投書・投稿で図書券か小遣いを

丸善ジュンク堂書店が発行している『書標』に投書したところ採用され、11月号に掲載されました。『書標』はDくんが以前から持ってきていたのですが、そこに自著を紹介するページがあるのを見て投書したのです。

20代のころ、集英社の『青春と読書』という書評誌に投書が採用されたことがあります。手持ちの本が多くなってどうしようか戸惑っている事情を書いたものです。
その後にも漢字検定で知られるPHP研究所(?)のコンクールに応募したところ入選しました。中学か高校生のころ、故郷の海を沖合の島に向かって泳いでいました。海底は深くなり、単純な青ではなく、色合いのある「碧」にきれいに変わる様子を、「碧」の字の説明にしたのです。
出版社で雑誌編集をしていたころ、取次店トーハンが発行する雑誌に原稿を頼まれて書いたこともあります。短い記事でしたが社内では好評でした。内容は忘れました。

投稿をしている方は少なからずいるでしょう。いろいろな雑誌・新聞などにも投稿・投書欄があります。自分のちょっとした経験やエピソードを書き取るといいようです。謝礼をもらえるものもありますがそれはおまけ。謝礼は図書券などですが換金できるときもあります。
書く対象は本に限らず、映画やネット上のモノへの感想などもあります。お勧めします。

屋根職人養成企業をみんなの就労センターに紹介

南富士(株)の担当者と一緒に江戸川区のみんなの就労センターに説明に行きました。建築会社の南富士(株)は5年前からひきこもり経験者を屋根職人に養成し、社員として採用しています。
3か月の研修期間の間に生活補助金として8万円が支給され、その後で社員になる仕組みです。これまで50人が参加し、25名が今も継続しているといいます。
東京と周辺に21カ所の営業所があります。研修は横浜になります。社員になれば希望を聞かれて所属営業所が決められます。養成研修は3か月ごとに募集されます(次は1月から)。希望者がいましたら松田まで連絡ください。⇒案内チラシあります。

みんなの就労センターは江戸川区の条例により6月に設立された一般社団法人で、準公共機関です。設立後6カ月に会員が約100名になりました。10名余りがひきこもり傾向であるといいます。100名のうち6割が江戸川区在住ですが、他は区外の在住です。江戸川区外の在住者もは会員になれます。
みんなの就労センターの申し込みの事業者は、清掃などの軽作業、介護、PC関係などまだ少ない感じがします。区役所内の仕事もあるようです。登録できる事業者も江戸川区・東京都内に限定されず、登録し社員募集ができます。

今回のことで、
(1)ひきこもり経験者を採用しようとする事業者をみんなの就労センターに紹介しようと考えます。可能ならば同行・同席したいと思います。
(2)江戸川区在住に限らず、ひきこもり経験者をみんなの就労センターに登録を勧めます。できるだけ一緒に同行・同席したいと思います。

『オンライン等カウンセリング』を紹介します

コロナ禍におきまして、1つの提案を受けました。
オンラインによるカウンセリングを進めているのでそれを伝えてほしいという時節にあった提案です。
Zoomによるだけではなく、skype、メール、電話を含めて対面方法以外のさまざまな手段を採用する心理相談室等を紹介する『オンライン等カウンセリング』ページを設定します。
掲載紹介を希望する心理相談室等からの申し出をお待ちします。締め切り期日はありません。
〇相談室名、所在地、自前HPのURL。
〇対面以外の相談方法:zoom,skype,他のSNS名,メールとアドレス、電話。
* メール・電話はカウンセリング用を書いてください。
* 申し込みは所定用紙かメールでお願いします。
* 対面以外の手段が書かれていないものは紹介できません。
1995年に設立した不登校情報センターは、ひきこもり、発達障害、不登校問題を中心に周辺分野のいろいろな対応機関の情報を集め、出版物やサイトにより情報提供してきました。
ひきこもりの当事者、家族、支援者、同業のカウンセラー、自治体関係者など毎日3000人以上がアクセスし、2万~2.2万のページビューがあります。
相当に役立てていただいていると思います。

