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八王子つばめ塾

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==NPO法人 八王子つばめ塾==
 
==NPO法人 八王子つばめ塾==

2019年2月17日 (日) 11:29時点における版

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NPO法人 八王子つばめ塾

無料塾 家庭の経済的な事情で、塾(家庭教師)に通っていない方
対象学年 •小学生(6年生限定) ※中学受験の方はご遠慮ください。

•中学生

•高校生
所在地 〒192-0063東京都八王子市元横山町1-10-3 池田ビル2階
TEL 080-3455-8022(出られないときが多いです。留守電にメッセージを入れてください)
メールアドレス hachioji.tsubame@gmail.com
URL http://hachiojiswallow.com/

経済的貧困ではない「関係の貧困」が子どもの読解力に影響
八王子つばめ塾/経済的に苦しい家庭の子どもたちのための学習支援を無料で行っている。
韓国KBSテレビでも紹介され、海外からも注目されている(写真:八王子つばめ塾提供)
国立情報学研究所の新井紀子教授の著書、『AI vs.教科書が読めない子どもたち』の中では、「就学補助率が高い学校ほど読解能力値の平均が低い」という気になる調査結果も指摘されている。
言い換えれば貧困が読解力にマイナスの影響を与えているかもしれないということだが、貧困家庭の子どもたちの学習支援の現場では何が見えているのか。
東京・八王子で経済的に苦しい家庭の子どもたち向けに無料塾を運営しているNPO法人八王子つばめ塾の理事長、小宮位之(たかゆき)さんは、こう話す。
「つばめ塾でも、数学の連立方程式なら解けるのに文章題になったらできない。これは応用力ではなく読解力の問題だね、と話題になっています。また、主語、述語があるひとつの文章の形で話すことができず、『先生』『授業』など、単語のブツ切れで話したりLINEをしたりする。文章を構築できない子もいます」
八王子つばめ塾は、90人の生徒が在籍、社会人や学生のボランティア講師70人が指導に当たっている。
生徒は、中高生が対象だが、9割は中学生。中でも、中3、高3の受験期の子どもたちが多い。
小宮さんは「これはあくまでも推論ですが」と前置きしつつ、もし貧困と関係があるとしたら、親をはじめとする他者との関わりが少ないことに原因があるかもしれないと言う。
「一般家庭と貧困家庭では、親とのコミュニケーション量が違います。親と過ごす時間が少ないと、ユーチューブで好きなコンテンツをずっと見続けるなど、自分の世界にこもりがち。未知の世界に触れる機会が少なくなり、そうすると何かを読み解くという要素が日常生活から減るのではないでしょうか」
そしてこう続ける。
「家族の中での会話量が大事。親の長時間労働が問題ということです」
一般的な塾は「先生─生徒」という「タテの関係」だが、無料塾には「近所のボランティアのおじさん、おばさんや学生が教える」という「ナナメの関係」が存在する。
それは未知の世界に触れる機会にもなるという。
「無料塾では、現役時代、世界中を飛び回っていた元商社マンが英語を教えていたり、人生経験を語るおばさんがいたりする。多種多様な人材がいて、その人なりに子どもに関わる。マニュアル的ではない、カスタマイズした関わりがあるんです。それは子どものコミュニケーション能力や読解力によい影響を与えると思います」
自分とは異質なものと触れ合うという刺激があると、そこから何かを読み解こうという知的好奇心が芽生え、読解力の向上につながる。
小宮さんが考える読解力向上のポイントは、「子どもに手間ひまをかけること」。
単純な結論だが、これに尽きるのではないかと言う。
では、なぜ学校教育の中でこの問題が可視化されてこなかったのか。
「単純な話で、学校の先生になるような人は読解力があるからです。そうすると自分がどうやって基礎的読解力を獲得したかが思い出せない。ここに狭いけれど深い溝がある」
無料塾ではボランティアとして教えに戻ってくる卒業生が出てきているという。学びが好循環を生み、結実した例だろう。
無料塾はそもそも学力向上という目的以前に「貧困が貧困を生むという連鎖を止める。そのためには教育が重要だ」という問題意識を背景に始まっている。
「ひとつの理由ならなんとかなりますが、二つの要素がかけあわさると一気に問題は深刻化します。よく、『貧困家庭でも頭のいい子はいるじゃないか』というような意見がありますが、ひとつの理由、ある部分だけを見ていても、問題は解決できないんです。低学力でもコミュニケーション能力があれば都立高の推薦入試に受かる可能性がある。不登校でもお金があればフリースクールに行ける。何かひとつでも解決できたら、先が見えるんです」
子どもの読解力の低下には、教育現場での問題の前に、社会の崩壊が影響している。基本的な人間関係は乏しくなったがテクノロジーだけは発達し、人間関係を持たずとも好きなことを一日中できる環境が整った。
そのふたつが同時進行していることによって、より深刻な事態が引き起こされている。
「貧困家庭からは人間関係が急速に奪われているが、スマホは誰でも持っている。テクノロジーは同じ普及率なのに、人間関係の濃密度が違いすぎる。しかもテクノロジーによって余計に人間関係を持たなくてすむようにされている。これは酷なことです」
現代の貧困の特徴として、「経済の貧困」に加えて、人間関係を持つことができず社会的に孤立する「関係の貧困」があると言われる。
読解力の低下に影響を与えているのは「関係の貧困」であると言えるのではないか。
「無料塾は、学習という一つの軸を中心として新たなコミュニティーを再構築しています。貧困家庭へのアプローチとして有効だと思います」
  ※AERA 2018年4月16日号より抜粋
〔2018年4/16(月) AERA dot.(編集部・市岡ひかり、小柳暁子/ライター・柿崎明子)〕

