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引きこもりの親の会の最近の状況と役割

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引きこもりの親の会の最近の様子

最近の「大人の引きこもりを考える教室」の様子を報告します。
毎回の参加者数は10名から20名までが多いです。
そのうち当事者(引きこもりの経験者)が数名参加するのが特色の1つです。 
会合の時間が2時間(30分くらい延長することもあります)、発言を希望しない親以外は全員から発言してもらいます。
1人当たり10~15分程度で近況を話してもらい対応方法を含む意見交換になります。
これを参加者が全員で聞きます。
他の人の話しを聞きながら自分と子どもの場合を考えるのです。
これらを聞くのに重点のある参加者もいます。
5人から10人が話しますので、短時間に収めるにはあまり脱線はしないような司会運営が必要になります。
初めて参加した人などは、状況報告や意見交換が長くなりやすいです。
初参加者が多いと常連参加者の発言時間がとれないこともあります。
会の終了は3時過ぎなので(3時半を過ぎることもあります)、そのあと当事者を交えてのフリートークになります。
隣り合わせの人や、当事者の誰かを囲んで話すなど、あちこちで会話が広がります。
この時間帯は参加者の都合でいつ帰ってもいいわけです。
それでも時には7時とか、8時過ぎまで続くこともあります。
公式の親の会よりもこちらに関心・期待を持つ人もいます。
かつての親の会にあった雰囲気がここにあり、しかも当事者が混じっている分いい形ができているのでしょう。

意見交流の内容面では、子どもが示すちょっとした動きや言葉をどう理解したらいいのか、親としてどう対応したらいいのか、外出の手掛かり、人とつながる手がかり…などをはじめいろいろな問題がでます。
これらは参加している当事者からの体験したことを答えてもらうとわかりやすくなります。
彼ら彼女らのことばは飾りがなく真情があふれているので納得しやすいのです。
時には年金の支払い、遺産相続、親族の関係などにもテーマが広がり…葬儀のし方を話したこともあります。
これらも当事者の関心があり貴重な参考意見です。
最近よく出るのは生活困窮者対策の福祉制度です。
とりわけ関心が高いのは当事者がどうして引きこもりから抜け出したのか、動く気持ちになったかを聞くことです。
アルバイトを始めた、派遣会社に登録した、仕事についた話にはよく耳を傾けています。
当事者の体験談は断片的なことでも聞き逃さないみたいです。
当事者の話しで多いのは対人関係やコミュニケーション、職場での動き方などです。
ここに表われる引きこもり経験者の話しは私にとっても貴重な情報源であり、引きこもりの心理やふるまいを理解する機会になります。
親の会の役割は親にとって有効であるばかりでなく、参加する当事者にとっても有効です。
自分の体験したことを相対化する、出席者から質問されたことに答える形でことばにできるのです。
そのことは自分が経験したことの理解を進めます。その意味では引きこもり経験者も親の会に参加するといいと思います。
親の会は引きこもりの理解、とりわけわが子との関係を改善するためのものです。
私が意識するのはその理解を家族以外の他者とどう結びつけていくのかです。
不登校情報センターには作業をする居場所ができています。
ここにつなぐ方法が1つです。
しかし簡単ではありません。


引きこもりの親の会の最近の状況と役割
引きこもり当事者に同行する取り組み
居場所ワークは事務作業とサイト制作
20代後半以上の人への訪問活動の特徴
「かつしか子ども・若者応援ネットワーク」の活動報告

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