームスクーリングの親たちが口にしたのは、「学校によるお仕着せの教育で子どもを縛りたくない」という思いでした。もともと、1970年代にホームスクーリングがアメリカで広がり始めたのも、公教育への不信感がきっかけだとされています。 ジオラマ使って世界史授業

記者がこの問題に関心を持ったのは、現在特派員をしているバンコクで、長男の所属する野球チームのコーチの男性が、「うちはホームスクーリングなんだ」と話してくれたことがきっかけでした。 「子どもは学校に通うのは当たり前だ」と考えていた自分にとって、家で親が勉強をみるなんてすぐには理解できませんでした。ただ、ホームスクーリングに関する記事やアメリカの論文を読んでいるうち、かなりの数の人がこの方法を採り入れていることを知りました。 偶然、2月にアメリカ出張をする機会ができたため、バージニア州で取材しようと決意。行き当たったのが、オークトンにある「コンパス・ホームスクール」でした。ここは、普段、家で勉強している子どもたちが週に1、2回通う「学校」。でも、普通の学校とは違います。「数学」「ライティング」といったクラスもありますが、「プログラミング」「ロボット製作」など様々なものが用意されています。

例えば、のぞいた「世界史」の授業では、ジオラマを使って子どもたちに説明していました。「さあ、これはどこの戦車だ?」と男性の先生がきくと、「ソ連」「ドイツ」と子どもたちから声が上がります。先生は「これはソ連製のT-34。ドイツとの戦闘で使われた。さあ、この戦車が開発された背景はなんだったんだろう?」と問いかけます。思わず、こちらも身を乗り出してしまいます。 「この先生は戦争マニア。学歴は高卒です。でも世界史の授業は誰よりもうまい」と、コンパス・ホームスクールの設立者の1人、ジェニー・グローブ・ブラッドショーさんがうれしそうに話してくれました。「うちは、公立学校のカリキュラムは意識していないんです。面白いこと、子どもたちが学びたいことでクラスを編成しています。クラスの年齢もバラバラですよ」

1学期7~8コマの授業で料金は60~200ドル(6,700~2万2千円)程度。教会の一角を借りていますが、「学校」としての認可は受けていません。「ホームスクーリングの子どもたちは『学校に行かないから社会性がない』と言われがち。だからここをつくりました」とブラッドショーさんは説明します。 ブラッドショーさんの2人の娘もホームスクーリング。化学の修士号を持つブラッドショーさんはオンライン教材を使いながら勉強をみてきました。「だって、まったく同じ年齢の子どもたちとまったく同じカリキュラムで勉強しなければいけないなんて息苦しくないですか」と笑って話してくれました。 「もちろん、ホームスクーリングは簡単なものじゃないです。どうやって、どんなスケジュールで教えたらいいのか、何度も何度も子どもたちと話し合いながら進めてきました」。そんな中で、地域のロボット製作や自然教室に参加した娘たちが集まった子どもたちと楽しそうに取り組んでいたのに気づきました。 「気楽に子どもたちが集まれる場所をつくれないか」。ホームスクーリングで出会った親たちも、「友だちと一緒に何かに取り組む機会が少ないのではないか」と心配する声が出ていました。「それなら自分でつくってしまおう」と2012年、友人らとコンパスを立ち上げました。 初めは165人だった子どもたちは今、500人を超えるまでになりました。「親たちと話しながら、新たなクラスをつくったり、口コミで先生を集めたり。毎年形を変えています」とブラッドショーさんは話してくれました。こういった場所は、ホームスクーリングの子どもたちの受け皿になる「アンブレラ(傘)・スクール」と呼ばれ、全米各地にあるそうです。 学校行かせたらどんなに楽か ホームスクーリングをめぐっては、「公立学校の平均よりも学力が高い」「社会適応性がある」という研究結果の一方、「これらの研究は白人の裕福な家庭ばかり対象になっている」「共働きの家庭はそもそもホームスクーリングを選べない」などの反論があり、議論になっています。 もちろん、アメリカでもホームスクーリングに賛成の意見ばかりではありません。例えば2000~2012年、ホームスクーリングの家庭で虐待やネグレクトによって子どもが亡くなったのは84件。ジョージア州では2018年、「ホームスクーリングするから」と学校をやめさせた親が子どもの殺人容疑で逮捕される事件もありました。「学校の目の届かないところで虐待の温床が生まれる危険性がある」という意見もあります。

ちなみに、日本では義務教育が学校への「通学」を前提にしていることや、自宅学習が学習指導要領に沿うものとみなされないことから、ホームスクーリングを「違法」とする見方が強いようです。一方、教育を受ける権利の保障という考えから、正式な教育と認めるべきだという意見もあります。 アメリカでインタビューした多くの親たちは、「ホームスクーリングを強制はしない。子どもが学校に行きたいと言えばすぐに行かせたい」と話していました。彼らは「ホームスクーリングで楽な道を選んだとは思っていない」と口をそろえます。 ホームスクーリングは「あり」なのか。2人の子どもを持つ親として考えるようになりました。以前は「学校に行かないなんてあり得ない」と思っていましたが、今は「選択肢の一つかな」とも考えられます。記者自身を振り返ってみても、学校でのお仕着せ教育に嫌気が差したことは何度もあります。中学校の時、平気で生徒に暴力を働く教師にみんな身を固めながら黙って椅子に座っていた授業も思い出しました。 例えば、バージニア州で子ども3人をホームスクーリングで育てている女性は、末っ子の次男の発達障害で「毎日が本当に苦しかった」と言います。机に向かわせるだけでも一苦労。内容を理解しない子を何度もしかりつけそうになったと言います。「子どもとの時間を増やす」の裏側には、「しんどいことも全て受け止める」という意味があるようにも感じられました。 YouTubeで「学校なんて行かない」と宣言した子どもに対し、ネット上で「学校に行かせないなんて親の責任放棄だ」という書き込みを見かけました。記者がアメリカで感じたのは逆です。家で子どもと向き合うからこそ、親はさらに大きな責任を感じる。「学校に行かせたらどんなに楽か、と頭をよぎったこともある。でもやっぱりホームスクーリングを選んだ」と話してくれた母親もいました。 コンパス・ホームスクールを立ち上げたブラッドショーさんに、「勉強はしんどいのを乗り越えることに意味があるのではないですか」と聞きました。すると、「しんどいことは強制しないとやらないという考えは正しいのでしょうか。やる気になったら子どもたちはしんどいものに自分から向かっていきますよ」と言われました。 自宅で、ものすごく嫌がりながら計算や漢字に取り組んでいる長男を見ると、「うーん」と思ってしまいます。自分はまだ、ホームスクーリングに踏み出す気持ちにはなれません。今子どもたちが通っている学校の良さも感じますし、まだ彼らの全てを受け入れる覚悟を持てないからかもしれません。でも、少なくとも、「学校に行かなきゃダメだから」という単純な理由ではなくなった気がします。 〔2019年6/7(金) withnews〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
不登校特例校 岐阜市が不登校特例校 21年4月開校方針 岐阜市が2021年4月の開校を目指し、不登校特例校を設置する旧徹明小学校の校舎=6日午後、岐阜市金宝町 岐阜市教育委員会は6日、不登校の中学生を受け入れる特別の教育課程を編成した「不登校特例校」を新設すると発表した。同市金宝町の旧徹明小校舎を活用し、2021年4月の開校を目指す。岐阜市では中学生全体に占める不登校の生徒の割合が全国や県に比べて多いことから、学びの場、居場所の一つとして利用してもらう狙い。不登校特例校の設置は、県内では私立西濃学園中学校(揖斐郡揖斐川町)に続き2校目で、東海地域の公立校では初という。本年度中に文部科学相から特定校の指定を受けたい考え。 不登校特例校は学校教育法施行規則に基づき、不登校の児童生徒を対象に教育を実施する学校。現在、全国で公立私立の小中併設校や中学、高校の12校が指定されている。

市教委によると、不登校の児童生徒の増加傾向は全国的な課題で、市も同様という。16年度の市内の不登校の中学生は400人、小学生は159人。全中学生に占める割合は3・72%で、全国平均3・01%、県平均3・08%を上回った。小学生も全国0・48%、県0・56%に対し、0・77%だった。 こうした現状から、不登校が目立つ中学生を対象に特例校を設置。市子ども・若者総合支援センター(エールぎふ)、フリースクールといった民間機関などとともに、在籍する学校には通えないが、学校で学ぶ意思のある生徒らの受け皿とする。 特例校の定員は40人程度を想定。教職員は20人程度で少人数指導を行う。授業時間を減らすとともに、不登校期間に応じた学び直しなど個人に合わせた学習を進め、地域住民らとの交流にも取り組む。 徹明小は2017年4月に木之本小と統合され、木之本小の校舎を活用して徹明さくら小を新設。特例校の設置は、徹明小跡地の中期的活用に関する基本方針案に盛り込まれた。特例校は校舎の老朽化を考慮して20年程度で移転する方針で、その後の長期的な活用策は小中一貫校の設置を含めて検討する。 〔2019年6/7(金) 岐阜新聞Web〕


周辺ニュース

ページ名[[]]、()
成毛侑瑠樺 【令和に咲く】「本音」語れば何かが… 不登校経て活動(熊本市)・成毛侑瑠樺さん 教師と生徒が向き合う「対話プロジェクト」に取り組む成毛侑瑠樺さん 夏休みや冬休みの終わりが近づくと、成毛侑瑠樺[うるか]さん(19)=熊本市北区=の心はざわつく。「不登校の子どもが死を選ぶかも…」。不登校だった時、死を考えたことがある。「軽い気持ちで『死なないで』とは言えない。不登校でもいいんだと伝えたい」-。 3月まで高校生だった成毛さん。現在は大学進学を目指す一方、「公教育を変えたい」と奮闘している。 高校時代から取り組むのが、教師と生徒が向き合う「対話プロジェクト」。知り合いの教師に声を掛け、熊本市内の中学校などで4回開催した。生徒からの学校批判に、教師からは「私たちも頑張っている。学校がなくてもいいの」と本音が飛び出した。教師たちの悩みを知った。 小学3年の頃。「私ブスだから」という友人の言葉に「そうだね」と応じたら、教師に怒られた。「相手の意見を尊重したのに、なぜ怒られたか分からなかった」。女子グループにうまくとけ込めず、不登校になった。 . よく木々を写生していたという八景水谷公園で笑顔を見せる成毛侑瑠樺さん=熊本市北区 中学は別室登校。教室に一時戻ったが、修学旅行先の沖縄の戦争資料館で、「キモイ」を連発する同級生の姿にショックを受けた。「ここだけ見てレポートを書けばいい」と言う教師にも失望した。「先生は、どうせ生徒は興味がないと思っている」。別室登校に戻った。

別室の教師は、意見を聞いた上で時間割を作った。「不登校の生徒を見る目ではなく、『成毛侑瑠樺』を見てくれた。自分を肯定できるようになった」。教師批判の気持ちが薄らぐのが分かった。 「公教育を変える」と始めた対話プロジェクトはまだ緒に就いたばかり。今後の展開も見えない。けれども、本音で語り合えば何か見えてくるものがある。それが分かったのは大きな収穫だった。 不登校の時、熊本市北区の八景水谷公園と坪井川遊水地で友人と写生をした。たくさん木を描いた。「木には『いい生き方をしてるね』と言ってくれた別室の先生のような包容力を感じる。私もそんな大人になりたい」。今の目標は、大学で教育哲学を学ぶことだ。(文・熊川果穂=25歳、写真・西國祥太=29歳) ◇なるげ・うるか 2000(平成12)年生まれ。3月に通信制の志成館高等学院を卒業。生徒と教師の「対話プロジェクト」開催には、若者の社会起業家を支援する東京の非営利団体から、10万円の資金援助を受けた。よく木々を写生していたという八景水谷公園で笑顔を見せる成毛侑瑠樺さん=熊本市北区

●教育現場変える人かも 昨年8月、高校生だった成毛さん主催のイベント「#不登校は不幸じゃない」を取材したのが初対面。学校に抱く疑問などで意気投合し、何時間も話し込んだ。SNSでいろんな人とつながって、イベント開催につなげる積極性に驚いた。教師の長時間労働など、深刻な問題がある教育現場。成毛さんは自分の経験を生かして、何かを変えることができる人かもしれない。当たってほしい予感だ。(熊川果穂) 〔2019年6/7(金) 熊本日日新聞〕

周辺ニュース

ページ名ゲーム依存症、()
勉強に支障、不登校も…「子どものゲーム依存」予防は乳幼児期から
オンラインゲームなどにのめり込み、生活や健康に深刻な影響が出た状態を精神疾患の「ゲーム障害(ゲーム依存症)」とすると、世界保健機関(WHO)が認定した。
専門家は「子どもはゲームに依存しやすく、対策が急務」と語る。現状と課題を考える。
  低年齢化進む
長野県東御(とうみ)市に住む高校3年の男子生徒(17)は、中学2年の半年間、携帯型ゲーム機で剣や弓などで怪物を倒すゲームにはまる経験をした。
通信機能を使い、友人たちと声を掛け合って怪物と戦うのが楽しい。すぐに学校を仮病で休み、駅の待合室で友人たちとゲームに熱中するようになった。
帰宅後も一人で午前1時まで遊び、睡眠時間は約3時間減った。心身のバランスを崩して入院。「気がつくとゲームの世界から抜けられなくなっていた」と振り返る。
ゲーム依存を巡る状況は多様だが、中高生を中心に低年齢化が進んでいる。 厚生労働省研究班の推計によると、オンラインゲームに熱中し過ぎるなどインターネットへの依存が疑われる中高生は、2017年度に全国で約93万人。7人に1人という割合だった。
鹿児島市の心療内科医・増田彰則さんが、鹿児島県内の子どもたち約2万5000人を対象に行った調査では、18年度で小学1~3年生男子の20%、女子の13%に「ネット・ゲーム依存の疑い」があった。
依存が深刻化すると、昼夜が逆転し、睡眠時間が不足することで勉強にも大きな支障が出る。遅刻や不登校につながるケースも多い。
視力の低下、動かないことによる筋力、心肺機能の低下など体へ悪影響を及ぼす。
増田さんは「子どもは『自分は病気』という認識が薄く、通院が続かないことも多い。総合的な対策が求められる」と話す。
WHOが示した3項目の診断基準
WHOが今回示したゲーム依存症の診断基準は、
〈1〉ゲームの時間や頻度などを自分でコントロールできない
〈2〉日常生活でゲームを最優先させる
〈3〉ゲームのために家庭や仕事、勉強などに大きな支障が生じても、さらにのめり込んでしまう――の3項目からなる。
これらが1年以上続くか、症状が重い場合を「ゲーム依存症」とする。
アルコール、ギャンブルなどに続く依存症の疾病認定で、これを契機に対策が進むことが期待される。
現在、ゲーム依存症に対応している医療機関は、全国で30か所程度とみられる。
厚労省は、「治療が必要な『病気』と認定され、対応する医療機関が増える。
症例が集まり、実態解明や治療法の開発、対策に向けた研究が進む」(精神・障害保健課)と言う。
ゲーム業界団体の「コンピュータエンターテインメント協会」事務局長の山地康之さんは、「外部の専門家を入れてゲームによる日常生活への影響などの調査を業界4団体合同で行い、対策に取り組む」と述べた。
国内の関連学会も、正確な診断ができるよう、詳細な手引の作成を急ぐ。
社会的問題、依存の背景に ゲーム依存では、〈1〉環境を変える〈2〉生活のリズムを整える〈3〉現実世界のリアルな楽しさを知る――などにより、暮らしの中でゲームの優先度を下げることが治療や回復のカギになる。
11年に国内で初めて「ネット依存外来」を設けた国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)では、丁寧なカウンセリングを通じて、患者の考え方や行動様式を変えていく「認知行動療法」を治療の軸に据える。
患者同士が話し合って、問題意識や悩みを共有する会合も効果を上げている。
症状が重い場合は、2か月間の入院でゲームから離れる。
「依存の背景には、ゲーム以外に自己肯定感や達成感を得られない心情や、現実世界でのつながりの欠如など、社会的問題がある。
それが解決できれば、回復の大きな助けになる」と、同センター院長の樋口進さんは話す。
予防は乳幼児期から…ルール作りが大切
生活にも浸透しているゲーム。深刻な依存防止のために注目されているのが「乳幼児期からの予防」だ。
兵庫県たつの市は昨年12月と今年1月の2回、小学校に入学する子どもを持つ保護者らに対し、任天堂のゲーム機で遊ぶ時間を制限できるスマートフォン用アプリの講習会を開いた。
講師は、家庭で遊ぶ際のルール作りの大切さを説いた。
口づてで聞いた同市内の主婦(33)も、3~7歳の3人の子どもと相談し、ルールを決めた。「ゲームは宿題後」「親がいる時だけ」「遊ぶ時間は、3人合わせて1日30分」。アプリは1日の使用時間の確認に使う。藤田さんは、「ゲームの楽しさは分かる。うまく折り合いをつけるため、対話を続けていきたい」と話す。
子どもの発達に詳しい島根県益田市の小児科医・中島匡博(まさひろ)さんは「乳幼児から小学校低学年にかかる時期は、人と直接ふれあい、五感を使って遊ぶことが、心身の発育にとって極めて重要」と指摘する。
近年、対戦型コンピューターゲームをスポーツ競技として捉える「eスポーツ」の人気が世界的に高まっている。
日本でも選手にあこがれる子どもは多い。
子どもとゲームの関係を研究する兵庫県立大学准教授(教育心理学)の竹内和雄さんは、「ゲーム依存の対策はまだまだだ。
eスポーツで頑張ろうとする子どもたちを応援するためにも、健康や発育に悪影響が出ないよう、国、家庭、学校、地域、ゲーム業界が協力し、サポート体制を確立することが必要」と話している。
【オンラインゲーム】
インターネットにつないだパソコンやスマートフォンなどで遊ぶゲーム。ゲーム会社が次々と内容を更新する。
通信機能を使って他のプレーヤーと協力したり、競い合ったりでき、様々な楽しみ方ができる。
〔2019年6/7(金) 読売新聞オンライン(医療部 竹井陽平、原隆也)〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
進路に悩む 「この子たち」はなぜ、勉強ができるのに進路に悩むのか? 大人になっても、しんどくなることはありますよね。 子育て中の親の悩みが幸せに変わる「29の言葉」を紹介した新刊『子どもが幸せになることば』が、発売直後に連続重版が決まり、大きな注目を集めています。著者であり、4人の子を持つ田中茂樹氏は、20年、5000回以上の面接を通して子育ての悩みに寄り添い続けた医師・臨床心理士。 本記事では、「子どもの進路に親はどのように関わるか」という、最もポピュラーな親の悩みについて、4つの実例を交えながら、著者の考え方をお伝えします。(構成:編集部/今野良介)

