サポート校の生徒数は6年間に減少傾向と推測

8月10日のサポート校生徒数について問い合わせ、その返事(28日)に連絡がありました。

<先日は突然の質問にもかかわらず、丁寧な回答をいただきありがとうございます。
過去の答弁資料を見ていたところ、2012年8月より更新されておらず、(2018年ではなく2012年)。
この度、最新の数値に変更するということで質問させていただきました。
「全国で生徒数100を超える主なサポート校は300を超える。
(2018年8月10日現在、NPO法人不登校情報センター調べ)」
 ↓
 2012年の間違いでした
どういう経緯で、数値が出ていたのか不明ですが、考え方は理解しました。
お忙しいところ、時間を割いていただきありがとうございました。>

最後の「どういう経緯で、数値が出ていたのか」の点などを少し追加します。
その時点で確認したサポート校等の情報に基づく数値です。
その際、今の状況を見るうえで留意する点は、
①通信制高校サポート校には本校の学習センターも加わっていたはず(区別していない状況があり、それに沿った計算です)。
②6年の間にサポート校であったものが通信制高校になった場合があること(これにより通信制高校の生徒に占めるサポート校在籍生徒数は減少)。
③有力なサポート校が閉校・廃校になるなどして生徒数が減少していること。
これは高校生の生徒数全体が減少している反映です。
その中でも通信制高校の生徒数は減少が少ないこととは矛盾しません。
しかし、サポート校の数は増えていますが、規模は縮小し、生徒数全体は減少していると推測できます。

心理相談室の運営状況の問い合わせに3者から回答

30~40か所の心理相談室に運営状況や意見をお願いしました。
昨日までに3社(3名)からお返事をいただきました。
これまでは東京周辺の方にお願いしましたが、さらに広げてみます。
いただいた回答は、了解を得て(了解いただける範囲で)公表も考えています。
三者三様の意見ですが、重なる部分もあります。
相談室担当者による直接のもので貴重であり、おもしろいです。
今回は依頼文を紹介します。
該当する心理相談室、それに準じる相談室等からの回答を歓迎いたします。
その際、相談室等の名称、回答者のお名前、所在地、連絡先なども記載してください。

依頼文
心理カウンセリングをしている複数個所から「経営難」の声を受けています。
おそらく「経営難」はあちこちで起き、休業・廃業・転業も聞いています。
心理カウンセリングは事業として成り立ちにくいという声は前からありましたが、加速しているかもしれません。
そこで、心理カウンセリングを継続している相談室に状況をお聞きし、どんな困難があり、どういう対策を考えているのかをお聞きしたいと思います。
御社の概略的な状況を質問に答える形でお聞かせいただければと思います。
特に重要と思えることは比較的詳しくしていただければ…。

(1) 心理カウンセリングが軌道に乗りにくい原因について
□ 心理カウンセリングが乱立している

□ クライアントの持つ問題が心理カウンセリング的な方法では改善・解決できないくらい大きくて複雑

□ 日本の文化的な環境に心理カウンセリング的な方法はなじんでいない

□ その他の原因・背景

(2) 対応策として考えていること

□ カウンセリング的な方法の理解と普及(学習や養成的な取り組みをする)

□ 個人宅を含めて訪問カウンセリングを始める

□ 医療機関との協力関係をつくり、強める

□ 行政機関の取り組みに協力し、委託事業を増やす

□ 福祉分野・就労分野に活動を広げる

□ インターネット、SNSの活用を強化する

□ その他

不登校情報センターの連絡先
東京都江戸川区平井3丁目3-23-5―101(〒132-0035)
電話03-5875-3730
FAX03-5875-3731
メール:open@futoko.info
URL:http://www.futoko.info

情報センターのサイトを広報・告知に活用してください

東海地域の学習教室のあるNPOから次の問い合わせがありました。
それに回答しましたが、首都圏内の団体も意識してここに紹介する回答は少し詳しくしました。

① 学校や団体の基本的な情報を載せたい。無料・有料かをお教え願います。
→原則無料です。基本的な情報にURLが入る場合はリンクになり、それは有料です。
URLを除く情報掲載は無料です。

