業界紙はやっと64紙を調べたところです

「ひきこもり周辺ニュース」を集めるために、業界紙も調べています。業界紙というのはそれぞれの業界の様子を報じるために業界団体などが作っている定期発行の新聞です。日刊もあれば週刊も月刊もありますし、不定期刊もあります。どれぐらい発行されているのかは知りませんが、4桁はあるはずです。
まるっきり関係がないような業界にも貴重な(不登校・ひきこもり・発達障害などの関する)記事があります。一般紙では扱われないトピック記事にお目にかかれます。編集スタンスにいい加減さはなく、各業界の発展を願う誠実さを感じます。
これを1紙ずつ調べていくという遠大な企画です。やっと64紙を調べたところです。少し要領もわかってきました。業界紙に特徴的なこともあります。

地方紙、自治体の広報紙、業界紙を調べるなかで、機関紙、地域新聞・タウン誌、夕刊紙というジャンルもわかりました。こんな無茶苦茶を手がけ始めたアホに協力する偉い方を募集中です。広げ過ぎた調査範囲をどこかで軌道修正する時期が来るはずですが、まだその見当は付きません。この調べ作業を聞くだけで時間がたりないとわかっていただけると思います。在宅でも、地方在住でもできます。よろしくお願いします。
イベント情報や自治体相談窓口情報は、この「ひきこもり周辺ニュース」記事集めの副産物なのです。

自治体広報紙の情報を生かす

自治体広報紙の情報からは、2種類の記事を転載します。
1つは、講演会などのイベントを「不登校・ひきこもり・発達障害」のイベントに載せています。
もう1つは自治体の通常業務ともいえる相談業務です。ひきこもり・ニートに関すること、不登校・発達障害・いじめに関する窓口やコーナーを紹介します。この情報は、主に市区町村役所に載せます。その意味で市区町村ページを有効活用することになります。
<これまでは、その市区町村内にある学校・相談室・支援団体の一覧を載せる役割のページでした>
市区町村数は全部で1900あまりです(東京都と政令指定都市の区を含む)。そのうち約1100市区町村ページは学校・相談室・支援団体を掲載するために既にあります。そのページに相談窓口情報を追加します。

業界新聞から地道な宝探しをする人を募集

業界紙を調べ「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」に取り入れたい記事を探しています。
レアものを探す粘りのいる作業で、宝物探しの雰囲気があります。たしかに“見つけた!”という発見感があります。「あなたにだけコッソリお教えします」と言いながら大っぴらに宣伝しているうさんくさいのとは違って、本物のコッソリ感があるかもしれません。
いくつか紹介しますと……。
障害者のアートの才能生かしたブランドをめざすファッション界の動き〔繊研新聞〕。
戸建住宅の地盤調査・補強工事会社が「小学校に出前授業、どろだんご通じ土の魅力伝える」〔住宅産業新聞〕。
富士フイルムが「睡眠とお肌同時にサポート」という話〔健康産業流通新聞〕。
業界紙から得られる情報は貴重です。大手新聞やテレビで宣伝されるものには目を向けない人も、意外と引き付けられそうです。
こういう地道な宝探しをする人を募集します。それが「ひきこもり周辺ニュース集めメンバー募集」の説明会です。関心のあるひきこもり経験のある人は参加してください。11月10日(木)午後1時から2時間程度です。
場所は不登校情報センター(JR総武線・平井駅、南口5分).
連絡はTEL:03-5875-3730、メール:open@futoko.info

(3)不登校情報センターのサイト制作の新方針(素案テキスト3)

