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学校再開

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学校再開

学校再開「でも行きたくない…」そんな子どもに寄り添うための、あかはな先生によるチェックリスト
集英社ハピプラニュース 7月に入り、都内の新規感染者数の数字に怯えながら、日常を送っております。
学校もほぼ通常の時定に戻り、気づけばもう夏休みが目の前。
今年は概ね、都内で過ごすことになりそうですが、そんな中でも夏休みの楽しい過ごし方を探さないと…。
それにしても、あのステイホームな日々が幻の様に思えてくるのは私だけでしょうか。
本当に大変でしたが、考えさせられる日々でした。
家族を、自分を、生き方を省みる、非常に大切な時間だったと思います。
それを無駄にはしたくない…と思いつつ、変われた部分とそうでない部分が半々。
そこで改めて、「自粛期間中に考えていたことを振り返ってみよう」と、あるウェビナーのことを思い返しました。
院内学級の教えが、休校明けの子ども達に通じる
緊急事態宣言が解除される間際の1週間、日常が戻る前に「仕事、家族、そして自分…。これからどうする?」というテーマで改めて見つめ直す、
その名も「My Revolution2020~これからの「仕事」「家族」「自分」を描く7日間~」。
アドラー心理学を取り入れた子育て支援 代表取締役の熊野英一さんと、子育てサイト「パパコミ」編集長の杉山錠士さんがナビゲートし、多彩なスペシャリストとの対談が開催されました。
ドラマのモチーフにもなった、あかはな先生が登場
中でも5日目、教育について語られた副島賢和(そえじま まさかず)先生がとても感動的でした。
もともと公立の小学校教諭として25年勤務され、終わりの8年間を、病院に長期で入院している子どもたちが受ける院内学級の教員をされています。
NHKの「プロフェッショナル」にも出演され、10年ほど前は大泉洋さん主演のドラマ「赤鼻のセンセイ」のモチーフになったことでも有名ですね。
恥ずかしながら、今まで院内学級という存在を知りませんでした。全国で200学級ぐらいあり、病弱・身体虚弱特別支援学級の中に属しているそうです。
入院せざるを得なくなった子ども達にとっては、学校に通えない状況が続いている…ということは、副島先生は今の状況を誰よりも理解しているのでは?
学校に急に行けなくなり、また再開する場合に、子どもたちはどういう心理状況になるのか。
もし子どもが「学校に行きたくない」と言い出したら、大人としてどう関わっていけば良いのか、教えていただきました。

副島賢和さん●昭和大学附属病院内学級担当。学校心理士スーパーバイザー。東京都の公立小学校教諭として25年間勤務。
99年より東京学芸大学大学院にて心理学を学び、2006年から2014年3月まで品川区立清水台小学校教諭・昭和大学病院内「さいかち学級」の担任を務める。14年より現職。
著書『あかはなそえじ先生の ひとりじゃないよ:ぼくが院内学級の教師として学んだこと』(学研教育みらい)、共著『ポスト・コロナショックの学校で教師が考えておきたいこと 』(東洋館出版社)など。

これからの学校、教育現場の苦悩とは… 教育現場では、“揺れ戻し”が働く
まず、長年、教員をされている副島先生から見て、今のコロナ後の教育現場をどう見ているのでしょうか。
副島賢和先生(以下、敬称略)●今回も、元の学校の状態に戻そうという力が一気に働くと思います。
“元に戻る”という事は、人間にとって安心なので、通常の心理です。ゆとり教育の時も、総合学習の時も、震災後の時も、そうでした。
いつも学校の先生達は「生きる力」「学力とは」をずっと議論をしてきたはずなのですが、それでも結局は「日本の学力=学んだ結果」になっています。
本来ならば「学ぶ力・学んでいく力・学ぼうとする力」も「学力」のはずなのですが、それでは評価しにくいから、結果を評価をしているのです。
でも、それだけじゃないよね、って。
日本の学校教育がなかなか変わらないのは、こう言った心理的な要因と、システム的な要因があったとは。
テスト結果や偏差値で評価する学力、ここから逸脱できない理由がここにあるのですね。実際に子ども達の反応は?