●進路に悩み、しんどくなってしまった4人の子ども 私は教育の専門家ではありませんので、「どうやって勉強したらいい成績が取れるか」というようなことは書けません。ここで書くのは、「子どもにとっての勉強というものを親はどう考えるべきなのか」ということです。 カウンセリングでしばしば出会うのは、親が勉強や成績にこだわりすぎて、より大切なことが見えなくなっているケースです。「どうしたらいい成績が取れるか」と、子どもが悩んでいるのなら、悪くないでしょう。しかし、親がその方法を知りたがっているというのは、問題があると思います。 当然ですが、勉強するのも、難関といわれる学校に進学するのも、働くことだってそうですが、みな、幸せな人生を送るためでしょう。幸せになるという目的に対して、勉強することは、手段の1つにすぎないはずです。しかし、よく言われるように、手段と目的が取り違えられて、こと勉強に関しては、混乱しているケースにしばしば出会います。 以下に紹介するのはすべて、ある同じ日のカウンセリングであったことです。

ケース[1] 難関校を目指す中学生 その日の最初のケースは、中学生の親でした。 その男の子は、小学生まではクラスで1、2番の成績だったそうです。でも、中学になって、少しずつ成績が下がってきていました。そのことに親がこだわりすぎて、家庭の中は険悪なムードになってきていました。下がってきたと言っても、上位には変わりないのです。友達も多いようだし、クラブ活動にも熱心に取り組んで、子どもは楽しくすごせているようでした。 しかし、親は最難関の1つである高校への進学を望んでいて、もっと勉強しないとこのままでは合格できないと、そればかり心配していました。成績のことでしつこく干渉して、子どもが深夜に家を出てしまったり、近所の人が警察を呼ぶような親子ゲンカも、何度か起こしていました。 その高校に進学できたとしても、勉強の競争はますますしんどくなり、もっと厳しくなることをどう考えているのかと、私は親に尋ねてみました。 不思議なことに、その点は、まったく気にならないようでした。「とにかくなんとかその高校に入りさえすればいい。そうすれば子どもは将来必ず幸せになる」と、親は思い込んでいるようでした。 そして、まさにその部分に対して、子どもは怒りをもっていると感じました。

ケース[2] 不登校気味の難関校の高校生 次のケースは、ちょうど、その難関高校の2年生の親でした。 子どもが夏休み明けから朝起きられなくなり、休むことが増えてきました。病院で検査をしたが、「身体的には問題がない、疲れているようだ」と言われたとのことでした。2学期末は、ほとんどの科目で試験を受けられなかったのですが、親は学校に何度も掛け合って、追試に合格して、3学期にしっかり通学できれば、留年しなくてもいいという配慮をしてもらいました。実際にはますます登校が困難になってきているので、追試をクリアしても3学期に通学できるとは思えませんでした。 それでも親は「留年さえ避けられれば」と、そこばかりにこだわっていました。たとえ3年に進級できても、その先のしんどさ、まして大学受験などは、いまのままでは到底無理なことが明らかなのですが、そこを尋ねても、反応はありませんでした。 このケースでは、子どもの不登校は、子どもが(無意識も含めて)選択している大事な「方向転換」や「自分を見つめ直すこと」によると考えられました。しかし、親のほうは、そのような「現実」に向き合うことを避け、目の前の問題、つまり「子どもが起きられないことや子どもの不登校さえなくすことができれば、すべては解決する」と思い込もうとしているようでした。 子どもにしてみれば、自分の人生の大きな問題に取り組む作業が始まろうとしているときに、混乱し動揺する親のことまで気を配らないといけないのは、本当にしんどいことだろうと、私には感じられました。

ケース[3] 留年した医学部の大学生 その日は、それに続いて、大学生の親、社会人の親の面接がありました。 大学生のケースは、医学部に現役で進学した男の子の親でした。3年生までは順調にきたものの、4年生で臨床実習の前にクリアしなければいけないテストに合格できなかったそうです。留年が決まった子どもに、親としてどう接していけばいいのか、という相談でした。 ずっと優等生でやってきたその子は、勉強すれば、その試験もクリアできると自信はあったようです。 でも、たとえそれをクリアできても、「その先に自分は何を目的にしてやっていけばいいのかがわからなくなった」と親に話したそうです。「しなければいけないことはわかるけれど、何をしたいのかがわからない」と、その子が必死で親に訴えたと聞いて、その切実な言葉に、私は胸を打たれました。 しかし、親は「あと2年で卒業できるのに、そうすれば医師になれるのに」と、その点ばかりを気にされていました。医師になれたら、他の問題なんてなんでもないという感じで話すのが、印象的でした。 子どもが心配しているのは、「たとえ医師になれたとしても自分が何をしたいのかは見つからないかもしれない」そして「それが見つからないと、この先このままで生きていくのはしんどそうだ」ということだと思われます。このケースでは、子どもが自分の悩みを親に話せたこと、この段階で自分と向き合う時間をとれたことは、子どもにとってよいことだと、話を聞きながら感じました。 ケース[4] 仕事が辛くなった新人医師 さて、この日の最後、社会人の親からの相談です。若い医師の親でした。 初期研修を終えて、いよいよ医師らしい仕事が始まったのですが、患者さんや家族からきつい言葉をかけられたり、職場での人間関係がしんどかったりで、親に弱音を吐いているとのことでした。だんだんと仕事に行くことがつらくなってきているようで、朝に車で家を出るのですが、職場が近づくと違う方向に道を曲がってしまい、家に帰ってきてしまうことが何度もあったそうです。 いまは、母親が車で職場まで送っていき、帰りも迎えに行っている状況とのことでした。うつ病かもしれないし、病院にかかるようにと両親もすすめていますが、子どもは「それは絶対に嫌だ」と拒否している、とのことでした。 さて、これらのケースをまとめてご覧になって、どう思われたでしょうか? いずれのケースでも、親は子どものために必死で応援しようとしてはいます。しかし、子どものほうは、いまのやり方でやっていくのが、もうしんどくなっているようです。それでも親は、そのしんどさが見えないかのようにふるまっています。 とにかく、先に進みさえすれば、いまの問題はなんとかなるから、と思い込んでいる。いや、思い込もうとしているように、私には思えました。

「高校にさえ入れたら」 「留年さえしなければ」 「大学にさえ合格できたら」 「医師にさえなれたら」

とにかく、いまの目の前の壁を乗り越えたら、なんとかなるからと、先に進めようとします。しかし、高校に進んでも、大学に進んでも、それだけで問題が解決するわけではありません。 さらに最後のケースでわかるように、医師になっても、そこでしんどくなることはありえるのです。これは、少し冷静に考えたらわかることだと思います。 「そうしたほうがいい」と言われたことを上手にこなしてきた優等生でも、どこかで壁に向き合うことになります。自分がしたいことであれば、しんどくてもがんばれるでしょう。しかし、自分が何をしたいのかよくわからない状態のままでは、いわゆる「修羅場」と言えるような試練に出会ったとき、乗り越えられない可能性が高いでしょう。 そのような場合には、いったん立ち止まって、自分の気持ちやその先の人生についてじっくり考えてみるという姿勢は、むしろ正しい対処法だと言えるのではないでしょうか。 子どもが自分から動き始めるのを待つこと。また、たとえ親から見たらつまらないことであっても、そして子どももすぐに興味をなくしてしまうとしても、子ども自身の興味があることや、やりたいことを大切にすること。そのような接しかたが親には求められます。 その理由は、結局、そのような接し方によってこそ、子どもが自分は何をやりたいのかに気がつく可能性が高まるからでしょう。 そして、立ち止まったり、やり直したりするのに、遅すぎることはありません。そのような多くの例が、みなさんの周りにもたくさんあるはずです。

田中茂樹(たなか・しげき) 1965年東京都生まれ。医師・臨床心理士。文学博士(心理学)。共働きで4児を育てる父親。京都大学医学部卒業。信州大学医学部附属病院産婦人科での研修を経て、京都大学大学院文学研究科博士後期課程(心理学専攻)修了。2010年3月まで仁愛大学人間学部心理学科教授、同大学附属心理臨床センター主任。

現在は、奈良県・佐保川診療所にて、プライマリ・ケア医として地域医療に従事する。病院と大学の心理臨床センターで17年間、不登校や引きこもり、摂食障害やリストカットなど子どもの問題について親の相談を受け続けている。これまで約5000件の親の悩みを解決に導いてきた。著書に『子どもを信じること』(大隅書店)などがある。

〔2019年6/5(水) ダイヤモンド・オンライン〕

周辺ニュース

ページ名川崎殺傷・自殺事件、神奈川県川崎市 (8050問題、事件事故)
「ラグナロクオンラインに救われた」引きこもりを経験した私が今、思うこと
筆者のメインキャラのイメージイラスト。もう15年以上前のものだが大事に保存している。
川崎市の児童殺傷事件をきっかけに「引きこもり」をめぐる問題への社会的関心が高まる中、2019年6月1日に元農水事務次官が長男を殺害する事件が起きた。
この長男もまた引きこもり傾向にあったとされ、かつ生前はオンラインゲームに没頭していたことから、「引きこもり」と「ゲーム」を結びつけるような言説も、少なからず出ている。
こうした中、かつて自身も引きこもり状態となった経験を持ち、現在はライターとして活動する「ゆうむら」さんは、当時人気だったオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」に「救われた」という。
当時の体験と、現在の思いをつづってもらった。
■「ブラック企業」から退職、引きこもる日々に
じっと画面を見つめ、素早くキーボードをたたき、マウスをクリックする。
プロンテラの臨公広場でメンバーを募っては狩りに行き、別れ、また募る。
夜になって社会人のギルメンがログインしたら、一緒になって狩りに行く。
そんなことを繰り返すだけの毎日に、不意に異変が生じることがある。
ドタドタドタドタ! と階段を駆け上がってくる音がして、自室の扉がバタン! と開かれる。
息を切らして現れた母親が、怒り狂いながら金切り声で何かをわめき始める。
まったく日本語になっていないので、何を言っているのかはわからない。
どうでもいいので適当にあしらって追い返し、再びパソコンの画面に集中する。
そう。これはかつて筆者が経験した、引きこもりオンラインゲーマーの日常である。
あの頃の筆者は、いわゆるブラック企業の過酷な労働により心身ともに完全に消耗し、退職を余儀なくされて引きこもっていた。
また仕事を探さなければいけないことは分かっている。それでもまったく立ち上がる気力が湧き上がってこない。
壊れてしまった心と体が元に戻るには時間がかかる。
仮に動けるようになっても、働いたらまた壊れてしまうかもしれないという恐怖心を振り払うのはとても難しいことだった。
「もう、自分はダメかもしれない」人生に希望が見いだせず、自殺が日々脳裏をよぎる生活の中、唯一の救いとなっていたのが当時流行していたオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」だった。
ゲームの中で出会った様々な人たち
始めた理由は覚えていない。最初は手あたり次第にプレイしていたゲームの1つという位置づけに過ぎなかったと思う。
あのゲームの中では本当に色々なことがあったのだが、一番良く覚えているのはゲームの中で出会った様々な人たちだ。 色々な職種の社会人がいたし、学生も大勢いた。主婦も多かったし、不登校の子にも何人か出会った記憶がある。
当時の筆者同様に、ラグナロクオンラインだけが社会との接点として機能していた人は大勢いたのではないだろうか。
性別も違えば立場も考え方も何もかも違う。
同じなのはただ「ラグナロクオンライン」というゲームが好きという一点のみで集まっている仲間たちとのたわいない会話は、ささくれだった筆者の心を少しずつではあったが確実に癒してくれた。
人と接する楽しさを存分に味わったことにより、筆者は再び立ち上がる力を得て、今はライターとして活動し、生活できるようになった。
オンラインゲームにはまり、人生を台無しにする人間もいるかもしれない。
これを否定することは難しいが、筆者のように立ち直りのきっかけにした人間がいることも確かだ。
ゲームとは善ではなく、悪でもない。
ただ、人生に楽しみをプラスするためのツールでしかなく、人を救うこともあれば、堕落させることもある。
――今は一方的にゲームを悪として給弾する声も多いが、こういった考えを持つ人間がいることも知ってほしいと思い、今回は思い切って筆を取りました。
ゲームが持つ、人の再生の可能性を少しでも知ってもらうことが出来れば、これに勝る喜びはありません。
〔2019年6/5(水) J-CASTニュース〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
大津 教育リデザインプロジェクト 滋賀・大津市教委「教育プロジェクト」を始動 現場の声を施策に反映 大津市役所で開かれた「大津 教育リデザインプロジェクト」の第1回全体会議=4日 大津市教育委員会は4日、教育方針の抜本的な見直しを図る「大津 教育リデザインプロジェクト」を始動させた。現場の教員らの声や意見をもとに、学力向上やいじめ・不登校対策、教員の負担軽減など幅広い分野で検討を行う。今年度末には最終報告が行われ、早ければ来年4月から順次、学校現場などに検討結果を踏まえた施策を導入する見通しだ。 プロジェクトでは、学力向上▽民間活力の教育への活用▽いじめ・不登校対策▽発達障害などを抱える子供への特別支援教育▽地域子育て支援の充実▽教員の資質向上▽学校マネジメント▽教委改革-といった8つの項目ごとにチームを立ち上げて対策を議論する。 学校現場が抱えている課題の解決や教育環境の充実を目指し、教員らが議論を主導。従来の枠にとらわれず、現場の意見や考えを施策に反映させる。クラスごとに一斉に指導を行う「学級学習」から、生徒ひとりひとりの能力を伸ばすことに重点を置いた「少人数制学習」の機会を増やすことなどが検討されている。さらに検討が必要な項目に関しては、来年度も引き続き議論を重ねていくという。 4日に市役所で開かれた第1回目の全体会議には、市内の小中学校の校長や教頭、幼稚園の園長のほか、市教育委員会事務局の担当者ら約90人が出席。出席者はグループごとに課題の洗い出しを行ったり、意見を出し合ったりしていた。 日渡円教育長は「これまでの積み重ねではなく、市民に近い立場で働く教員らが市民の目線に立って教育行政を一から再構築していく必要がある。不必要なものは切っていき、残していくものや必要なものを(会議を通じて)明示していきたい」と話している。 〔2019年6/5(水) 産経新聞〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
巨大組み体操 なぜ続く、運動会の巨大組み体操 大阪で「助けて」の声拡散 初夏の運動会シーズンを迎えた大阪府東大阪市で、市立小学校3校が組み体操の演目で7段ピラミッドや5段タワーを行おうとしていたことがインターネット上で拡散され、問題となった。過去には大きな事故も起こっており、複数の自治体が段数制限や廃止などの対策に取り組む一方で、高い段数に挑戦し続ける学校も。巨大な組み体操はなぜ無くならないのか。(木ノ下めぐみ) 問題になったのは、6月1、2日に運動会を行った東大阪市立小学校3校。いずれも7段のピラミッドを予定し、1校は5段タワーも練習していたが、5月29日にツイッターに書き込まれた「子供の命を助けてほしい」とのメッセージが拡散され、騒動に。意見を求められた吉村洋文府知事は「重大な事故が起きている。やめるべきだ」と言い切った。結局、この3校はピラミッドを3~6段に、タワーを3段に減らして実施した。 ある学校の校長は「子供たちには成功させたいという強い思いがあったが、安全面を考えやむなく中止にした」と悔しさをにじませる。学校には5月27日に「地域はみな怒っている。低い段数で行ってほしい」との匿名の電話があったが、「安全に配慮すると丁寧に説明した」(校長)。練習中も大きなけがはなかったが、運動会3日前の30日時点での完成度を見て校長が「当日、安全に成功させられそうにない」と判断、児童に減段を伝えたという。「児童は皆残念がっていたが、皆の安全を考えての決断だと納得してもらった」と校長は話す。 教育現場では、運動会の目玉演目として、組み体操を支持する声は根強い。「全員で組み体操の練習を重ねることで信頼感が醸成され、不登校がちだった生徒が学校に戻ってきた」という校長経験者や、「長年の伝統となっており、子供があこがれを持っている。その意欲をくんでやりたい」と話す教員も。「運動会本番、段を積み上げては失敗を繰り返す子供を懸命に応援した。成功したときは感動したし、周囲の歓声もすごかった」と振り返る保護者もいる。 一方で、平成27年9月には大阪府八尾市立中学校で行われた運動会で、全学年の男子生徒で挑んだ10段ピラミッドが崩落。下敷きになった生徒1人が右腕を骨折し、事故の様子が動画投稿サイト「ユーチューブ」で流れ、社会問題になった。このとき、23~26年度には組み体操の練習中に年間8000人を超える児童生徒がけがをしていたことも判明した。 28年にスポーツ庁が「安全にできない場合は実施を見合わせるべきだ」とする通知を出し、八尾市は同年、ピラミッドは5段、タワーは3段までとする段数制限を設けた。大阪市は同年度からピラミッドとタワーを全面禁止。しかし東大阪市では制限を設けておらず、昨年はピラミッドの練習中、1人が首を捻挫したという。 大阪府教育庁は今週中にも、政令市をのぞく府内自治体の教育委員会に注意喚起の文書を送付する方針。酒井隆行教育長は「集団で成し遂げる教育的意義は理解できるが、高さにこだわらず、安全に軸足を置くよう各自治体に再考を促したい」と説明。ただ、段数制限や中止といった踏み込んだ内容にはならないという。 教育現場の事故に詳しい名古屋大学の内田良准教授(教育社会学)は「学校と市民との間の感覚のずれが大きすぎる。感覚が鈍すぎると言わざるをえない」と強調。今回の騒動について「市民がインターネットで声を上げ、段数を減らせたことは大きい。教育現場はもう気づくべきだ」と話している。 〔2019年6/5(水) 産経新聞〕

