「不登校・引きこもりの質問コーナー」ページを前面に表示

不登校情報センターのホームページ制作について一つの助言がありました。
不登校やひきこもりに関して相談を受け、アドバイスや紹介をしているけれどもそれがどこにどう掲載されているかわからない。
そこを知りたい人多いはずだからわかるようにしてはどうか、というものでした。

そこで改善に取り組んでみました。
2日目ですがやっと「不登校の質問」に関する質問や回答の部分をひと通り整理しました。
件数は86件ですが学校・進路関係、家族関係などにも分類されるので全体では100ページ以上です。
中学生関係がいちばん多く、次が高校生です。
回答者は私(松田武己)のほかに数人いて、木村茂司、赤沼侃史、伊藤‎英明の4人が中心です。

ホームページのこの部分を見直してみると、わかりやすいかどうかよりももっと大きな弱点がわかりました。
相談や質問に答えているページが1か所にまとまっていないなどの「わざわざ分かりにくくしているのではない」と思える構造なのです。
「ひきこもり」とか「パソコン・ゲーム」なども同じようにあちこちに質問や回答などが分散しています。
これらも徐々に手を着けてみやすくしなくてはならないと思ったところです。
不登校WikiFUTOKOの玄関ページにもさっそく表示しました(左上の肩のところ)。
全体の2割程度が整理できたところで、8割ぐらい進まないと実感できないかもしれません。

サイト掲載情報が8000ページを超えたところで…

不登校情報センターサイトの中心はWikiシステムで出来ていて「WikiFUTOKO」としています。
そのページ数が8000ページを超えました。
これを基礎ページとしてその上にカテゴリページというのができます。
江戸川区にある団体や施設を「江戸川区」というページをつくり、仲間入りさせます。
この江戸川区ページがカテゴリページです。
そしてカテゴリページ数が基礎ページ数よりも多くなりました。

なぜか。不登校情報センターを例にすれば、カテゴリに入るのは江戸川区だけではありません。
相談室も、親の会も、居場所もありそれぞれのカテゴリページに入ります。
平均的には1団体が3~4のカテゴリページに属します。
こうして不登校情報センターのWikiシステムで出来ている総ページ数はカテゴリページを加えて21000ページを超えました。

それで基礎の8000ページですが、5月20日に7500ページでしたので50日で500ページ増えました。
昨年から始めた新聞記事などを紹介する「ひきこもり周辺ニュース」が急激に増えたためです。
1年間で2500ページに達し、全体の30%近くを占めます。
このところページ数(情報量)を増やすよりも、集めた記事情報の分類の仕方に注意を向けています。
探しやすさや使い勝手を改善したいからです。
しかし、これという上手い策は見つかりません。気づいたことを少しずつ取り入れています。

不登校情報センターサイトには、Wikiシステム以外のページもあります。
ブログがそれです。
「イベント情報」(不登校・ひきこもり・発達障害のイベント情報)も特殊なつくりのブログです。
このページの情報もかなり増えました。
ただイベントの当日が過ぎれば情報蓄積の意味は薄れます。
有効なイベント告知情報は100件前後というところです。それでもかなりの情報量です。
かなり有名な二条淳也さんの「高齢ひきこもり」もブログです。
ずいぶん前に500件の書き込みになったと連絡を受けた記憶があります。

このほかにFacebookやツイッターも利用しています。
しかし、これは不登校情報センターサイトというよりは、利用させていただいているSNSです。
ドメインが違うからです。

巨大なサイトになり、改善したいところはいっぱいあります。
その前に処理べきこともあります。十分に手が回りません。
技術的なアドバイスも欲しいし、事務的に処理する応援も欲しいところです。
ひきこもり状態にあって外出はできる程度の人の協力を求めます。
パソコンができない人も使い方から始められます。
男女・年齢を問わず、参加者をお待ちしています。相談から来てください。

「親亡き後のひきこもりの生活戦略」ページ(仮称)

