日常連絡メールと投稿メールを区別します

次の背景状況があります。

時事通信.COMお試しにやりとりした「家事はエッセンシャルワーク」を会報に載せました。同じものを会報外に広報するつもりで「ひきコミWEB版」に転載しました。そうしたところ一気にアクセスが増えました。

これを見て、今年から「ひきコミWEB版」を意見交流の場に利用しようと考えました。アクセスが増えたのは、時事通信ツイッターに「ひきこもり国語辞典」アカウントを設定した時期と重なったことも要因です。

なおブログ「ひきこもり居場所だより」は原則として松田武己個人の書き込みとしており、昨年秋以来、別に思うところがあって停滞しています。こういう事情からほとんど止まっている「ひきコミWEB版」を、文通用から意見交流ページに変えたのです。

投稿的なメールは〔投稿可〕としたうえで、原則として、名前(略称・ハンドルネームなど)、男女・ジェンダー、住所(都県・市区など)を属性としてつけてください。全部はなくてもいいのですが、読む人が理解しやすくなるはずです。

いろんなテーマで、身近な状況や意見をお寄せください。3月に『ひきこもり国語辞典』が発行された後は読者アンケートからも意見や状況を転載させてもらうつもりです。

ひきコミWEB版を大幅に改造し、新ひきコミWEB版にします 2021年1月1日

ひきこもりと周辺事情に関する当事者・家族・周辺の人たちによる体験発表と意見交換の場にします。
ひきコミWEB版 (futoko.info)

投稿はメール(info@futoko.info)でお送りください。 FAX(03-5875-3731)や 手紙(〒132-0035 東京都江戸川区平井3-10-4 不登校情報センター) も歓迎しますが、文書入力に時間を要すので遅くなります。

投稿文を原則としてそのまま掲載しますが、やむをえない時の例外として一部リライトします。 特定グループへのヘイトや個人攻撃は掲載できません。

投稿には次の属性を載せます。 名前(ペンネームなど)、性別・ジェンダー、年齢・年代、 住所(都道府県、東京都は区、政令都市名、海外は国名)。

時事通信の報告=『ひきこもり国語辞典』

詳しくは⇒https://bookpub.jiji.com/book/b556279.html

3月22日発売:年末に池上正樹さんと対談をし、追加することになりました。2月発行の予定が3月にづれました。時事通信出版局の熱を感じました。

定価1760円(税込み):2色刷になり高くなると思っていましたが予想以上になりました。

予約受付になっていますので、最寄りの書店に申し込んでください。

Amazon ( Amazon.co.jp : ひきこもり国語辞典 )でも予約受付を開始しました。

ひきこもり連載の意見交流(4)               

(05)ローマ教皇の日本への言葉 (Mtさん)

ローマ教皇フランシスコの日本への言葉を見つけました。

今年2月、女性ライターが書いた記事「ひきこもりが安楽死を望む…「命」を大切にできない日本の悲しき現実」の一部です。

「今の日本では人は社会にどれだけ貢献できるかによって評価され、障害とともに生きる人が排除され、時には彼らの生きる権利さえ尊重されていません。多くの人々が未来への希望を失ってしまい、誰も気にかけてくれないと感じながら孤立し、自らのいのちを奪うところにまで追い詰められています」

と言われたそうです。 海外から見た、ひきこもりを含む日本の様子を捉えた言葉を初めて知り、驚きました。 日本のおかしさを海外に理解してもらえると、たとえ影響力がなくても未来が明るく見えてきそうです。

● これを示す1つに新聞記事を見ました(ひきこもり周辺ニュースに所収)

(06)大阪市の母娘餓死事件―毎日新聞2020年12月19日付

*このケースがひきこもりと確定しているのではありません。

所持金13円、水道も止められ、冷蔵庫は空…母娘はなぜ餓死したのか

母娘が餓死しているのが見つかったマンション=大阪市港区で2020年12月17日午後3時5分、望月亮一撮影 財布に残っていたのは、わずか13円だった。 大阪市港区にあるマンションの一室で11日、腐敗した女性2人の遺体が見つかった。

いずれも餓死で、住んでいた母親(68)と娘(42)とみられる。 冷蔵庫は空っぽで、家の水道やガスは止められていた。 数カ月間誰にも気付かれることなく、都会の片隅でひっそりと亡くなった母娘。 何が2人を追いつめたのか。 体重30㌔、数カ月気付かれず 世界最大級の水族館「海遊館」などが集まる大阪湾のベイエリア・天保山。 そこからほど近い住宅街の分譲マンションで、母娘は暮らしていた。

大阪府警港署によると、11日午後、離れて暮らす母親の姉から「妹と連絡が取れない」と通報があった。 警察官らが室内に入ると、洋室と居間の床で2人の遺体が見つかった。 いずれも死後数カ月が経過し、腐敗が進んでいた。 解剖の結果、2人とも低栄養症で胃は空だった。母親とみられる女性の体重は約30キロしかなかった。

冷蔵庫には何も入っておらず、水道やガスは止められていた。 ある捜査関係者は「みそなどの調味料すら残っていなかった」と話す。 寒かったのか、娘は上着を着たまま倒れており、財布には現金が13円しか残っていなかったという。 母娘仲良く、近くの住民「上品な人」 近隣住民らによると、母親は1976年にマンションが建った当初から、一家で住んでいた。 結婚していったん家を出たが、娘を連れて実家に戻り、他の家族が亡くなった10年ほど前からは2人で暮らしていたという。

