『オンライン等カウンセリング』を紹介します

コロナ禍におきまして、1つの提案を受けました。
オンラインによるカウンセリングを進めているのでそれを伝えてほしいという時節にあった提案です。
Zoomによるだけではなく、skype、メール、電話を含めて対面方法以外のさまざまな手段を採用する心理相談室等を紹介する『オンライン等カウンセリング』ページを設定します。
掲載紹介を希望する心理相談室等からの申し出をお待ちします。締め切り期日はありません。
〇相談室名、所在地、自前HPのURL。
〇対面以外の相談方法:zoom,skype,他のSNS名,メールとアドレス、電話。
* メール・電話はカウンセリング用を書いてください。
* 申し込みは所定用紙かメールでお願いします。
* 対面以外の手段が書かれていないものは紹介できません。
1995年に設立した不登校情報センターは、ひきこもり、発達障害、不登校問題を中心に周辺分野のいろいろな対応機関の情報を集め、出版物やサイトにより情報提供してきました。
ひきこもりの当事者、家族、支援者、同業のカウンセラー、自治体関係者など毎日3000人以上がアクセスし、2万~2.2万のページビューがあります。
相当に役立てていただいていると思います。

◎ 10月9日現在、12件の申し込みがありました。10月末を第1次の受付としています。

「ひきこもりの社会的・歴史的な基盤」執筆について

会報7月1日号から「ひきこもりの社会的・歴史的な基盤」というものを書き始めています。8月号は、経済社会というあまりなじみのない(?)と感じる人も多かろうと思い、気がひけます。この部分がなければ、ひきこもりの社会的土台を抜いたまま事態を考えることになります。どうしても外すことができない部分です。
読みやすくといってもさほどいい方法はなく、私の個人的な事情を加えるという暴挙をしています。さらに言えば今回の会報には該当部分の原稿のおよそ半分しか掲載していません。残りの半分を含めてネット上に掲載しました。関心をもって読んでいただけるのは嬉しいことです。
9月号は「90年代からの就労条件の変化とひきこもりの発生」にすすみ、ようやく社会経済の状態とひきこもりを結び付けて考えるベースにたどり着いたところです。
この後には、家族の縮小と子育て・介護力の減少、 子ども世界の喪失と子ども時代の長期化 、学校と教育制度について、日本人の精神性の心身的条件、ハイパーセンスティブパーソン・アタッチメント障害・発達障害について、国民性の社会的な背景…などの下書きと準備原稿があります。もっと広がる可能性も感じています。一応の順番を考えつつ、その時点で可能な完成形を掲載していく予定です。
身勝手な空論ではなく、なるべく難しくならず、しかも現実離れしないようなものにしたいという課題を同時に果たさなくてはなりません。実力を超えたことに取り組んでいるわけです。そのために今回も含めてどこかの部分の下書きを送り、実情からする感想や意見をお願いする人もいます。この部分について実情報告したい、考え方をまとめてほしいという申し出も歓迎します

愛知県のなでしこの会

愛知県のひきこもり家族会の1つである「なでしこの会」が会報に『ひきこもり国語辞典』を紹介してくれました。
<ひきこもる人たちは、なかなか親に本音を話してくれません。この本の中には、ハッとさせられる言葉、キラキラと輝く言葉、せつなくなる言葉、ひきこもる人たちの「思い」がたくさん詰まっています>
として、9つの言葉が紹介されています。
会報にはコロナ禍にあり、総会が延期になったと報告されています。それでも愛知県内のいくつかの個所で開く例会の予定もあります。たぶんこれと似た状況は各地にあるのでしょう。

当事者の会・家族会の情報収集

4月に国語辞典が発売されて以降、その宣伝普及を兼ねて全国の関係団体などにそれぞれの活動内容の情報依頼を続けています。ほとんどがFAXによるもので、依頼先は3000か所を超えました。少しは本の販売につながっていると思います。
依頼の初めは公共機関への案内が中心でした。適応指導教室、保健所、家庭児童相談室、社会福祉協議会などです。おおよそ山場を越えたところで5月中旬から家族会・親の会、当事者の会への案内を始めました。これまでの公共機関とは反応が違います。発展や閉鎖など数年の変化が分かります。
その依頼といってもどこに送るのかの名簿の整理が大仕事です。これらは不登校情報センターのサイトに掲載していますが不揃いです。それを整えながら紹介するページの構造を変えていきます(それが名簿の整理)。不揃いであったものをいくぶんは整えました。十分にはできませんから継続する作業です。
依頼を進める内に各団体から返事もきます。それをサイトに上げながら変化を感じています。編集者としてこの情報集めを始めたのは30年も前のことです。以前には気づかなかったことが分かります。社会で失われてきた安全装置がこのような形で復活してきているのではないかという思いです。「弱さでつながる」ところから新しい社会の下地を準備している感じがします。
30年以上続く摂食障害グループに関わる医師からは「その患者さんや参加している人たちと付きあって感じることは、拒食・過食という行動で人生と闘っている」という言葉を聞きました。私と同じ気持ちでいる人がいて嬉しいです。
不登校の親同士の集まる会から始まった会が、その延長で就労支援の作業所を生みだしています。子どもも20代・30代になっているのでしょう。場を共有して安全基地をつくり協同して闘っているのです。
私の力では及ばないからそれぞれの場を紹介しようとして集め始めた当事者の会・親の会はそういう役割を持つようになった所がいくつもあります。
そういえばひきこもりとして相談に来た人が、今は支援者の側にいるのをしばしば目にします。先日の大人のひきこもり相談会に来たHさんはいま相談支援事業所のスタッフです。あちこちでこのタイプに出会います。
国語辞典の発行を終えた私は、その普及活動をしながら、次の目標に向かいます。ひきこもりにはそれを生み出す社会的な背景がある。それを明らかにすることです。それは個人的な性格や気質を超える社会的な背景事情を明らかにすることです。
やっとその全体像が見えてきたと思います。学校との関係、親・家族の関係、働く条件や人間関係、それらを心理療法や福祉的対応、どうすれば働けるようになるかの視点だけではなく、歴史的な背景から見ていくのです。この背景の全体に肯定的な要素があるのと分かれば「誰も悪くはない」の言葉も意味がはっきりします。

