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不登校・中退生のための進路案内

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不登校・中退生のための進路案内

〔2019年6月改定〕 

ページ名を「不登校・中退生のための高校案内」から変えて掲載します。
不登校生が増えたのは30年前、1980年代の半ばからです。
それ以降、不登校の生徒を受け入れる学校が生まれました。
とくに高校教育の段階ではとても多様になり、区別しづらいほどです。
法令に決められていないこともありますが、法令の中で工夫しているのです。
それらを不登校・中退生を積極的に受け入れている学校として説明します。
文責:不登校情報センター(かつしか子ども・若者応援ネットワークのメンバー)
全日制高校と寄宿寮
全日制高校とは週5日の通学と午前・午後の教育活動を基本とし、高校といえば普通は全日制高校を指します。
しかし、全日制高校の多くは不登校や中退生を視野においていません。
不登校生徒を受け入れる全日制は主に地方都市や農山村地域にある寄宿寮のある高校です。
ページの最後にいくつかを紹介します。
都内をはじめ都市域で不登校生を受け入れる全日制もありますが公表していません。
対応できる以上の生徒が集中するのを避けるためと思われます。
通信制高校広域通信制高校
主に自学自習による学習と年間20日ぐらいの通学(スクーリング)により教育を評価し、単位取得するのが通信制高校です。
単位認定は学業成績と出席日数によりますが、単位取得に必要な登校日数は少ないので、欠席日数が多くて単位取得できないことはまれです。
通信制高校のうち3つ以上の都道府県から生徒募集できるのを広域通信制高校といいます。
本校が所在する以外の都道府県から生徒募集するには、該当する都道府県の承認が必要です。
全日型通信制高校&通学型通信制高校
私立の通信制高校が広がったのは、週5日・週3日登校できる通信制高校が生まれたためです。
しかし、通信制の年間必要登校日数は20日前後であり、欠席が多くても進級できないほどにはなりません。
不登校傾向でも在籍でき学ぶことができるのです。
これらは全日型通信制高校とか通学型通信制高校と呼ばれています。
学業面での成績があれば単位取得でき、ほとんどが進級し卒業できます。
通信制高校学習センター
私立の広域通信制高校が採用する方法です。高校設置は都道府県の承認を受けます。
そのうえで分校舎を各地に置きます。この各地に置いた校舎が学習センターです。~キャンパス、~校舎などと呼ばれます。
学習センターは本校とは別の都道府県にあることが多いのですが、同一県内に複数の学習センターを持つ広域通信制高校もあります。
設置承認を受けている都道府県以外から生徒を募集するには該当する都道府県の承認が必要です。
通信制高校サポート校
通信制高校と連携し、在籍する生徒の通常の教育活動を本校とは別に行なうのが通信制高校サポート校、略称がサポート校です。
協力校や連携校ともいいます。
本校が生徒募集できる承認を得ている都道府県に校舎があることが多いですが、設置主体が本校とは違う場合も少なからずあります。
教員は基本的には本校の教員とは別です。
教育内容(科目設定など)も本校と別になっている所がありますが、単位認定・卒業資格は本校が行ないますので、教育内容は本校の承諾が必要です。
通信制高校学習センターと通信制高校サポート校の違いは設置主体の違い、教員の所属はどちらか、教育内容の決定、都道府県から生徒募集の承認を得るのはどちらかなどの点です。
学習センターとサポート校は一般には区別されずに使われています。
比較的小規模な学習塾等が通信制高校サポート校になるばあいもあり、サテライト教室などの名称がつきます。
定時制高校と昼間定時制高校
定時制高校の設立は勤労者の高校として始まり主に夜間高校でした。
不登校生に対応するために昼間の定時制高校や3部制(朝・昼・夜部)などの定時制高校が全国的に広がりました。
昼間の定時制高校は始業時間が遅くなる程度で、全日制高校とあまり変わらない状況になりました。
