不登校・中退者のための進路相談会に参加する学校を募集開始

3月16日(日)第18回不登校・中退者のための進路相談会を開きます。
アミータ福祉教育学院、和泉自由学校、親と子の相談室soraとの共同企画であり、会場の杉並区社会教育センターを介して杉並区教育委員会との共催事業です。
この進路相談会に参加し、不登校・中退者と家族の進路相談・教育相談に協力いただける高校等に案内を送りました。
実際に参加していただける学校は会場スペースの関係で10校あまりです。それぞれの学校の都合もありますし、また当日参加はできないまでも学校案内書の提供に協力していただくためにかなり多数の学校に案内を送りました。

夕方になりまして早くも2校から参加の申し込みがありました。
学研のサポート校WILL学園(東京都新宿区)とインターパシフィックハイスクール・ジャパン(東京都武蔵野市)です。原則として参加校は先着順に認めています。関係者が見ていましたら案内をお送りします。ご連絡ください。

社会教育施設である公民館からの問い合わせへのお返事

「いわゆる「底辺校」を出てうまく就職できずにアルバイトなどでしのいでいる若者のような像を中心に、引きこもり気味の子から転職を考えている若者までを想定」する連続講座が成功するように期待しています。
現実は通信制高校の卒業生の45%ぐらいは無業者といわれています。アルバイトをする若者は私からすればかなり行動的・社会参加の程度が高いと判断できます。社会教育施設としては可能なところから始めるわけで応援します。
この分野で進んでいますのは、私の知る限りでは杉並区社会教育センターです。10年以上の活動の蓄積があります。「しゃべりば」という定例的な居場所を続けています。私どもが協力して「不登校・中退者のための進路相談会」は年2回ひらき17回を重ねています。引きこもり等をテーマに講演会も年1、2回開き始めました。これらを社会教育センターの事業として民間のNPOなどと協力して続けています。
さて問い合わせの連続講座の対象になる若者に広報・接触できる場は、「あるのではなくつくるもの」というのが、当事者からの問い合わせを含めて私が施設・団体にも答えることです。既にあるかもしれません。しかし施設として頼っていけるだけのところはないでしょう。つくり育てるのが効果的ですし、社会的な有益度ははるかに高いからです。公民館という施設はそれを実行する面では相当に有利な条件を持っています。
不登校情報センターができる広報・宣伝活動はそれに比べると限られます。サイト内に公民館の紹介ページを作ります。連続講座の案内をお送りいただければサイトのイベント情報に載せます。サイト内に紹介情報を載せている学校や支援団体に連続講座のお知らせをすることができます。該当者の個人名簿はありますが外部に持ち出すことは非常識ですし、活用するには(郵送料などの)お金がかかりますのでお勧めではないでしょう。
以上、ご検討ください。

藤原宏美さんが書きました『独身・無職者のリアル』の本を読んで問い合わせがあり、代行して私が返事をした内容です(問い合わせてこられた公民館の固有名詞は伏せています)。

愛知県での講演要綱を作成

1月20日、愛知県武豊町で「長期化する引きこもり支援活動」として講演することになっています。講演の要綱をまとめました。大きくは2部にわけ、前半は不登校情報センターの取り組みの経過、後半は当事者の状態と居場所の役割です。主催のなでしこ会に送ります。講演の当日までにさらに検討していくぶん違うことになるかもしれません。

〔Ⅰ〕不登校情報センターの就業の取り組みの経過

(1)ワークスペースの始まり
いまから10年ほど前に、通所していた当事者から不登校情報センターを働ける場にしてください、という声が聞こえるようになりました。当時、30歳前後の人の会という15人ぐらいのグループがあり月2回ほど話し合いをしていました。私はほとんど参加しなかったのですが、2年ほどすぎて話し合いだけでは行きづまりを感じたようです。
①当時は引きこもり経験者とはいえ10代から20代の人が多くて、30代以上の人は少数でした。それだけに「これから働けるようになるかどうか」の問題が切迫していたように思います。
②一般企業で働くには困難が多くて、その道は選べないと判断。何人かはアルバイトなどで働いた経験があり、そういう経験に基づく意見交流だけに状況判断は根拠があります。
③居場所が第2の引きこもりの場所になる、引きこもったままで社会参加をしたい、そういう意見も検討し、そのうえでの要請でした。
④こういう背景から出された要望でした。私は起業家ではありませんでしたが、何度かの話の中で「不登校情報センターを当事者にとっての収入になる取り組みを始める」方向を答えました。それが今日のワークスペースの始まりです。当事者の会という居場所を土台にワークスペースが生まれたのです。