『ひきこもり国語辞典』の稿料・画料の支払い

(1) 4月初めに画料を支払いました。
受け取りの領収書の送付とともに、献本した国語辞典への感想を書いていただいた方がいます。感想等のうち可能なものは「ひきコミWeb版」に載せます。
もし増刷になれば新たに画料が発生しますが、まだ増刷にはなりません。


(2) 5月には見出し語のオリジナル提供者への稿料を支払います。 
〈稿料の支払い〉 オリジナル語に関して何らかの返事・回答を寄せてくれた人(受け取ったというだけでまだ返事のない人も含む)には5月中に所定の稿料を支払います。基準は申請されたオリジナル語と、松田の控えている記録を照合して確定とします。
稿料を要らないという人もいます。これを支払うのも押し付けがましいかもしれないのでちょっと考え中です。
稿料が献本1冊分(1120円)以下の場合は献本だけにし、その旨連絡します。ただし、増刷があって稿料が超えた場合は支払いが発生します。


(3) このオリジナル提供語がなかなか確定しません。最終的には松田の記録により稿料を払いますが、それ以前に今までの返事・回答の様子を紹介します。
◎電話で「受け取りました」という連絡が多数です。しばらくして感想を書いてよこす人もいます。
確度の高い数語を「自分のオリジナル」と申請してくるのですが、手元の記録と照らし合わせるとかなり少ないと思う人が多いです。
全部読んだけれども自分に関係するのはどれなのか思い出せない人がいます(複数人)。自分で確認を諦めているのか、松田の記録に任せますという人もいます。両者は似たような事情でしょう。「おもしろかった」の一言感想だけの返事をくれた人もいます。
これらから推測して人の記憶はかなり薄れていくものであることが分かります。むしろ、あの時のことがこうして残るのに驚いたとか、松田の記憶がいいという人もいます。私の記憶についていえば、記録として書いているからであって、それがないと思い出せないものが多いと思います。だから私も含めて人の記憶は薄れていくことは共通するのです。
これは正しい言い方ではなく、あるきっかけで忘れていたことも思い出します。記憶はしている、それを呼び戻す作用は別にあるということです。
◎辞書の多くのことばが当てはまる気がする人も複数人います。自分にその経験はない、しかし自分がその場面にいたらそう感じるかもしれない、そうするかもしれないという意味です。これは『ひきこもり国語辞典』が個人の体験に基づきながら共通する気分や状態を示すものであることの証拠にもなります。

『ひきこもり国語辞典』販売普及のお願い

『ひきこもり国語辞典』が発行されます。書店は3月22日発売ですが、数日前には入手できます。

定価1760円(本体価格1600円)、初版発行部数は5000部です。

私は、『ひきこもり国語辞典』の発行を不登校情報センターに関わってきた人の収入になる機会にしたいと考えています。

(1)4コマ漫画、挿し絵を描いた人に稿料を払います。この支払い対象者と支払額は確定しています。

(2)採用した言葉のオリジナルな提供者には、手元の記録と本人からの申し出により稿料を払います。速報値ですが、オリジナル語の提供者は111人です。オリジナル語の提供者には1冊を献本します。『ひきこもり国語辞典』の中に自分のオリジナル語をさらに見つけて申請してください。

採用の538語のうち163語(30%)はオリジナル語の提供者が不明です。1語につき複数のオリジナル語の提供者がいる場合もあります。調査時点では41語に複数の該当者がいます。

1語当たりの稿料は300円で計算しています。調査時点で1万円になる人もいます。

画料・オリジナル語とも稿料は発行部数1万部まで上記の比例額を支払います。

(3)『ひきこもり国語辞典』を販売した人に販売手数料を払います。

この販売のために出版社からの引き取り原価を本体の70%、1120円にしてもらいました。

定価販売すれば1冊640円(1760円-1120円)の収入になります。

◎ 親の会・家族会や居場所に持ち込んで紹介してください。関心を持って買ってくれる人はかなりいると思います。学校時代の恩師・友人、よく通っている保健所、知り合いや親族に販売しようと考える人がいます。こういう取り組みがおすすめです。

◎販売普及をする人には私からは、初めは3冊ぐらいを送ります。それを繰り返しますが、波に乗れば5冊や10冊の送付もあると思います。案内チラシも同封します。

◎『ひきこもり国語辞典』の作成にかかわらなかった人にも普及販売への参加をお願いします。やってみたいと思う人は連絡をください。

◎販売普及活動は、ひきこもりの理解を広げながら、自己開示、自己表現につながる取り組みでもあります。できる範囲でがんばってチャレンジしてください。

手作り冊子『ひきこもり国語辞典』作成から8年!

