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東京シューレ王子

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2019年5月10日 (金) 15:36時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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東京シューレ王子

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所在地 〒114-0021 東京都北区岸町1-9-19
FAX 03-5993-3137
TEL 03-5993-3135
FAX 03-5993-3137
ブログ https://ameblo.jp/ojishure/

フリースクールの子どもたちはどう育っていく?
子どもが不登校になると共働き家庭の親にとっていちばんの悩みどころになるのが、日中の子どもの居場所です。
学校以外で子どもの行くところの候補として「フリースクール」という言葉が思い浮かぶ人は多いのではないでしょうか。
そこでフリースクールで子どもたちがどのように過ごしているのか、そのパイオニア的存在でもある東京シューレの創設者、奥地圭子さんにお話をお聞きしました。
前回は、通常の学校の時間割に当たる「プログラム」が子どもたちの話し合いで決まること、その中には自然と学習の要素も入ってくることを紹介しました。
今回はそのプログラムに子どもたちがどのように参加しているのか、スタッフと子どもの関わり方、そして実際の子どもたちの様子をリポートします。
【関連画像】異年齢の集まりだが、お互いの意見を尊重し合っている
●どのプログラムに参加するかは子どもが自分で決める
プログラミングや音楽、ダンス、食育、アニメ、そして学業と生徒の発案でさまざまなことが学べ、アクティブラーニングの要素もある東京シューレのプログラム。
いわゆる学校の時間割と違うのは、プログラムへの参加を一人ひとりの意志に委ねている点です。
学校では登校したら、児童は1時間目、2時間目、3時間目といったように時間割通りに授業を受けていきますが、東京シューレでは違います。
すべてのプログラムに参加する子もいますが、子どもたちは自分が参加したいプログラムを選び、それ以外の時間はフリースペースで過ごす子もいます。
フリースペースは小中等部の部屋がある5階と高等部の部屋がある3階に設けられ、異年齢の子どもたちが一緒にゲームやトランプをして過ごします。
音楽が好きな子どもたちはギターを弾いて過ごすこともあります。
彼らにとってはそれがまた楽しくて、ここから友達ができることもあります。これも大事な時間なのです。
33年前に開設した当初から、東京シューレでは子どもたちが自分の意志で物事を決めることを尊重してきました。
ミーティングを開き、みんなで意見交換するスタイルもずっと変わっていません。
子どもの場所は、子どもたちが自分で作る。それが彼らの安心感につながるのではないかと考えるからです。
●子どもたちがやりたいことを応援するのがスタンス
東京シューレがもうひとつ大事にしているのが、子どもたちがやりたいことを応援することです。
日本の教育論は"やるべきことをやらせる”です。学校に行かないといけない。宿題をやらないといけない。
受験が始まるから、これをやらないとダメ。どうしてもそうなってしまいがちです。
しかし、やるべきことを子どもにやらせようとするのは、大人が不安だからです。
学校で傷つき、苦しんでいる子どもが、やるべきことをやれるでしょうか。
まずやらないでしょう。手に付きませんから。
たとえやるべきことをして、やり終わり、お母さんに褒められたとしても、子どもは大してうれしくありません。
では、自分がやりたいことだったらどうでしょう。
やりたいことがあると、多少しんどくてもエネルギーが湧いてきます。
物事が思ったようにスムーズに行かないことが出てきても、自分がやりたいことなら、あれこれ考えて困難を解決しようとするものです。
そして、それをやり切ったときの喜びは大きく、達成感もあり、何より本人の自信につながります。
こういうお話をすると「子どもがやりたくないことはやらないのか」という質問を受けるのですが、そうではありません。
彼らは自分がやりたいことをやっていくプロセスで、やりたくないことが立ちはだかったときでも、やる必要があると思ったことは、自分の意志でやります。
例えば、高校受験がそうです。子どもは受験勉強をやりたいわけではありませんが、自分が高校に行きたいと思ったら、勉強します。
特に学びは、子どもがやりたいと思ったら、いくらでも伸びます。
不登校の子には学校に行かなかった時期が2年や3年くらいはあるものですが、傷が癒え、本人が勉強をやりたいと思ったら、あっという間に追いつく子も多いのです。
小学校で不登校だった子が中学1年生になって勉強をしようと思い、分数が分からなかったとします。
そういうときは小学校の算数まで戻って勉強をしようということになりますよね。するとどうなると思いますか。
小学生のときよりも中学生になった今のほうが集中力や学ぶ力、考える力などが上がっているため、子どもはより早く理解します。
人間的な成長や、何をどうやればいいのかといった総合的な力も上がっているので、勉強に追いつくのは大人が考えている以上に早いのです。
安心できる場だから自分の気持ちを話せ、相手のことも知りたくなる
ここまでの奥地先生の話で子どもたちが自分で学びたいこと、やりたいことを決め、それを応援するのが東京シューレの基本的なスタンスということがよく分かったのではないでしょうか。
普通の学校文化とは違う、東京シューレの文化の中で育つ子どもたちはどんな様子なのでしょう。
ここでは東京シューレのある日をご紹介します。
取材でおじゃました日は年度末の修了式の日。東京シューレではこの日を「納め会」と呼んでいました。
東京シューレの入学要件は、自分の意志でここに来たいと思っている不登校の子、です。
小学校低学年から入会でき、20歳までに高校コースに入っていれば、23歳まで在籍することができます。
