江戸川区社会保障推進協議会の相談会

江戸川区社会保障推進協議会が開く「暮らしの悩みごと なんでも相談会」に参加しました。
当初は、ひきこもりの居場所づくりの協力事業者を探すつもりでした。
考えてみると主旨が違うと気づき、協力者を探すつもりの参加に切り替えました。
相談コーナーには、医療、介護、住居、年金、教育、税金、法律、労働、生活、子育て…などがありそれぞれ相談担当者が座っています。
これらの相談員に「ひきこもり相談」をしている不登校情報センターと居場所づくりの協力事業者を探している主旨の案内書を渡します。
昨日急きょ作成したものです。相手によっては時間をとってもらい説明しました。
受付で不登校情報センターもこの協議会に参加したいと話すと、申し込んでもらえば協議して決めるとのことです。
このような相談会は毎年秋に開かれ、そこに「ひきこもり」をテーマとする相談コーナーを設けてもらうことが目標になります。
当初の目標とは違いましたが異業種(異分野)との協力が広がると思いました。

「1*3お悩み相談サービス」の手紙を受取ります

私の自宅は「生きづらわーほりプロジェクト」の「1*3お悩み相談サービス」の手紙受取先になっています。
自宅の住所を開示するのに躊躇していた(?)グループの話を聞いて受取場所を引き受けたわけです。
5月に近場に転居したのですが、前住所宛に「お悩み相談」の手紙が届き、郵便局に転居連絡をしていたので回ってきました。
これをプロジェクトのメンバーに手渡しています。
メールの時代ですが、手書き(またはワード入力)がしっくりくる人もいます。
これまで数通受け取りました。
このブログを見てそういう方法もあると思い紹介させていただきました。
送り先
〒132-0035 東京都江戸川区平井3-10-4
松田武己 方
生きづらわーほりプロジェクト
「1*3お悩み相談サービス」係
https://ikizura-wh.jimdo.com/

NABAのピアサポ祭り

NABA(摂食障害などの当事者グループ)主催のピアサポ祭り第14回が7月8日に予定されています
(会場は世田谷区民会館)。
毎年(毎回)協力団体として不登校情報センターの名前を入れさせていただいています。
今年もまたそうしました。
協力団体は100を超えるまでに広がり、ひきこもりに関係するグループもだいぶん増えました。
この集会で参加者に配布する協力団体の案内チラシを準備しました。
昨年も出したのですが、今年は大幅な内容変化がある案内チラシです。
協力団体の多くがいろいろな種類の「当事者の会・自助グループ」です。
私はそれらの会・グループをサイトに紹介する了解を得たいと思っています
(昨年までに42団体・グループから掲載の了解を得ました)。
◎ピアサポ祭り参加グループ http://ur0.link/KJob

会報『ひきこもり居場所だより』正月号に同封するもの多数

22日、江戸川区くらしごと相談室の方がきました。
昨年末に働き始めたTくんがここに相談していて年末の報告を兼ねて一緒に来たものです。
その際、「くらしごと相談室」の事業案内を持ってきたので、これを会報に同封することにしました。
これにより会報『ひきこもり周辺だより』正月号には次のチラシ等を同封します。

◎1月21日の「ひきこもりから<できそうな>仕事探し説明会」案内。
◎1月14日の「二条淳也さんの恋愛相談室」案内。
◎「1*3(いちさん)お悩み相談」案内。
◎2月4日のかつしか子ども・若者ネットワーク「スクールカウンセラーが語る子どもと学校、その未来」。
◎たぶんまだ名前のない「子ども食堂」の1月以降の予定。
◎それに「ひきこもり経験者・家族の現状調査」アンケートのお願い。
◎今回の「くらしごと相談室」の事業案内。
このようにずいぶんいろいろなものが集まりました。

会報は主に不登校・ひきこもり経験者と家族を対象に配っています。
同封したい案内物などがありましたら、お問い合わせください。内容によっては廉価ですが負担をお願いすることもあります。
同封することになりましたら、12月28日までに所定の枚数(様子を聞いてから枚数は決めます)を不登校情報センターに届けてください。
会報は毎月発行していますので、同封希望はこれからも受け付けます。

情報センターのサイトを広報・告知に活用してください

東海地域の学習教室のあるNPOから次の問い合わせがありました。
それに回答しましたが、首都圏内の団体も意識してここに紹介する回答は少し詳しくしました。

① 学校や団体の基本的な情報を載せたい。無料・有料かをお教え願います。
→原則無料です。基本的な情報にURLが入る場合はリンクになり、それは有料です。
URLを除く情報掲載は無料です。

② 定例会、講演会などイベント情報を載せたい。何かしらコラボができたらと思います。
→「不登校ひきこもり発達障害のイベント」というページがあります。そこに無料で掲載します。