2013年4月1日、『ひきこもり国語辞典』を手作り冊子として発行してから8年になります。ついに『ひきこもり国語辞典』を時事通信出版局から出版することになりました。3月末には書店に並びますし、すでに書店やアマゾンで予約注文を受け付けています。

2013年の手作り冊子のあとがきに、こう書きました。

売り上げ等で利益が出れば相応の分配をします。しかし確かに売れる保証はありませんので、当てにしないでください。それでも万一の場合がありますので、このことばの「オリジナリティ」は誰にあるのかを記録しておきます。>

手作り冊子の時期には「売り上げ等で利益」は出ませんでした。しかし、定価400円のところ販売した人には半額の200円を支払うという条件で、積極的に販売を進めました。何度も印刷・製本を繰り返し、推定で900冊近くを売り上げました。

とりわけS.Mくんはその半分を売り歩きました。『ひきこもり国語辞典』が出版されると聞いたある人が「S.Mさんの『ひきこもり国語辞典』が出版されるんですね」と言ったことはこの事情をよく物語ります。

大学の講義の参考に使われ、カウンセラーの心理講座にも使われたと聞いています。家族会からもまとめて注文を受けたこともあります。さらにNHKのEテレから取材を受け、その結果が今回の時事通信出版局から出版につながったのです。まさしくS.Mくんの取り組みに負うものでしょう。

お陰で出版による原稿料を受け取る見通しができました。2013年に半信半疑であった「売り上げ等で利益が出れば相応の分配」が現実的になりました。

編集作業のおおかたを終えたところで、次の販売方法を考えつつ、他方では1つ1つのことばの「オリジナリティ」を確認し分配の準備をしています。この作業は未完成になるしかありませんが、支払いの対象者は少なくとも80人を超えます(作業の途中でもう少し増えます)。

2013年の時点で、ことばの「オリジナリティ」の半分以上はわからなかったし、確定しえないので、これはやむをえません。発行後に「読者はがき」などにより調査を続けます。25年になる不登校情報センターには多くの人が関わってきたのですが、それにしてもこの数は予想以上の多さです。

実は支払額が多くなって、私の持ち出しも覚悟したのです。しかし、発行部数・本体価格、約束した支払い基準額を見ると、そういう事態は避けられそうです。

あとは販売普及活動です。サイト制作と合わせて販売対象を分かりやすく整理しています。これはこれでまた大作業です。

日常連絡メールと投稿メールを区別します

次の背景状況があります。

時事通信.COMお試しにやりとりした「家事はエッセンシャルワーク」を会報に載せました。同じものを会報外に広報するつもりで「ひきコミWEB版」に転載しました。そうしたところ一気にアクセスが増えました。

これを見て、今年から「ひきコミWEB版」を意見交流の場に利用しようと考えました。アクセスが増えたのは、時事通信ツイッターに「ひきこもり国語辞典」アカウントを設定した時期と重なったことも要因です。

なおブログ「ひきこもり居場所だより」は原則として松田武己個人の書き込みとしており、昨年秋以来、別に思うところがあって停滞しています。こういう事情からほとんど止まっている「ひきコミWEB版」を、文通用から意見交流ページに変えたのです。

投稿的なメールは〔投稿可〕としたうえで、原則として、名前(略称・ハンドルネームなど)、男女・ジェンダー、住所(都県・市区など)を属性としてつけてください。全部はなくてもいいのですが、読む人が理解しやすくなるはずです。

いろんなテーマで、身近な状況や意見をお寄せください。3月に『ひきこもり国語辞典』が発行された後は読者アンケートからも意見や状況を転載させてもらうつもりです。

ひきコミWEB版を大幅に改造し、新ひきコミWEB版にします 2021年1月1日

ひきこもりと周辺事情に関する当事者・家族・周辺の人たちによる体験発表と意見交換の場にします。
ひきコミWEB版 (futoko.info)

投稿はメール(info@futoko.info)でお送りください。 FAX(03-5875-3731)や 手紙(〒132-0035 東京都江戸川区平井3-10-4 不登校情報センター) も歓迎しますが、文書入力に時間を要すので遅くなります。

投稿文を原則としてそのまま掲載しますが、やむをえない時の例外として一部リライトします。 特定グループへのヘイトや個人攻撃は掲載できません。

投稿には次の属性を載せます。 名前(ペンネームなど)、性別・ジェンダー、年齢・年代、 住所(都道府県、東京都は区、政令都市名、海外は国名)。