(2)収入になる取り組みの広がりとサイト制作への集中
①実際に収入になる取り組みにしたのは、
*内職(ストラップの部品作りでしたがすぐに断念)、安くて、時間がかかりやってられない。
*ポスティング(ぱど=月2回と月刊新聞で2006年まで続いた)、1地区からはじめ4地区(3500部)まで広がった。参加者も多いときは15名を超えたがその後、参加者が減った。また新聞社は倒産した。
*DM発送作業(2011年まで年2回程度)、リーマンショックと3・11地震のあとに参加校が減り、収入が減り、自前の取り組みが難しくなった。しかし今年また企画して欲しいという要望がきている。
*テープ起こし(2004~06年)、できるのは1名。
*ヘルプデスク(2004~07年)、一時は多少あったが、いまは1名が細々と続けている。
参加者が安定しない(関心、出来ること)、基本的に収入が少ない、継続的なものに応えきれない、などの複合的な原因で途切れていきました。
②ホームページづくり
不登校情報センターの本来業務は学校や支援団体の情報提供⇒その方法が本からネットへの移行していきました(2004年)。
*作業チームづくり(2004年の数名)から体制づくり⇒NPO法人(2005年)にし、目標を「パソコンを収入源にする」。パソコンの獲得と整理(ほとんどが中古のもらい物)。
*収入項目の企画・設定⇒大きなサイトを構想し、項目別ページを企画し、ページがある程度できたところから掲載料、リンク料、広告料を導入、そのご掲載料を無料に。作業費の支払い基準づくり。
*作業チーム、最初は1、2名のできる人から始める。
2006年秋に作業参加可能者の会合(10名くらい参加したが継続した人はいない)。
4台のパソコンで週3回実施チームが動く(2007年春)。
Wikiシステムの導入(作業に参加できる人が10名程度に増える)。
サーバーの統合とアドセンスの導入(2011年)⇒ネット自体が収入になる仕組みを強める。
現在はノートを含めパソコン7台が“稼動”。
③パソコン関係以外(ベースキャンプとしての居場所)⇒〔Ⅱ〕につづく
*創作活動:2006年2月第1回、2011年5月第5回。創作品の販売はホンの少々。
*メンバー個人の対人サービス業中心の取り組み:2011年秋から始める。ヘルプデスク、メイク、居場所案内、手紙相談サポート、訪問サポート(トカネットへの参加)、体験発表企画、ブログの運営…。

(3)ワークスペースの到達点
①週4日のワークスペースが回転している(各自の作業を分担)。参加者は10名程度。他に作業に加わらない人が数名、センター内のイベントには参加する人も別にいる。
1人あたりの作業時間は月数時間から60時間で個人差が大きい。
②各人の収入レベルは数万円。ただし、情報センターとしての収入が追いつかず合計100万円程度の未払いが発生している。アドセンスはほぼ予定レベルに到達。これを倍加するのが今年の目標。
③在宅ワーク(出張オフィス)の開始(2013年から。成否はこれからの動向による)。

(Ⅱ)居場所⇒(観察・要望・企画)⇒ワークスペースの役割
(1)社会参加促進団体の3タイプ⇒学校型、福祉型、仕事起こし型(集団的なSOHO)のなかで活動スタイルを(集団的なSOHO)に位置づける(2005年)。
(2)3つの特徴点(作業が遅い、休み時間が多い、臨機応変と責任の回避⇒集中可能な時間に左右される:個人差は大きい)に見合う作業方法をつくる。
(3)パート労働の3つのパターン:バイト等の就業者の経験。
①3か月のフルタイムバイトと数か月の休職の繰り返し。
②週5日・1日2~3時間の短時間バイト。
③週2~3日のフルタイムバイト(2週で5日制もいる)。
*これを超えると心身状態がおかしくなることが少なくない。「無理をするな」(自分の体調を自分でよく知る、短時間バイトの繰り返しを通して自分を状態を知る)。
*集中力の限度(オーバードーズのTnさん⇒親に言ってもわからないので、体の状態で表わす)
(4)好きなことを仕事にする積極性
①仕事はできないが、趣味のネットゲームは休まない、釣りはいつでも元気、創作活動はしている…。
趣味などは精神的疲労感や不安が少なく継続できる。それを収入にする条件を探しつくる。
②個人事業的なものが適している。SOHOであるが個人単独ではできないので集団的で支援者が関わるワークスペースがあるとやりやすい。高い山に登るときのベースキャンプのような役割。
③コピー機、パソコン、宣伝、イベントなど事務、企画、広報と当事者間のつながりがバックボーンになりやすい。
(5)社会的・制度的支援を要する背景
引きこもり経験者の就労条件はいくつかの特殊条件があります。また個人差が大きく一人ひとりの状態に例外として対応する環境が求められます。
それでいて事業所としての経営が成り立たないと継続ができないものです。社会的・制度的な支援を要するのはこのためです。
①「引きこもり」認定制度、または「引きこもり支援事業所」の認定の導入。
②将来の住宅・生活条件を含む社会的な環境整備をめざす取り組み。