副島●今回、学校が長期休校になった時「何したらいいの?ひま~!」と、自分が何をしたいかがわからない子どもが多かったのです。
本来、子どもたちは自分たちの時間ができることで、ワクワクするはずなのに…。
本来の学びであったワクワク、ドキドキを学校や先生たちが奪ってきてしまったのかと、すごく反省しました。
茂木健一郎さんが「学校に依存しなくていい力をつけるのが、学校の仕事だ」と言っていましたが、まさにその通りなのですが、結果的に備わっていなかった。私自身が反省しています。
再登校が始まって、実際起きたこと=時数合わせ
「子ども達に自分でワクワクドキドキする力、そして自分で追求する力をつけて欲しい」と、先生達は改めて教育について思いを馳せながら休校期間を過ごしていたと思います。
いざ始まってみるとどうだったのでしょうか…?

副島●再登校が始まる上で、一番の話題になったのは、残念ながら“時数”のことでした。
しかし、教育が法律の中にある以上、教員はそれをやらないといけない、そこに先生たちのジレンマがあるのです。
夏休みが削られたり、一日7時間という声が聞こえてきたり、「それじゃ、子どもたち辛いよ!」って思いながらも「その中でできるだけ楽しく教えたい」と、必死に考えるのが現場の先生たちですから。
もう、法律的なところを変えていかないといけないのです。
なるほど。公教育は学校教育法という法律で定められている以上、先生たち現場の状況で「NO」と言えないのですね…。
先生達も子ども達の状況を知りながら、この法律との中で板挟み状態になっているのなら、これはもう是非、学校教育法の部分で柔軟に対応して欲しいです。
病弱教育の考え方を使って柔軟に対応すれば…
法律で時数が決まっている、そこはもうシステムの問題としか言いようがありません。
そういう中、副島先生だったらどう対処されるのでしょうか。
副島●病弱教育の教育課程の中に『準ずる教育』という考え方があります。
子どもの状況に合わせて教育内容や教科を精査することができるのです。
今回の場合、コロナウィルスによって子ども達全員が当事者なのですから、この「準ずる教育」を上手く使えば、先生たちのアイデアも生かせるし、子ども達も負担がへるはずです。
そのような工夫を臨機応変に検討してもらいたいです。
学校が再開して、喜んでいる子どもばかりではない 学校に復帰する前に、子どもの状態をチェック
3ヶ月の休校からあけて、全員が両手離しに喜んでいる訳ではありません。
これまでと違った生活や、これまでの流れから様々な不安を抱え、気持ちがついていけない子ども達もいます。
副島●院内学級で学んだ子どもたちが、退院する時に学校にスムースに戻れるためのチェックリストを作っています。
ぜひ、こちらを参考にしてみてください。大人の職場復帰にも使える内容ですよ。
1 もともとの居場所が学校にはありましたか
2 休みの間に学校とのつながりを持つことができていましたか
3 復帰する上で、不安を解消できていますか
4 学校に復帰したときの見通しを本人が持てていますか
5 学校に相談できる場所や人がいますか
6 学校以外に、エネルギーチャージできる場所(サードプレイス)がありますか
7 「学校に行かなかったけど、こんなことができた」という経験がありますか
8 本人に力(SOSを出せる、質問にできる、じっと耐えられる…など)が備わっていますか
9 受けいれる側(学校・先生・お友達、クラス)が成長できていますか
10 学校の体制として受け入れ体制が整っていますか
これはリストとして頂かなければ、考えもしなかった細かな視点です。
もし、今、行けずに辛い思いをしているお子さんがいたら、これらを一つずつ解消できれば、また少し前に進めるかもしれません。
副島●あと、今回の難しい所は学年をまたいでいること。
持ち上がりだと安心のですが、新しい担任の先生になっているところは前の学年の先生や専科の先生など、その子のことを知っている人たちにもぜひ助けてもらいたいです。
もともと不登校だった場合は…どうすれば?
以前から、集団生活に違和感を感じていたり、そもそも不登校だった子ども達は、再開…!と言ってもなかなか動き出すことは難しいと思います。
そう言う場合は、大人はどう寄り添ったらいいのでしょうか。
副島●その子自身が「安全な場所だ」って心底から思えるにはどうしたらいいかを考え、まずは感情をきちんと受け取ることです。
感情ってポジティブとネガティブに分けられがちですが、本当は一つのもので、良し悪しなんてないのです。
ただ、その感情も受容はするけど、許容はしない。
「自分の思いを受け止めてくれた」となると、「しょうがないなぁー」って言いながら動き出しますよ。
副島●あと、子どもが「やりたくないっ」て言った時は、「やりたくないって気持ちを聞いてよ!」ということ。
「やだ、やらない!」って言った時は、何か引っかかっていることがあるので、そこを取り除かないとやりません。
そこは子どもの表現を聞く時に役立つと思います。
わがままになった or 甘えてきた場合は?
