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寄り添いを考える会

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寄り添いを考える会

所在地 東京都町田市
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「不登校は不幸じゃない」から1年、参加者の今 順風満帆じゃないけれど……「ちょっとずつ戻ってきた」
【#withyou ~きみとともに~】夏休み明け、学校をしんどく感じる子どもたちがいます。
昨年、全国で広がった「#不登校は不幸じゃない」というムーブメントに関わった人たちは、今、どうしているのでしょう? 
劇的な変化があったわけではないけれど、少しずつ自分の道を見つけた人。
新しい環境で、今年も開かれるイベントに参加する人。それぞれの1年間を追いました。
(朝日新聞デジタル編集部・野口みな子)
夏休み明け「行かなきゃ」のプレッシャー
「学校がつらくて死にたいくらいなら、行かなくてもいいと思うんです」
昨年8月19日、全国100カ所の会場で同時開催されたイベント「#不登校は不幸じゃない」の町田会場。
集まった30人を超える来場者の前で、自身の思いを話したのは当時中学3年生のアイカさんです。
不登校の経験者らが語り合うパネルディスカッションに参加していました。
アイカさんが学校に行きづらくなったのは、中1の6月頃でした。
行けない理由を両親にうまく説明できず、常に感じていたのは不登校の罪悪感。
学校に行っていない自分は、「家でも『笑っちゃダメ』『楽しんじゃダメ』って思っていました」。
もともと人懐っこい明るい性格だったというアイカさんですが、後ろめたさから自分の感情がうまく出せなくなったといいます。
当時の写真には、表情がありません。
夏休み、2学期が近付くにつれ、「学校に行かなければならない」というプレッシャーを感じ、心のよりどころがなくなっていきました。
特に追い詰められたのは、夏休み明けの朝です。
「家のドアを開けたときに、『このまま死んだら、学校に行かなくていいんだ』って思ったんです」
なんとかマンションの最上階で踏みとどまることができましたが、「『学校に行けないのは悪いこと』という考えから、自分を追い詰めてしまった」と振り返ります。
1年間の中3の夏、イベントに参加した時のアイカさんは、環境を変えるために転校した先でもいじめに遭い、更に転校するという状況でした。
ずっと自分を苦しめてきたのは、「学校に行かなければならない」という強迫観念だと気付いたといいます。
「勉強は塾でもできる。学校は行っても行かなくてもいい」という姿勢になると、「行ってもいい」と思える中学に出合えたといいます。
イベントの後、「通ってはいるけど、学校自体は好きじゃない。進路も高校にこだわっていない」と話していた彼女。
1年経った今、どう過ごしているのでしょうか。
学校「行かなきゃ」から「行きたい」へ 
「悩んでいる不登校の当事者がたくさんいるってネットで知っていても、実際に会うことはありません。
でも、イベントに参加して私だけじゃないんだっていうのを実感しました」
以前と同じ細い声ではありますが、覇気のある口調で、1年前を振り返ります。
アイカさんは中学を卒業し、今は通信制高校に通っています。
実はこの学校、「#不登校は不幸じゃない」のイベントで出会った女性が通っていたことで知ったそうです。
イベントに参加した経験が、今のアイカさんに地続きにつながっていました。
「将来なりたい仕事ができて、資格をとりたいって思ってるんです」
そう話すアイカさんですが、順風満帆の1年だったわけではありません。
学校に通うも体調が優れず、過呼吸になってしまうこともあり、卒業までの中学生活の多くは保健室で過ごしました。
そんな中、いつも話を聞いてくれたのは、保健室の養護教諭でした。
「無理に『学校においで』って言う先生じゃなくて、『行けるようになってからでいいんだよ』って言ってくれてうれしかった。
学校は好きじゃないと思っていたけど、こんな先生になりたいと思ったんです」
目指すのは大学受験。
今の高校は不登校経験者が多いため、グループを作って一緒に行動することが少なく、お互い詮索しすぎないところが心地よいそう。
定期的に面談をしてくれる先生からも親身さが伝わると話します。
まだ体調は万全ではないですが、「学校に行きたい」という思いが芽生えました。
「昔の明るい自分がちょっとずつ戻ってきた」と話すアイカさん。夢への道を歩き始めました。
背中を押された、大人も
「不登校は不幸じゃない」のイベントは、当事者だけではなく、当事者たちに寄り添いたいと思う大人たちの背中も押しました。
昨年、アイカさんが参加した町田会場を主催したのが、当時、会社員だった広田悠大さんです。
広田さんは大学で不登校生の学習支援に携わり、卒業後は企業に就職。
それでも不登校など、生きづらさを抱える子どもたちをサポートできる大人を増やそうと、勉強会を企画する「寄り添いを考える会」を運営してきました。
しかし、当事者や保護者と接する機会が増えるごとに、「専門的に学びたい」と感じるようになったといいます。
イベント開催をきっかけに、勤めていた会社を退職。
NPO法人で仕事として不登校生支援に携わりながら、通信制大学で社会福祉士の資格を目指しています。
「これまで経験でしか知り得なかったことが、大学と仕事で納得感を持って理解できるようになった」と話します。
1年経った今年は「教育の多様性」をテーマに、独自企画を立ち上げました。
不登校を経験した人たちが、学校以外の場でどのように学んできたのかを体験を通して語るパネルディスカッションです。
また、料理をつくることを通し、参加者が楽しく食育を学ぶことを目的とした「不登校生食堂」も併設。
「例えば親御さんはディスカッション、お子さんは食堂という形で、さまざまな人が参加しやすくなればうれしい」と広田さんは話しています。
《不登校を選択した私たちが伝えたい多様な教育の話》 日時:8月25日(日)14:00~16:00
場所:マチノワ(東京都町田市)
※併設の「不登校食堂」は13:00-17:00。詳しくは「寄り添いを考える会」のサイト
https://yorisoi-machida.jimdo.com)もしくは
facebookページ(https://www.facebook.com/events/2550008541678578)より
〔2019年8/11(日) withnews〕