会報『ひきこもり周辺だより』に同封したアンケートに1人の当事者から要望が出されました。
親が高齢化しているのに伴う生活情報です。
親の看取り方、葬儀の手配、遺産相続、あるいは生活保護や障害者年金にどうかかわるのか…。
「ひきこもり理解と支援の促進」学習会における当事者の報告(2015年1月)にはこうあります。
<親が死んだ後のライフプラン。
持ち家の維持、相続税、固定資産税におびえている当事者がいます。
それから兄弟間のトラブル、遺産相続で裁判に発展しているケースもあります。
親の介護、生命保険信託など一般の人がこうむる問題がひきこもりにも降りかかってきています。
それが外出や社会参加のトリガーになりえますが、なかなか難しいと思います。
最後に住宅問題、低所得者向けの物件、単身男性入居可能なUR、親子で入居可能な老人ホーム、東京都など各自治体が提示するアパート・マンションの物件、空き家、公設宿泊所、公営の低家賃アパート、シェアハウス、緊急小口資金貸付、総合支援資金……働きもしないでそんなことばっかり調べてるんじゃないかと思われますが、制度や情報を知っているだけでもゆとりが違うので。>
そういう情報をこれまでは意図的に集めていません。
「親亡き後のひきこもりの生活戦略」ページ(仮称)をつくるのがいいのかもしれません。
取り組みの実例から集めるのがよさそうです。

*訪問型の理容・美容・鍼灸師、パソコン教師などを含む事業者の小さなページ「家庭教師・訪問活動」があります。
これ自体がまだ作りかけのものですが、それに類することから始めるしかなさそうです。
〔会報『ひきこもり周辺便り』に載せた紹介文を詳しくしました〕

各地の名産品をサイト内の該当地域で紹介します

ふるさと納税の返礼品が豪華とか何とかで、話題になっているニュースを見ました。
そこでフッと思いついたのは、これは全国各地の名産品の紹介になっているのではないか…と。
この情報を不登校情報センターのサイトにある、市町村名(および都道府県)を結びつけようと考えました。
全国の自治体の半分以上のページはすでにあります。
その市町村ページに、地域の名産品を紹介してみようと思い立ちました。

名産品の紹介は、アマゾンの商品紹介リンクを使うのがよさそうです。
アマゾンにどれくらいの名産品が商品として扱われているのかはわかりません。
さっそく調べてみましたが、よくわからいません。
実際に調べながら該当する商品があれば、サイトに掲載することに決めました。

パソコン初心者の私にはこの技術的なハードルは低くはありません。
似たような状態の数人を想定してテキスト(作成の手引き)をGさんにつくってもらいました。
初心者、というよりは超初心者向けの手引書です。
Gさんには手の込んだ細かな作業になったようです。
その手引きを見ながら、やってみました。
そして何とか成功しました。失敗もあります。
慣れていかないとエネルギーを使いますが、パソコン初心者でもできそうです。
数点を掲載したところで、掲載した名産品をならべ一覧表にしました。
これはこれでまたおもしろそうです。

「ひきこもり周辺ニュース」導入と工夫によりサイトは変容中

「ひきこもり周辺ニュース」のページがかなりのペースで増大しています。
5月19日で、Wikiの総記事数は7500件を超え、総ページ数も2万ページを超えました。
記事数は37日間で500ページ増え、大多数は「ひきこもり周辺ニュース」です。
問題は、この大量の記事を見やすく、活用しやすくする方法です。
記事を細かく分類していくと、逆にいろんなページをたどる手順が増えると思います。
そうでない方法はいくつかありますが、個々の記事を含む上位のカテゴリ(分類)を設定することです。
(1)その視点から、政府機関を設け、その下に各省庁別に関係する記事ニュースを入れました。
同じ視点で地方自治体を設けました。こちらは4分類になります。
東京都と特別区、道府県、政令市と行政区、市町村です。
これは地域を示すものではなく、その記事ニュースを主管するのが基本的に自治体である時です。