③ 支援者として取り組み内容を載せたい。私どもも、支援者を探しております!
→「支援者を募集するページ」があります。そこに無料で掲載します。
ただし、あまり効果的な募集告知とはいえません。
有効にするにはどうすればいいのか名案があれば提案してください。

④ 体験者として本音の声を載せたい。現役生徒の声も載せてみたいです。
→「体験者・体験記」というページがあり、無料掲載します。
30人余りが体験記を載せていますが、不登校やひきこもりの体験が中心です。
現役生徒の場合はどんな声になるのでしょうか。
新しい方法がいるかもしれないので、実際の声を見てから考えます。

⑤ 広告や類するものを載せたい。学園案内をと思っております。
→広告関係は基本的に有料です。URLへのリンクも広告の一種です。
バナーをつくり、数ページにバナー広告を置く方法もあります。
料金は年間3千円から5万円まで幅があります。

⑥ サイト利用以外のことで協力してほしい。共同でイベントを主催したいです!
→これまでも共同企画で講演会などを開いたことがあります。共同企画の種類、
情報センターの協力の仕方などにより費用負担をお願いすることがあります。
費用負担は交通費、宣伝費などの実費に少額の企画費を合算したものです。

⑦ 支援者個人を紹介する、本を出したので紹介したい。
→支援者個人を紹介するのは「支援者・講師等プロフィール」ページに載せます。無料です。
→出版した本の紹介はAmazonの紹介リンクを使い(数ページに)掲載しています。無料です。

◎以上です。ほとんどが情報紹介用の所定用紙があります。サイト内にも掲載しダウンロードできます。
他にも新聞に掲載されたときは記事を掲載するページなど多数あります。
心理相談室などに固有の情報提供する場合はその特別のページもあります。
ほとんどが学校・教室、相談室からの提案を受けてできたページです。
これからも「こういうものを掲載する方法はないか」という形でご相談いただければ、新たな企画作成の参考にさせていただきます。

「ひきこもりから〈できそうな〉仕事探し」の説明会

11月に共同で「介護のしごと説明会」を開いたMCSと「ひきこもりから〈できそうな〉仕事探し」説明会企画を話しました。
介護以外の業種にも来てもらうこと、就労相談窓口から状況を話してもらうこと、会場を不登校情報センターにすること、1月の親の会の後(日曜日)にすること…などの大枠を決めました。
これをどう広報・告知が大事な課題です。実施案を紹介します。

「ひきこもりから〈できそうな〉仕事探し」の説明会(実施案)
ひきこもり傾向で仕事につくのに抵抗感がある、しかし働けるものなら働きたいという人を対象に〈できそうな〉仕事探しの場をつくります。
不登校情報センターから依頼して協力事業者に来ていただき、ひきこもりの当事者、家族への説明会をします。複数の職場や仕事の実際の様子を聞く説明会です。また仕事の様子、どんな人が働いているのか、などの質問に答えてもらい交流の場にします。
この説明交流会は今後も繰り返し、いろいろな事業者に来てもらいます。
その繰り返しの中で、〈できそうな仕事〉〈この人のところなら働けそう〉な感触をつかみ、現場見学&1日体験、見習い実習、アルバイト…などを経て仕事につく道を自分で探せる機会します。
事業者にはよりよい受け入れ態勢を考えながら、求人に結び付ける機会です。

日時:2018年1月21日午後3時~5時半
会場:不登校情報センター(江戸川区平井)
協賛事業者:3社を予定
一般参加者定員:15名
招待参加者:就労の相談機関の職員数名
参加費:当事者は無料、家族は1000円
実施内容:
・全体会(松田あいさつ、事業者の説明、相談機関の状況報告)
・事業者別に分かれての質問・説明交流会

「介護の仕事の説明会」案内を兼ねた会報11月号

会報『ひきこもり周辺だより』(第6号、11月1日発行)ができました。
今回のエッセイは「厳格な社会人父と家庭を守る母のもとで成長した女性」です。
女性に多くみられるひきこもり(男性とは違って見える)の理由を、これまでかかわった人の場合を想起しながらまとめました。
9月10日実施の「ひきこもり大学in下町」の参加者アンケートの一部も掲載しました。
日程は、大人のひきこもりを考える教室は11月12日。
セシオネット親の会は11月18日。
11月10日に「グループホーム介護の仕事の説明&見学会」を荒川区町屋で開きます。
これはメデイカル・ケア・サービスとの共催です。
1枚のチラシを作り会報とは別にします。
この案内があるので近接地域の相談者等に多数送ることにしました。
このチラシに同封する形で会報も多数つくりました。