学校が急に再開し、マスクを着用しながら常に手洗い、常にソーシャルディスタンスをとった学校での過ごし方など、実年齢以上のことを求められています。
そんな中、帰ってきて家でわがままを言い出したり、急に甘えてきたり…そんな時は?
副島●今は子ども達みんなが、非常に頑張り、我慢している状態だと思います。
そんな中、子どもは傷つくと回復するために年齢下げる傾向(心理学的には”退行”と言われています)があります。
もし、目の前にいる子どもが実年齢より幼く見えたら、その年齢に合わせた接し方をすることが大事。しんどい時はぎゅっと甘えさせてあげて。
甘えて頼って来ますが、充電できたら急にスッと離れて行きますから、その時はそのまま離れて、見守ってあげてください。
ウィズコロナ時代の家族・学校・社会のあり方 つらい時に「助けて」「手伝って」と言える力を
一方で、自分が辛い時や大変な時に、誰かに助けを求める援助希求(助けて、手伝って欲しいと言うスキル)自体も、子どもにとっても大人にとっても難しいことです。
副島:そうなのです。「助けて」と言えない子もいるし、「人を頼ってしまう自分はダメな子だ」と思ってしまう子もいます。
だから子どもたちが「助けて」と言うための練習を、小さな頃からしておくことが大切です。
あと、大人が助けを求める姿を見せ、失敗する姿も見せること。
「これどうやるの?」と子どもに尋ね、子どもに助けてもらう。
そうすることで子どもは誰かを助けてあげられ、嬉しかった経験をさせてあげることができるので、双方に大切ですね。 自分の弱さを見せられ、支え合える社会に
これからの時代を生き抜くために、先生から最後にメッセージを。
副島:とにかく子どもたちには「ひとりじゃないよ」と伝えたい。そう思えた人は「ひとりでもだいじょうぶ」って思えますから。
そして、あるがままの自分を認めることができた人が、周りにその気持ちを少しずつおすそ分けしていく。
そして、みんながそれぞれ自分の弱さを出して、支え合って生きていく。そんな優しい世の中を作れたらいいなと思っています。
さすがあかはな先生、眼差しがとっても優しく、金言ばかりが飛び出してきて…、もう最後はもう胸がいっぱいになり涙が止まりませんでした。
目の前にいる子どもが「学校行きたくない」と言い出すと、「どうして?何が嫌なの?」「学校で誰かと何かあった?」と無理やり原因を明確にしてしまいそうですが、あのチェック項目を見ていると、そう単純なものでもなさそうです。
もし今後、子どもたちが「行きたくない」そう意思表示した時には、一緒に立ち止まって、一つ一つ、ゆっくり考えることができそうです。
その一方で、これまで病弱教育という、教育のマイノリティな状況下で学んでいた子どもたちがいて、休校時と同じような状況に置かれていたなんて…。
自分が無知だったが故に、先生の言葉が深く胸に突き刺さりました。
院内学級だけでなく、不登校や貧困など、子どもたちみんなが教育の機会に取り残されることなく、学べる社会を支えていくのが大人の使命だと思いました。
まだまだ続くコロナ禍において、みんな不安を抱えながら頑張って模索しています。支えてくれている先生にも支える人が必要です。
大人も子どもも分け隔てなくありのままの自分を認め、みんなで少しずつ想像力を働かせ、隣にいる人に優しさで繋いでいく。
そんな社会になれば、今はまだ幼い子どもたちですが、大人になった時に大きく躍動できるのではないでしょうか。
まずは身の回りの家庭から、そして地域へと、実践して行きたいと思いました。
今回のウェビナーが一冊の本にまとまって出版予定です。
『自分革命~これからの人生を7日間で描く(仮題)』
編著:熊野英一・杉山錠士
発売日:11月25日予定 発行:小学館クリエイティブ
Writer Profile 飯田りえ/ライター
1978年、兵庫県生まれ。女性誌&MOOK編集者を経て上京後、フリーランスに。雑誌・WEBなどで子育てや教育、食や旅などのテーマを中心に編執筆を手がける。
「幼少期はとことん家族で遊ぶ!」を信条に、夫とボーイズ2人とアクティブに過ごす日々。
〔2020年8/6(

学校再開…いじめ多発の懸念も 専門家に聞く、子どもに必要なケア
新型コロナウイルスの沈静化を受けて全国の学校が再開された。
長い“巣ごもり生活”から解放された子どもたちは、ようやく新学期のスタートを切ることになったが、いつもと異なる学校の風景に戸惑いも見せる。
感染予防の「3密」対策と学習の遅れを取り戻すことに追われがちな現場では、子どもの心のケアに対する重要度が増している。