周辺ニュース

ページ名キズキビジネスカレッジ、()
「俺はそこまで落ちちゃったの」うつ病で退職、ひきこもり。あの時感じた「挫折感」を事業に。
安田祐輔さん
「何度でもやり直せる社会をつくる」そんな理念で、福祉や教育の分野で事業を展開するキズキグループ代表の安田祐輔さん。
4月には、発達障害やうつ病などの精神障害で離職した若者の就労支援を行う「キズキビジネスカレッジ」を開校した。
安田さんは、自らが手がける事業に共通する信念を「他人と比較することで苦しみを感じる人を減らすこと」「人間の自尊心を守ること」だと話す。
「僕は、人間って結局、他人と比較することで不幸になると思うんです。人はそういう『自尊心』によって生きているんだと…」
安田さんがこう語る背景には、自らが味わった「挫折感」があったーー。
「俺はそこまで落ちちゃったの」
安田さんはICU(国際基督教大学)を卒業後、新卒で総合商社に入社。
しかし4ヶ月も経たないうちにうつ病になり、1年間の休職の後退職した。同じころ、発達障害の診断も受けた。
安田さんにとっては、「朝定時に出社し、一斉に昼休みを取る」というように会社が決めた時間に合わせて働くことや、業務の中で時には自分の信念を曲げなければならないことが、大きな負担となってしまった。
「『同期が海外出張に行った』なんて話を聞くと、とても辛くて。『みんな、めっちゃ活躍しているのに自分は布団に引きこもっているわ。自分は本当に何をしてるんだろう』って落ち込みました」安田さんは、ひきこもり状態だった休職中のことをそう振り返る。
転職活動も始めたが、給与が大幅に下がる仕事しかなかった。その事実に、安田さんのプライドはひどく傷つけられる。
「『自分は大卒なのになぜ…』と感じました。すごく失礼な表現だけど、『俺はそこまで落ちちゃったの』って」
会社の同期からどんどん引き離されていく情けなさ、そして「もう一度やり直す」チャンスが与えられない悔しさや絶望ーー。
そんな経験が、キズキビジネスカレッジの原点となっている。
当事者の「自尊心」を担保する支援を
安田さんはこれまでの福祉・教育の事業の中で、自分と同じように、発達障害を抱えていることで職場で上手くいかず、うつ病などの精神障害を抱えてしまう人を見てきた。
なかには高学歴で高いスキルを持つ人もいたという。
しかし、安田さんによると、発達障害の当事者を対象にしたこれまでの公的就労支援は、単純作業や軽作業を行う仕事を前提とした職業訓練が多いという。
「発達障害の当事者でも、選ばなければ仕事に就ける人もいます。
でも、大学でしっかり勉強していたり、ある程度キャリアを積んできたりした人にとって、転職先が単純労働というのはやはり自尊心が傷つく時もある。
僕自身がそう思っていたように、『障害を持っていたって、キャリア築いて生きていきたい』って思う人は沢山います。
これまでの福祉は、そういうニーズに目を向けてこなかったように僕は思うんです」と安田さんは話す。
キズキビジネスカレッジでは、こうした「ビジネスキャリアを積みたい」と願う発達障害の当事者が、プログラミングや会計、ファイナンス、マーケティングなどのビジネススキルを身に付けながら、再就職や起業の準備をすることができる。
「うつ病の回復のためには自分を取り巻く状況を変えることが大事」と安田さん。
キズキビジネスカレッジで将来へ向けて前向きに歩み出すことで、自分を取り巻く状況を少しずつ変え、「自尊心」を回復してもらうことを願う。
〔2019年6/5(水) ハフポスト日本版〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
モカ 連休明けたら、学校に行けなくなった……社会からはみ出すって才能ですか? がんじがらめの社会の歩き方 お悩み相談を続けるモカさん。自身も不登校の経験者だ=モカさん提供 10連休明け、ふとしたことから学校に足を向けにくくなっている人がいるかもしれません。今は飲食店経営で成功しているモカさん(33)は高校時代、ほぼ不登校でした。様々な経験を経て、彼女は話します。「はみ出せることも才能の一つです」(朝日新聞記者・高野真吾)

【マンガ】「学校しんどい、わかるよ」の言葉に返された意外な反応 きれいごとは通じない本音マンガの結末 【関連記事】連休明けが怖いあなたへ……「割り切って好きなこと」という選択

〈令和に悩む、横浜市の中学2年生、沖田奈津さん(14)〉(モカさんに寄せられた複数の相談者の事例を組み合わせています。記事の最後に相談窓口の案内があります) 沖田さんは連休明けの今週、風邪でもないのに学校を「ずる休み」してしまいました。 小学校の時は違いました。学年上位の成績をキープし、どちらかというと優等生でした。 ところが中学生になると、勉強する意味が分からなくなりました。机に向かっても集中できなくなり、スマホでユーチューブを眺める時間が増えました。 それでも学校には通い続けていましたが、この4月、親や先生から成績低下を指摘されました。10連休中に遅れを取り戻そうとしましたが、結局はダメでした。 ついに連休明けからは、学校を欠席。心配したクラスメイトが「学校に来なよ」とLINEをくれたのですが、あいまいな返信しかしませんでした。 「中学で休んでいるなんて、社会に出てやっていけないかも……」 他のみんなが学校に通っている中、このまま不登校でいいのか、悩んでいます。 . モカさんの回答は…… 日本はシステムやルールが整備されています。確かに便利な国です。 その反面、すごくがんじがらめで、ちょっとのことでも道から外れにくい。学校に行くのが当たり前のルールだから、不登校を許してもらえません。 だから、次の言葉を贈ります。 「はみ出せることも、才能の一つです」 . 授業中は居眠りか落書き 私は学校の勉強が大嫌いでした。学校との相性も良くなかった。 小学生の時、授業中はうわの空でした。 空を見ているか、居眠りしているか、教科書に落書きをしているか。 それでも、先生はいつも私にだけは甘かった。3月生まれで、クラスで一番幼く、クラスメイトからも子ども扱いされていたからでしょうか。自分でも不思議です。

連休明けたら、学校に行けなくなった……社会からはみ出すって才能ですか? がんじがらめの社会の歩き方 遅刻の常習犯で忘れ物も さらに、遅刻の常習犯でした。自宅から徒歩3分のところに小学校があるのに、クラスで一番多く遅刻していました。 よく全校生徒を集めた朝礼中に校長先生の後ろを歩き、みんなに笑われました。 忘れ物もひどかったです。ノートや体操着を持って行かないので、全教科の教科書とノートを常に学校に置いていました。宿題も、もちろんやっていません。 . 学歴なくても経営者として成功 中学は、何とか通いましたが、その後高校はほぼ行っていません。 その頃は、学校にも行かず、好きなことをして遊び歩きました。 その延長線で会社をおこし、女装イベントで成功し、20代半ばで年収が1千万円を超えました。今も複数の飲食店などを経営しています。 いわゆる「学歴」が高くなくても、経済的に成功している人たちは、私の周りにゴロゴロいます。 . 学校行くだけが正解でない 学校に行くだけが、正解ではない。 そう頭を切り替えた時、逆に、勉強をする本当の意味が見つかるかもしれません。 私は、過去に衝撃的な行動をしたことがあります。その経験と、他の人の悩み相談に乗ることを経て、大きく人生を修正しました。 私が経験したのが、あまりに劇的な内容のため、よく「世界が変わったのか?」と聞かれます。 しかし、世界自体は変わりません。 . 自分変われば世界変わる 校則や学校のルールの変更があっても、学校の根本は変わらないでしょう。 それでも、自分が変われば、自分にとっての世界や学校は変わるのです。 いま悩んでいることが、ずっと続くなんて思わないで。学校が嫌だとか不登校の問題なんて、人生の一瞬だけの問題に過ぎませんから。      ◇ モカ、1986年3月、東京生まれの元男性。トランスジェンダーとして、東京・新宿2丁目を中心に複数の飲食店などを経営する。29歳の時、自殺しようとマンション屋上から飛び降りたものの、奇跡的に生還。現在は、電話や対面で生きづらい人やLGBT当事者の人生相談に乗る活動を続けている。自身の半生を題材に、描き下ろし漫画を含む書籍『12階から飛び降りて一度死んだ私が伝えたいこと』(光文社新書)を4月に発売。 . 相談窓口はこちら ■24時間こどもSOSダイヤル 0120-0-78310      ◇ ■こどものSOS相談窓口(文部科学省サイト) http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06112210.htm          ◇ ■いのち支える窓口一覧 http://jssc.ncnp.go.jp/soudan.php 〔2019年5/10(金) withnews〕


周辺ニュース

ページ名[[]]、()
GW明け不登校 GW明けに急増 わが子が不登校になったらどう対応すべきか 長かったGWが明けて最初の週末だ。朝、子供が頭痛や腹痛を訴え、学校を休みがちになった。こんな時、親はどう対応すべきか? 「最もやってはいけないのは、『どうして学校に行かないの?』『ズル休みじゃないの?』などと責めることです」 こう指摘するのは、不登校や引きこもりに関する取材を長年行うノンフィクション作家の黒川祥子氏だ。引きこもりの若者の社会参加・自立を支えるNPO団体の監事も務める。その黒川氏によれば、長期休暇をきっかけに不登校になる子供は珍しくない。自殺が多いのも長期休暇明けで、特に夏休み明けは最も多い。黒川氏に聞いた――。 「学校に行きたがらないのには、必ず理由がある。あの場所に戻るくらいなら死んでしまいたい、となるのでしょう。学校さえなければ生き延びられた子供はかなりいると思います。親は無理に行かせるのではなく、学校を嫌がる理由を知るべき」 せかさず、じっくり時間をかけて本人から聞き出す。あるいは、信頼できる子供の友達、友達の親、学校の教師らから情報収集する。黒川氏が以前取材したある父親は、娘の友人と親しく、その友人を通して娘が同級生グループから「LINEいじめ」に遭っている“証拠”を手に入れ、教育委員会などに直談判。いじめを撃退した。

■第三者の介入が欠かせない また、別の母子家庭の母親は、子供の友達の親から我が子の不登校の原因が同級生によるいじめにあることを聞き、「それなら学校に行かなくていい」と、親が積極的に不登校の子供を支えた。子供はフリースクールで学習支援などを受け、不登校のまま中学を卒業し、自由な校風の高校に進学。黒川氏は後に、その子供から「あのまま中学に行っていたら自殺していた」と打ち明けられたという。 さらに重要なポイントとして挙げるのは、第三者の介入だ。 「不登校や引きこもりの原因が、学校ではなく親の無自覚な無関心、過干渉、虐待などにあることも。引きこもりの解決には、第三者の介入が欠かせません。まずは親が行政の窓口に行き、相談を。子供の状態に応じて適切な地域の社会的資源を紹介してくれます」 黒川氏は中高年の引きこもりも多数取材。彼らの大半は学生時代に不登校になり、いつの間にか数十年も時間が経ってしまったケース。そうならないためにも、可能な限り早い段階で“動きだせる状況”をつくりだす。 「世間体が悪いからと、親が子供の不登校や引きこもりを隠しているケースもよくあります。結果的に、子供の人生を奪っているのです」 親が今、動かねばならない。 〔2019年5/11(土) 日刊ゲンダイDIGITAL〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
補いあうことができるか ゆたぼんは「補いあう」ことができるか ■60才で引退 僕は今月で55才と2ヶ月になり、60才まであと4年と10ヶ月となった。 僕は65才まで待てないので、60才で引退しようと思っている。 引退して、本当なら四国の実家で一人で暮らす78才の母(5年後には83才だが)とともに暮らし、生活費は母の遺族年金をメインに、僕の支払い前倒しのため8万円程度ににしかならないであろう年金を加えて生活していきたいと本気で思っている。 が、僕には家族もいるし少ないながら法人のスタッフもいるため、60才時にそんなに簡単には次の生活には移行できないとは思う。 だから現実的な落としどころとして、週数日仕事、週数日家族、週数日母、みたいな一週間になるのかなあと想像している。 けれども、母の遺族年金に頼りつつ母を介護する、というのは、僕にとっては当たり前の未来である。母と僕、心細い者同士、それなりに資産をシェアしながら補い合えばいい。それは、家族にもスタッフにも思う。

■「補い合う人たち」 当事者は語れない。哲学者G.C.スピヴァク 著『サバルタンは語ることができるか』を参照しつつ当欄で語り続けていることだ(たとえば汚辱Squalorと沈黙~傷つきの新時代)。 この「語れない当事者」という問題と、上に書いた「補い合う人たち」という問題は近い。僕の場合は、権力性を帯びた「男性ジェンダー」であるためわかりにくいが(正確に書くと高齢母+脳出血体験者の僕)、僕は体力も落ち以前よりだいぶ弱ってきたのは事実だ。母もまだ元気ではあるが、80才に近づいている。僕と母の実感としては、我々は体力的に確かに弱ってきている。 当事者は弱い。当然、僕よりも弱い。そして問題のコアに近ければ近いほど、自らの問題について語ることが困難になる。だから誰かが代弁したり代表することで(前者は支援者、後者は「経験者」)問題は露わになってくる。不登校・ひきこもり問題や虐待のアフターケアについては、僕も「代弁者」の一員であることを自覚している。だから当欄ではそれに則って書いている。 ただし、ある程度「弱い者同士が支え合う」、という現象は、ひきこもりや虐待といったハードな問題に限定せずとも日常的に生じることだと思う。その一例が、僕の場合である。

■「自己責任」 世の中は「自己責任」という安易な概念が主流を占めるようだ。何か事件があれば、すぐに自己責任論が生じる。 これは、「自己」という曖昧なものを、現代の日本人が無邪気に信じていることから来ていると思う。本当に世知辛いというか、余裕のない世の中になった。 これは、「弱い側」にもいつのまにか侵入している概念である。たとえば、不登校YouTuberゆたぼんは新時代の主役か、それともただのロボットかで話題の「ゆたぼん」の父は(ゆたぼんの「言葉」はまだ父の言葉だと僕は思う)、どうやら素朴な自己決定主義者のようだ。 哲学者のデリダは、『法の力』のなかで、純粋な自己決定はないと説く。デリダに頼らずとも、我々の日常を少し顧みると、我々はなにかを決める時、誰かの影響を少なからず受ける。その誰かとは、リアルな家族や友人かもしれないし、ネットでの著名人かもしれない。それらの影響を受けつつ、よくわからないレベルで我々は「決めて」いく。 現実の「決定」場面はそのような神秘的なものである。だが我々は、何かが決まる時は、ある一人の誰かが(たとえばゆたぼんが)熟考して決めていると勘違いしてしまう。たぶんそう考えるほうがわかりやすいからだろう。

■我々の「決定」は、誰かとのコミュニケーションのなかでよくわからないまま決まっていっている 現実は、一「決定」場面においても、我々の「決定」は、誰かとのコミュニケーションのなかでいつのまにかよくわからないまま決まっていっている。何かを一人で決めるそんな強い自己などなく、なんとなく不登校後の進路は決まり、なんとなく老後の同居スタイルが決まっていく。誰かと誰かのコミュニケーションのなかで、いつのまにか惰性の中でダラダラとものごとは決まる。 だから、学校に行きたくなくなってそれに親が賛成し本人も受け入れたら不登校となるのはある意味自然だし、逆に、また誰かに会いたくなったけれどもそれは学校では無理なので鬱々とひきこもってしまい親は仕方なく「待つ」というのもひとつのコミュニケーションだ。 そして、なんとなくどこか「居場所」に出かけ、そこのスタッフがおもしろくてその居場所に通い、気づけば大学に進学していた、というのもありなのだ。 すべては、「自己」がよく事態を把握しないまま進行する。本人と誰かが「補いあって」いる。本人は無邪気に自己決定を信じているのかもしれないが、現実には誰かとのコミュニケーションのなかで何かが進行していき、そこそこの現実が目の前に現れる。 その場合の「自己」は、弱くてもいい。そして、自己同士が互いに支え合う、フォローし合うのが人間社会なのだと思う。哲学者ドゥルーズは、かなりの上から目線でそんな人間社会のあり方を「群れ」と表現した。 つまりは、自己や自我以前の群れ的コミュニケーションのなかですべては決定する。自己責任論は事実とは異なる。

田中俊英 一般社団法人officeドーナツトーク代表 子ども若者支援NPO法人代表(淡路プラッツ02〜12年)のあと、2013年より一般社団法人officeドーナツトーク代表。子ども若者問題(不登校・ニート・ひきこもり・貧困問題等)の支援を行なう。03年、大阪大学大学院「臨床哲学」を修了。主な著書に、『ひきこもりから家族を考える』(岩波ブックレット)ほか。内閣府・広島県・川西市・大阪市ほかで子ども若者支援専門委員。officeドーナツトークは、平成29年度 内閣府「子供と家族・若者応援団表彰、内閣特命担当大臣表彰」受賞。 〔2019年5/11(土) 田中俊英 一般社団法人officeドーナツトーク代表〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
無気力を装う子どもたち 子どもの無反応、無気力に働きかけるアプローチ
先日初めて、定時制高校に講演に行きました。あらかじめ、ご担当の先生から、こんな情報をいただいていました。
「石川さんが日頃行かれている全日制の生徒とは少し雰囲気が違うかもしれません。いろんな生徒がいます。年齢層も幅広いですし、家庭環境が複雑な子、いじめや不登校を経験して、全日制を退学した子などもいます」
実際に、皆さんの前に立って話し始めると、確かに、いつもと雰囲気が違いました。
発言や考えを受容する効果
講演中に、「皆さんには、夢ややってみたいことはありますか?」と私が投げかけると、いつもは、シーンとしたままで反応がありません。考えているのか、いないのか、表情からはほとんど読みとることができません。ところが、今回はいきなり、「はい!あります」と手が挙がりました。
まず、60代の生徒さんが、「外国で働きたいです」とおっしゃるのです。思いがけない反応と、夢を持ちながら学び続けられている人生の大先輩の姿に感動しました。「他の皆さんはどうですか?」とふると、今度は、10代の生徒さんがやってみたいことを話してくれました。その後も、2~3人手が挙がり、各々にユニークな発表で場をいっそう和ませてくれました。
「やりたいこと」があり、それを自発的に人前で発表することは、そんなに簡単なことではありません。私がこれまで行ってきた学校の講演では、まずないことです。「この学校の生徒さんは何が違うのだろう?」と考えました。大人が意欲的に学び、夢を語る姿を子どもたちに見せていることも一つ大きな要因としてあるでしょう。
もう一つ、先生方の接し方によるところは非常に大きいと感じました。「こんなことを言ったら笑われるかも、否定されるかも」という恐れがあると、決して、自分の考えは言えません。先生方が、日頃から、どんな考えや発言も受容し、お互いに受容し合うように関わっていらっしゃるからこその反応なのだと感じました。このような関わり方が増えたら、無反応や無気力を装う子どもたちは減るのではないかと考えさせられました。
〔2019年5/12(日) ベネッセ 教育情報サイト〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
発達障害知っておきたい症状と特徴 「発達障害」とは?知っておきたい症状と特徴について 文部科学省の調査により、発達障害の子どもは近年増加傾向にあることがわかりました(※1)。発達障害にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。そのため、発達障害の種類によって、望ましいコミュニケーションの方法も異なります。 今回は、発達障害の種類や症状、特徴などについてご紹介します。 . 発達障害っていったいどんな状態? 発達障害は、発達障害者支援法において、次のように定義されています。「自閉症、アスペルガー症候群そのほかの広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などこれに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」(※2)。このように発達障害には、さまざまな種類があります。症状は発達障害の種類によって異なりますが、言語や知的な発達が遅れたり、人とのコミュニケーションや社会性などに問題が起きたりします。 発達障害の原因には、生まれつきの脳の特性や感染症などが挙げられています。発達障害の種類によって異なります。発達障害の分類と種類、主な原因は次のとおりです。

・ダウン症候群 ダウン症候群は、染色体異常によって起こる発達障害に分類されます。染色体は、遺伝情報を伝えたり発現させたりする役割を持ちます。染色体には、22対の常染色体と1対の性染色体があり、常染色体の1つ「21番染色体」が通常よりも1本多くなると、ダウン症候群となります(※3)。

・自閉スペクトラム症(ASD) 自閉スペクトラム症(ASD)は、自閉症やアスペルガー症候群の総称で、広汎性発達障害とほぼ同義とされています。 自閉症は、言葉の発達が遅れるほか、コミュニケーションや対人関係などにおいて障害がみられます。原因は特定されていませんが、脳の機能障害によって起こると考えられています。また、周産期に起きたなんらかのトラブルも関与しているという意見もあります。ちなみに保護者の育て方は影響しないようです(※4)。

・アスペルガー症候群 アスペルガー症候群は、比較的症状が軽度の自閉症として扱われています。そのため、自閉症と同様に対人関係に障害がみられます。しかし、言葉の発達の遅れはみられません。原因についても、自閉症と共通していると考えられています。

