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チョコレートの摂取

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チョコレートの摂取

チョコレートが不整脈にいいって本当?
心房細動は不整脈の1つ。高齢者の発症が多く、日本では約170万人の患者がいると報告されている。
このたび、米国のハーバード大学公衆衛生大学院などの研究グループが、適度なチョコレートの摂取が心房細動の発症リスクを低下させると報告した。
研究の詳細は、5月23日発行の医学誌「Heart」(電子版)に掲載されている。
心房細動のリスクが低下
心房細動は不整脈の一種で、心房がけいれんするように細かくふるえ、心臓の機能が低下してしまう。
生涯を通じて成人の4人に1人が発症するとされ、早期の対策が求められている。
今回、研究グループは、チョコレートの摂取量と心房細動との関連性について検討した。
対象は、デンマークで行われた栄養、がんおよび健康に関する大規模調査に参加した50~64歳の男女5万5,502人(男性2万6,400人、女性2万9,102人)。
対象者は、自分が食べたチョコレートの量を申告した。
チョコレートの量は、約30g(板チョコで半分くらい) を1サービングとカウントした。
また、心房細動の発生は、全デンマークの登録データで確認した。
中央値13.5年の追跡期間中に、3,346件の心房細動が起こった。
1カ月当たり1~3サービングのチョコレートを食べる人は、1カ月に1サービング未満しかチョコレートを食べない人に比べて、心房細動が起こるリスクが10%低かった。
1週間当たり1サービングのチョコレートを食べる人でも同様の傾向が見られ、1カ月に1サービング未満しかチョコレートを食べない人に比べ、心房細動のリスクが17%低かった。
さらに、1週間当たり2~6サービングのチョコレートを食べる人では20%、1日に1サービング以上食べる人では16%、それぞれ心房細動のリスクが低かった。
男女別に解析しても、同様の結果が見られたという。
これらを踏まえて、研究グループは、「検討課題はあるものの、チョコレートを適量食べることで心房細動のリスクが低下する可能性がある」と結論付けている。
米国デューク大学メディカルセンターのジョナサン・P・ピッチーニ博士は、今回の研究の限界点として、以下のことを指摘している。
①対象者は健康で高学歴な人が多かった、
②腎疾患や睡眠時無呼吸など、心房細動のリスクとなる因子を考慮していない、
③心房細動と診断された人のみを対象としているため、チョコレートが心房細動のリスクを低下させるかどうかを判断することは困難、
④カカオの含有量は国により違いがあるため、今回の結果が当てはまらない国が出てくる可能性がある―などである。
その上で、ピッチーニ博士は、「こうした要素はあるが、心房細動の有効な予防対策を講じる必要性がある状況において、今回報告された心房細動の発症に与えるチョコレートの影響は興味深い」と評価した。
チョコレート好きには何ともうれしい報告だが、過度な摂取は肥満や虫歯などのリスクにもなる。あくまでも「適量」を心に留めておきたい。
〔あなたの健康百科編集部 2017年06月13日〕

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