「おはようございます」。5月中旬、佐賀県の小学校教諭は、学校に戻ってきた子どもたちの元気な声に胸をなで下ろした。
同県内の学校では休校中、家庭訪問をしたり、登校日を設けたりして教員が子どもの様子を観察。
変化を見逃さないよう心掛けてきた。
ただ、再開された学校は一人一人の机を離し、給食は向かい合わせにせず、教室で大きな声を出さないなど、平時より細かいルールに縛られる。
「子どもたちは息苦しさを感じるかもしれない。
まずは学校生活に慣れさせ、負担が大きくならないようにしながら遅れた学びに対応したい」と教諭は話す。
本来なら約2カ月前に始まっている新年度。
1学期は子どもたちが新たな人間関係を築き、教員はそれぞれの個性を見るための行事も多いが、コロナの影響でほぼ全ての学校が中止か先送りを決めている。
福岡市の小学校に勤める50代女性教諭は「子どもの内面は見えにくく、いろんなアンテナを張っていかないといけない」と、学校の日常に神経をとがらせる。
学校再開に当たり、各自治体は夏休みの短縮や授業時間を短くしてこま数を増やし土曜授業も実施する。
学習の遅れに国語などの5教科を優先させる学校が目立つ中、高校入試などで見えない出題範囲に焦りを募らせる受験生も少なくない。
NPO法人「全国不登校新聞社」編集長の石井志昂さん(38)は、そんな学校の「塾化」を懸念する。
「交流している多くの子が学校再開を前に緊張感を高め体調の異変を感じていた。
そういう子でなくても、余裕のない状況に敏感になり学校に行けなくなるケースは増えると思う」
さらに気をもむのが、いじめの多発だ。教室でせきをする子や手洗いを忘れた子を集団で責める。
密集、密接を避けると称して仲間はずれにする。
「自分より弱い人間を探し、コロナを理由にしたいじめが起きやすい環境にある」と指摘し、長期の休み明けや新学期に目立つ子どもの自殺にも警戒を呼び掛ける。
「不安なら無理せず休んでいい」
リスクにどう向き合えばいいのか。石井さんは子どもたちへ「学習も大事だが遅れは取り戻せる。
学校が始まって不安なら無理をせず休んでいい」と訴える。
休校対策で各学校では家庭でも学べるオンライン授業の整備が進む。
「オンラインでこれまでできなかったことがカバーできるようになる。
全てなくとも子どもが望む方法を整えるのも大人の責務だ」
九州大大学院の増田健太郎教授(臨床心理学)が重視するのは対話と共感。
「数分でいいので一人一人と話す時間をつくってほしい。聴いてくれる大人がいることで子どもは安心する。
家庭で今日の学校の様子はどうだったか尋ねるだけでも違う」と言う。
北九州市では「第2波」とみられる感染が子どもたちにも広がり、再び休校する学校も出ている。
増田教授は、感染者や医療従事者の子どもらを守るためにも教育の徹底を訴える。
「誰もが感染する可能性があり、救うのは医療従事者。
感染者になったらどんな気持ちで、周りにどうしてほしいか。
しっかりと教え、考えさせることが、子どもたちがやってはいけない言動を防ぐことになる」
それでもリスクを抱えた子どもへの対応を学校現場だけに委ねるのは無理がある。
見守りや相談、学習支援の充実には教員OBや通学路に立つ地域住民も協力できる。
何より大事なことは子どもたちが日々、背中を見ている親が動揺しないこと。
「感染」するのはウイルスだけでないことを大人は自覚すべきだろう。
〔2020年6/11(木) 西日本新聞(本田彩子、編集委員・前田英男)〕

【独自調査(4)】先生たちのリアルな声、学校再開でも休校でも問題は山積み
こうした何気ない授業風景も、いまは、ある地域と、ない地域がある(写真:アフロ)
前回の記事に続いて、学校再開、あるいは休校について、わたしの独自調査(アンケート)に寄せられた、学校の先生たちの生の声をお届けする。
1,896件の回答を集計し、自由記入欄にも約1,000通の意見が寄せられた。
(以下、「学校再開または休校に関する緊急調査」をもとに作成。一部の表現は文意を変えない範囲で修正している。)
■子どもたちの学びの機会をどう守るか、先生たちも苦心
前回の記事では、学校再開に伴って、子どもたちや自分に感染しないか心配という声をたくさん紹介した。
昨日や今日などのニュースでも、和歌山県や東京都、高知県で、教員が感染した事例が報告されている。
たとえば、「和歌山・紀の川市立中でクラスター 教員3人が新型コロナ感染」毎日新聞4/9。
教職員は「死」のリスクと直面している、と前回書いたが、まさに現実のものとなっている。