・学習障害(LD) 学習障害は、知的な発達に問題がないにもかかわらず、読み書きや人の話を聞いたり話したりすることが難しいことが特徴です。AD/HD・高機能自閉症などを伴う場合は、それらも含めて考慮した学習支援が必要となります(※5)(※6)。

・知的障害 知的障害は精神遅滞とも呼ばれ、知的な発達が遅れることが特徴です。症状が重い場合は子どものころに気づかれることが多いのですが、症状が軽い場合は診断が遅くなります。原因としては、染色体異常や先天性代謝異常症、中枢神経感染症、胎児期にかかった感染症、脳の奇形などが挙げられます(※7)。

それぞれの障害の特性について、発達障害情報・支援センター(国立障害者リハビリテーションセンター)が以下のようにわかりやすくまとめています。 これらの障害を持つ方々の教育を支援するために、文部科学省では「発達障害者支援法」を定めています。発達障害の症状が現れてから、できるだけ早い段階で発達支援を行うことを重要と考え、学校教育や就労などさまざまな場において支援することが目的です。この法律に従い、各自治体では発達障害を持つ子どもの発達支援をしています。 具体的には、発達障害を持つ子どもの保護者が相談できるよう環境を整備し、必要に応じて医療機関や専門機関を紹介しています。子どもの発達障害が疑われる場合に、すぐに医療機関を受診するのではなく、まずは自治体に相談してみてはいかがでしょうか(※9)。 . 子どもの発達障害のより詳しい症状について、ご紹介します。 ・ダウン症候群 ダウン症候群の特性としては、全身の筋肉の緊張度が低下したり特徴的な顔つきになったりします。また、消化器系の病気や中耳炎などを合併しやすいといわれています。知的発達が遅れますが、成長の道筋はダウン症ではない子どもとほぼ同じです。また、人なつっこく明るくてやさしい性格をしている傾向があります(※10)(※11)。

・自閉スペクトラム症(ASD) 自閉スペクトラム症(ASD)に分類される自閉症は、言葉の発達が遅れるほか、コミュニケーションをうまく取れない、良好な対人関係の構築が難しい、社会性に欠ける、特定の物事に対する強いこだわり、行動のパターン化などがみられます。いずれかの症状が3歳までに現れるといわれています。また、知的障害を伴うこともあれば、知能に遅れがみられない場合もあるなどさまざまです。自閉症の子どもは、目を合わせない、1人遊びを好む、かんしゃくを起こすことが多い、表情の変化に乏しい、名前を読んでもこちらを向かない、ほかの子どもに興味がないなどの特徴がみられます(※12)(※13)。

・アスペルガー症候群 アスペルガー症候群は、対人関係の障害と強いこだわり、趣味や活動のパターン化がみられます。自閉症とは違い、言葉の発達の遅れはありません。また、知的障害を伴うケースもほとんどないといわれています。アスペルガー症候群の子どもは、集団で遊ぶより1人で遊ぶことを好み、その遊びをくり返す傾向があります(※14)(※15)。

・学習障害(LD) 学習障害の子どもは、読み書きや算数などに関する発達に障害があります。単語ごとに文節を区切って読んだり、勝手に文末の言葉を変えて読んだりするなど、症状は多種多彩です(※16)。

・知的障害 知的障害の子どもは、食事の準備や排尿・排便、対人関係の構築、お金の管理など、社会生活に必要な適応機能が年齢に対して低くなっています。そのため、同年齢の子どもができることができず、まわりの人のサポートが必要となります(※17)。 発達障害の症状によって、更なる問題が起こる場合があります。これを二次障害といい、対人関係を構築できないためにまわりに馴染めず、不登校になったり、暴力をふるったりすることなどが挙げられます。発達障害を早期に発見して、適切に発達支援をすることが二次障害の予防に役立つと考えられています(※18)。 発達障害の子どもとのコミュニケーション術

発達障害の影響によって、コミュニケーションがうまくとれなかったり、音や光に過敏になったりすることがあるので、保護者やまわりの人が適切に対処することが求められます。適切にコミュニケーションを取って対処することで、子どもの発達にいい影響を与えられるかもしれません。具体的な事例を挙げて解説します。

・障害によってコミュニケーションがうまくできないことがある 発達障害によって、人とコミュニケーションをうまく取れない場合、ほかの子どもと比較したり、大声で叱ったりしてはいけません。子どもは、コミュニケーションを取りたくても取れない状況にあるため、このような対応は子どもを傷つけてしまう可能性があります。また、「この子は発達障害だから」と見放すことも、子どもの心に悪影響を及ぼすかもしれません。

単純に叱るのではなく、どのようにしてまわりとコミュニケーションを取ればいいのかを伝えましょう。言葉のコミュニケーションだけにこだわるのではなく、サインや身振り手振り、カードを使うなど、その子どもに合ったコミュニケーションの取り方を教えてはいかがでしょうか(※19)。 また、それだけですぐにコミュニケーションを取れるようになるわけではないので、幼稚園や保育園、小学校の先生などまわりの人に対して、「うちの子はゆっくりのペースでお願いします」と伝えておくなど、子どもが過ごしやすい環境をつくることも大切です。

・音や光に過敏なことがある 発達障害の子どもは、音や光に過敏な場合があります。大きな音や強い光にさらされることで、パニックを起こすこともありますが、このような場合にも子どもを押さえつけるようなことは避けた方がいいでしょう。なぜそのような大きな音がするのか、理由を伝えることをおすすめします。過敏なものに対する理解を深めることで、次第にパニックを起こしにくくなるかもしれません。

・得意分野をみつけること 発達障害があるために、同年齢の子どもと同じことができない場合があります。それにより、ほかの子どもと比べることで、自信を失ったり喪失感を覚えたりする場合もあります。「なぜ、ほかの子どもはできてうちの子はできないのか」とイラ立ちを覚える保護者も少なくありません。しかし、自信を失っている子どもに対し、「なぜできないのか」と叱ると、さらに子どもが自信を失ってしまう可能性があります。

まずは、その子どもの得意分野を見つけるようにしましょう。子どもが自分の得意分野を認識することで、その分野に関して自信を持てるようになります。これが、自尊心を育む第一歩になると考えられます。 まわりの人の助けを借りて子どもと向き合おう 発達障害の種類はさまざまで、アスペルガー症候群のように、子どものころに発見しづらい症状もあります。現代では発達障害者支援法により、教育や就労などさまざまな場でサポートを受けることができるので、「もしかして発達障害かも?」と思ったら、まずは自治体に相談しましょう。

参照元

(※1)参照:『放課後等の教育支援の在り方に関する資料』(文部科学省) http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2015/03/16/1355830_1.pdf P.51~52 (※2)参照:『特別支援教育について』(文部科学省) http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/hattatu.htm (※3)参照:『ダウン症のあるお子さんを授かったご家族へ』(公益財団法人日本ダウン症協会) http://www.jdss.or.jp/family/index.html (※4)参照:『自閉症について』(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-005.html (※5)参照:『学習障害』(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-004.html (※6)参照:『発達障害者支援に関する行政評価・監視-結果報告書』(総務省) http://www.soumu.go.jp/main_content/000458776.pdf :P.9 (※7)参照:『知的障害(精神遅滞)』(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-04-004.html (※8)画像引用:『発達障害を理解する』(発達障害情報・支援センター) http://www.rehab.go.jp/ddis/%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%82%92%E7%90%86%E8%A7%A3%E3%81%99%E3%82%8B/%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%A8%E3%81%AF/ (※9)参照:『特別支援教育について』(文部科学省) http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/001.htm (※10)参照:『ダウン症のあるお子さんを授かったご家族へ』(公益財団法人日本ダウン症協会) http://www.jdss.or.jp/family/index.html (※11)参照:『ダウン症』(滋賀県立小児保健医療センター) http://www.pref.shiga.lg.jp/mccs/shinryo/sekegeka/shikkan/sentense/down.html (※12)参照:『発達障害者支援に関する行政評価・監視-結果報告書』(総務省) http://www.soumu.go.jp/main_content/000458776.pdf :P.9 (※13)参照:『自閉症について』(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-005.html (※14)参照:『発達障害者支援に関する行政評価・監視-結果報告書』(総務省) http://www.soumu.go.jp/main_content/000458776.pdf :P.9 (※15)参照:『アスペルガー症候群について』(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-006.html (※16)参照:『学習障害』(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-004.html (※17)参照:『知的障害(精神遅滞)』(厚生労働省) https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-04-004.html (※18)参照:『発達障害者支援に関する行政評価・監視-結果報告書』(総務省) http://www.soumu.go.jp/main_content/000458776.pdf :P.25 (※19)参照:『どうしたらいいの?~子どもとの接し方(幼児期~学童期』(大阪府) http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/1206/00027606/eeyan_jido2.pdf P.17

プロフィール 監修:岩波 明 (いわなみ あきら) 1959年神奈川県生まれ。1985年、東京大学医学部医学科卒。医学博士、精神保健指定医。都立松沢病院、東京大学附属病院精神科、埼玉医科大学精神科などを経て、2012年より昭和大学医学部精神医学講座主任教授に。2015年より昭和大学附属烏山病院院長を兼任し、ADHD専門外来を担当。精神疾患の認知機能、司法精神医療、発達障害の臨床研究などを主な研究分野としている。『心の病が職場を潰す』(新潮新書)、『大人のADHD もっとも身近な発達障害』(ちくま新書)、『発達障害』(文春新書)など、著書多数。 ※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。 〔2019年5/13(月) ベネッセ 教育情報サイト〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
「ただ、いる、だけ」というケア ケアとは何か?「ただ、いる、だけ」の仕事から見えた「その価値」 「ただ、いる、だけ」という仕事 「あなたの仕事は、ただ、いる、だけ。そこに居るだけです」。さて、こんな風に言われたらどうだろうか。「おぉ楽じゃないですか。ラッキー」と引き受ける人もいれば、「そんなんでお金をもらっていいんですか」と訝しむ人もいるだろう。 現実にこんな仕事があることを教えてくれるのが東畑開人(十文字学園女子大准教授、臨床心理士)の体験記『居るのはつらいよ』(医学書院)である。 超一流大学に進学、臨床心理学を学ぶために大学院にまで進み「長く苦しい学究生活」の末に「ハカセ」となった「僕=東畑」は、ハカセにふさわしい一流カウンセラーを目指すべく沖縄の精神科デイケアにたどり着く。 そこで待っていたのは、新人には異例とも言える超好待遇と施設にやってくる人々の「ケア」だった。日常の連続の先に、やがて見えてきた「ただ、いる、だけ」の意味とは――。 東畑開人、1983年生まれ。2010年に京都大学大学院で博士号を取得し、就職したのは沖縄の精神科クリニックだった。博士号を取っても、非常勤、時給1000円のような条件が飛び交う臨床心理士の世界にあって、そこは「常勤、月給25万円、賞与6ヵ月」という条件を提示した。 ハカセの心はときめく。人生がときめく、好待遇の魔法である。だが、世の中、そんな上手い話はない。精神的な傷に触れていき、回復するセラピーをやりたいと思っていたはずなのに、与えられた仕事は「ただ、いる」ことだった。 なんといっても、与えられた最初の業務命令は座っていることだ。ハカセに求められたのはなにかを「する」のではなく、「いる」こと。 《いきなり突きつけられたのは、当たり前なんですけど、博士号がなんの役に立たないって現実ですよね。そのデイケアって汗とヤニと垢の匂いが充満していて、あまり綺麗な空間とは言えないんですよ。 それなのに、僕は心理職なんだからと思って、最初はYシャツにジャケットで出勤していました。でも、働いている人も通ってくる人もみんなジャージなんですね。強烈に浮いてるんですよ。だから、さすがにカウンセリングの時はシャツに着替えるんだけど、二週間もしたら、短パンにポロシャツで、みんなで一緒に野球をやってました(笑)。 綺麗なカウンセリングルームで、パリッとしたシャツとジャケットでセラピーをしたいみたいな憧れはあったんですけど、デイケアはちょっと違うということです。そこは、みんなで暮らしている場所なんです。だから、当然、色々な匂いがするし、「暮らす」のにはジャケットよりジャージがいいわけです。》 「足を引っ張ってたので、イルツラでした…」 そんな場所で、戦力として活躍していたのが、沖縄の女性たちだ。 ハカセも早朝に10人乗りのハイエースに乗り込み、運転して、自力でデイケアに通えない人たちを送迎する。施設に集う人々と一緒に料理をしたり、洗濯したり、掃除をしたりもする。しかし、ここでもハカセの労働は誰からもあてにされていない。 心理職の教科書にデイケアで働くのに、生活的なスキルが必要だとは書かれていない。 《車の運転も掃除も調理も、高卒の医療事務のスタッフのほうがよっぽどテキパキ働いているんですよね。僕はそういう意味では本当に役立たずで、足を引っ張ってたので、イルツラでしたね》 お金をもらえれば、いいのではないか。そんな声も聞こえてきそうだが……。 《それじゃあ、調理とか以外で何をやっているのかというと、ただただメンバーさんと一緒に時間を過ごすのが僕の仕事でした。お茶を飲んでいるメンバーさんの横で、僕もお茶を飲んでいる。それどころか、お茶がないときもあって、ただただ、座っている。本当になんもしないで、ただ、いる。これがつらいんですよ。 何か作業をしていれば、自分の世界に入れるんですよ。手を動かしたり、車を運転したりしていると、「する」ことがあるので、それをやればいい。でも、「いる」って何もやることがない。話を聴くとかでもないですからね。ただただ座っているんです。周りに人がいるから、自分の空想の世界に逃避したり、瞑想状態に入るわけにもいかないですしね。これってとてもつらいんですよ。 そうやって、デイケアに通ってくる人たちと一緒に「ただ、いる、だけ」で給料がもらえる。こんなんでいいのかってなるでしょう。》 東畑は当時デイケアで展開されていた日常をこんな文章でまとめている。


「朝、目覚めると、ショッピングセンターの駐車場に行く。送迎バスが迎えに来る。鼻をほじりながら、デイケアに向かう。いつもの席に座ると、お茶を入れ、そして拾ってきたタバコの吸い殻を数える。朝のミーティングがあり、ラジオ体操をする」 「それが終わると昼休みまでただ座っている。ときどきトランプをしたり、身の上話をしたりする。昼食を食べると、ソフトボールをしにいく。帰ってきたら着替えて、ただ座っている。夕食を食べて、送迎バスに揺られて、ショッピングセンターの駐車場まで帰る。………」


簡単に整理をしておくと、彼が志したセラピーというのは何かを「する」ことで、心が病んだ目の前の患者を回復させるという行為だ。これはとてもわかりやすい。 「回復する」というのは成果であり、成果があることで人は経済的な報酬を気持ちよく受け取ることができる。 ケアとは何か? では「居る」とは何か。「日常に付き添い続けること」と定義できる。繰り返される、ぐるぐるとした日常はそれ自体が「ケア」として機能している。 さて、問題はケアとは何か、ケアの価値とは何かである。 お茶を飲んだり、タバコを吸ったり、ソフトボールをしたり、一緒に食事をしたり……。これで報酬が発生する。その時、少なくない人はこう思うはずだ。 「えっこれでお金をもらっていいのか」。あるいは「この人たちこれでいいのか?」 東畑はここまでの話に「そうそう」と言いながら、大きくうなずきながら、言葉を探していく。 《この本の難しかったところなんです。専門職としてデイケアにいるのは、もちろんそこに通ってくるメンバーの人たちに回復してほしいという思いがあるからです。 でも、現実は10年そこにいる人がいて、彼や彼女はおそらく次の10年もそこにずっと居続けるだろうという現実があるんです。 では、その人たちの回復って何か? あるいはそうやって生きることの価値って何か? ということをずっと現場で考えてきたと思うんですよね。 「生産性が無い」といって生きることを否定するのは違うし、逆に「生きているだけで価値がある」という言葉で思考を止めてしまうと軽すぎる。 スタッフが何もしなくても、彼らがデイケアに10年通えていたかと問われたら、それも違うんです。一緒に麦茶を飲んだり、いるだけの時間を過ごすことはきわめて大事だった。それがなかったら、「居る」は簡単に損なわれてしまう。 そして、それだけじゃなくて、彼が「居る」ことによって、デイケア全体が豊かな場所になっていたというのもあるんです。 それぞれのメンバーさんがそうです。ひとりひとりが「居る」ことで、「場」ができるんですよ。それは間違いなく、そう。でも……だけど……、「ただ、いる、だけ」でいいのか、となるのが本当に悩ましいところでした。 僕は専門家として、この「ただ、いる」時間をどう理解していいか分からなかった。どうしても口ごもってしまうんです。 だからこそ、あえて学術論文の言葉ではなく、エッセイの言葉でこの本を書いたのは、見た人、関わった人たちのリアリティを通じて「いる」ことの意味を考えたかったからなんですね。》 ケアは「場」が主体になるもの デイケアに勤務経験がある専門家たちは、一様に座っていることがつらいという記述に共感するという。 《あれが一番しんどい、とみな言ってました(笑)。ただ座っているのって、難しいんです。でもね、難しいことには価値があるはずだと思うんです。 ケアする施設で本当に大切なのは、民俗学でいう「ハレとケ」の「ケの時間」です。お祭りではなくて、退屈な日常こそがケアだと思うし、人間が生きてるってそういうことだと思うんです。 だけど、そういうケの部分の価値って本当に難しい。それは泡のように消えてしまう。 例えば、「ただ、いる」ことの価値はもしかしたらエビデンスで示せるかもしれない。でも、それが示されたら、次に「じゃあもっと効率的に『いる』ことの効用を高めよう」みたいな話になっちゃって、そうするとその価値はすぐに消えてしまう。 だって、「居る」の効率をあげるためには、そこに「居る」のが専門家ではなく、素人でも、ロボットでも犬でもいいじゃないかという話にもなります。そして実際、そうかもしれないんです。素人もまた「居る」を支えますから。 考えていると、よくわからなくなるんです。「ただ、いる」ってなんなんだって。それはそこに居るときには価値を感じるんだけど、でもその価値は語ろうとするとあわく消えていってしまう。 ただ、これって実は「みんな」の問いなのではないかと。つまり、僕らの日常もまた価値を説明しえないものによってできているのではないかと》 例えば、不登校や出社ができなくなる状況を想像してみるといい。経験者は「ただ、いる」ことが辛くなり、やがて「自分は役に立っているだろうか」「自分には価値がないのではないか」と問うことになる。 私にもよくわかる。フリーランスになる直前、2017年末~2018年にかけてこれまでにない体調不良に襲われた私は「適応障害」と診断を受けることになった。そこで感じていたのが、「自分は役に立っていない」という思いだった。 《そして、自分には価値がないから、会社とか学校に行かない方がいいのかもしれないとか、みんなバカにしているんじゃないかと悩むことになるんです。そのときに「心のケア」が必要だと言われています。 世間的に「心のケア」って、カウンセラーが1対1で深い話をするというイメージがあると思うんですけど、それは実は「ケア」ではないんですね。いや、ケアになる場合もあるんだけど、むしろ1対1で向き合っていくと、「セラピー」的な要素が多くなります。 1対1だとどうしても自分と向き合うことになるんですよ。非日常的な時間と場所で、自分を掘り下げていく。それがセラピーです。だけど、自分の傷と向き合っていくことが有効な時もあるし、そのことでよりしんどくなってしまう時もある。セラピーは相手とタイミングを選びます。カウンセリングは有効なものですが、万能ではない。 これに対して、ケアというのは「場」が主体になるものだと思うんです。居場所という言葉がありますけど、「居る」ことが可能な場所。それは一対一というよりも、色々な人がいる場所です。 いろんな人がいて、場が出来ることによって、人はなんとなく日常が可能になっていく。そうやって、普通に生きることが支えられていく。》 ここに「ただ、いる、こと」の意味、「ケア」の価値がある。 〔2019年5/14(火) 現代ビジネス〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
スクールセクハラ スクールセクハラの深い闇 教諭が何度も「生理ですか?」生徒の心に傷 男性教諭に「生理?」などとセクハラ発言をされ、学校に通えなくなった女子中学生は、医師に「ストレス反応」と診断されたという 教諭から繰り返しセクハラを受けた-。そんな投稿が取材班に寄せられた。中学生の娘が、ストレスで頭痛や吐き気が止まらなくなり学校に行けなくなったという。性暴力を告発する「#Me Too」運動が広がりを見せる中、教師と生徒の関係では被害が潜在化しやすい現状がある。子どもたちが声を上げやすい体制づくりが学校現場には求められている。 関係者によると、問題は昨春、福岡市立中学校の不登校の生徒が通う教室で起きた。机に伏していた女子生徒に、男性教諭が「生理ですか?」と問いかけた。不快そうにする生徒に「生理は恥ずかしいことじゃない」「娘がいるから分かる」と続けたという。 その後も、気分が悪そうにしている女子生徒複数人に同じ発言を繰り返したといい、うち1人はストレスで教室に行けなくなった。この生徒は「やめてくださいと伝えても、『体調を確認するのが仕事だから』とあっけらかんとしていた。それ以上、何も言えなくなった」と話した。 . 「配慮を欠いていた」教諭を指導 保護者が「セクハラだ」と抗議した後も、別の女子生徒に対し、「○○さん(下の名前)も随分、女性ぽくなってきましたよ。少女じゃなくてちょっと女性に変わりますね」などと発言していた。 市教育委員会によると、教諭は「体調を確認する目的で尋ねた」「教室に通い始めた頃に比べて成長したことを伝えたかった」と釈明。市教委の担当者は「生徒に寄り添おうと思ってのことだが、発達段階やTPOをわきまえず、配慮を欠いていた」として教諭を指導したという。 . 文部科学省によると、2017年度にセクハラやわいせつ行為で懲戒処分を受けた教員は210人。内訳は「体に触る」が最多の56人▽「盗撮、のぞき」42人▽「性交」38人▽「キス」16人-と続いた。会話などによるセクハラで処分された教員も11人いた。被害者は「自校の児童生徒」が46%で最多だった。 NPO法人「スクール・セクシュアル・ハラスメント防止関東ネットワーク」(東京)の徳永恭子さん(72)は「性的なことは人に相談しにくいのに、相手が先生だとさらに潜在化する。処分件数は氷山の一角にすぎない」と指摘する。 〔2019年5/14(火) 西日本新聞〕