② 定例会、講演会などイベント情報を載せたい。何かしらコラボができたらと思います。
→「不登校ひきこもり発達障害のイベント」というページがあります。そこに無料で掲載します。

③ 支援者として取り組み内容を載せたい。私どもも、支援者を探しております!
→「支援者を募集するページ」があります。そこに無料で掲載します。
ただし、あまり効果的な募集告知とはいえません。
有効にするにはどうすればいいのか名案があれば提案してください。

④ 体験者として本音の声を載せたい。現役生徒の声も載せてみたいです。
→「体験者・体験記」というページがあり、無料掲載します。
30人余りが体験記を載せていますが、不登校やひきこもりの体験が中心です。
現役生徒の場合はどんな声になるのでしょうか。
新しい方法がいるかもしれないので、実際の声を見てから考えます。

⑤ 広告や類するものを載せたい。学園案内をと思っております。
→広告関係は基本的に有料です。URLへのリンクも広告の一種です。
バナーをつくり、数ページにバナー広告を置く方法もあります。
料金は年間3千円から5万円まで幅があります。

⑥ サイト利用以外のことで協力してほしい。共同でイベントを主催したいです!
→これまでも共同企画で講演会などを開いたことがあります。共同企画の種類、
情報センターの協力の仕方などにより費用負担をお願いすることがあります。
費用負担は交通費、宣伝費などの実費に少額の企画費を合算したものです。

⑦ 支援者個人を紹介する、本を出したので紹介したい。
→支援者個人を紹介するのは「支援者・講師等プロフィール」ページに載せます。無料です。
→出版した本の紹介はAmazonの紹介リンクを使い(数ページに)掲載しています。無料です。

◎以上です。ほとんどが情報紹介用の所定用紙があります。サイト内にも掲載しダウンロードできます。
他にも新聞に掲載されたときは記事を掲載するページなど多数あります。
心理相談室などに固有の情報提供する場合はその特別のページもあります。
ほとんどが学校・教室、相談室からの提案を受けてできたページです。
これからも「こういうものを掲載する方法はないか」という形でご相談いただければ、新たな企画作成の参考にさせていただきます。

生活の発見会・集談会へのアプローチを考える

少し前に東京東部地域に住む女性の相談を受けました。
一通り話をしたあとで親しく話し合える人がいる場を求めていると聞きました。
同じことは他からもよく聞くので、この8月からは「当事者の会・自助グループ」としてその充実にも取り組んでいるところです。
8月からの問い合わせ中は3領域のリストを元にしています。
その結果、サイトに紹介する了解を得たのは9月13日現在
「ピアサポ祭りの協力グループ」36、
神奈川県の「フリ・フリ・フェスタ」出展者5、
「摂食障害家族会一覧」から5です。
それ以前から不登校情報センター・サイトには300か所以上を紹介しています。
しかし何しろ全国です。分野や対象者など団体グループにそれぞれ個性があります。
誰かに勧めるにはどこが適しているのかはよくわかりません。
本人が行ってその場を体験してみるのが最後の決め手です。
サイトでは各団体を簡潔に紹介するがいいと思うのです。
この相談者は、デリケートかナーバスの周辺領域にいるとみて森田療法のグループを候補に考えました。
前にMkくんがこの会に関わり、勧めているのを聞いたことがあります。
あるいは認知行動療法の自助グループがあれば…。
森田療法には生活の発見会という集談会・懇談会があり、そこを訪ねてみてはどうかと話しました。
生活の発見会の本部は墨田区吾妻橋にあり、そこでも集談会をしています。
生活の発見会は全国各地で集談会・懇談会をしています。
これをこちらのサイトにも紹介をしたいと思います。
どう働きかけていくのか、何か手掛かりが得られればGood!