18日午後に『居場所のチカラ』を増刷します

オンリーワン鈴木剛さんの自作本『居場所のチカラ』(A5版112ページ)を増刷することになりました。
9月18日(月曜日・祝日)午後1時から、不登校情報センターで。
お手伝い及び自作本の作り方を知りたい方を歓迎します。
歓迎すると言ってもなにも出ません。
実際に作業をしますので作り方をぬすんでいただければいいのです。
パソコンで版下をつくり、コピー機で印刷をする…だけですが、でも実際にやってみたことがないとできないものです。
それができる数少ないチャンスです。
誰でも歓迎、お待ちしています。

「1*3お悩み相談サービス」と協力します

「1*3お悩み相談サービス」(いちさんお悩み相談サービス)を始めようとしているTyさんと話しました。
「1*3お悩み相談サービス」というのは当事者が抱える悩みにひきこもり当事者が回答する取り組みです。
1人の悩みにメンバー3人がそれぞれ答えるのが名称の由来と理解しました。
情報センターの「質問&回答」コーナーも少しは似ている面はありますが、こちらはあまりパッとしない状況です。
別の発想と出会う感じがしました。
あまりパッとしないのはネット上にこれまでの相談と回答例を掲載して待つ形であり、それが弱点になっていると思うからです。
Tyさんとメンバーは、家族会などに参加して親を通してこの趣旨をひきこもり当事者に伝えるところからスタートします。
ネット掲載ではなく、紙を渡しながら趣旨を説明する方法です。
Tyさんは私よりもパソコン・ネットには通じているはずです。
それがこういう直接的な働きかけから始めるのに手堅さを感じました。
不登校情報センターは「1*3お悩み相談サービス」の悩みの手紙の受取先になります。
それをメンバーに転送します。
そのうち「質問&回答」コーナーと何かのつながりができるかもしれません。
情報センターが当事者の集まる場を始めてから「質問&回答」コーナーまでの情報センターのいろいろな経過を話す機会にもなりました。

進路相談会で不登校周辺の相談を受ける

「かつしか進路フェア2017」に参加し、相談コーナーに座りました。
数件の相談を受けましたが多くは親子そろってです。
数年前の相談内容とくらべるといくらかの変化を感じます。
(1)不登校が長期になっているのではなく、比較的短かいいわゆる“さみだれ登校”タイプが多いこと。
不登校を看板にしていない進路相談会では長期のひきこもりになっている不登校は相談に見えないのかもしれません。
不登校のきっかけが起立性調節障害などの体質によるという直接の理由がはっきりしている人もいました。
この場合も起立性調節障害という病気を治すことよりもそういう体質に沿った生活スタイルをめざすのがよいと答えました。
外傷など一時的なものは治療優先でいいと思いますが、体質や気質に関することは必ずしも“治す”ことが優先しません。
アレルギー体質のばあいも基本は同じです。
“治す”動きは長期に続く場合が多いのでそれに沿った生活スタイルをめざすことだと思います。

(2)数人が発達障害といわれるアスペルガー障害(自閉症スペクトラムという)やADHDであること。
これはすでにそのように診断されている人もいるしそうでない人もいます。
発達障害については、否定的に考えることではない。
優れていることもあれば、不便なこともある。
そういう自分を理解してどう対応するのかを経験から学び、自分なりの対応策を身に着ける方がいい。
こういうスタンスで答えました。
相談では「自分の発達障害のタイプ」を理解すること、教科書的な全般の理解ではなく、自分のタイプを知るのが大事だと改めて感じました。
浦河のベテルの家では統合失調症の人たちが自分で自分の病名・症状に名前を付けていると聞きました。
発達障害も同様にしていいと思います。
自分の発達障害の表われと教科書的な発達障害の表われは矛盾しません。
なぜなら発達障害は多様に表われ個人差が大きいからです。
むしろ大事なのは「自分に表れる発達障害の特徴」です。
発達障害を理解するというよりは、自分を理解することが大事で、それに沿った対応方法を経験的に身に着けるのがいいと考えるのです。
相談のなかでこの点を話しました。

(3)いじめに関係する不登校の相談もありました。
相談例は生徒を取り巻く周辺事情(家族関係、転校など)が絡んで複雑になっています。
それでも中学校でできそうなことはあるのですが、「確認できない」などと答えられ“逃げている”との印象を持っています。
このような場合の対処法を話しました。
以前に書いたことなのでここでは省きます。

(4)不登校が続いていることによる学習の遅れを心配する生徒(親)は、多くいます。
身体的な理由が少なければ、このような生徒への学習面での補充を考えてもいいのではないでしょうか。
あえて言えば「公的な個別学習サポート制」です。

今回の相談コーナーもカウンセラー、社会福祉協議会からも相談メンバーが座りました。
コーナーを設けて3年目ですが「通常の進路相談会にこのような相談コーナーを設けた成果が出てきた」との感想が出ました。