周辺ニュース

ページ名[[]]、()
中学受験二世 「中学受験二世」が増加中 模試の結果を振り返る 4月に大手塾の模擬試験が実施されました。その結果を受けて、来年の受験者数と問題はどんな傾向になるのか、昨年の受験と倍率と偏差値の動向とを照らし合わせて、森上教育研究所がお伝えします。 . 「難化なき増加」が今年の受験の特徴だった 4月の模擬試験では、前年比で5%ほど受験者が増えました。ただ、4月に5%増えたからといって、実際の受験生が増えるかというとそうではありません。昨年を見てみると、同じく4月の模試では前年比2.7%増でした。このことを踏まえて、今年は最低でも2.5%~2.7%ほどの増加がありそうです。 中でも偏差値が真ん中から上の、上位校の倍率が上がるのが従来からの例で、来年も同様の傾向が予測できますが焦りは禁物です。というのも、今年の春の状況ではっきりしたことは2~3割受験生が増加した学校もある中、昨年と比較して偏差値が上がった学校はほとんどなかったからです。結果としては、倍率は上がったものの問題が難しくはなっているわけではないということです。 来年中学受験を迎えるお子さまは、難しい問題を解くことに注力するのではなく、取れるところを落とさないよう、落ち着いて勉強するのが吉と出るかもしれません。 . 昨今の中学受験は「中学受験二世」が多い傾向 最近改めて感じたのは、やはり偏差値至上主義に陥らず、お子さまに合った学校を選ぶことがいかに重要かということです。せっかく一生懸命勉強をして目指していた学校に入っても、校風になじめず不登校になってしまうのは残念なことです。 今年も来年も、受験日の新設や午後受験の新設、算数一科目入試の新設などが目立ち、学校選びの間口は広がります。だからこそ、「本当にその学校に行きたいのか」をお子さまと一緒に考えることが大切です。なぜなら、第一志望こそ、親子で運動会に行ったり文化祭に行ったりしてモチベーションを高めますが、併願校になると偏差値だけで選びがちで、実際にお子さまがそこに通うビジョンが見えてないご家庭が多いように思うからです。 また、中学受験にも波があり、今受験しようとしているお子さまは、保護者のかた(特に父親)が中学受験を経験している「中学受験二世」が多いのが特徴です。 こうした保護者のかたは、自らの経験と照らし合わせて、お子さまの学校選びをすることになりますが、以前ほどは大学合格実績に重きを置かなくなってきました。 例えば、進学校に通っていた保護者のかたの場合「勉強した記憶しかなくて、あまり学校生活は楽しくなかった」という実感があれば、校風や生活などよりリアルな目線で学校選びをすることもあるでしょう。その学校選びが、お子さまの等身大とまではいかなくとも、近くなってきているように思うのです。これは、学校選びにとってはいいことだと思います。 そういう意味でも昨今のブランド校に一極集中というよりは、自分の好きな学校を選ぶような流れも視野に入れて、お子さまがモチベーションを保ちながら通える学校選びができるといいですね。 . プロフィール 森上展安 森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。 ※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。 〔2019年5/14(火) ベネッセ 教育情報サイト〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
“ワールドカフェ”スタイル 「子どもたちの自己肯定感を上げていこう!」“ワールドカフェ”スタイルで見えてきたPTAの新しい形
「すべては子どもの健全な成長のために」
PTAの本来の目的とするのは、保護者と教職員が力を合わせ、子どもの成長を支援していくことだ。もちろん活動はボランティアであり、団体への加入は義務付けされていない。しかしいったんPTAに加入すれば、学校行事の手伝いや登下校の見守り、地域パトロール、PTA総会への参加などやることは限りない。さらに実質強制的な役員の持ち回りもあり、共働きで日々の生活に追われる保護者にとってPTA活動は頭痛のタネだ。
「PTAのルーティンを見直し、子どものために何ができるか考える」
東京都小金井市で行われた、PTAを変える新たな試みを取材した。
PTA総会を保護者の対話の場に変える
PTA総会と言うと、来賓の挨拶が延々続き、議題はかたちばかりの採決を取って承認され、最後は懇親会があって終了というのが一般的だ。しかし小金井市小中学校PTA連合会の総会は、普段見慣れない風景が広がっていた。
5月11日に小学校の講堂で開かれた総会には、約200人の保護者と教育委員会、市会議員が参加。通常の総会の段取りが終わると、参加者はアトランダムに5人程度のグループに分かれた。グループではお互いに向き合って円状に座り、寄せ合った膝の上には1枚のホワイトボードとペンが乗っている。用意されたお茶とお菓子を食べながら、参加者は設定されたテーマについて意見交換を行い、ホワイトボードに出された意見を書き込んでいくのだ。
これは「ワールドカフェ」と呼ばれる議論の手法で、カフェのようにオープンでリラックスした雰囲気の中で行うことで、創造性に富んだ対話を引き出そうとする試みだ 。また、ホワイトボードを囲んで意見を書き込むグループワークは、東京工業大学で実践されている「えんたくん」の手法を取り入れた。
PTAで子どもの課題を話さなくていいんですか
この総会の仕掛け人の1人である大熊雅士教育長は、総会に「ワールドカフェ」を取り入れた理由をこう語る。
「小金井ではPTAが協力的で、学校運営に無くてはならない存在になっています。しかしPTAには『研修会を去年やったので、また今年もやらないと』など、深く考えずに前例を踏襲することが多い。保護者からは『目の前の子どもたちは大きな課題をいっぱい抱えているのに、PTAでその課題を話さなくていいんですか?PTAが新しいことをしなくていいんですか?』という声があり、本来のPTAのあり方を考えて、子どもの課題を考える会をやってみようということになりました」
今回意見交換を行ったテーマは、「子どもの自己肯定感」だ。その理由は、「何が問題かと言った時に、一番となるのが自己肯定感の低下です。引きこもりや不登校、いじめはすべてここから始まる」(大熊教育長)からだ。
意見交換では、「自己肯定感を下げている子どもは何を思っているのか」「それは何が原因か」「PTAは何ができるのか」を、それぞれが意見を出し合いホワイトボードに書き込んでいく。ホワイトボードには、「子どもは忙しすぎて時間や居場所がない」「そもそも親自身にも余裕がない」「親同士がもっと会って、お互いの子どもを『凄いよっ』て言い合うのはどうか」といった言葉がびっしり並ぶ。対話セッションは1時間弱だったが、どのグループの参加者も終了しても まだまだ話し足りなさそうだった。
いまPTAの存在意義がわからなくなっている
会終了後、総会に初めて出席したというお母さんは、「普段聞けない、いろいろな家庭の子育ての様子を聞けて視野が広がりました。今後PTAとして、小さなことですが家に友達呼んであげて、交流の場を広げる手伝いをしてやれたらいいな思います」と語った。 また去年も総会に出席したというお母さんは、「去年と全然違う」と語ったうえで、今後のPTAのあり方について「PTAは子どもの近くにいられるからこそ、子どもがいま何を思い、 何が必要なのか拾えればいいなと。それをPTAのみんなに伝えて、より良い居場所を作ってあげれたらいいんじゃないかなと思います」と語った。
いまPTAには、運営すること自体に汲々として、子どもを取り巻く課題に向き合ってこなかったという反省がある。小金井市のPTAを束ねる連合会の前田薫平会長は、「いまPTA自体の存在意義がわからなくなってしまっている」と前置きしたうえで、だからこそPTAが一歩踏み出さなければいけないと強調する。
「子どもたちの一番近くにいる保護者と先生の、次に近い存在なのが地域の大人です。しかし昨今では『ナナメの関係』、つまり自分の親には相談できないけれど、近くの大人には相談できるという存在がなくなりつつあります。子どもの孤立を防ぐためには、地域が必要だと思います」
PTAと地域が一体となって子どもを見守る
学校の教員の仕事量は限界を超えており、今後益々PTAには教育への参画を求められそうだ。そうなれば保護者の負担感がさらに増える可能性もある。
しかし前田会長は言う。
「結局は子どもたちのためで、誰かが得をしたとか損をしたとか言う方が多いのは何でかなと疑問に思っています。やらされているというのは楽しみを生まないと思います。今回の総会も前向きに考えている人が手伝ってくれたからこそ進めることができました。子どもたちが『お父さん、お母さんが何か面白いことをやっている』と見てくれればうれしいなと思っています」
一方、総会に参加した四児のお母さんは、これからはどれだけ地域を巻き込めるかがポイントだと語った。
「いま小学校で子どものためにあれをしてみよう、これをしてみようと考えているんですけど、やっていくうえで人材が足りません。PTA役員だけでは回らない部分もあり、でも働いているお母さんが多い中でやっていくには、やっぱり地域を巻き込みたいなと。どれだけ地域の方を巻き込んでいけるかが、子どものよりよい居場所作りにつながっていくと思います」
地域=PTAだけでは ない。たとえ子どもが学校を卒業しても、地域の大人として子どもに関わり続ける。教員、保護者(もちろん父親も)、行政、そして地域住民が一体となって子どもの成長を見守る社会がこれから益々必要になる。
小金井市のPTAの取り組みは、その第一歩なのだ。
〔2019年5/14(火) 【執筆:フジテレビ 解説委員 鈴木款】FNN.jpプライムオンライン〕


周辺ニュース

ページ名[[]]、()
高校教育の見直し 自民、高校教育の見直しを提言 自民党の教育再生実行本部(本部長・馳浩元文部科学相)は14日、生徒の学習意欲の低下を踏まえ、高校教育の見直しを政府に求める提言をまとめた。 提言では、生徒の持つ能力や個性に対応するため、高校普通科を見直す必要性を指摘。新たな学科の具体例として「サイエンス・テクノロジー科」や「アスリート科」などを挙げた。 また、不登校や中退をきっかけに定時制や通信制課程に通う生徒が増えていることを受け、勤労青年教育を第1目的に掲げた従来の制度の変更や教育内容の充実などを求めた。 〔2019年5/14(火) 産経新聞〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
幼い頃から英語を学ばせるべきか? 生後6ヵ月から英語を浴びていた子が2歳直前に「反発」した話 「なんでもできる子」は理想だけれど 子育て中の親の悩みが幸せに変わる「29の言葉」を紹介した新刊『子どもが幸せになることば』が、発売直後に連続重版が決まり、大きな注目を集めています。著者であり、4人の子を持つ田中茂樹氏は、20年、5000回以上の面接を通して子育ての悩みに寄り添い続けた医師・臨床心理士。 本記事では、「幼い頃から英語を学ばせるべきか?」という答えのない問いへの1つの考え方を、著者自身の子育てのエピソードとともにします。(構成:編集部/今野良介)

●イギリス人の大学生をベビーシッターとしてホームステイさせた 私は、認知心理学の研究をするために、大学院に進みました。そこでは、脳の働きについて、記憶のしくみや言葉を話す能力、他人の心を知るしくみなどについて研究をしていました。 妻は産婦人科の医師です。2人とも医学や脳についての知識がありました。しかし、自分たちの子どもをどう育てるかについては、大いに期待と不安がありました。専門的な知識があってもなくても、育児で不安を感じるのは、どの親でも同じだと思います。 長男が生まれて、日に日に育っていく姿を見ているうちに、いままで論文や教科書から学んだ知識だったものが、生の現実として体験されるうちに、考え方も変わっていきました。私は、「子どもを育てたら、自分の心理学の知識も増えて研究にも役立つ」と思っていた部分があったのです。そのように話してくれた先輩も、たくさんいました。 しかし、私にとっては、子育ての困難さとやりがいは、そのようなものではなかったのです。心理学や医学の知識は、子どもが幸せに育つための手段や方法の1つにすぎない、と感じるようになりました。知識や研究よりも、育児そのもののほうがずっと大事で、楽しかったのです。 「そうしなければ」ではなく「そうしたい。そのほうが楽しい」と強く思いました。その考え方は、自分の場合、正しかったと思っています。 とはいえ、私も、はじめのうちは、「どうやったら子どもを賢い子にできるか」ということを考えていました。具体的には、学校の成績が良くて、語学ができて、スポーツも得意でという、わかりやすい「優等生」のイメージです。他の人から見てもわかりやすい基準で「すばらしい子」に育てるにはどうしたらいいかと、考えていたのです。 たとえば、小さいころから日常的に英語に触れることによってバイリンガルに育てたいと思い、イギリス人の大学生をベビーシッターとしてホームステイさせたりもしました。長男が生後6ヵ月~2歳半ぐらいのことです。 しかし、2歳になる前に、大人が英語で話していると「ちゃんとしゃべって!」とはっきりと文句を言うようになりました。 彼の言う「ちゃんと」とは、「英語ではなく日本語で話せ」という意味でした。 これがもし海外勤務などで外国で暮らしていたら、英語を話さないわけにはいかないし、保育園でも英語に触れるので、事情は違っていたでしょう。望み通り、バイリンガルに育ったかもしれません。 でも、わが家の場合はそうではありませんでした。そして、そういう私の「下心」を見抜くかのように、子どもは、「ちゃんとしゃべって!」という言葉で、日本語で話すように大人たちに要求したのです。 私は、そちらのほうがすばらしいことのように思えたのです。しっかりコミュニケーションをしたい、自分が良くわかる言葉を、自分で選んでしゃべりたい。そして親たちにも、そう話すように要求した。 英語の発音がよくなるとか、LとRが聞き分けられるとか、日常の挨拶ができるとか。そういう表面的な話ではなくて、言葉というものがとても大切な根源的なものであることに気づかせてもらえたと思っています。会話をするのは生きていく上で大切な要素だから、下心を取っ払って、しっかり話せと、子どもに教えられました。 私はかつて「言語の脳科学」という研究プロジェクトに参加していました。そこで、言語学研究の第一人者である大津由紀雄先生から、いろいろとご指導いただきました。 大津先生は、小学校で英語を教えることについてずっと反対されていました。その理由は、言語の基礎は、根幹は日本語でも他の言語でも共通の部分が多いので、まずは母語をしっかりと身につけて「言語の力」を育てる。それがあれば、他の言語もしっかりと学んでいけるということを、脳の仕組みや認知心理学の知見から確信しておられたからです。 外国語の教育方法をきちんと身につけていない人、たとえば小学校の先生が、付け焼刃で英語を教えさせられることには、多くの問題があると思います。たとえば、英語を教える時間をとるために、国語を学ぶ時間が減ってしまうこと1つとっても、明らかに問題だと思います。

田中茂樹(たなか・しげき) 1965年東京都生まれ。医師・臨床心理士。文学博士(心理学)。共働きで4児を育てる父親。京都大学医学部卒業。信州大学医学部附属病院産婦人科での研修を経て、京都大学大学院文学研究科博士後期課程(心理学専攻)修了。2010年3月まで仁愛大学人間学部心理学科教授、同大学附属心理臨床センター主任。

現在は、奈良県・佐保川診療所にて、プライマリ・ケア医として地域医療に従事する。病院と大学の心理臨床センターで17年間、不登校や引きこもり、摂食障害やリストカットなど子どもの問題について親の相談を受け続けている。これまで約5000件の親の悩みを解決に導いてきた。著書に『子どもを信じること』(大隅書店)などがある。