前回の記事:【独自調査(3)】学校再開、先生たちの苦悩、「死」のリスクと直面する現場からの声
一方、休校(臨時休業)になったからといって、もちろん、いいことばかりではない。
最大の問題のひとつは、児童生徒の心のケアができるかということ、あるいは、学びが続くかということだ。
オンラインで児童生徒の様子を確認できたり、少しおしゃべりできたり、あるいは授業ができたりできるといいと、多くの先生たちも感じているが、現実には、その準備も環境も、多くの学校現場は整っていない。
関連する声を紹介する。
学校再開はリスクしかありません。
命を守るために、今は休校を延長し、オンライン授業をすすめるべきです。
教育の転換期だと思います。子供たちのみならず、私たち、教員も命の危険にさらされます。
現実問題として感染者が増えているので休校はやむ無しと思いますが、学校で把握している家庭に問題がある(家庭内暴力やネグレクト)生徒の様子がわからず心配です。
1日でも登校日を設けたいのが本音です。
早急に市町村、都道府県がWiFi及び家庭のオンライン授業を受けられる環境整備に必要なものを準備するべきだと思います。
感染を恐れるために自主欠席をする生徒は、学習の機会と命を天秤にかけての行動です。
教育を受ける権利と命の安全、両方を確保する方法は、オンライン授業しかないと思います。
また今後においては、不登校の児童生徒や病院で通学ができない生徒など、幅広い教育を受ける機会が与えられることにも繋がります。
この機会にオンライン授業への切り替えを強く要望します。
休校になったとき、
・タブレットやネット環境が整っていない家庭がある。
・子どもだけで過ごしている家庭もある。
・市教委が学校がGoogleアカウントをとることを認めてくれない。
などの理由から、オンラインで授業はできそうにない。
各学校単位でオンライン授業を配信するのではなく、NHKのテレビ、ラジオなどで各学年向けや小学生向けの授業をテレビ配信することを提案したい。
また、子どもたちは、休み期間中に何か作品づくり、自由研究、新聞づくり、読書などができるといい。
オンライン授業をするための設備なんて、現場にはない。
世間は簡単にできるだろうと考えすぎ。そして四十人などで成立するはずもない。
一方向なら可能。でも、そんなので小学生が受け続けられるはずもない。
休校をする場合、子どもたちの学習をどう保障するのかが重要だと思いますが、今のところ対応が後手後手になってしまい、十分な対応ができていません。
地域によっては、タブレットなどを使ったオンライン学習が行われていると聞きます。
なぜ公立校の中でもこれほどの差が生まれてしまっているのでしょう。
既に大きく平等性が失われてしまっていると感じます。
このまま休校が数ヶ月続いた場合にどうするのか、どのように子どもたちの学習を保障するのか、文科省や教育委員会はすぐに方針を示していただきたいと思っています。
基礎疾患がある、医療的ケアが必要などの重度障害の子たちが通っている学校に勤めています。
子どもたちの実態から「オンライン授業は無理がある」という声が職場では聞こえますが、私はそうは思いません。
本校では毎年、夏休み中に学校のことを思い出せるようにと、授業で出てきた歌や読み聞かせなどをCDにして配布してきました。
保護者からは「夏休みのCDを聞くと子どもが生き生きとした表情を見せる」「覚醒が促され、活動への意欲が湧いているよう」などの声が多く寄せられています。
zoomによる朝の会(夕方の会)だけでもやれたら、睡眠リズムや情緒不安定の改善にもつながるように思います。
以下、妹尾コメント。
こうした声に示唆されるように、大勢の先生たちが、オンラインでの交流や授業、あるいはしんどい家庭へのケアのことを気にかけている。
ただし、いきなり授業をするのは教員側にとってもハードルが高いし、小学生の場合などは、集中して聴き続けるのも難しいかもしれない。
まずは、児童生徒の様子の確認からでもウェブ会議等で行いたいというアイデアは、参考になる。
わたしは、保護者のスマホ等を借りることがあってもいいと思うが、パソコンやスマホがない家庭に対しては、電話などでフォローをするなど、うまく使い分けたい。
この危機のなかで、「みんな一緒」とはいかないことも受容しながら、できることを進める発想が必要だろう。
プリントを渡しておしまい、では、子どもたちの学び上、厳しい子が多いと思う。
参考記事:【独自調査(2)】休校になって教師は何をする?なぜオンライン交流を始めないのか?
