まちのおやこテーブル
はじめまして。会社員をしながらまちのおやこテーブルという任意団体を運営しています小林洋子と申します。
何かの媒体の読書コーナーで紹介されていたことをきっかけにご著書「ひきこもり国語辞典」を拝読し、
一言感想をお伝えできたらと思いまして、ご連絡させてもらいました。
ひきこもり国語辞典を拝読して、とても衝撃を受けました。
私は子どもの頃、特に乳幼児期や小学校低学年の時期の親や周りの大人との関わりが、
その後の人生の土台を作るという点にフォーカスをあてて活動をしているのですが、
国語辞典の随所にあらわれる多くの言葉の根底に、子どもの頃に親やせめて親以外の誰かに
存在そのものを抱きしめてほしかった、気持ちや考えを受容してほしかった、という叫びのようなものを感じたからです。
その願いが満たされなかった帰結の一つが、喜怒哀楽の「哀」しかありません、という衝撃的な言葉なのかもしれないと思いました。
「そうだね」は、全ての親や子どもに関わる大人が心に留めておきたい叫びと受け止めました。
乳幼児期は語彙が限られていることや親が大好きな時期であることもあり、親に言葉を投げつけることはありません。
ですから、子どもの頃を思い出して語るひきこもりの皆さんの感性鋭い言葉は、幼いこどもを子育て中の親はもちろん、
自分の子どもの有無に関わらず子どもに接する全ての大人がハッとさせられると感じました。
細々と書いているブログ・Facebookでも紹介させてもらいました。
自分たちの活動にどう落とし込めるかはまだ何も見えていないのですが、この本に出会えて良かったと思いました。
一言お礼を申し上げたく、ご連絡させていただきました。ありがとうございました。