. 田中茂樹 〔2019年5/15(水) ダイヤモンド・オンライン〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、 福岡県北九州市()
◆発達障害に関する相談カフェ 発達障害のある子どもなどについて悩みを持つ保護者同士で語り合います。 日時:3月28日(木)13~14時30分 場所:銀杏庵穴生倶楽部(八幡西区鉄王2丁目) 対象:発達障害などが気になる子どもの保護者 定員:先着10人 費用:500円(飲み物・菓子付き) 申し込みは3月4日から保健福祉局精神保健福祉課【電話】093・582・2439へ。 〔北九州市政だより 平成31年3月1日号〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、八丈町()
平成30年度八丈町子どもの発達障害サポート事業 「発達障害の特性がある子どもとどう向き合って支えていくか」支援者にできること、家族にできることについて、専門医による事例を交えた講演会と個別相談を実施します。 ■講演会 日時: 11月9日(金)午後2時30分~4時30分「学校、保育園でちょっと気になる子への支援」(主に支援者向け) 11月10日(土)午前9時30分~11時30分「子どもの発達の凸凹に合った支援」(主に保護者向け) 場所:大会議室(八丈町役場2階) 対象者:子どもの発達支援に関心のある方(両日とも参加は可能です) 申込方法:11月7日(水)までに電話、メール、窓口のいずれかの方法で申し込み。 (※メールの際は、件名を「講演会」とし、本文に参加希望日、氏名、所属、連絡先を記入してください) ■個別相談 日時:11月10日(土)午後1時~4時(1件あたり30分程度) 場所:相談室1・2(八丈町役場1階) 対象者:発達障害の特性があるお子様の保護者等身内の方 申込方法:10月31日(水)までに電話、メール、窓口のいずれかの方法で申し込み。 (※メールの際は、件名を「発達相談」とし、本文に児童氏名、保護者氏名、連絡先を記入してください。後日職員から内容の確認等でご連絡をさせていただく場合があります) ※申し込みが多数の場合や内容により、今回の相談会ではお受けできない場合がありますので、ご了承ください。 ■共通 講師・相談医:公立福生病院医師 五月女友美子(そうとめゆみこ)氏(小児科医、子どもの心相談医、臨床心理士) 問い合わせ・申し込み:子ども家庭支援センター 【電話】2-4300【E-mail】kodomo@town.hachijo.tokyo.jp 〔広報はちじょう 2018年10月号〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
発達障害について学ぶ 「落ち着きがない」「忘れ物が多い」「友達とうまく遊べない」など、こどもの発達が気になる保護者や支援者のみなさん、一緒に学び、これからの子育てのヒントにしてみませんか? 日時:5月30日(木)10時~12時 場所:区役所5階 会議室 講師:NPO法人「チャイルズ」代表 是澤(これさわ)ゆかり氏 定員:30名 申込:電話(先着順) 費用:無料 問合せ:保健福祉課(子育て支援室) 【電話】6576-9844 【FAX】6572-9514 〔広報みなと令和元年5月号大阪市港区〕


イベント

6月1日(土)/兵庫県尼崎市 ■ハートフォーラム「自閉スペクトラムと強度行動障害」 会 場 アルカイックホール・オクト 時 間 10時半~15時40分 講 師 青山新吾さん(ノートルダム清心女子大学准教授) 参加費 無料(要申込) 主 催 NHK厚生文化事業団 連絡先 06-6232-8401

6月2日(日)/埼玉県越谷市 ■講演会「ありのままの『あたし』の隣り~自閉症スペクトラム当事者に学ぶ」 会 場 越谷らるご 時 間 14時~17時 講 師 小道モコさん(自閉症スペクトラム当事者) 参加費 1500円(要予約) 主 催 越谷らるご 連絡先 048-970-8881

5月中旬以降の相談先、「親の会」日程

第3金曜日(17日) ■神栖親の会ひまわり(茨城) 連絡先 090-4249-6253(原野)

第3土曜日(18日) ■不登校に学ぶ船橋の会(千葉) 連絡先 047-422-3708(船橋教職員組合内、不登校に学ぶ船橋の会 山口・岡) ■不登校の子どもを持つ親・保護者の会(東京) 連絡先 03-5678-8171(東京シューレ葛飾中学校) ■ふぉーらいふ親の会「たんぽぽ」(兵庫) 連絡先 078-706-6186 ■Wish親の会(岐阜) 連絡先 0572-24-3257(大池) ■子どもについての悩みを語り合う会in河内長野(大阪) 連絡先 0721-54-3301(永田)

第3日曜日(19日) ■登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会(函館市) 連絡先 090-6261-6984(野村) ■登校拒否を考える会(東京) 連絡先 03-5993-3135 ■栃木登校拒否を考える会(栃木) 連絡先 0282-23-2290(石林) ■登校拒否を考える親・市民の会(鹿児島) 連絡先 099-258-7188(内沢) ■子午線ファミリー定例会(兵庫) 連絡先 078-961-6441(出水) ■不登校を考える親の会(兵庫) 連絡先 0798-75-2618(河村) ■ニート・ひきこもりの家族会(岐阜) 連絡先 090-7432-9158(中川) ■板橋 不登校・ひきこもりの子を持つ親の会(東京) 連絡先 03-6784-1205 ■あんだんて(愛媛) 連絡先 089-932-3058(西井) ■シャロームカフェ(滋賀) 連絡先 080-3845-2318(衣斐) ■日野市不登校を考える親と子の会(東京) 連絡先 090-3530-4122(大森) ■松江不登校を考える会「カタクリの会」(島根) 連絡先 0852-26-5286(吾郷)

第3月曜日(20日) ■不登校を考える親の会さいたま(埼玉) 連絡先 048-886-7126(伊藤)*夜間のみ

第3火曜日(21日) ■八王子・不登校を考える親の会(東京) 連絡先 042-673-2017(下村)

第4水曜日(22日) ■うらわ不登校を考える会(埼玉) 連絡先 048-886-7126(伊藤)

第4木曜日(23日) ■ほっとすぽっと"よかっ種"(神奈川) 連絡先 046-264-0225(斉藤) ■のびるの会(東京) 連絡先 090-2488-2550(平野) *偶数月は第2金曜日 ■カフェたんぽぽ(神奈川) 連絡先 080-5675-8284(後藤)

第4金曜日(24日) ■不登校を考える親の会ほっとそっとmama(愛媛) 連絡先 080-5669-7147(近藤) ※こんぺいとうの花の会も同時開催

第4土曜日(25日) ■練馬・登校拒否を考える親の会(東京) 連絡先 03-3923-7132(水村) ■Tea Time例会(神奈川) 連絡先 044-852-5890(田坂) ■NPO法人ビーンズふくしま親の会(福島) 連絡先 024-563-6255 ■クリオネ(不登校の子どもをもつ親の会)(千葉) 連絡先 047-379-7519(波多野) ■親の会たんぽぽ(長崎) 連絡先 090‐9723‐2651(古豊) ■おーぷんはうす例会(石川) 連絡先 076-285-1756(高橋)

第4日曜日(26日) ■学校に行かない子と親の会(大阪) 連絡先 06-6977-3118 ※20代(10代後半)の若者を持つ親の会も同時開催 ■学校に行かない子をもつ親の会・KOCHI例会(高知) 連絡先 088-842-5850(胡摩崎) ■不登校を考える親の会・不登校ネットワーク(兵庫) 連絡先 078-360-0016 ■昴の会~不登校をともに考える会(北斗市) 連絡先 090-9435-3245(内藤) ■名古屋北部・不登校親の会(愛知) 連絡先 052-916-3496  ■「青い森でのびのび育つ会」(青森) 連絡先 aoimorinobi@gmail.com(千葉) ■登校拒否を考える会・静岡(静岡) 連絡先 054-246-7202(芹沢)

第4月曜日(27日) ■なないろ・みらい(埼玉) 連絡先 070‐6670‐3379(加藤) *毎週金曜日にも開催

第4火曜日(28日) ■カラコルの会(大分) 連絡先 090-1190-9693(三苫)

【親の会例会情報の掲載について】 「全国の不登校・ひきこもりの親の会例会情報」への掲載を希望される場合は、①開催日時②親の会の名称③連絡先④担当者名を明記のうえ、東京編集局までお送りください。 〒112-0005 東京都文京区水道2-13-12-302 全国不登校新聞社 東京編集局 (FAX)03-6912-0982 (メール)tokyo@futoko.org (担 当)茂手木 〔2019年05月13日 不登校新聞 by kito-shin〕


周辺ニュース

ペーユーチューバー、 (職名 
YouTuber目指す大半の子が知らない厳しい現実
人気YouTuberのヒカキン氏。彼に憧れて同じ職業を目指す子どもは多いが……
不登校の小学生YouTuber「少年革命家ゆたぼん」が話題だ。
現在10歳の彼が不登校になったのは、大阪に住んでいた小学3年生の頃。
宿題を強制する学校に疑問をいだき、「まわりの子がロボットに見えた」ためだという。
ゆたぼんさんは動画内で、「学校に行くな」「ロボットになるな」という過激な発言を繰り返している。
それに対して、不登校の理由がいじめなどではなく「宿題がやりたくなかった」という理由であること、それにもかかわらず「不登校の子に勇気を与える」と発言していることなどから、批判コメントが殺到している。
彼のように、YouTuberを志向する子どもは少なくない。
幼稚園児・保育園児または小学生の子どもがいる保護者を対象とした大谷大学教育学部の「幼児教育・小学校教育に関する保護者の意識調査」(2019年3月)によると、将来就きたい職業がある子ども全体が答えた、なりたい職業第2位(8.2%)は「YouTuber」。
さらに、小学4~6年生の男の子では「YouTuber」は1位(20.9%)となった。
また、自分の子どもに将来就いてほしい職業があると回答した保護者のうち、希望する職業第1位は「公務員」(39.5%)で、親子間での願いが乖離していることがわかる。
これは何も日本に限った話ではない。
小学6年生を対象とした韓国教育部の「2018小中等進路教育現況調査結果」(2018年12月)によると、なりたい職業の5位に「YouTuber」がランクイン。
2017年では6位だったK-POP歌手(アイドル)が今回は8位であり、今の子どもたちがテレビよりもネットに関心が高いことがよくわかる結果となった。
このように子どもたちのYouTuber志向は高まるばかりだが、筆者は軽い気持ちでYouTuberを目指すのはおすすめできない。
■収入が得づらく不安定な仕事
小学生の間で圧倒的人気を誇るHIKAKIN氏。
近年はテレビやCMにも多数出演しており、年収は数億を超えるとも言われている。
小学生が将来YouTuberになりたいと考えたとき、まずイメージするのは彼のような姿ではないか。
一方、さきほどご紹介した「保護者が子どもに就いてほしい職業」の1位が公務員だった理由は、やはり安定性にあるだろう。
では、YouTuberは安定していると言えるのだろうか。
YouTubeの収益化条件は2018年2月以降、厳しくなっている。
チャンネル登録者数1000人以上、公開動画の総再生時間が過去12カ月で4000時間以上という条件が加わったのだ。
たとえ条件を満たしたとしても、1再生当たりの収益は0.05~0.1円程度。
つまり月収30万円を得るには、1再生当たり0.1円として1カ月に300万再生程度が必要ということになる。
ほとんどのYouTuberはここまでいけないので、専業ではなく副業で運営しているケースが多い。
ある小学生YouTuberは、1年以上動画を投稿し続けているが、チャンネル登録者数はわずか51人、再生数もいちばん多いもので500回数程度しかない。
収益化の条件をクリアするまで、少なくとも数カ月から数年間、収益なしのままひたすら投稿し続ける必要がある(そもそも、18歳未満の子どもは収益を得られないが)。
白い仮面が特徴の人気YouTuberのラファエル氏は、「拳で車のフロントガラスを割る」など過激なチャレンジ動画などが人気を博して、チャンネル登録者数が200万人を超える人気を誇っていた。
ところが、2019年1月にメインチャンネルが突然アカウント停止。
収益は毎月数千万円に上っていたため、損失額は5000万円以上になったという(現在は復旧済み)。
アカウント停止の原因は、YouTubeがルールを厳格化し、重大な危険や死亡を招くおそれのあるチャレンジや、子どもに深刻な精神的苦痛を与えたりするおそれのある動画の投稿が禁止されたためだ。
YouTuber動画は視聴回数を集めるために過激化する傾向にあり、その代表格が当時のラファエル氏だったというわけだ。
このようにYouTuberとは、運営側のさじ加減1つでアカウント停止となってしまうリスクを抱えた職業である。
■「好きなことをして稼ぐ」のは難しい
目立ちたい、人気者になりたいと思ってYouTuberを目指す子も多いが、その点でも厳しい現実が待っている。
現在、YouTuber市場はレッドオーシャン化しており、今から始めても視聴回数を稼げるジャンルはやりつくされてしまっている。
しかも、すでに多くのファンを抱える先行者と視聴者を奪い合わなければならない。
HIKAKIN氏は、2018年に放送されたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、7分の動画編集に6時間かけていることを明らかにした。
「お手軽に好きなことだけをして稼いでいる」ように見えるが、その裏には企画力、トーク力、撮影技術、編集力のすべてが必要とされているのだ。
スマホで撮影し、編集もせず投稿しているだけの動画では、チャンネル登録者も獲得できず再生数も伸びないのは想像に難くない。
再生数が伸びない若者は、極端な行為に走りがちになる。
女子は「JS(女子小学生)・JC(女子中学生)・JK(女子高生)」などと年齢をうたう場合が多く、それにより成人男性ファンがついて再生数は上がる。
ただしその際、あおられて自ら服を脱いでしまうなどの例も見られる。
一方で男子は、犯行予告や犯罪行為などの過激行動に走って炎上したり、事件化したりする例が見られる。
■黒歴史として残る「デジタルタトゥー」
実際、小学生などがキッズYouTuberに憧れて保護者に隠れて動画を投稿して、炎上してしまう例は少なくない。
YouTubeで検索すると、多数の小学生の炎上動画が見つかる。
たとえ、炎上騒動が収拾したとしても安心はできない。
アフィリエイト目的のアカウントが「炎上小学生YouTuber」として、炎上した動画を再投稿している例も多数見つかる。
こうなると、ネット上から炎上動画を削除することはもはや不可能に近い。
そのような動画は、デジタルタトゥー(削除するのが難しい個人情報)として残り続けることになる。
冒頭で紹介したゆたぼんさんも、YouTubeだけじゃなくテレビや新聞などにも顔出しし、本名で登場しつつ過激な発言を繰り返している。
ここまでくると彼の個人情報がネット上から消えることはないし、今後、彼が学校に行かないままでも行くことにしても、批判する人は現れるだろう。
わずか10歳で普通の生活を送ることの難易度が上がってしまった。
また、筆者が会ったある小学生男児は、「大きくなったら人気のYouTuberになる!」と元気いっぱい答えてくれた。
大好きなゲームのプレイ実況がしたいそうだ。
YouTuberの動画は楽しいし、テレビとは違ってコメントにも答えてくれるなど親近感も感じられるため、子どもが憧れるのは仕方なくもある。
今後も憧れる子どもが続出することは間違いないので、このようなさまざまなリスクがあることは引き続き伝えていきたい。
〔2019年5/18(土) 高橋 暁子 :ITジャーナリスト 東洋経済オンライン〕


周辺ニュース

ページ名[[]]、()
HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド) 「先生が他の子を怒るのが怖い」…共感力・思考力高く、生まれつき刺激に敏感な「HSC」
「先生が他の子を怒るのが怖い」「騒がしい教室が苦手」――。生まれつき、人の気持ちや周りの刺激に敏感な特性を持っている子どもがいることを知っているだろうか。「HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」と呼ばれ、不登校やひきこもりの背景の一つとして、注目されている。
(田中ひろみ) 病気や障害ではなく、長所でもあるが…不登校・引きこもりの背景に
「うちの子のことだ」
千葉県内に住む女性(38)は、4年前、本でHSCのことを知った。小6の長女(11)は、小さい頃から、服がチクチクするのを嫌がったり、大きな音でパニックを起こしたりしていた。
HSCは、感覚に敏感という特徴から、発達障害の一つ「自閉症スペクトラム障害」と勘違いされることもあるが、人の気持ちをくみ取るのが得意という点が異なる。 長女も、保育園の頃から、同級生に髪の毛を引っ張られても、「あの子はかまってほしくてやっているだけだから大丈夫」と理解を示したり、相手を傷つけない言いまわしで誘いを断ったりしていた。女性は、「親の私より、周りに気を使う子だな」と感じていた。
小学校に入ってからも、「隣の席の子と何か話さなきゃと思うと疲れる」「他の子が怒られていると怖い」と話した。いじめに遭ったわけではなく、友達もいるが、昨秋から、「学校は疲れる。行きたくない。家が落ち着く」と言って欠席するようになった。
女性は「本人の特性に合う環境を探した方が良いかも」と、自宅で学ぶホームスクーリングを実践する親たちに相談しているほか、私立の中学に入ることを検討している。
HSCは病気や障害ではなく、共感力や思考力の高さは長所でもある。ただ、本人や親、教師らがHSCについて知らないと、「変な味がする」「肌触りが嫌」など、他の人には気にならないことを苦痛に感じて不満を訴え、「わがまま」と誤解されることがある。
学校に行くだけで疲れてしまったり、大勢の人の輪の中に入るのが苦手だったりして、「みんなと同じようにできない」と悩むことも。不眠や吐き気、頭痛などを訴えて、向精神薬を処方されてしまうケースもあるという。
幼い頃は、あまり眠らず、すぐ泣くことも多く、親も「育てにくい」と悩むケースが少なくない。HSCを研究する臨床心理士で、スクールカウンセラーの高橋亜希さんは、「相談に来る子の半数くらいがHSC。『神経質』『気にしすぎ』と周りから言われて傷ついていたけれど、本人がHSCと分かるだけで、『人と違っていても良いんだ』と気持ちが楽になる」と話す。
否定せずに受け止めて
人一倍、敏感な子を育てるうえで、親や教師らはどのようなことに気をつければ良いのだろうか。
HSCの子育てについての著書がある精神科医の明橋大二さんは、「普通の子と同じ育て方をすると、HSCは自己否定感を持ってしまいがち」と指摘する。
例えば、「鉛筆の持ち方が悪い」と叱っただけで、否定の言葉を強く受け止めやすく、「お母さんは私のことが嫌なんだ」と感じてしまうことがある。強い口調で叱らず、優しく注意したうえで、「この字はうまく書けているね」といったように、褒めることをセットにすると良いという。
「服がチクチクする」「変な臭いがする」「痛い」「怖い」といった訴えを、「気にしすぎ」「早くして」などと否定せず、「そうなんだね」と共感し、受け止めることも大切だ。
教師の役割も重要になる。明橋さんは、「先生の叱り声が怖い」「給食から変なにおいがするのに、残さず食べるように先生に言われて吐いてしまい、トラウマになった」といった理由で、不登校になった子をたくさん診てきた。誰かが叱責(しっせき)を受けているのを見聞きするだけで、強いショックを受ける子もいる。 明橋さんは、「学校がつらい場合は、フリースクールやホームスクーリングという手もある。多様な学びがあっていい」と呼びかけている。
HSC アメリカの心理学者、エレイン・アーロン氏が2002年頃に提唱し、ここ数年で日本にも広まり始めた。感触やにおい、音、味、人の気持ちなど、何に対して特に敏感かは人によって違うが、〈1〉深く考える〈2〉刺激を受けやすい〈3〉共感力が高い〈4〉ささいな変化に気付く――という4点が共通するという。15~20%が該当するとの調査もある。
〔2019年5/21(火) 読売新聞オンライン〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
五月病 子どもが不登校になる前に親ができること そろそろ学校にも慣れた頃かなと、親がほっと一息ついた頃、登校しぶりを始める子どもたちがいます。不登校になる前に親ができることを考えてみましょう。
◆5月は緊張の糸が切れる時期
「五月病」というのは、新入学などで生活が大きく変化した春、新しい環境に適応できず、ゴールデンウィーク明けに疲れが一気に吹き出すことを指すことが多いようです。
しかし、ゴールデンウィークも明け、5月も終わりにさしかかろうとした頃にも、登校しぶりを始める子どもたちがいます。学校にも慣れた様子だったのに、と、親は戸惑ってしまいますよね。
最近は小学校の多くが、春に運動会を開きます。秋には学芸的な行事が多いこと、残暑が厳しい9月に運動会の練習をする体力的な負担を考えて、などが理由としてあるようです。
つまり、春に運動会がある小学校の場合、新1年生は、入学後早々に運動会の練習が始まるわけです。楽しいながらもバタバタした毎日が終わり、ほっと一息つけるのが運動会後。授業の内容も、体育が減って座学が多くなります。「クラス全員で」という雰囲気も収まり、仲良しグループができはじめるのもこの頃。本格的にスタートした小学校生活に戸惑う子どもたちも多いようです。
◆登校しぶりのほとんどは「原因不明」
いじめがあるという様子もない。勉強についていけないという感じでもない。なのに、毎朝、あるいは月曜日の朝などに、「行きたくない」とだけ繰り返し訴えたり、はげしく泣いたり、学校に行きたがらない。熱もないしどう見ても元気そうなのに、頭痛や腹痛を訴えてみたりする。多くの子どもたちは、学校に行きたくない理由を、言葉でうまく説明できません。
朝の忙しい時間、わけもわからず「学校に行きたくない」と泣かれるのは、親としてもストレスですよね。厳しく対応した方がいいのか、それとも優しく受け止めるべきなのか。迷いつつも、昼間誰もいない家に子どもをひとり残しておくわけにもいかず、なだめすかしてどうにかこうにか登校させる、という対応になることも多いのではないかと思います。
1日中心配していたのに「学校楽しかった~」と帰ってきた、なんてことも多いものです。朝の登校しぶりの理由を聞いても、親が納得できるような答えはなかなか帰ってこないことがほとんど。この時期の登校しぶりが「原因不明」であることは少なくありません。
たとえ、子どもがケロッとしていても、「わがまま」と決めつけてしまわないようにしましょう。学校に行きたくないと言われて心配したこと、「困ったことがあるなら、話してほしい」という気持ちを伝えておきましょう。
親からすればまだまだ小さな子どもでも、子どもなりにプライドもあります。何か問題が起こっていたとしても、「親に心配をかけたくない」とか「できれば自分で解決したい」とか、けなげに考えていることも少なくないもの。また、大人でもそうですが「なんとなくモヤモヤしている」といった状態で、自分の気持ちを誰かに伝えるのは難しいものですよね。
親子の信頼関係が育っていれば、自分の手には負えないと思ったら子どもの方から打ち明けてくれます。理由を無理に聞き出そうとせず、子どもの力を信じることも大切です。
〔2019年5/21(火) All About〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
LINEでの悩み相談 <福島県教委>LINEでの悩み相談好評 18年度1499件、手軽な文章で電話上回る
無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って子どもたちが悩みなどを打ち明ける福島県教委の「LINE相談」が好調だ。2018年度に寄せられた1499件は電話相談の件数を上回り、担当者は「文章でやりとりするラインは手軽で、相談のハードルが下がった」とみている。
ライン相談は昨年5月28日に開始した。相談内容で最も多いのは、不登校や部活動などの学校生活(245件)。友人や恋愛といった人間関係(244件)、学習(93件)、いじめ(62件)と続いた。
臨床心理士の資格を持つ相談員とのやりとりで解決に至ることが大半だが、内容によっては専門機関と情報共有して対応したケースもあったという。
月別では、長期休暇中に相談が多く寄せられた。開始直後の6月(414件)を除くと、冬休みの12月(225件)、夏休みの7月(190件)と8月(124件)に集中する。曜日別では金曜と土曜が多い。
県教委は子どもの悩みを聞く二つの電話相談窓口も設けている。18年度は「24時間子どもSOS」が1091件、「ダイヤルSOS」が750件で、ライン相談の多さが際立つ。
好評だったことを受けて19年度も継続した。県高校教育課は「子どもたちのSOSを多様なチャンネルで受け止めることが大事。悩みに寄り添い、重大な問題の未然防止に努めたい」と話す。
ライン相談は県内小中高と特別支援学校の児童生徒が対象で、毎日午後5~9時に受け付けている。
〔2019年5/22(水) 河北新報〕