不登校・引きこもりに対応する学校・支援団体・行政機関の情報紹介が、不登校情報センターのサイト制作の出発点でした。現在のサイトの総件数は18000件あり、芯になる学校・支援団体、行政機関の紹介は5000件です。
基本設計はネット・パソコン技術のない松田ではなく、主に引きこもりの経験者がつくりました。Wikiシステムの採用により、松田もこの制作に参加できるようになりました。1、2年前から各種の画像(学校案内パンフ、Google地図、Amazon本と商品、リンク先の学校・団体のバナー、地名に関係する記念切手)を取り入れてきました。
今年に入ってから周辺の動向を新聞ニュースなどから取り入れ始めました。「子どもの貧困」というメーリングリストがあり、新聞記事などを含めて多くの動きが報じられています。それを活用し始め、特に8月からは本格化しています。
この追加する情報群を「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」の名称にしています。これにより社会状況における引きこもり問題の相対的な位置が見えるようになりました。
そして周辺ニュースを加えることで、サイトの性格や様子は徐々に変化すると予測できます。変化は量的な面、内容の面(福祉関係が多くなる)、形式の面(団体の様子を全体で示すよりもニュースになる部分が記事になる)に表われます。
ある団体や行政機関の基本の紹介情報とニュース記事が同じページに重なるようになりました。これまでの紹介情報に新聞ニュースが加わることで、変化を反映するサイトになります。
これまでのサイトは、学校、相談室、親の会など不登校から発し、引きこもりや発達障害に広がってきました。そこから不登校や引きこもりの背景にある、虐待や貧困などの社会問題を吸収する様相を強めつつあります。
それらに関する社会の動き、市民団体の取り組み、公共機関では児童相談所、子ども家庭相談室などの福祉関係の情報が多くなります。
掲載する情報の件数も急速に、恒常的に増えていきます。これらの情報はこちらからの働きかけに比例するものではないからです。言葉を換えると自動的に送られてきます。サイト制作はそれを選択し受け入れ処理する形になります。年内には1000件になると予想します。

他方では縮小する部分があります。フリースクールや心理相談室(カウンセリング)の転換や廃業を反映する部分です。
サイトに掲載している学校や相談室などの支援団体の情報は定期的に更新依頼をしています。連絡してもある時から連絡ができなくなり、廃業や転業が少しずつわかってきます。
社会的な状況がこのような変化に反映します。“心理学ブーム”のときに数多くの心理相談室が生まれましたが、業として安定的に継続するのはそう多くはありません。日本人の文化的な背景としてなじみが少なく、まだ定着過程にあることが関係するでしょう。これらをより正確にサイトに反映させなくてはなりません。
これはサイト情報の信頼性を高めることにもなります。情報更新として取り組んできたことに、業種の転換や情報の消去という視点から対応することになります。
情報集め、情報の扱いの技術的な面はまだ模索中であり試行錯誤を繰り返しています。サイト全体を大きく変えていく時期にあたりますから、改めてサイト全体の構造設計を考える機会でもあります。
今回もできるだけ引きこもり当事者の参加を期待しています。当事者の参加によって、この面を確立したいのです。

〔ひきこもり・不登校の周辺ニュース〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…

しまね留学は山村留学の別バージョン

「しまね留学」という高校の国内留学を進めている情報を得ました。
島根県の公立全日制高校19校が参加しています(公立全日制の半数が参加)。多くは学生寮がありますが、寮制度のないところは、借上げのアパートや下宿紹介になります。“孫留学”として、この地域出身者の孫を留学生として迎えるアピールをしている学校もあります。
全国的な過疎化先進県(?)らしい取り組みのようです。
不登校情報センターのサイト閲覧者のなかで「山村留学」情報を探す人はかなり多いです。「しまね留学」は、その別バージョンと思えます。

「なくそう! 子どもの貧困 全国ネットワーク」への連絡

メーリングリスト「なくそう! 子どもの貧困 全国ネットワーク」に次の連絡をしました。

不登校情報センターの松田武己です。
このメーリングリストに寄せられる情報を二次使用しています。ことに上貞玲賜さんの生活保護ニュースクリップはページ作りの柱になりました。その2~3割は二次使用させていただいています。
不登校情報センターのサイト内に「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」ページをつくりました。Wikiシステムであり、ページ名は原則として固有名詞にしました。
3月ごろから作業を始めました。情報の選択、分類方法づくり、サイト内の保存方法など試行錯誤の途中です。
ある程度の様子がわかり8月になってからサイトの構造をつくりました。保存構造としてはまだ不十分ですが、容器はできました。整理を済ませたのが200件を超えましたので報告させていただきます。
不登校情報センターにもいろいろなことが寄せられます。メーリングリストにも送らせていただきます。(2016年8月31日)