(2)その次の考えたことは、“究極的な状況”、特に社会的な究極状況です。
たとえば学習教室には無料塾を考えました。
医療においては、無料低額診療(社会的関係の究極)と身体(自然的関係の究極)です。
実際の記事ニュースをみると自然的関係の究極とは誕生と死なのかもしれませんが、もう少し様子をみます。
住まいでは、簡易宿泊所と孤独死を考えました。孤独死が自然的関係の死に該当するかもしれません。
簡易宿泊所は“貧困ビジネス”の方法として問題になっています。
衣食住を、人間存在の基本条件と考えると、衣食の“究極的な状況”も考えなくてはなりません。
しかし、“衣”に該当する記事は見当たらず、“食”は子ども食堂あたりになりそうです。
子どものことは、特別です。
生きる、成長する、学ぶ…いろいろの場面で“究極的な状況”を想定しますが、まだはっきりとつかめず、所在不明児をその候補の一つにしました。
“究極的な状況”による上位分類の視点はまだこれからです。

(3)もう一つ思い浮かべていることがあります。
不登校やひきこもりにいろいろな相談機関などが対応しています。
どのような状態に対応しているのかを整理した経過があります。
それは「対象者の症状・状態・訴え」というページができています。
このページの内容と結びつけることです。まだ何も着手はしていませんが。

明確なのことは、この作業を重ねていけば、不登校情報センターのサイトは大きく変容することです。
すでに件数の3割近くが「ひきこもり周辺ニュース」のページになりました。この1年間のことです。
10年以上かけて作り上げた巨大サイトにして1年間でこの変化です。
1年後にはこの変化はどこまで到達しているのか? 

『ひきこもり百景』の編集を思いつく

Facebook「不登校・ひきこもりサポート相談室」に書き込んだ相談例などをそこから取り除き、Wikiページに移し替える作業を始めました。

Facebookのこのサイトは、2014年後半に立ち上げたもので複数メンバーが関係しています。
私もいろいろなことを書いて相当の件数になりました。
20件ばかりの移行作業をしたところで、ふと気づきました。

これはこれであるまとまりがあるかも!?

『ひきこもり国語辞典』がワンフレーズから事態を説明するとすれば、こちらは全体としてもう少し叙事的(?)です。
『ひきこもり国語辞典』に採用していることばは300を超えますが、こちらは100件に届くか届かないかでしょう。
そうして浮かんだのが『ひきこもり百景』です。
相談を通して見た・聞いたひきこもりの状態象かもしれません。

それでFacebookからの移行をしながら、『ひきこもり百景』の編集作業を兼ねることにしました。
これなら目的も新たにできて愉快です。

5月5日の祝日はサイト制作の作業日でした

連休も終わりに近づきました。とはいっても私には連休は無縁のようで連日の「仕事」です。
不登校情報センターは火水金曜日が作業日であり、これは連休に関係なく続いてきました(通所者が休むのは自由なんですが…)。
昨日の5月5日・祝日こどもの日もその作業日です。
Gさんは、4月末から「適応指導教室」情報の更新に取り組んでいます。
このページは5年前に全国的な情報を整理したところです。
そのごいくつかの教室情報の更新はありましたが、今回は東京都から(新方針の下で)全体的に更新します。
Dさんは「ひきこもり周辺ニュース」の追加を中心に取り組んでいます。
先ほど調べたら1か月間で300件近くの情報が追加になっています。
この多くに関係するのがDさんです。
私は「ひきこもり周辺ニュース」の情報が大量になるのに比例して探しにくくなるので、分類方法の改善を考えています。
細かく分類するよりも、分類する視点を多くするのがよいと思っています。
「政府機関」と「地方自治体」が直接にかかわる事項をその視点から分類する方式を取り入れ、やり直しています。
Rさんは、「ひきこもり周辺ニュース」のなかで現存する団体の所在地や電話番号などを確認して追加しています。
大きなサイトになりましたので、1日の作業では全体のほんの一部しか関係しません。
年間を通して続けているので、あるときその変化が目に見えるのです。
明日5月7日はSくん主催の「ひきこもり大学in下町」です。今日はその準備もします。