【休校でも再開でも重要な問題】日本の先生は、子どもたちのやる気を高められているか?
■このままでは学校が崩壊する、という声も
学校を再開した地域では、非常に大きなストレスを感じている教職員もいる。
とりわけ、副校長・教頭や教務主任、養護教諭らには、感染予防対策やカリキュラム(行事を含む)の練りなおし、教育委員会等との調整などで、大きな負荷がかかっている。
ある校長は、わたしにこう話をした。
「このままでは、教頭が倒れないか、本当に心配です」。
また、持病もちの方や妊娠中の方が休みたいという場合もあり、そうした意思はなるべく尊重していくべきだろうが、かといって、平時でも小学校等ではギリギリの人数で運営しているので、たいへん苦しい現実がある。
加えて、4月は配属、異動の時期である。先月まで学生だった方も新卒として先生になっている。
小学校などでは新人教師でもいきなり学級担任であることがほとんどだ。新任も大きな苦悩と困難を背負っている。
こうしたことに関連する声を以下に紹介する。
小学校で教務主任をしています。毎日様々な対応に追われて1日かけて変更した対応が、夜の会見ですべて無意味になることが繰り返されています。
予定を変更し新たに作り直すと、すべて変更になり、振出しに戻るの繰り返しです。
度重なる変更で教員もかなり疲弊しています。何となくイライラしていたり、逆にハイテンションだったりします。
教職員で出産間近の方がおり、夏休み前まで担任をお願いしていました。
しかし、勤務自体をお休みしたいとの申し出がありました。
出産を控えている方や、持病のある教職員は不安の中、勤務せざるを得ません。
また、教職員が自主的に休みを取ることも考えられます。
この視点は今まで取り上げてこられませんでしたが、非常に危機的な状況に陥ります。
一人担任が休むだけで立ち行かなくなるのが今の学校です。
この動きが広がれば、学校が崩壊します。私の自治体では今週から学校が始まりますが、できれば休校にして欲しいというのが正直なところです。
新卒で今年度新規採用された者です。担任を持つことになりました。
学校のシステムをまだきちんと理解できていない状態で不安なうえに、コロナの問題が重なりさらに不安です。
全国の初任者はみなさん同じような思いなのではないでしょうか。
いじめなど人権にかかわる問題にも発展してしまうのではないかと心配しています
(もちろん自分自身が指導していくところではあるのですが…)。
とにかく不安で仕方がありません。
学校再開した場合、学校がクラスターになる可能性は高く、その地域の生活が成り立たなくなる。
今は、家で休ませるべきだと思う。勉強は再開してからでも進められる話。
マスクを一日中しておける子どもがどこにいるか、声を出さずに一日過ごせる子どもがどこにいるのか、感染者が出た場合にあの子のせいで? 