周辺ニュース

ページ名[[]]、()
須藤理彩 須藤理彩「親の務め」が反響 娘がいじめで不登校の経験語る Copyright (C) 2019 Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved. 女優の須藤理彩(42)が5月15日、「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。「親の務め」について持論を明かし、反響を呼んでいる。 番組では10歳の不登校YouTuber・ゆたぼんについて取り上げていた。ゆたぼんは小学3年生のころ、教師から理不尽な扱いを受けたことがキッカケで不登校となった。現在学校には「行きたい時だけ。給食とか図工の時とか。あとは遠足」という自分のペースで通学している。またゆたぼんはYouTuberとしての活動について「学校が嫌で死にたいとか(そういった子に)元気と勇気を与えるためにやっている」と語った。 コメントを求められた須藤は「娘が一時期いじめで不登校になって、自宅学習していた時期があったんですよ」と明かし、「その時期にお友達が家に集まってくれてプリントを運んでくれて、塾にも行けて習い事にも行けて。何の不自由もなかったんです」と話した。「このまま不登校でもいいかな」と考えたようだが、いっぽうで気づいた“親の務め”についてこう語った。 「いろんな人が人のやりたくないこともやってくれているから、いま自分が何の不自由もなく、こうして楽しく生きていられる。そう教えることが、親の務めだと思っています」 また「将来何になるか、ほとんどの子は分からない」と話した須藤は、子供の将来のために「いろんなことをやって準備をしておくことも、親として私はやってあげたいことかな」と結んだ。 12歳と7歳の子を持つ母として、親の役割について語った須藤。Twitterでは賛同の声が上がっている。 《須藤さんの意見は本当に良かったと思う。うちも子供達の学校生活では色々あり本当に沢山の事を考えた。親は子供ためなら色々な知識や方向性を教えたり、助けたり、時には逃げ道も教えたり》 《子供がしたい事させてあげるのも大切だけど軌道修正してあげるのも親の務め》 《周りの人達の支えがあって出来るっていうところは誰よりも肝に銘じなきゃとは思う》 放送後、須藤は自身のTwitterを更新。「スッキリ」への出演にちなんで《事前に娘に、スッキリでいじめのこと話して良いか確認しました。是非話してとの事だったので、デリケートな問題でしたが、敢えて話させて頂きました》と親子のやりとりを明かした。さらに《皆さまもぜひご家族で、自宅学習のこと話し合ってみてはいかがでしょうか?》とフォロワーに呼びかけている。 〔2019年5/15(水) 女性自身〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
いじめと損害賠償 いじめ調査の非開示に福島・会津坂下町の父親が損害賠償を求める 息子へのいじめをめぐり、父親が 会津坂下町を相手取りアンケート結果の開示を求めた裁判が始まった。 福島地方裁判所で第一回口頭弁論に臨んだ会津坂下町の男性。 5年前、当時 中学一年生だった長男は、同級生からのいじめで不登校となり、今年1月に自殺した。 男性は 「事実の一片でも明らかになるということがなければ息子のいじめ自体はなかったことにされるのかなという気はしていて非常にそれに関して危惧を感じています」と話した。 町の教育委員会の第三者委員会が行った当初の調査では、“いじめがあったとは断言できない”と判断。 同級生などに行った いじめのアンケート結果の開示も拒否したことから、男性は 被害の実態がわからないとしてアンケート結果を開示するよう求めている。 15日の裁判で被告の町側は「個人情報保護の観点から開示はできない」と請求の棄却を求め、争う姿勢を示した。 これを受け男性は「実態に向き合うにはあったいじめを徹底的に検証するということしかないと思う、それを検証しないということは、また いじめが起きてもおかしくないし、自死が起きてもおかしくない」と話した。 〔2019年5/15(水) 福島テレビ〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
引きこもりコミュニティラジオ 息子を想う母が始めた「引きこもりコミュニティラジオ」の伝播力引きこもる子を持つ母親が、地域のFMラジオで「不登校・ひきこもり」に関する1時間番組を毎月放送し、反響を呼んでいる

●「もっと世の中に知ってもらいたい」 引きこもる子を持つ母がラジオで訴え
引きこもる子を持つ母親が、地域のFMラジオで「不登校・ひきこもり」に関する1時間番組を毎月放送し、反響を呼んでいる。
番組を制作しているのは、次男が5年にわたって「社会的引きこもり」状態にあり、地域で「ひきこもり親の会」にも参加している岩手県北上市の後藤誠子さん(51歳)。北上市コミュニティFM「きたかみE&Beエフエム」で毎月第4金曜日に放送している「1人じゃないから」という番組だ。

きっかけは、親の会に参加するうちに、「引きこもり」について「もっと世の中に知ってもらいたい」「自分にもできることがあるのではないか」と思うようになったことだという。昨年、後藤さんたちが引きこもり家族対象のイベントを開催し、身近に当事者がいて自分自身も生きづらさを感じているというシンガーソングライターの風見隠香さんを北上市内に招いた際、イベントの告知でラジオに協力したのを契機にラジオ局のスタッフが興味を持ち、番組づくりを依頼された。
「北上市では、行政も社協も引きこもり支援にほとんど協力してくれませんので、自分たちでやらなければと考え、ラジオ放送を始めたのです」(後藤さん)
不登校だった後藤さんの次男は、何とか高校を卒業した後、上京して専門学校に入ったものの、途中で通えなくなった。土日でも学校に通い、最終電車で帰宅していたという。
2年ほど東京で1人暮らしをしていた。ただ、ほとんど食事をしなくて痩せ細っていたので、連れて帰ってきた。現在は週に2回、多機能型事業所に通っているという。
「『家にいて、つらくないの?』って聞くんですけど、黙ってるんです。高校は進学校だったので頑張り過ぎたのかなって思う」(後藤さん)
次男は居場所には行きたがらないものの、小学校時代からの友人がいることに、後藤さんはありがたみを感じる。
「だから、私も少し気持ちに余裕があって、周りの人たちに向けて、引きこもりする人たちのことを知ってもらいたいという啓蒙活動ができるんだと思います」
番組では、後藤さんから1ヵ月の近況を話した後、共演している元当事者女性のコーナーがあり、つらかったときに励まされたり助けられたりした曲を、当時のエピソードと共に紹介していく。
ラジオはこれまでの経験から、孤立する本人たちとの親和性が高い。後藤さんも、批判的な反応が来るのかと思って身構えていたものの、リスナーからはおおむね好意的だった。
「ただ学校に行かないという選択肢を選んだだけなのに、社会的なつながりも切れてしまって、それがすごくつらかった」「自分だけだと思っていたら、他にも同じような人がいることを知って励まされた」
当事者や親からも、そんなメッセージが寄せられてくる。
まさに、番組名にもなった「1人じゃないから」の思いが、ラジオを通して共有される。
「当事者の方やその保護者の方からのメッセージは、リアルなつらさが綴ってあるのですが、なるべく楽しい雰囲気で放送しています」(後藤さん)
●周りの人たちの考え方や 偏見を変えていきたい
番組はコミュニティFMなので、市内でしか聴けない。それなのに多くの反響があることに、後藤さんはびっくりしたという。
「北上市以外の人にも知ってもらいたいですね」
そんなリスナーの声も寄せられる。
引きこもりというと、隠すイメージがあった。でも、それは皆が知らないからで、本当のことを知ってくれて当たり前のようになれば、もっと言えるようになるのではないかと、後藤さん自身も励まされた。
「最近、本人を手助けするよりも、周りの人たちの考え方や偏見を変えていきたいと思うようになったんです」(後藤さん)
ラジオを通じて、引きこもり経験者や一般の関心のある人たち、学校の現職教師なども参加するようになった。一方で、知人や身内からも「お母さんがそうやって外に出るから、子どもがいつまでも家にいるんじゃないか」と責められる。
そういう周りの空気があるから、本人も家族も助けてと声を挙げにくくなり、身動きができなくなる。だからこそ家族が率先して、こうした「甘えてる」「頑張っていないだけ」といった価値観と闘っていかなければいけない。
●助けるのではない 「1人の人間」として扱う
後藤さんはこれから北上に、人や資源とつながるきっかけとなる居場所をつくるため、市の福祉課や社協と定期的に話し合いをしている。
「行政の引きこもり支援は、全部一緒。引きこもりの人たちはみんなが助けを必要としているわけでもなく、助けてもらいたいわけでもない。1人の人間として扱ってもらえればそれでいい。支援と言って、引きこもり行為を1つにくくらないでほしい」
世間では「引きこもり」というとみんなが「家から出られない」「親と話ができない」などと一律に思われている。でも、実は一人ひとりが個性的で、できることも生き方も人によってみんな違う。
「それぞれの当事者たちの能力を活かし、家にいて仕事ができなくても、高齢者でも子どもでも誰でも参加できて、役割や仕事を望んでいる人と人材を必要としている社会がつながれるプラットホームを、地域につくりたいと思っているんです」
後藤さんは、そんな地域を一緒に考えていくためのネットワークづくりを呼びかけている。また、そんな日々の活動について、次男から「自分のことを説明する手間が省けるから」と発信するよう勧められたのを契機に、ブログ「社会的ひきこもりのち晴れ」も綴っている。
次回のラジオ放送は、5月24日(金)午前9時から。再放送は、翌25日(土)。6月の第4金曜日には、北上市長がゲストで出演する予定だという。
※この記事や引きこもり問題に関する情報や感想をお持ちの方、また、「こういうきっかけが欲しい」「こういう情報を知りたい」「こんなことを取材してほしい」といったリクエストがあれば、下記までお寄せください。
Otonahiki@gmail.com(送信の際は「@」を半角の「@」に変換してお送りください)
なお、毎日、当事者の方を中心に数多くのメールを頂いています。本業の合間に返信させて頂くことが難しい状況になっておりますが、メールにはすべて目を通させて頂いています。また、いきなり記事の感想を書かれる方もいらっしゃるのですが、どの記事を読んでの感想なのか、タイトルも明記してくださると助かります。
〔2019年5/16(木) 池上正樹 ダイヤモンド・オンライン〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
たかまつなな たかまつなな「重圧を」不登校ユーチューバー心配
NHK職員でお笑い芸人のたかまつなな(25)が、学校に通わずユーチューバーとして活動する10歳の児童が周囲の大人やメディアにプレッシャーを負わされているのではないかと心配した。
たかまつは16日、ツイッターを更新。「不登校YouTuber」のハッシュタグを付けて、「言っていいのか分かりませんが、ある番組で不登校の子と共演した時に『絶対に相手は子供なので、責めないでください』とスタッフさんに言われた」と、不登校児童と共演した際のエピソードを明かし、
「収録中、その子は世間の評価とは正反対で全くしゃべらず、おそらくお母さんのゴーストライターだと私は悟った。(裏はとれていない)」と臆測した。
番組では、その不登校児童を有名人らが応援していると紹介されていたという。
「だからメディアによって、その子が作られていくのは怖かったです。メディアは罪深いなと痛感しました。
期待に応えようとどんどんエスカレートしていく。虚像やキャラになり後戻りできなくなる」と危ぶんだ。
自身は19歳でテレビ出演を果たしたが、その後、プレッシャーで「過呼吸になってしまった」という。
そうした経験から、「10歳の子に、マスコミのプレッシャーを負わせていいのか、いくら強い子で大人びている子でも大丈夫かな。
学校にまた行きたくなった時、白い目で見られたりして本当にいけるのかな」と、不登校の少年ユーチューバーを心配した。
〔2019年5/16(木) 日刊スポーツ〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
斎藤環 「中高年ひきこもりは自己責任か?」精神科医・斎藤環が予測する「孤独死大量発生」時代
「ひきこもりが自己責任だという捉え方は明らかに間違いです。長引くひきこもりは、家族の思惑や社会のプレッシャーや本人の苦しさなど、さまざまな要因が複合して成立する現象で、自分の意思決定ではありません。どこの家庭でも、どんな年齢の誰にでも起こりうる現象ですから、世間は寛容になってもらいたいと思います」 中高年ひきこもりは自己責任かと問う斎藤環さん こう語るのは、精神科医として30年前から不登校やひきこもりの問題に取り組んできた、斎藤環・筑波大教授(社会精神保健学)だ。
「中高年ひきこもり」の実態に初めて光があたった
40~64歳の「中高年ひきこもり」が、全国で約61万3000人いる――。先日、内閣府が発表した推計値は世間に大きな衝撃を与えた。これまで政府は39歳以下の「若者」を対象にした調査しか行ってこず(30代以下のひきこもりの推計値は約54万人)、今回の全国調査で初めて「中高年ひきこもり」の実態の一端に光があたったからだ。
自分には「娯楽を楽しむ資格はない」と思い詰め
ひきこもりの人は、顔が見えにくい。自ら外に助けを求めることも少ない。そのため、斎藤氏らが20年前から「ひきこもり高齢化」に警鐘を鳴らしてきたにもかかわらず、国の調査や対策は常に後回しにされてきた。
「中高年のひきこもりでは、1日、何もしていない人が半分ぐらいいます。ベッドで横になったり、ソファに座っていたり。頭の中でいろいろ考えて葛藤しているから、退屈は感じないそうです。部屋に籠ってネットやゲームに没頭している印象を持たれがちですが、それは実は少数派。ひきこもっている人は自責的になっており、自分には娯楽を楽しむ資格はないという思いがあるようです。思い詰めすぎた結果、鬱などを発症してしまうケースもあります」
「ひきこもりバッシング」が起こる懸念も
斎藤氏は、現在50歳代半ばのひきこもりが一斉に年金受給開始年齢に達する「2030年問題」を指摘する。
「わが子の将来を案じる親は、自分が死ぬまで、子の年金保険料を払い続けているはずです。その子たちが年金を受給し始めたとき、年金制度は支払いに耐えられるでしょうか。 また、年金の財源は半分が税金です。一般の人から『税金を払ってないくせに年金をもらうのはずるいじゃないか』という“ひきこもりバッシング”が起こることを、私は強く懸念しています。生活保護に頼る場合も同じです。『ひきこもったのは自己責任なのだから、死んでも仕方ない』との論調が、世の中の主流になってしまうことを危惧します」
さらにその先に、非常に深刻な問題が予測されるという。
「私が案じるのは、そもそもひきこもりの半数以上は、年金や生活保護の受給申請をしないかもしれないということです。役所で手続きをする生活能力の問題もあるし、何より恥だと感じて申請しない人も多いのではないか。その場合、あとは孤独死しかありません。やがて“孤独死大量発生時代”がやってくるでしょう」
ひきこもり家庭の「家計」、就労にとっていちばん大事な「安心」、懸念される「介護虐待」など、多岐にわたって対策を論じる斎藤環氏の提言「『中高年ひきこもり』100万人の現実」は、 「文藝春秋」6月号 に全文掲載されている。
ひきこもり高齢化は、私たちの社会が直面する「いま、そこにある危機」だ。
「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2019年6月号
〔2019年5/17(金) 文春オンライン〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()
斎藤環「中高年引きこもり、復帰しやすい環境を」筑波大学斎藤環教授
【まとめ】
・引きこもりの高齢化・長期化が懸念されている。
・多様な働き方を認め、社会復帰可能な社会へ。
・幼少期からのコミュニケーションスキル教育で若者の不登校・引きこもり対策を。
(C)Japan In-depth編集部
今年3月末、40歳から64歳の中高年の引きこもりは約61万3000人との調査結果が内閣府から発表された。

