新年度を前にして高校入学・再入学の問い合わせや相談が入ります。
ちょっと特徴的と思えるのは、過年度生に関することです。
中学を卒業して数年たっている、そういう人が高校に入る場合を高校側では過年度生と称しています。
ある程度のひきこもり経験がある人が、よし働こうとなったときに「高校卒業」でないことがネックになる場合があります。
そういうタイプに人が高校入学や再入学を目指す相談が数名。
高校に行かないで高卒資格を得る方法が「高卒認定試験」に合格する方法です。
かなりの市区町村が「高卒認定試験」を受験するための学習塾等の学費援助をしています。
通信制高校やサポート校をめざす人にも就学援助金が出ますの。これも市区町村で確認してください。
もちろん全日制高校や定時制高校の入学にも就学援助金が受けられます。
不登校情報センターへの相談でやや特徴的なのは、過年度生からの相談ではないかと思います。
ようやく動けるようになった、その意欲が出てきたという人が例年に比べて多いように思いました。
先日、北星学園余市高校(全日制)の紹介情報の更新連絡がありました。そこにこうありました。
「4人に1人が過年度生。過年度生の半分は大学生くらいの年代です。
過年度生がこれだけいれば、年齢を気にせず全日制で高校生活を送れます」
高校においても生徒の年齢幅が徐々に広がり、20代後半の生徒が必ずしも珍しいとは言えない、というかよくいる高校も現われ始めたのです。