基本は4年制ですが3年間で卒業できる仕組み(三修制という)も多くあります。 これが公立高校で不登校生を受け入れる方法として広まった背景です。
東京都の昼間定時制高校はチャレンジスクールといいます。
単位制高校と学年制
高校卒業に必要な単位数は74単位です。週1時間の授業が1単位です。
この授業時間を基準に単位を設定します。
単位を学年にとらわれず修得する制度をとるのが単位制です。
通信制高校はすべて単位制です。定時制や全日制にも単位制を採用する高校があります。
単位制以外を学年制といいます。学年で必要単位をとると2年生、3年生に進級し、さらに卒業になります。
単位制高校でも便宜的に2年生、3年生と呼びます。
高等専修学校
専修学校とは職業・技術教育を行なう学校です。
中学卒業で入学できるのが高等専修学校で、専修学校高等課程とも言います。
高校卒業で入学できるのが専修学校専門課程、別名が専門学校です。
3年制以上の高等専修学校は、大学入学資格付与指定校とされ、卒業生は大学入学試験の受験資格があります。
それもあって高等専修学校は高校卒業同等資格の学校といわれます。
技能連携校
通信制高校と連携し技術知識や専門科目を学習する教育機関です。
元は企業内にあった学園であり、養成する技術者や社員が高校資格を得られるようにしたものです。
不登校・中退生の対応にこの制度が独自に活用されました。
生徒は連携する通信制高校にも学籍をおき、ダブルスクールになります。
3年制の技能連携校の卒業は連携する高校も同時に卒業になります。
しかし看護師養成学校の一部には3年制でないところもあります。
高卒認定資格試験と高卒認定予備校
高卒認定資格は文部科学省が実施する高校卒業程度を認定する検定試験です。
かつては大検(大学入学資格検定)と言われましたが、違う点もあります。
高卒認定資格試験に合格すれば高校卒業と同等です。
高校在籍中でも受験できますし、在籍中の高校での取得単位なども科目試験の合格になります。
高校卒業資格は就職し仕事につくための条件になっています。
一部の自治体では高卒資格のない人が高卒認定資格を取れるように学習援助を始めました。
文部科学省が年2回実施します。受験のための予備校は高卒認定予備校とよばれます。
高校留学
外国の高校(ハイスクール)に留学し、その国の高校資格をとる人もいます。
その留学を支援するのが高校留学機関です。
留学先の学校を含めて国内外の教育機関で合計12年以上修学した人は、日本の大学入学資格があります。高校卒業と同等です。
日本の高校に在籍して1年間高校留学すると科目にかかわらず合計で30単位を取得できます。
高校卒業に必要な74単位のなかにカウントされます。
◆該当する高校を少し紹介します。
紹介した制度による学校は非常に多くあります。よく知られた高校等を挙げておきます。
翼学院(かつしか子ども・若者応援ネットワークのメンバー)の翼学院高等部は、葛飾区内にあり通信制高校サポート校です。
北星学園余市高等学校 寄宿寮のある全日制高校 北海道余市町
盛岡スコーレ高等学校 寄宿寮のある全日制高校 岩手県盛岡市
日々輝(ひびき)学園高等学校 寄宿寮のある通信制高校、栃木・埼玉・神奈川県に6校
自由の森学園高等学校 寄宿寮のある全日制高校 埼玉県飯能市
黄柳野(つげの)高等学校 全寮制の全日制高校 愛知県新城市
代々木高等学校 寄宿寮のある広域通信制高校、三重県、東京都等にサポート校多数
生野学園高等学校 全寮制の全日制高校 兵庫県朝来市
高野山(こうやさん)高等学校 全寮制の全日制高校 和歌山県高野町
吉備(きび)高原学園高等学校 全寮制の全日制高校 岡山県吉備中央町
竹田南高等学校 寄宿寮のある全日制高校 大分県竹田市
八洲(やしま)学園大学国際高等学校 全寮制の通信制高校 沖縄県本部町
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〒132-0032 東京都江戸川区平井3-10-4 メール:open@futoko.info
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