「イベント情報」サイトの改善

「イベント情報」サイトの動きが思うほどではありません。
このページ設定したのは次の目標です。支援団体等にとってイベントの成立は参加者がどれだけに集まるかにより決まることがあります。少なくともこの「イベント情報」に載っている、それにより何人かは参加すると推測できるレベルにしたいのです。多くのイベント情報があれば多くのアクセスが期待できます。そのためにアクセスと掲載イベントを増やしてきたところです。停滞はイベント情報掲載数とアクセス数に感じるのです。

最近は集まる情報が少ないと感じます。年度初めなのでイベントが少ないことを反映しています。しかしそれだけではないようです。
不登校や引きこもりへの一般の関心が減少しているかもしれません。その現象は貧困・失業・就職難・ホームレス・ニート・家族問題等との関係が増大し問題が埋没している、うつ症状・精神障害などとの境目の低下により意味が薄まっている…など社会情勢の大きな変動を映しているようです。

アクセスの件数は少なくないです。誰が見ているのかを考えると当事者や家族よりもイベントの主催者側の人のチェックによるのではないかと、これは考えすぎかもしれません。
また親の会や定例講座のような定期的な催し物の割合が多くなっているようにも感じます。
これらはほとんど推測の域を出なくて、どれだけ信憑性があるのかはわかりませんが。

いくらかの対策は講じたいところです。
心理・教育・医療・福祉・学術系の団体に情報提供を働きかけます。学校・支援団体が単独で開催するもの以外に、広く社会動向を知らなくてはならないでしょう。
親の会など定期的な会合を重ねているところからニュースをいただくことです。イベントの告知情報に加えて、結果報告、参加した人からの感想を受入れていくことです。情報の双方向化ともいえます。ねらいはイベント内容に情報面から入っていくことになりそうです。こうして状況を見ようと思っています。

「イベント情報」掲載は日時が必要

「イベント情報」ページは多数の人からのアクセスがあります。
集会型の取り組みをしている学校や団体に、告知の場として利用していただくように案内しています。
このページはカレンダー型になっていますので、日時が確定していないと載せる場所がありません。
たとえば「集会名・講師名」は確定したけれども場所が確定していない、したがって日程も決まっていない場合は載せられません。
また「随時相談受け付けます。複数の人が来ても同時に対応します」という案内をイベント情報に掲載依頼されることもあります。これはイベントではなく通常業務になります。学校の授業も通常業務です。卒業式は学校にとってのイベントですが学校外の人にとっては通常業務です。学校の文化祭のように一般参加者を受入れているときはイベントとして掲載できます。
「イベント情報」に掲載できるのは、日時、場所が決まっていて、そこに行けば担当者がいて、イベント名称に基づくことが行われることです。予約必要、予約不要は主催側の判断によります。

シンポジウム内容ーもう一つの質問

シンポジウムで聞いてみたいこと」に対するもう一つの質問を考えてみました。
「一つはシンポジウムの形式として、予定した質問に答えるよりもまずパネラーが話して、それに会場の人から質問を出してもらい答えていく方式がいいのではないかというもの」です。
この提案は昨年11月に行ったシンポジウムの方法です。
この方法をはじめに考えなかった理由は、2つあります。
(1)支援者が加わるとき、はじめに何かを発言してもらうとき、必ずしも当事者の発言方向とかみ合うとは思えないからです。
支援者の日ごろの実践の重点的なものを発表することになるからです。
特にパネラーに保健師を考えていたので、引きこもりへの対応が限られるはずでした。
業務上関知したことにならざるを得ません。
当事者の発言にかかわって発言していただけるのか見当がつかないのです。
(2)もう一つの理由は、当事者とはいえいろいろな状態の人がいます。
今年の3月に「不登校・中退者のための進路相談会」というのを開きました。
そこで不登校経験者4名(いずれも20代)に出ていただき、インタビュー形式で体験を語ってもらいました。
この質問に答える形ならば、自分の経験を十分に消化していない(話しなれない)人でも、話せることがわかりました。
今回のシンポジウムの形式を考えたのはこの2つの理由によります。