今回は筑波大学で医学医療系教授を務める斎藤環氏をゲストに招き、政治ジャーナリストの細川珠生氏が、引きこもりの長期化と高齢化について聞いた。

始めに斎藤教授は引きこもりが高齢化している要因について、「かつての引きこもりは不登校からそのまま長引く人が8割を占めていた」「2000年代からは退職後に引きこもる人や、一旦就労したがストレスで仕事を辞めて引きこもる人が増えた」などと述べ、引きこもりを始める年齢が上がっていると指摘した。更に「80~90年代に中学生だった人が引きこもりを始め、気付いたら現在30~40歳になっていることが多い」とも述べ、引きこもりの長期化が高齢化の要因にもなっているとの見解を示した。
引きこもりは女性より男性に多く見られるという結果については、「こういう統計をとると大体このような結果になるが必ずしも事実ではない」「女性の引きこもりも非常に多いと言われている」と述べ、その背景について「日本社会の中では女性が引きこもっていても問題視されにくく、事例化するかどうかという問題がある」ことを挙げた。「家事手伝いなど、女性の引きこもりを正当化する言葉があり、周りの人があまり問題視しない」「男性に比べればだが、大学を卒業してすぐに就職しなくてはいけないというプレッシャーが女性には少なく、引きこもりも大目に見られやすい」ことが要因となり、女性の引きこもりは数字に出てくいとの見方を示した。これを踏まえた上で、「事例化が少ないことを加味しないと、必ずしもこの数字を鵜呑みにはできない」と強調した。
細川氏は「中高年と若者の引きこもりでは、原因や対策、解決方法に違いはあるか」と聞いた。
斎藤教授は「決定的に違うのは学歴」と述べ、「20歳くらいまでは学校という居場所がある」「不登校も引きこもりに移行する原因の一つなので、不登校対策をしっかりやるのが最初の予防策」などと若者の引きこもりを防ぐ方法について話した。
一方で就労可能年齢を超えた人へのアプローチについては、「就労支援の枠組みを柔軟にしていく」ことが必要だとの見方を示した。現在の就労支援について、「過去に比べて随分柔軟になったものの、未だ荒っぽいところがある」「引きこもりや発達障害を持った人のように、対人関係だけは苦手だけれど、就労可能なスキルは持っているという人が対象からあぶれやすい」などと述べた上で、「対人困難や社会参加困難の度合いによって色々な職種が選べるような復帰しやすい環境が必要」だとした。「引きこもりを一度起こしてもまた復帰できる社会にするのが一番有効な対策だ。」とも述べた。
就労形態や仕事の仕方の多様性が必要だとする斎藤教授の意見に対し、細川氏は厚生労働省が進めているテレワークなどにも言及。
「働き方改革の中では子育て期の女性にあてはめがち」とした上で、家を含めた多様な職場環境を認める会社が増えていることについて「対人関係が苦手な人達でも仕事がしやすい環境になるかもしれないということか」と聞いた。 斎藤教授は「ネットの恩恵はまさにそういう所にある」と述べた上で、インターネットの普及によって人と対面で関わらずして仕事ができるようになったり、個人もオンラインでモノを売ることが出来るようになったり、自分の得意なことを活かして起業できるようになったりしたことに触れ、「ネットを駆使して稼ぐということをモデル化していくのは大事」と述べた。
一方で「ネットで完結は出来ない」「どこかで人と接点がないと生きる実感や充実感が得られない」などとも述べ、“ネットで稼ぐ”ことの問題点を指摘し、対面でのコミュニケーションも不可欠だとの見方を示した。
今や、生まれた時からスマートフォンがある世代が小学生に成長。細川氏はインターネットやスマートフォンの普及に伴って、「人間関係の構築が難しくなっている」と述べた。加えて、「不登校になる年齢も早まっている」と述べた上で、「今までの中学生や反抗期においての不登校対策だけではなくて、それを小学生でもやっていかなければならないというのが現状だと思う」と述べ、「幼い子どもに対してはどういったことを心掛けていく必要があると思うか」と聞いた。
斎藤教授は「ゲームやスマートフォン、パソコンなど、バーチャルなデバイスを使うことは、これから生きていく為のスキルとして必須」とした上で、「いかにバランスよく接していくか」が大事だとした。
更に「コミュニケーションというものを全体として包括的に捉えていくことが必要」だとも述べた。
これについてはスクールカーストを例に挙げ、「カースト上位の生徒を決定づける要因がコミュニケーションスキル」だという事実に言及。しかし子どもたちが考える“コミュ力”というものは子ども独自文化の中で測られるものであり、その偏った視点でのカースト形成によって「偏ったコミュニケーション能力が良いものとされてしまう。それは企業では通用しない」と懸念を示した。
これを改善する為の方法として、斎藤教授は「小学校中学校から、正当な意味でのコミュニケーションスキルを学校の先生が教える機会がもっと増えるべき」
「そのコミュニケーションスキルの中に、リテラシーなどネットによるコミュニケーションも含まれるべき」と述べ、コミュニケーションスキル教育をしっかりやっていくことが一番重要だとの見解を示した。
以上を踏まえて細川氏は、引きこもりの問題の根本は学校での教育にある可能性を指摘し、反抗期の子供への関わり方について聞いた。
これに対して斎藤教授は「私の考えだが、最近親御さんも親としてのゆとりがない」と述べ、少し前の世代に比べて「子供が言うことを聞かないと本気で子供を嫌いになってしまう」「思い通りにならない子供はいらない」という傾向が強まっているように感じると懸念を示した。更に「子どもにとって一番悲惨なのは放っておかれること、無視されること」「反抗はちゃんと関わってもらう為のアピール」だと述べ、「親は振り回されてあげて頂くということが大事」だと話した。加えて、「引きこもっている方を見ると、自己肯定感が非常に低い方が多い」「遡って聞いてみると、親に一度も褒められたことがない、或いは条件付きでしか褒められたことがないという幼少期を持っている人が目立つ」と述べ、「親は自己肯定感の基礎を作る大事な存在」であることを強調した。
「総論yesで各論no」、つまり「(子供の)存在は常に肯定する、(子供の)個々の言動に関しては(親が)嫌なことは嫌だ、と主張していく」というスタンスで子どもに関わるのが大事だとの考えを示した。

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2019年5月11日放送の要約です)

「細川珠生のモーニングトーク」 ラジオ日本 毎週土曜日午前7時05分~7時20分 ラジオ日本HP http://www.jorf.co.jp/index.php 細川珠生公式HP http://hosokawatamao.com/ 細川珠生ブログ http://tamao-hosokawa.kireiblog.excite.co.jp/ . 細川珠生(政治ジャーナリスト) 〔2019年5/17(金) Japan In-depth〕


周辺ニュース

ページ名[[]]、()
連休明け子どものSOS 親も教師もカン違いしてます。休み始めが「限界」なんです【連休明け子どものSOS】 もうすぐ異例の10連休となった今年の5月連休が明けます。 連休明けの前夜から連休明けの朝にかけて、子どもが学校へ行きしぶるなど「SOS」が急に出る可能性があります。 そこで今日は、なぜ連休前に行きしぶりや不登校が増えるのか、どんな子が不登校になるのか、行きしぶりにはどう対応したらいいのかをご紹介します。 なぜ連休明けに行きしぶるのか 5月の連休明け、学校へ行きたくない子や不登校が増えるのには理由があります。5月連休は新学期明けの疲れがどっと出る時期だからです。席替え、クラス替え、担任の変更。小1の子どもにとっては「初の学校生活」、中1の子にとっては校則や部活など。 大人からすれば変化だとは感じないことでも、子どもにとってはガラリと世界が変わる出来事です。 席替えによって周囲が全員いじめっ子だったという人や、高圧的な先生に代わって途端に学校がつらくなったという人もいました。新年度に入ってからも、すでに「新しい学校に変わって居場所がない」「もう死にたい」と訴えてくる子もいました。 連休明けに行きしぶる子の特徴 では、どんな子が学校へ行きしぶるのかと言えば、「誰でも」が答えです。優等生、運動好き、友だちが多いなどの子も不登校になります。四半世紀前から国は「不登校は誰にでも起こりえる」と認識しています。 この5年間で不登校は少子化にもかかわらず増加し、過去最多を更新しました。 また、日本財団の調査によれば、不登校の定義(年間30日以上の欠席等)に該当せずとも教室へ入れなかったり、給食だけを食べたりする中学生が推計で33万人いることがわかりました。全中学生の10人に1人。「隠れ不登校」とも言われる彼らは、不登校の人と同じように孤立感や無力感に苦しんでいます。 もはや誰もが「明日の学校はムリかも」と悩む時代になりました。

子どもからのSOSと特徴 学校が苦しい子どもはSOS(不登校の前兆)を体から発します。 むしろ「学校を休みたい」とは、ほとんどの子が言いません。子どもは学校で苦しんでいるときほど、「学校へちゃんと行かなければ」と強く思い、「行きたくない」という言葉を避けるのです。 言葉にしない分、学校で苦しむ子は体から悲鳴が出ます。学校へ行こうと思うと、お腹や頭が痛くなる。学校へ行く朝にかぎって、ベッドや玄関で身動きができなくなるなどは、有名なSOSです。 このほかにも「急激に元気がなくなる」「食欲がなくなる」「突然、泣き出すことが増える」「イラ立ちやすくなる」「兄弟をいじめ始める」「学校の準備を何度も確認する(または長時間に及ぶ)」など。 子どもの数だけ異変の種類がありますし、すべてが不登校由来の異変ともかぎらないので判断するポイントはひとつです。それは「連休中のようす」と「連休明けのようす」を見比べること。 連休中と連休後では、あきらかに体調の変化が著しい場合は「学校」が要因でしょう。 緊急警報なのにカン違い 学校で苦しむ子ほど「休みたい」の一言が言いづらいものですが、まれに親や先生に「学校へ行きたくない」と切り出す子もいます。 この「行きたくない」という一言は緊急警報です。本人にとってはワラをもすがる気持ちで「学校がつらい」と打ち明けています。 しかしながら子どもが「休みたい」という緊急警報を発したときほど、登校をがんばらせる親や教師が増えています。 休み始めの時期は、周囲が強く学校へ押し出すことで子どもは行きやすくなる。子どもは学校へ行けたことで精神的なハードルを乗り越えて成長する。そう考えて「休みたいと言い出したときほど成長のチャンスだ」と言う先生もいるそうです。 この「強く押す理論」が大好きな父親は多いです。先生からのアドバイスを聞いて、母親に「だから言ったじゃないか、甘やかすだけじゃダメだ」と言うことがあります。 でもこの「強く押す理論」は、完全なカン違いです。子どもからすれば、限界までガマンしてがんばって万策が尽きたから助けを求めたのです。「まずはがんばろう」と言ってしまう教員や親は、その子が抱えているトラブルや悩みを見すごしていただけです。

SOSに気づいた際の対応は では、子どもの体からSOSが発せられたり、子どもが「休みたい」と切り出したとき、周囲はどうしたらいいのでしょうか。 私は即座に休ませてほしいと思っています。なるべくならば「ムリをしなくてもいい」「学校は命がけで通うところじゃない」「学校はサボっていいとこだ」なども伝えてほしいです。 親や先生が「ドクターストップ」をかけても大丈夫なんです。そうして学校を休めると子どもは二通りの反応を示します。 一番多いのは、即座に休めると次の日からコロッと登校を始めるパターンです。親から「ムリしなくていい」と言われ、心に余裕が生まれるからです。 先日、タレントの鈴木奈々さんから「私もそうだった」と聞きました。鈴木さんも学校が辛くて親に打ち明けると「ムリしなくていいんだよ」と言われたそうです。鈴木さんは「その一言で心が軽くなった」と言い、翌日から学校へ通ったそうです。 一方、子どもの休みが長引くケースもあります。それは子どもに「休み癖」や「サボり癖」がついたわけではなく、弱い子だったからでもなく、親の子育てが悪かったわけでもありません。子どもが深く傷ついていたにもかかわらず、周囲が気づかなかったからです。休みが長期間にわたる場合は、その期間が必要だったのです。 休みが長期にわたったらどうするか 学校の休みが長引いた場合、気をつけることが二点あります。 一点目は、頭やお腹が痛いと言い続けている場合は、念のため病院へ行ってください。ごくまれにですが、純粋に身体の疾患を伴う場合があります。 二点目は、子どもからのSOSを「外」につなげることです。子どもからのSOSに気がついたら、迷わず以下のところにご相談ください。行きしぶりや不登校については、専門的な知識がある人を頼ったほうが親も迷わずにすみ、子どもも早く楽になります。

■行きしぶりや不登校の相談窓口 「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」(電話03-3906-5614) 「フリースクール全国ネットワーク」(電話03-5924-0525)

■保護者や子どもの相談窓口 「子どもの人権110番」(電話0120-007-110)

■18歳までの子どもたちのための相談窓口 「チャイルドライン」(電話0120-99-7777) 学校へ行かない人はどうなるのか 最後にこの記事を、もしかしたら学校で苦しむ本人が読んでいるかもしれません。10代の方に知ってほしいことをお伝えします。 私は中学2年生の冬から学校へ一度も通っていません。でも中学校は卒業しました。あとからわかったことなのですが、公立の小中学校は一日も行かずに卒業ができます。 学校へ行けなくなった直後の私は「人生が終わった」と思っていました。もう自分には未来がない、と思っていました。 しかし、私を待っていたのは「ふつうの未来」でした。きっとあなたにもその「ふつうの未来」が待っています。 ふつうの未来とは、苦しいことがあり、楽しいこともある未来です。思い出したくもないこともありますし、解決しないことも多いです。そういう未来を私は送っています。 私には無理だと思っていましたが、いま仕事をしています。でも、ミスだらけです。仕事をするなかで、人に頼ったり、頼られたりしなながら、結局、何をするべきだったのか、何がやりたかったのか。それは、すぐに見失います。 意外なことに大好きな人と結婚ができました。でも、ケンカもします。私が謝ればいいのにそれができずに長引いて、2000円もするパフェを2人で食べてうやむやにしたりしています。どうでもいいことですが「旬のフルーツ」という言葉に弱い人間になりました。 生活はできますが、お金はありません。裕福じゃないのにお腹はダブついています。 そんな未来は、幼少時に私が思い描いたキラキラの人生ではありませんが、捨てたもんじゃない人生です。 だからもし、あなたが学校で苦しんでいれば学校を捨ててほしいのです。学校を捨てても人生を捨てることにはなりません。私は学校を捨てたとき、人生を捨てたと思っていました。けれども、結果的には不登校によって命を拾いました。予想外にも不登校によって人生は好転しました。どうかそんな道もあることを信じてほしいと思っています。 〔2019年5/6(月) 石井志昂 『不登校新聞』編集長、不登校経験者〕


周辺ニュース

ページ名[[]]、()

〔〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()

〔〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()

〔〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()

〔〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()

〔〕

周辺ニュース

ページ名[[]]、()

〔〕



◎記事は次のように分類し保存しています(2017年7月時点 ⇒ひきこもり周辺ニュースでより詳しく)

ハンディがある人 ひきこもりの動き社会的弱者のニュースホームレス

発達障害のニュース障害者のニュース性的少数者

生活困窮者のニュース外国人のニュースいろいろな事件・事故
家庭と家族のこと 家庭・家族のニュース家族の生活調査里親のニュース
ひとり親家庭ひきこもり調査子どもの生活調査
学校の種類 小学校のニュース中学校のニュース義務教育学校

夜間中学校のニュース学習教室のニュース無料塾
適応指導教室のニュースフリースクールのニュース
専門学校のニュース大学のニュース特別支援学校のニュース

山村留学のニュース離島留学のニュースホームスクーリングのニュース
学ぶ条件と環境 奨学金のニュース就学援助のニュース教育委員会のニュース

家庭教師のニュース学習教室のニュース無料塾

校則のニューススクールカウンセラー教育のニュース
高校のニュース 高校の国内留学 http://www.futoko.info/zzblogc/
全日制高校のニュース定時制高校のニュース通信制高校のニュース
通信制サポート校のニュース高等専修学校のニュース高校中退のニュース
高校卒業程度認定試験技能連携校のニュース
社会条件と社会団体 社会福祉協議会のニュース寺院・教会のニュース社会福祉施設のニュース土地生活困窮者自立支援制度フードバンクSNS
児童福祉の施設 児童相談所のニュース児童相談所と警察署の情報共有
児童福祉施設のニュース児童養護施設のニュース
衣食住 子ども食堂フードバンク子ども食堂・フードバンク

食のニュース衣のニュース| 

住まいのニュース簡易宿泊所無料低額宿泊所ごみ屋敷ホームレス
司法と警察 法的制度のニュース司法のニュース家庭裁判所のニュース

警察署のニュース||児童相談所と警察署の情報共有
警察庁のニュース最高裁判所のニュース受刑者のニュース

マルトリートメント 子どもの虐待のニュースいじめのニュース体罰のニュース暴力のニュース
子ども関係のこと 不登校のニュース子どもの貧困のニュースいじめのニュース

子どもの虐待のニュース所在不明の子ども体罰のニュース
暴力のニュース校則のニュース非行のニュース
居場所のニュース子ども食堂・フードバンク子どもの虐待の件数

被災の子ども
健康とからだ 健康のニュース医療のニュース介護のニュース自殺予防
無料低額診療身体誕生と生育死亡関係
政府機関 文部科学省のニュース厚生労働省のニュース法務省のニュース

国土交通省のニュース内閣府のニュース金融庁のニュース
総務省のニュース財務省のニュース農林水産省のニュース

経済産業省のニュース特許庁のニュース消費者庁のニュース
地方自治体 東京都と特別区道府県政令市市町村
国際機関・海外 国連OECDEUユネスコWHO大韓民国
職業と働くこと 働くのニュース産業のニュース就業のニュース

農業のニュース林業のニュース水産業のニュース
福祉の仕事廃棄物・リサイクルコンピュータ
創作活動ボランティアのニュース土地
個人ワーカー支援者のニュース訪問活動
不登校情報センターが関わる求人事業者

職名中学生・高校生のための仕事ガイド
◎(未整理のところ) その他(未分類)事項百科子どもの貧困の本
ウィッツ青山学園高等学校の就学支援金不正事件の関連
===[[:Category:周辺
相談・カウンセリング記録&Q&A紹介 相談と活動記録Center:不登校情報センター・相談室

不登校・引きこもり質問コーナー

Q&Aによる学校等の紹介(80校を紹介)人物紹介
制作ノート
新聞メディア不登校情報センター経由
ひきこもりニュース通信員サイト制作の覚え書
新聞社等メデイア各位様

[[Category:情報・広告の掲載|しゅうへんにゅーす]

このカテゴリには、ページまたはメディアがひとつもありません。

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
地域
不登校情報センター
イベント情報
学校・教育団体
相談・支援・公共機関
学校・支援団体の解説
情報・広告の掲載
体験者・当事者
ショップ
タグの索引
仕事ガイド
ページの説明と構造
ツールボックス