取材に伺った平成30年3月現在、東京シューレ王子に在籍しているのは86名(男子60名・女子26名)。
この日の納め会には男女合わせて20名の在籍者とスタッフ7名が参加しました。
東京シューレでは子どもたちの意志や本人のそのときの気持ちを一番大事にしています。
子どもたちは自分の気持ちをベースにして、自分の居場所を選んだり、やりたい活動をしているので、自分が来たいなと思ったときに来て、今日はもう帰ろうかなと思ったときに帰ります。
普段の日も出席を取るわけでもなければ、休みの連絡を入れることもありません。
「納め会」の日も一人ひとりが自分の意志でここへ来ました。
不登校というとどうしてもネガティブなイメージを持っていた記者ですが、部屋にいる子どもたちは、皆、とても明るく、イキイキとしています。
仲間とじゃれあう子もいれば、はにかみながらも優しい笑顔を見せる子、友達と楽しそうに笑う子もいて、同年代の子どもたちの集まりと変わりません。
納め会では一人ひとりにマイクが渡り、一年間の振り返りや印象に残ったこと、楽しかったこと、新年度にやってみたいことなどを順番に話しました。
「司会やバンドを組んだり、自分がやりたいことをやれてよかった。来年度も同じような感じでやっていきたい」と元気いっぱいな子もいれば、「特に行事にも参加することなく過ごしたけど、春からも現状維持で」というマイペースな子もいて、聞いている子どもたちもスタッフもニコニコと、それぞれの発言を受け入れたり、チャチャを入れたり。
中にはおしゃべりが得意ではない子もいます。
何を話そうか迷っている子がいると、みんなで緊張をほどくアシストをしたり、「ほら、あれは?」と声をかけたり、最後はしっかり笑いで締めるなどの連携プレーも。
ときには助け合いながら、小学生から20代の若者まで一人ひとりが自分の言葉で一年を振り返っていたのが印象的です。
東京シューレの高等部は3年間で終わるという縛りがなく、最長で23歳まで在籍できます。
高校卒業資格を取るまではそこに気持ちが向かうので、取り終えたあとに東京シューレの活動を思いっきりやってみたいという理由で引き続き在籍する子もいます。
あるいは自分がこれからどういうふうに生きていくか考える時間にしたいなど、様々な思いがあって、ここに残る選択をする子も多いのだそう。
この日も「もう1年、高校生として残ることを決めました。今年は自分の中で変化があった年だと思います」と宣言する子がいました。
その子自身に今どういう気持ちがあって、今後どういうことをやっていきたいのかを話せるということは、東京シューレが子どもたちにとって安心できる場だからなのかもしれません。
東京シューレの子どもたちは来る、来ないも含めて自分の意志が尊重され、自由が保障されています。
思ったことを自由に言えて、自由に振る舞える。それこそ自分が安心して存在できる場所だと言えるでしょう。
自分の気持ちを他の人に共有してもらいたい、相手のことも知りたいという気持ちが生まれてくるのも、安心できる場だからこそです。
そうでなければ誰だって人前で自分を出すことなんてできません。
この日の「納め会」にしても、自由が尊重されています。
学校の修了式であれば、全員出席するイメージがありますが、東京シューレの場合は、納め会も普段通り。
来る子もいれば来ない子もいて、それもまた一人ひとりの判断によるものなのです。
もし出席をマストにしたら、途端に子どもの意志を尊重する東京シューレの文化が崩れてしまうでしょう。
次ページでは奥地先生から不登校の子どもがいる共働き家庭の親に向けてのアドバイスを紹介します。
「学校へ行くのが当たり前」、親はその常識を変えよう
子どもが不登校になると、お母さんお父さん方は「子どもが学校を休んだら、ずっとこのまま家にいるのではないか」と不安でいっぱいになってしまうことと思います。
子どもが学校を休んでいることをプラスに見るか、マイナスに見るか。これは子どもにとっては大きな違いがあります。
学校を休むのはダメと決めつけられて、なんとか学校に行かせようとさせられたら、子どもは苦しみます。
苦しい期間を持った子は、外の世界に出るのが苦手になります。
人が怖いですし、不安があり、自分に自信を持てないからです。
アメリカやイギリスで盛んな教育方法に、ホームエデュケーションという学び方があります。学校ではなく家で学ぶやり方です。
アメリカやイギリスでは1980年代にはホームエデュケーションの考え方が浸透していましたが、その頃の日本はまだ「学校に行けない自分はダメな子だ」「うちの子は学校に行かずに引きこもっている」、そういった時代でした。
そのころから、私たちは世界の教育事情の調査を行い、そのときの経験をもとに、東京シューレでは1993年に家庭で学ぶ『ホームシューレ』を立ち上げました。
私たち親の世代は、学校へ行くのが当たり前という価値観の中で育ってきました。
その常識のせいで苦しんだ人もいるのではないでしょうか。
今こそ、その常識を変えるときです。そうしないと子どもの気持ちに寄り添うことは難しくなります。
親が学校に行くことにこだわっている間に、子どもは自信をなくし、自己肯定感を失っていきます。それは悪循環にしかなりません。
学校へ行くことだけが学びの手段ではありません。学び方は多様です。育ち方も学び方も人それぞれでいいのです。
奥地 圭子 NPO法人東京シューレ理事長 1941年生まれ。
NPO法人東京シューレ理事長、NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク代表理事、NPO法人全国不登校新聞社代表理事、NPO法人フリースクール全国ネットワーク代表理事、学校法人東京シューレ学園学園長。
1963年より22年間、東京、広島で公立小学校の教諭を務める。
わが子の登校拒否から学び、親の会「登校拒否を考える会」を立ち上げたのち、教諭の職を退き、フリースクール「東京シューレ」を開設。
登校拒否・不登校を考える全国ネットワークや全国不登校新聞の立ち上げにも尽力するなど、不登校支援について全国的な活動を展開している。
(取材・文/小山まゆみ 構成/日経DUAL編集部 福本千秋 撮影/花井智子)
〔2018年4/25(水)日経DUAL〕

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