夢を応援「無料塾」 経済苦の子、地域で指導
経済的に苦しい家庭の子ども向けに無料で受講できる学習塾「無料塾」が増えている。
その一つ、開校4年目で生徒100人が集まる東京都八王子市のNPO法人「八王子つばめ塾」を訪ねた。
理事長の小宮位之(たかゆき)さん(38)は自ら「貧困家庭で育った」という経験から「やる気さえあれば、誰でも学べる環境をつくりたい」と語った。 (土門哲雄)
平日夜、八王子市内の公民館集会室。「つばめ塾」の中学生ら十五人が、数学や英語の参考書を広げて自習していた。
「この問題はどうやって解けばいいんですか?」。女子生徒から数学について質問が上がる。
この日の講師を務めた男性会社員が、丁寧に答えていた。
つばめ塾で教える対象は、経済的に苦しく、他の有料塾や家庭教師に習っていない子ども。
塾が開いているのは月曜~金曜の夜と土日の昼間で、週二~三回通う生徒が多い。
ひとり親の母が病気で看護師の仕事を辞めたという中学二年の女子生徒(13)は「友達は塾に通っているけど、うちは食べていくのも大変。都立高に入り、将来は人の役に立つ仕事に就きたい」と話した。
つばめ塾は二〇一二年九月、小宮さんが始めた。父親はフリーでテレビ制作の仕事をし、収入が不安定だった。
「もう学費は払えない」と言われ、高校三年から大学まで奨学金を借りた。
卒業後は私立高校の社会科非常勤講師を経て映像制作関連会社に転職した。
一一年、東日本大震災の取材や被災地でのボランティア活動を経験。
現地の大変さと東京の人たちの関心の低さにやるせなさを感じて会社を辞め、つばめ塾をつくった。
塾名には「成長してボランティアに戻ってきてほしい」との願いを込めた。
幼稚園から小学生まで三人の息子を持つ父親だ。
今は再び私立高校の非常勤講師を務めながら、塾の運営に奔走する。講師は大学生や社会人など五十人ほどが登録。
いずれも無償で、活動資金は寄付金頼み。
昨年、生徒が一時百人以上まで増えた。その約半分はひとり親家庭。
共働きで三人以上の子がいる家庭の子も多い。非正規社員の親も増えている。
「お金がないから修学旅行は行かない」とアルバイトに明け暮れる高校生や、「滑り止めの私立を受けられないから」と都立高の志望校のランクを下げた中学生もいた。
お金が必要な人生の節目で、壁が立ちはだかる。
つばめ塾は、通うためのバス代や模擬試験代の奨学金も給付している。
小宮さんは「理想は近所のおじさん、おばさんに勉強を教わるような気軽な無料塾が各地に増えること。学力を上げて希望をかなえる後押しをしたい」と力を込めた。
〔東京新聞 2016年5月21日〕

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