◎ 10月9日現在、12件の申し込みがありました。10月末を第1次の受付としています。

「ひきこもりの社会的・歴史的な基盤」執筆について

会報7月1日号から「ひきこもりの社会的・歴史的な基盤」というものを書き始めています。8月号は、経済社会というあまりなじみのない(?)と感じる人も多かろうと思い、気がひけます。この部分がなければ、ひきこもりの社会的土台を抜いたまま事態を考えることになります。どうしても外すことができない部分です。
読みやすくといってもさほどいい方法はなく、私の個人的な事情を加えるという暴挙をしています。さらに言えば今回の会報には該当部分の原稿のおよそ半分しか掲載していません。残りの半分を含めてネット上に掲載しました。関心をもって読んでいただけるのは嬉しいことです。
9月号は「90年代からの就労条件の変化とひきこもりの発生」にすすみ、ようやく社会経済の状態とひきこもりを結び付けて考えるベースにたどり着いたところです。
この後には、家族の縮小と子育て・介護力の減少、 子ども世界の喪失と子ども時代の長期化 、学校と教育制度について、日本人の精神性の心身的条件、ハイパーセンスティブパーソン・アタッチメント障害・発達障害について、国民性の社会的な背景…などの下書きと準備原稿があります。もっと広がる可能性も感じています。一応の順番を考えつつ、その時点で可能な完成形を掲載していく予定です。
身勝手な空論ではなく、なるべく難しくならず、しかも現実離れしないようなものにしたいという課題を同時に果たさなくてはなりません。実力を超えたことに取り組んでいるわけです。そのために今回も含めてどこかの部分の下書きを送り、実情からする感想や意見をお願いする人もいます。この部分について実情報告したい、考え方をまとめてほしいという申し出も歓迎します

愛知県のなでしこの会

愛知県のひきこもり家族会の1つである「なでしこの会」が会報に『ひきこもり国語辞典』を紹介してくれました。
<ひきこもる人たちは、なかなか親に本音を話してくれません。この本の中には、ハッとさせられる言葉、キラキラと輝く言葉、せつなくなる言葉、ひきこもる人たちの「思い」がたくさん詰まっています>
として、9つの言葉が紹介されています。
会報にはコロナ禍にあり、総会が延期になったと報告されています。それでも愛知県内のいくつかの個所で開く例会の予定もあります。たぶんこれと似た状況は各地にあるのでしょう。

当事者の会・家族会の情報収集

4月に国語辞典が発売されて以降、その宣伝普及を兼ねて全国の関係団体などにそれぞれの活動内容の情報依頼を続けています。ほとんどがFAXによるもので、依頼先は3000か所を超えました。少しは本の販売につながっていると思います。
依頼の初めは公共機関への案内が中心でした。適応指導教室、保健所、家庭児童相談室、社会福祉協議会などです。おおよそ山場を越えたところで5月中旬から家族会・親の会、当事者の会への案内を始めました。これまでの公共機関とは反応が違います。発展や閉鎖など数年の変化が分かります。
その依頼といってもどこに送るのかの名簿の整理が大仕事です。これらは不登校情報センターのサイトに掲載していますが不揃いです。それを整えながら紹介するページの構造を変えていきます(それが名簿の整理)。不揃いであったものをいくぶんは整えました。十分にはできませんから継続する作業です。
依頼を進める内に各団体から返事もきます。それをサイトに上げながら変化を感じています。編集者としてこの情報集めを始めたのは30年も前のことです。以前には気づかなかったことが分かります。社会で失われてきた安全装置がこのような形で復活してきているのではないかという思いです。「弱さでつながる」ところから新しい社会の下地を準備している感じがします。
30年以上続く摂食障害グループに関わる医師からは「その患者さんや参加している人たちと付きあって感じることは、拒食・過食という行動で人生と闘っている」という言葉を聞きました。私と同じ気持ちでいる人がいて嬉しいです。
不登校の親同士の集まる会から始まった会が、その延長で就労支援の作業所を生みだしています。子どもも20代・30代になっているのでしょう。場を共有して安全基地をつくり協同して闘っているのです。
私の力では及ばないからそれぞれの場を紹介しようとして集め始めた当事者の会・親の会はそういう役割を持つようになった所がいくつもあります。
そういえばひきこもりとして相談に来た人が、今は支援者の側にいるのをしばしば目にします。先日の大人のひきこもり相談会に来たHさんはいま相談支援事業所のスタッフです。あちこちでこのタイプに出会います。
国語辞典の発行を終えた私は、その普及活動をしながら、次の目標に向かいます。ひきこもりにはそれを生み出す社会的な背景がある。それを明らかにすることです。それは個人的な性格や気質を超える社会的な背景事情を明らかにすることです。
やっとその全体像が見えてきたと思います。学校との関係、親・家族の関係、働く条件や人間関係、それらを心理療法や福祉的対応、どうすれば働けるようになるかの視点だけではなく、歴史的な背景から見ていくのです。この背景の全体に肯定的な要素があるのと分かれば「誰も悪くはない」の言葉も意味がはっきりします。