ピアサポ祭りに参加して

世田谷区で開かれたNABA主催の「ピアサポ祭り 13回目の巻」に参加しました(7月30日)。
前に参加したのは5年以上は前です。今回の参加で4回目のはずです。
先日この会の参加者に配る案内袋に「不登校情報センターの紹介」を入れる作業をしました。
参加する目標が前よりも明確であったように思います。
今回参加してわかったことは、波長の違い、文化的な違いは相変わらずですが、社会的な弱者の範疇として共通性を感じました。
たぶんこれは私の方の認識の変化(拡張)によるものと思います。
受付で配付されたNABA作成の「今回ご参加・ご協力いただく自助・ピアサポートグループ」は100以上になります。
ひきこもり系グループとのつながりが前よりも増えているでしょう。
ということはピアサポのグループとひきこもり系グループが前よりは接近しているといえるかもしれません。
紹介されている100以上の自助グループ等を、それぞれの了解を得ながら、不登校情報センターのサイトで紹介していくつもりです。

「外国の高校の日本校」について

「外国の高校の日本校」について問い合わせがありました。
それへの答えです。

「外国の高校の日本校」は1990年代以降に数校はあったのですが、最近は聞かなくなりました。
私も情報を集めてもいるのですが、「外国の高校の日本校」について10年以上はありません。
掲載情報からも消えてよく名前も思い出せなくなりましたが、―

埼玉県にあったのは、1年生は日本で、2年生はカナダで、3年生はまた日本で学ぶ形ではなかったかと思います。
新潟県にあったのは、全寮制で3年間をそこで学びます。これが典型的な「外国の高校の日本校」になります。
横浜市青葉区にある「のむぎ学園高等部」はアメリカのアパティナス高校日本校であり、ここは現在も活動しているはずです。
ここは調べてみる意味はあると思います。

アメリカ・ミシガンにあるクロンララ校は、「外国の高校の日本校」とは言えないかもしれませんが、日本にいて(たぶん在宅学習により)クロンララ校の卒業資格を得られたはずですが、最近の様子はわかりません。
もしかしたら高校教育には対応せずフリースクールかもしれません。
フリースクールは(州により事情が違いますが)公教育として認められています。
日本でも今後は公教育に認められていくはずです。

「外国の高校の日本校」を全体としてみると、日本においてはうまく定着しなかったと評価できるかもしれません。
1校でも定着すれば、それなりの意味を持つと思いますが、いまのところ私にはそういう確信は待てないところです。

調べてみて何かわかりましたら、教えていただくと助かります。その際、情報源も可能な範囲でお知らせください。

訪問美容の「うさぎ八」さんを紹介しました

訪問美容をする「うさぎ八」さんの紹介情報を掲載しました。
駒澤大学で開かれた「ひきこもり実践交流会」の場で出会った時に紹介したいとお願いしていたものです。
千葉県船橋市にお店があり、東京都内などにも訪問されます。
この手の訪問サービス型の職は昨年からサイト上に紹介し始めたばかりです。訪問美容師・理容師は3件目です。
ほかに訪問鍼灸治療が2件ありますが、紹介件数はまだまだです。
眼鏡屋さん、歯医者さんはまだありません(問い合わせや紹介を待っています)。
出張パソコン教師・ヘルプデスク職がいちばん多いのですが、それでもわずかに5件です。
こちらも問い合わせや紹介を待っています。

〔うさぎ八〕
http://www.futoko.info/…/%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%8E%E5%85%…

