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セシオネット親の会 再開

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セシオネット親の会 再開

松村淳子

9月19日、6ヵ月ぶりのセシオネット親の会を開催しました。
コロナ禍の中、3月以降は3密を避けるため親の会も中止を余儀なくされていました。
再開の呼びかけにどれだけの反応があるか不安でもありましたが懐かしい顔を見ることができました。
実は若者のフリースペースも4月から6月まで毎週リモートで行っていました。
大学生は特に大学側からの学外での活動自粛の呼びかけもあり、直接会っての活動ができなくなっており、リモートでの開催もこの時期仕方のないことではありました。
しかし、2か月を過ぎた頃から、人と直接会わないことで生まれる孤立感と焦燥感を訴える声が聞かれるようになってきました。
そこで、時期尚早かとも思える時期にフリースペースを再開しました。
人との接触はストレスにもなる反面、癒しにもなるのですね。
リモートの時期を越えて、以前よりお互いの心の距離が近づき、人と直接顔を合わせることの大事さを実感した気がしています。

さて、親の会に戻ります。
今回は何年振りかにおいでになった方、以前からご参加の方、不登校情報センターからの方、この3名のご参加と、松田さん・松村の計5名での開催になりました。
久しぶりの懐かしい顔。お帰りの時に「やっぱりこうして直接会ってお話しできるのはいいですね」という言葉が印象的でした。
中学で行き難くなったN君は都立のチャレンジスクールで人との関りを取り戻し大学卒業後現在は社会人2年目だそうです。
教師の対応に不信感を覚え、そこから人との関りにも疑問をもった彼もスポーツや語学との出会いによりゆっくり回復していったようです。
以前親の会においでのころ、お母様は本当に辛そうでしたが徐々に彼が回復するにつれ親御さんの明るさも増してきたように思います。そして、親の会も卒業。
久しぶりの懐かしい同窓会のお気持ちでお母様は顔を出してくれたのでしょう。
こうして久しぶりのご参加で現在の状況を聴くことが親の会に携わっていることの醍醐味のような気がしています。

M君は中高一貫の文武両道を謳う学校に通っていましたが中学での部活のハードな指導により体調を崩し休養を余儀なくされ、その後睡眠障害に苦しんできました。
彼もそうですが、こうしてスポーツや大学進学率で群を抜こうという学校の過度にハードな指導方針の犠牲になる子たちを本当にたくさん見てきました。
苦しい時期も長かったでしょうに、彼は自分に合った進み方で今は大学生となり、留学にも意欲的に取り組んでいたようです。
しかしこのコロナの影響で早々に帰国を余儀なくされ、現在は日本でのリモート授業。
いろいろな壁にぶつかりながらも彼は前に進みたいという意欲を持っています。
そこに人としての活力と魅力を感じます。
ご両親の彼の意思を尊重してのサポートが何よりの力になっていると感じています。
さて、今回は親の会ご参加の方の話をさせていただきました。
今後も少しずつプライバシーに配慮しながらもいくつかの事例を紹介できればと考えております。
それではこの辺で。

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