〔ひきこもり・不登校の周辺ニュース〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…

かつしか進路フェアの相談コーナーに参加

「かつしか進路フェア2016」に参加しました(6日)。かつしか進路フェア実行委員会と葛飾区教育委員会の主催で、今年で6回目です(会場はテクノプラザかつしか)。
かつしか子ども・若者応援ネットワークが担当する「相談コーナー」の一員としての参加です。かつしかネットワークとしては昨年に続く担当で、昨年よりは様子もわかり、少し準備もできました。
一般の参加者は、昨年の2800人よりは少ないかもしれません。昨年の経験から参加者が混雑を避けようとしたとか、オリンピックの開会式と重なったとの観測が流れましたが、正式な参加者数は集計されておらず、発表は後日になるようです。参加した高校は97校、ほかに資料参加校が多数あったといいます(スペースの関係で限界かもしれません)。
かつしかネットワークの準備は、「相談コーナー」の案内が全参加者に配られたこと、相談コーナーの他の2つの部分(スクールソーシャルワーカーと学費に関する社会福祉協議会)との関係が明確になったこと、担当の相談受付件数が15件になったことなどです。午前中に区長もコーナーにきて説明を受けていました。私は、寮のある高校の案内パンフをもって行きました。かつしかネットワークに参加しているサポート校で学習塾の翼学院高等部の方に相談に参加してもらう形で、その取り組み内容を聞かせていただいたのも勉強になりました。
区の教育委員会とPTAや青少年委員会など教育関係の総力で取り組む強力なイベントです。行政機関が取り組むものとしてあまり見られない規模と内容です。秋には足立区内で別の進路相談会があります。今回を参考に不登校を中心とする相談をさらに工夫したいと思います。

山村留学の全国一覧表を作成

急に「山村留学」タイプの中学校を教えてほしいと言われました。東京近辺の数校が載っているリストをプリントして渡しました。
しかし、情報としてはその数倍はあるので惜しいです。
中学校と小学校のリスト、それは必ずしも不登校生を積極的に受け入れているとは限らないのですが、そのページをまとめてみました。
このリストにある学校を個別に当たっていけば状況はわかるだろうと思います。
〔中学校・小学校〕
http://www.futoko.info/…/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%…

出張型のパソコン指導員の情報集め

ゲームアプリのポケモンGOが一気に広がりました。引きこもっている人が動き出すきっかけになるのではないかという期待を語る人もいます。そういう実例もすでに報告があるようです。
ポケモンGOの登場でチャンス到来! 確かにそうですが、これですべて解決とはいかないでしょう。
さて何事も地味目の取り組みを続ける不登校情報センターは、また地味なサイトを追加しました。目立つことが成り立つには地味な作業が背後で支えなくては。そこまで深く読み込んでいるわけではありませんが…。
理容師、美容師、歯科医、メガネ店、パソコン指導・ヘルプデスク、家事サービス…などで出張型、訪問型のサービスを実施している事業者や個人の情報を集め、お知らせすることにしました。
出張でパソコン指導している先方からどういう意図によるものかを聞かれました。
「(引きこもりへの)支援になるとか、支援されるとか、そういう感覚なしでできることが、特に引きこもっている当事者にはいいんじゃないでしょうか」。
5月から少しずつ集め始めて、まだ全部で10件にもなりませんがうち4件はパソコン指導・ヘルプデスクです。さしあたり全部で100件を目標にします。

〔パソコン教師・ヘルプデスク〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…

発達障害の受け入れ校を探す方はこちらをご覧ください

23日の不登校・ひきこもり親の会に初めて参加された方の子どもさんは発達障害があるといいます。
ある通信制高校に籍を置いていますが、うまくいかないようです。それで受け入れ先の学校を探しています。その日私は法事のため欠席していたのですが、東京近辺にはそういう学校はいくつかあります。
それをいくつかコピーして担当の藤原さんから渡してもらうことにしました。
実は、まだ情報紹介していない学校もいくつかあります(直接に情報を送っていただいたものをサイト上で紹介しています)。お気づきの学校等からの情報提供をお待ちしています。