ただし、保健師さんの出席はできないことが確定しました。
代わってカウンセラーさんの出席をお願いしているところです。
それがどうなるのか、それによっては当事者中心のものになるかもしれません。

親の参加が多くなるはずですから、はじめの目標と少し違うことになります。
当事者以外では2名がパネラーに確定しています。
どう運営するのかの結論は、パネラーがどう確定するのかを待って決めようと思います。

なお、五十田猛「論文とエッセイ」2006年11月に「引きこもり経験者の仕事につく力」というのがあります。
これは28歳のSAMさんの体験発表と、参加した当事者たちの質問から意見交流したものです。
親からはこのような質問は出されないでしょう。
親に知ってほしい当事者のおかれた状態と抱えるテーマです。

不登校、引きこもり、発達障害のイベント情報ページ

昨日夜11時44分の記録です。「不登校・引きこもり・発達障害のイベント」の情報提供ブログのアクセス数が214件でした。
各地でこのテーマに関するいろいろな催し物が開かれています。主催する多くの団体は広報・告知に努力されています。このページはそれに役立つことをめざしています。
不登校、引きこもり、発達障害とその周辺事情の支援に関する取り組みを連絡ください。
周辺事情とは家族、学校、勉強や仕事にかかわることです。友達・人間関係、自己否定感、自傷や薬物依存…に関係することもあります。
講演会、研修会、シンポジウム、ワークショップ…など予定していましたらお知らせください。
来年度の生徒募集に不登校生、中退生を受け入れようと学校説明会、進路相談会を企画していましたら掲載してみませんか。親の会の定例会情報も載せています。

メール〔open@futoko.co.jp〕が望ましいですが、FAXもOK。電話は困ります。
催しの名称、日時、会場(住所がわかるとGoogle地図を掲載)、内容とプログラム、参加対象者、参加費、主催者と連絡先などを掲載いたします。
情報収集、掲載のしかたなど、利用しやすくする工夫も考え中です。掲載作業が困難になるほど多数の情報が寄せられれば、それを緩和するオープンなページに進んでいけるでしょう。1日214件は本当に役立つ紹介ページの入り口付近にたどり着いたところです。

訪問サポートを受けた秀行さんが発表

11月6日の訪問サポート活動説明会での発表者が決まりつつあります。
10年以上の中学生時代から訪問を受け、あるときは一緒に外出し、あるサポーターとは一緒に派遣のバイトに行き、今はコンビニでバイトをしている小林秀行さんが体験発表をすることになりました。
訪問サポート活動をしている人にも活動報告をしてもらう準備をしています。

「仕事づくり」体験発表は無事終了

今日の「引きこもりから抜けだす仕事づくり」体験発表会は無事終わりました。
“30人以上、40人までの参加”の予測どおりで、40人になりました。
会場を貸していただきました代々木高校さんにはいろいろ気を使ってよくしていただきました。とても感謝しています。
会の終了後、残った資料などを荷造りしたのでデータ的なことは資料が到着した後にします。手元に取っておいたアンケートには、具体的なことが書かれています。これからの方向や改善点も出てきます。
次の集会イベントは11月6日の「訪問サポート体験発表会」です。
明日は、不登校情報センターの通所メンバーたちと柴又の帝釈天に行くことになっています。今日に続いて晴れ模様のようです。

「仕事づくり」体験発表会の事務的準備

10月16日「仕事づくり」体験発表会の事務的準備が続いています。
参加者名簿(一覧表でなく、一人ひとり申し込み用紙に書きます)、アンケート用紙、相談用紙などを作りました。
当日の資料は段ボール箱にいれて、会場の代々木高校に送りました。
会場設営、受付担当などを決めますが、少ない人数のなかで開始直前に到着になる人もいてなかなか大変です。会場の案内掲示、相談者の表札、マジックペン・サインペン・ボールペンなど…。
なお、集会用に作成しました冊子は、集会後に必要な方にお渡しいたします。A4版16ページです。受取人払いの宅配便(300円ぐらいしそうです)か、100円切手同封で申し込んでください。