神奈川県厚木児童相談所

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神奈川県厚木児童相談所

厚木・２児死亡　昨年12月　児相に相談　殺人未遂容疑逮捕の母親　子育てめぐり電話
【神奈川県】厚木市の住宅で十三日、この家に住む長女（７つ）と次男（５つ）が死亡した事件。
長男（11）に対する殺人未遂容疑で逮捕された母親の落合ちあき容疑者（39）は昨年十二月、厚木児童相談所に子育てをめぐる相談を寄せていた。
近所では子どもたちをかわいがる落合容疑者の姿も目撃されており、周囲の人たちはショックを隠せない様子だった。
児相によると、落合容疑者は同月二十八日、「（子どもに）手が出てしまったことがあり、今でも手が出てしまいそうだ」などと子育てに悩むような電話をかけていた。
児相が長男らが通う小学校に連絡したところ、学校側は「これまで気になることはなかった」と報告。
今年一月下旬に担当者が学校を訪れた際にも、虐待などを心配させる事実は見当たらなかったという。
児相は一月中旬に落合容疑者と面談予定だったが、前日に「行けなくなった」と連絡があり、見守りを続けている最中だった。
近所の飲食店経営女性（73）は「一月に一回程度、家族で食事に来てくれた。
『小さい子を連れて外食できる場所が近くにあってうれしい』などと言ってくれて、食事中も楽しそうな様子だった。ただただ驚いている」。
別の七十代女性は「自宅近くで長女、次男と楽しそうにキャッチボールする姿をたまに見かけていた」と述べ、信じられない様子だった。
〔◆平成28（2016）年2月14日　東京新聞　朝刊横浜版〕