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八重田ファーム

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所在地 三重県松阪市
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広がる「農」×「福」 障害者が農業担う
農業分野に障害者が就労する「農福連携」が注目を集めている。
障害者にとっては働く場所が拡大。
高齢化や後継者不足に悩む農家にとっては、担い手の確保ができるうえ、生産性の向上にもつながるなど双方にメリットがある。
自治体も積極的に後押しを始めており、7月には都道府県によるネットワークが発足し、地域の課題を解決する新たな政策の柱になりそうだ。
9月下旬、三重県松阪市郊外の農業ハウスでイチゴの苗付け作業が始まった。
作業を担うのは、社会福祉法人「まつさか福祉会」の障害者福祉事業所「八重田ファーム」に通う障害者たちだ。
苗を運ぶ人、植え付ける人、水やりを補助する人と役割をそれぞれ分担しながら作業を進めていく。
同ファームは10年前にイチゴ栽培を始めた。
引退した周辺の農家から借り受け、現在ハウスは11棟まで拡大。
ゴマやニンニクなども生産して売上高は10年前に比べ倍増し、いまや福祉施設というより地域農業の中心的な存在に成長した。
比較的重い障害を持つ人を中心に10~60代の16人の知的障害者が携わる。
「働くことで自信がついて、皆の表情も変わってきた」とファームの前田佳孝所長はいう。
多い人で月額3万円の賃金が支払われ、年金と賃金で月10万円を確保するのが目標だ。
NPO法人日本セルプセンターによると、障害者就労施設は従来、食品製造や工場の下請け軽作業といった仕事が中心だったが、今や3分の1が農業活動に取り組んでいる。
一方、農業法人が障害者を雇用するケースも増えてきた。
「見学者は年間で700~800人。3年前の倍ほどになっている」。
〔◆平成29(2017)年10月9日 日本経済新聞 電子版〕

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