よく一緒に買い物に行くなど、母娘は仲が良さそうだった。 近所付き合いは少なかったが、母親は地域の班長を引き受けたことも。 頼みに行った近所の女性は「班長を敬遠する人も多いのに、『いいですよ』と快く引き受けてくれた。上品で、他人の悪口は絶対に言わない人だった」と振り返る。 1駅離れたスーパーまで歩くなど、健康にも気を付けている様子だった。

ひきこもり国語辞典について

ひきこもり国語辞典
松田武己(監修)と制作グループ
260ページ前後
推定定価1500円
2021年2月発行予定
〔お知らせ&お願い〕
時事通信出版局から発行します。手作り本に注文が来ていますが在庫はありません。
やむなく時事通信出版局の市販本を定価等は未定ながら推定定価1500円をお送りいただければ、
送料込みの入金と認め、出版後にお送りします。

『ひきこもり居場所だより』を発行しました

会報『ひきこもり居場所だより』11月号を作成・送付しました。
今月会報のエッセイ記事は、次の3本です。
Tくんのこと   松村淳子(助走の場・雲)
「愛」が難しい 松田武己(不登校情報センター)
『ひきこもり国語辞典』のまえがき 松田武己(不登校情報センター)
また2点の紹介
とおふじさおり『生い立ちに名はない』(絵物語)の紹介(別項)
心理相談室サウダージから送られてきた資料の同封

11月の親の会と相談会のお知らせです
両方とも場所は高田馬場の「助走の場・雲」。
新宿区下落合2丁目2-2 高田馬場住宅220号室 (高田馬場駅から6分ほど)。
◎ 大人のひきこもり相談会
不登校情報センターの11月の大人のひきこもり相談会を開きます。
日時は11月14日(土)午後2時~4時。参加費500円、当事者は無料です。
事前に連絡の上でご来室をお願いいたします。
03-58976-3730、open@futoko.info 松田まで
◎ セシオネット親の会
主に中学生・高校生年齢の不登校や中退に関する話し合いの場です。近況や世間話になりそうです。
日時は11月21日(土)午後2時~4時。参加費500円です。

とおふじさおり『生い立ちに名はない』
絵物語『生い立ちに名はない』の手作り冊子をつくりました。A5版64ページです。定価400円+税、送料140円です。
とおふじさおりさんは、環境保全分野のNPOで働きながら兼業イラストレーターで活動中です。

  • 手作り冊子『生い立ちに名はない』は30部作成で約1万円でした。
    材料費(用紙、カラー表紙、製本テープ)それにコピー印刷(1面3円)で合計5000円。
    作業費は1時間1000円ですが一緒に作成作業すれば早く、安くできます。
    今回は5時間なので5000円。材料費と合わせて合計1万円になりました。

絵物語『生い立ちに名はない』

とおふじさおりさん作の絵物語『生い立ちに名はない』の手作り冊子を作製しました。
子ども時代から感じてきた、生きづらさ、社会に居場所がない、そういうトラウマをひきづりながら生きているこれまでの人生を絵本にしたものです。
A5版、表紙を入れて68ページ、定価400円+税、送料140円⇒総計580円。
http://tofuji-saori-world.work/

ひきこもりと経済社会の関係に迫るも全然

熊野純彦『マルクス 資本論の哲学』(岩波新書) を先ほど読み終えました。
今年は特に経済学に関する本をいろいろ読んでしまいました。春ごろに読んだ『資本主義の終焉と歴史の危機』(水野和夫、集英社文庫)が最初です。この中にひきこもりを経済社会の推移のなかでチラッと説明されているのを見て、がぜん経済関係を読んでみようとなったわけです。とはいえ古本屋さんで安く本を手に入れるわけですから、読む本に系統性はありません。
『海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年』(塩野七生、新潮文庫)、『「公益」資本主義―英米型資本主義の終焉』(原丈人、文春新書)、『資本論 超入門』(小暮太一、日経ビジネス文庫)。『どアホノミクスの正体』(佐高信・浜矩子、講談社α新書)、『戦後世界経済史』(猪木武徳、中公新書)…もしかしたら他にもあったかもしれません。
内容はいろいろでそれぞれに学ぶ点はありますが、おおよそ読み散らす範囲を超えません。そのなかから『戦後世界経済史』について触れましょう。
ひきこもりを経済社会から説明する点では何も得られなかったはずです。ソ連型社会主義経済の崩壊が説明されているのがよかったと思います。政治状況ではなく経済構造からその体制の崩壊を語ったと思います。社会主義に市場原理を導入する必要性(いわば社会実験の場)を教えられた気がします。
もう一つは農業の集団化の失敗例もソ連型の例を挙げて説明されていました。これは中国でもそうでしょう。8月に日本が関わっていたモザンビクでの農業の集団化計画が事実上の停止になったというニュースがあります。
こういう経過から『マルクス 資本論の哲学』を読み、久しぶりに資本論にふれました。そしてその第3部「資本の総過程」をほとんど学んでいなかったとわかりました。正攻法でひきこもりと経済社会の関係を説明する方向にはほとんど進んでいませんが、経済社会の基礎構造をさらに理解しないと前に進めない気がしています。