サイト掲載の基礎情報が7000ページを超えました

不登校情報センターのサイトの中心部分はWikiシステムで作成しています。
そしてWikiシステムの基礎ページ数が本日7000ページを超えました。
Wikiシステムはページを構造化(大分類・中分類・小分類など)するために「カテゴリページ」ができますが、それらを含むWikiシステムのページは全体で2万ページを超えています。
さらにいくつかのブログページが6000ページ程度、HTMLぺージもあってかなり巨大なサイトになりました。
公式のサイト制作は2004年からで、不登校・ひきこもり・発達障害などへの支援情報から始まりました。
巨大なサイトになったことによる探しにくさが生まれ、より探しやすくするのは課題です。
また学校や相談室などの支援機関に変動もあり、これらもより正確に把握しサイト上の表示する課題もあります。
そういう課題を持ちながらも多数の人がアクセスし、活用していただけます。
情報を集め、掲載するのはひきこもり経験のある当事者です。
彼らのおかげで私もこのサイト制作にかかわれるようになり感謝しています。
ご利用いただく方からのご意見もお聞きしたいのですが、めったにそれに出会わないのがちょっと残念です。

詩集『狂詩曲・続編』の作品数が100を超える

中崎シホさんの詩集『狂詩曲・続編』の掲載作品数が100を超えました。
2011年5月から掲載を始めて来月で6年です。
はじめは月1作品以上のを投稿した時期もあり、72か月で101作品になります。
先夜11時ころ見ましたところ、本日のアクセスは14件、累計は4500件ほどでした。
アクセスは決して多くはありませんが、私にとっても、不登校情報エンターのサイトにとっても貴重なページです。
中崎シホさんとのつながりは投稿誌『ひきコミ』からです。
詩作を続けていることを知り、作品を詩集にしませんかと提案してできたのが、詩集『狂詩曲』です。
完成は2010年4月、25作品を載せた手づくり詩集です。
詩集完成後も続編として発表し続けているのが、ブログの形での詩集『狂詩曲・続編』です。
詩について語るべきものは私にはありません。
表現することが大事であること、何であれ続けることが大事であると思っていますので、その意味で私は高く評価しています。
その蓄積のうえにどんなことが生まれるのかはわかりません。それは天からのお土産としておきます。
あればうれしいですがなくてもいいし、あると期待しないで過ごせるほうが幸せというものです。

ブログの場合は以前の作品を目にするのが難しくなります。
そこで全作品を一覧に並べ、直でリンクしてみようと考えました。
まとめて時間が取れませんので徐々にその作業をすすめます。
http://www.futoko.info/zzblogk/

「ひきこもり周辺ニュース」立ち上げ1年の総評

「ひきこもり周辺ニュース」立ち上げから1年が過ぎました。

立ち上げたのは、メーリングリスト「子どもの貧困ネットワーク」に掲載される情報を生かすためです。
当初は「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」ページを作り、そこに関係記事を選び、分類し、保管する作業でした。
名称が長いので縮小して「ひきこもり周辺ニュース」に改めました。

その後、情報源を独自に広げました。一般新聞、広報紙、業界紙…ですが、業界紙のところは種類が複雑で、いまなお苦戦しています。

このひと月は「分類し」のところを整理しなおし、ようやく3層構造の分類方法が出来ました。
初めから分かっていればしなくてもいい作業も繰り返しました。
回り道をしたわけですが、この回り道は事態を理解する上では必要なことでした。ただ現在が最終型とも言い切れません。

「ひきこもり周辺ニュース」には、ページ数で1300~1400ページ、記事数にして1700件以上を掲載したはずです。
この部分も利用する視点から改善の余地はありそうです。

「ひきこもり周辺ニュース」の立上げは、サイト全体に影響しています。
他のページと連絡が少なかったものを結び付ける面も生まれています。

理由はわからず説明できませんが、私のブログ「引きこもり居場所だより」のアクセスはこの1年でおよそ2倍になりました。
昔書いた文章を「論文とエッセイ」に集めていますが、そのアクセスも確実に増えています。

まだまだ不十分なところもありますが、社会的な需要に少しは役立ってきているように感じています。