と市内中から好奇の目で見られ、いじめられる子どもや家族をどう守れるのか、価値観がバラバラな現代において、すべての対応や、予防対策を教員だけで行うのは、無理な話である。
教員の自覚がなく、マスクをしていない人が多い。教員内の感染が心配。
それよりも行事をどうするか等話し合っていることが多く、教員がコロナウイルスの危険性を理解していないことを常々感じる。
感染が東京と比べるとあまり広がってはいませんが、常にコロナウイルスへの対策を取りながら業務をしており、気が滅入っています。
教育委員会からの通知をもとに、職場は動いていますが、委員会の通知が現場丸投げに近い形なため、不安やとまどいがあふれているのも事実かと思います。
*     *
■入試がどうなるかの心配も大きい。9月の学校再開を求める声も。
新型コロナウイルスの感染が拡大している地域では、5月の連休明けまで休校としている例が多いが、そこまでに収束に向かうとは限らない。
専門家のなかには、数か月や年単位となる可能性を述べる人もいる。
このままでは、大学入試等で有利不利が出てしまうのではないかという声も寄せられた。
地域間格差(休校する地域と、学校再開する地域)と家庭の教育力・経済力等による格差(自宅学習は家庭の影響が強く出やすい)の両方が広がる可能性が高い。
大学受験の子どもがいるので学校は再開してほしいという気持ちはあるが、生徒の安全には変えられないため、全国的に8月まで休校にし、年度始めを欧米諸国に揃えて9月にしてはどうかと思う。
このまま地域によって授業日数に差がついた状態で大学受験を行ってよいのか疑問である。
オンライン授業を全国的にできるように進めるべき。現状でもできている所と、できないない自治体で差がついてしまう。
学習格差が広がることは懸念材料だ。大学入学共通テストも予定通りの時期で行うのか、非常に不安。
6月入試、9月入学などの措置を全国一斉にとってほしい。全国一斉でなければダメ。格差が広がる。
当座、今年度の学校年度開始を9月までのばして、そこからの1年間とすべき。
もう始めているところは半年間の休校措置でよい。
その間に、ICT環境など、双方向の遠隔授業が可能な状態を
整備して、9月までにコロナが収束していない事態にも備えるべき。
以下、妹尾コメント。
思い起こせば、いまの高校3年生は、大学入試改革が迷走し、センター試験に代わる共通テストで、英語の民間試験と記述式試験のいずれもが撤回となった子たちである。
新型コロナの影響を見極めるのはだれにとっても困難なことだとは思うが、文科省と大学が早めに入試上の措置を発表しないと、また大きな混乱を生むことになりかねない。
■あまり報道されていない問題もたくさんある。
最後に、次の問題は、報道などで見かける機会は少ないが、重要な指摘だと思うので、紹介する。
小学校6年生の未履修部分への対応問題。報道を見る限り、卒業式を実施して小学校の課程を修了したこととしてしまった。
これに対して小学校教諭の免許も小学校の内容を指導したこともない中学校教員が教えるということが全く問題にされていない。
新学期が始まり、なにも授業をしていない状態で課題ばかり与えることに疑問を感じる。
オンラインで授業を実施できる環境があれば良いが、私の自治体では厳しい。
成績もつけることが難しい状態で1学期のほとんどが終わってしまうことが心配だ。
非常勤であるため、休校=収入0である。食い繋ぐために、派遣の日雇い労働を始めたが、肉体労働が多く身体がいつまでもつか心配です。
子供達の日々の生活と学習も心配事項です。この遅れをどのように取り戻すか。
金銭に余裕がある家庭は塾や家庭教師をつけるでしょうが、貧困の家庭はそれも出来ません。
この差が差別等のより深い問題に発展していくことに懸念しています。
*  *
もちろん、この未曽有の危機のなかで、問題ばかり、不平ばかり言っていても、建設的ではない。
だが、問題や現実の事実に目を背けていても、解決には向かわない。
わたしの今後の記事ではどうしていくかも発信していきたいと思うが、今回の記事などでは、独自調査から見えてきた現実の一端を共有できればと思う。
◎関連記事
【独自調査(1) 教職員の7割以上が4月中の学校再開に反対】見切り発車な再開でいいのか?
【独自調査(2)】休校になって教師は何をする?なぜオンライン交流を始めないのか?
【独自調査(3)】学校再開、先生たちの苦悩、「死」のリスクと直面する現場からの声
<休校延長か、学校再開か 3つの価値の衝突>安全第一だが、子どもたちの学びはどこへ?
妹尾昌俊
〔2020年4/10(金) 妹尾昌俊 教育研究家、学校業務改善アドバイザー、中教審委員(第9期)〕

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