サポート校の生徒募集の参考情報を求められる

ある通信制高校サポート校の先生が訪ねてこられました。
生徒募集がうまく進まない、どうすればいいのかを考えたいので参考情報を聞きたい、という趣旨です。
話しは多岐にわたりましたが、そのうち一点についての感想です。
広報活動をネット上の情報にたより、それに左右されているのではないか。
ネット上の情報は非常に大きく広がるけれども、見聞きした人からの反応は驚くほど少ないことです。例えばYoutubeを見てください。閲覧する人は100万人いても、何らかの反応する人は1万人未満です。すなわち1%未満、ばあいによっては0.1%未満も珍しくはありません。ネット情報というのは大きく広がるけれどもとても薄い広がり方になるのです。
素通りが通常であって、立ち止まって見ることが少ないのです。1万人が見たといってもそれだけではあまり期待はできません。
立ち止まらせるには、もう一つ要素を加えないと広がりは薄いままで何らかの反応は期待できないのです。
もう一つの要素とは何か。いろいろですが、人が関わることに行き着くでしょう。そうするための材料として案内パンフや説明会、公開授業などの古典的な方法です。
実際世の多くのばあい、この古典的な方法にネットを加えた使い方をしていると思います。その逆ではないのです。少なくとも今現在はそのような状況になっているのではないでしょうか。
ネット上の情報を1万人見ていたものから2万人にするというよりも、1万人にもう一段の要素を提供するのがよかろうと思います。もう数年すればこれは変わるかもしれませんが…。
現在の状況を極論すれば、全国展開の広域性通信制高校が比較的堅調であり、小規模の単体のサポート校は苦戦となるでしょう。ただ広域性通信制高校には昨年、ウィッツ青山学園高校で表面化した危うさもあります。ネット情報を強力に広げることで地道なことを省略したのも一因でしょう。

「トピック記事」募集とサイト内ページの統合

「ひきこもり周辺ニュース」を立ち上げて、この5か月間に約900ページ(全体の約15%)が増えました。ペースが上がり1か月に200ページ以上増え続けています。分類して保存する方法をとっています。
この延長で2方向の発展が生まれました。
(1)すでに掲載されているページ群を統合する。
①、以前に活動記録として学校と相談室から実践記録をいただき掲載しています。これを「ひきこもり周辺ニュース」内に「相談と活動記録」をつくりまとめます。
②、サイト内に「不登校・ひきこもりの質問コーナー」があります。質問項目は全部で143件、回答者は私も含めて15名(当事者4名を含む)で回答数は225件ほど(未回答項目も数件あり)。これも「相談と活動記録」にまとめます。
③、「学校Q&A」というフリースクールを含む学校など90か所の紹介ページがあります。これも「ひきこもり周辺ニュース」にまとめます。
*これらのまとめ作業は仕様が決まれば単調ですが、かなりの量になります。

(2)「トピック記事」として募集します。
新聞記事をみると、特に学校や相談機関の個別の取り組みは、どこかの団体などにかたよっています。それを補うために学校・相談・支援の現場から直接に報告を呼びかけます。それが「トピック記事」の募集です。
教師の実践記録に限らず。生徒からの感想文もふくみます。相談・支援団体において支援者に限らず、利用者・相談する側の感想を送ってください。
*数か所にお願いを始めました。お願いの全文を紹介します。

〔「トピック記事」募集〕
http://www.futoko.info/…/%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%…

不登校支援の教室の紹介

滋賀県で不登校生など「子ども達の自信を育む取り組みを行っている教室」から、こちらのサイトに情報紹介を希望する連絡がありました。
不登校、引きこもり、発達障害などへの取り組みをしている学習塾、フリースクール、サポート校などからの情報提供を歓迎いたします。親の会や相談機関・心理相談室なども同様です。
所定の用紙があります。各種ありますので適合すると思えるものを選んでください。
該当する用紙がなければ、近似的なものに追加項目をつくり、空白項目もありとして内容を記入してください。
学習塾については、以下の順で用紙を探してください。
不登校情報センター>情報・広告の掲載>(1)学校・支援団体の紹介ページをつくりたい>学校・支援団体の情報紹介用紙>学習塾など
http://www.futoko.info/…/support_konin_juku_freeschool_enqu…
〔短縮形〕http://ur0.biz/ApDp
これに記入の上、FAX,メール、郵送などでお送りください。
お待ちしています。