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居場所カフェ「ドーリプレイス」

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2020年1月27日 (月) 07:21時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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居場所カフェ「ドーリプレイス

所在地 北海道札幌市中央区
TEL
FAX

養蜂家になりたい女の子とカフェ~高校生たちが見つけた“居場所“ 札幌市【スマホニュースUHB】
“ハチ“にときめく女の子
札幌市中央区にある、市立札幌大通高校。
午前・午後・夜間の3部に分かれた単位制の定時制高校で、現在約320人の生徒が通っています。
不登校の経験がある子や、働きながら通う子など背景は様々です。
「女王(蜂)いました!卵の場所はありそうですね」
午前部に通う同高校3年の熊谷百世さん(17)。
所属する生物部では学校の屋上テラスでミツバチを育てています。
はちみつは商品化もされています。
熊谷さん:「これなんか動いてるじゃないですか。さなぎからちょうど出てくるところですね」
松本麻郁記者:「どう?これ見て」
熊谷さん:「毎回、毎回感動してうれしいです(笑顔)」
卒業まであと半年。将来の目標は「養蜂家になること」です。
いじめの経験を思い出して時折、涙ぐみながらもインタビューに応えてくれた熊谷さん。
小中学校で“いじめ“を経験 「怖かった」
熊谷さんは、小中学校でいじめを受けた経験があります。大通高校に入るまで、学校が怖かったといいます。
熊谷さん:「私自身そういう苦い経験があって、やっぱり本当に高校入る前とかは、周りに意見を言うこと自体が怖くてできなかった。
すみません…。学校本当に行きたくなかったですね」
大通高校が校舎一階に開く居場所カフェ「ドーリプレイス」
高校にできた“居場所カフェ“
そんな熊谷さんの心の支えになってきたのが、校舎1階で開かれる居場所カフェ「ドーリプレイス」です。
2018年5月に始まり、月に2回ほど、正午から午後6時ごろまで開かれます。毎回約80人の生徒が参加します。
生徒たちのやりとり「わかめ入りまーす」「“きゅうゆ“やるんだよ、お前どこ押してるの?」「(きゅうゆじゃなくて)給湯(きゅうとう)な」「え?きゅうゆだろ?」
カフェでは、生徒たちがゲームなどを楽しむほか、運営スタッフ側にとっても“気づきの場“であるという。
生徒たち:「楽しいし、友達と仲良くなれるし」「割とオープンな感じで(いろんな人と)触れ合えるのがいい」
菓子を食べたり、カードゲームで遊んだり、自由に過ごすことができます。
それと同時に、運営スタッフが、子どもたちの悩みに気づく場でもあります。
「なんか雰囲気変わったのは眼鏡じゃないからか。コンタクトにしたの?」
スタッフの一人、さっぽろ青少年女性活動協会の日比菜月さん。キャリアカウンセラーとして2008年の開校当時から大通高校に関わってきました。
カフェで見える“生徒の本音“
従来の進路相談室での会話よりも、カフェでは生徒の本音をつかむことができると感じています。
日比さん:「知らない大人と話に行く、相談するってちょっと行きにくさってあると思うけど、お菓子あるから行ってみようとか、お茶が飲めるから行ってみようっていって。
進路相談で関わっていた時よりは、すごいたくさんの生徒に会うことができている」
熊谷さんは、カフェに通ううち、これまで感じていた、“人と話すことへの恐怖心“がなくなってきたと感じています。
熊谷さん:「日常の会話、普段の会話の中で悩みとかを言いやすい環境なので、それがすごい私としては助かっているところですね」
来春卒業も迎え、養蜂家を目指しているが、企業から高校向け求人は“なし“。
養蜂家に…でも企業の求人“なし“
熊谷さんは、養蜂家を目指していますが、高校向けの求人はありませんでした。
しかし、彼女は自分の活動をまとめた資料を作り、志望する会社にアプローチしました。
熊谷さん:「普通では考えられないようなやり方だったなと、自分でも思うんですけど、やってみればなんとかなるっていう可能性を私は学んでいて」
日比さんたちと、日ごろ会話をするなかで決心したチャレンジでした。
熊谷さん:「日比さんみたいに普通に話してくれる、フレンドリーに話してくれる人がいるということを、考えるだけで心が落ち着く」
大通高校の網谷校長は、「カフェがひとつの動機になれば」。
市立札幌大通高校 網谷和彦校長:「いろんな困難を抱えたり、生きづらさを抱えたりしている生徒が非常に多くいます。
普段はなかなか学校には向かないんだけども、カフェがある日はちょっと学校に行ってみようかなと。
それがきっかけになってまた学校生活に向いていけば…」
大通高校では、カフェを始めてから中退する生徒が減少していて、学校では効果があらわれつつあると感じています。
生徒たちに、自分たちがつくった“はちみつ“を説明する熊谷さん。
2019年9月末の大通高校のカフェ、「ドーリプレイス」。この日は、キッチンカーを用意し、生徒たちにワッフルが振舞われました。
日比さんがワッフルを焼く傍ら、熊谷さんは、自分で作った“はちみつ“をPRします。
訪れた生徒:「どれがいいですか?」
熊谷さん:「大通高校生は、春とか夏とかは(はちみつ)食べていると思うんで、もしよかったら今年初めてとれた秋の(はちみつ)を」
生徒:「味は全然違うんですか?」
熊谷さん:「全然違います」
熊谷さんが作ったはちみつは、大好評でした。
熊谷さん:「すごい、うれしいです」
同じつらい経験をした子たちに、学校のカフェの取り組みを知ってほしいと話す。
過去のつらい体験を乗り越えさせてくれた居場所カフェ。悩んでいる生徒の救いになればを考えています。
熊谷さん:「自分の学校でこういう活動をしていますよっていうPRを受けて、やっぱり不登校になってしまっている子とか、そういう子たちのちょっとした希望になってくれるのであれば、すごくいいなって思っています」
〔2019年11/10(日) 北海道ニュースUHB〕

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