「#不登校は不幸じゃない」で変わったこと 全国100カ所のイベント開催を達成 大人たちの「これから」
【#withyou ~きみとともに~】8月19日、不登校経験者が発起人となり、全国100カ所でイベントが開かれ、1,500人以上が集まりました。
各会場をつないだのは、ツイッターでのハッシュタグ「#不登校は不幸じゃない」。
夏休み明けに増える子どもの自殺を止めるため、「学校がつらいなら、行かなくてもいい」と呼びかけました。
目標だった全都道府県でのイベント開催を成功させた今回のムーブメント。
子どもに寄り添いたいと考える大人たちを勇気付け、新たな一歩の背中を押しました。
夏休み明けのプレッシャー、当事者の思い
「家のドアを開けたときに、『このまま死んだら、学校に行かなくていいんだ』って思ったんです」
そう語るのは、町田会場で登壇した、中学3年生のアイカさん。
アイカさんは中学1年の6月頃、学校に行きづらくなりました。
親にもその理由をうまく説明できず、夏休みが終わりに近付くにつれ「2学期はどうするの?」というプレッシャーを感じるように。
夏休みが明けた日、家にいるのもつらくなり、自宅があるマンションの9階から、最上階の15階まで向かったそうです。
「でも上がったら、『やっぱり怖い』って。『学校に行けないのは悪いこと』という考えから、自分を追い詰めてしまった」
アイカさんは不登校になってから、塾で勉強したり、転校して環境を変えたりする中で、「学校が『絶対』じゃないし、今いる環境が世界のすべてじゃない」と考えるようになったそうです。
いまはその上で、「行ってもいい」と思える中学校に通っています。
「学校がつらくて死にたいくらいなら、行かなくてもいいと思うんです」
全国100カ所、同時に行われたイベント
「#不登校は不幸じゃない」の発起人、小幡和輝さん(24)は、今年4月、「学校がつらいとき、『不登校』を選びやすい社会にしたい」と訴え、当事者らを集めた交流イベントの全国同時開催を呼びかけました。
小幡さん自身、小2から中学卒業まで不登校でした。
現在は地方創生などの事業を展開する会社社長です。
呼びかけから約4カ月半、賛同者は増え続け、全都道府県での開催を達成。目標としていた100カ所に到達しました。
小幡さんが各会場の主催者に求めたのは、「参加費は無料にすること」と「主催者に不登校経験者か、経験者の家族がいること」。
その二つ以外は、主催者たちがそれぞれできることを考えてもらいました。
各会場では、プログラミング講座やイラスト体験などが企画され、SNSなどで発信されました。
8月19日、迎えたイベント当日。全国の会場に集まった参加者は、計1,500人を超えました。(主催者発表)
イベントの冒頭、小幡さんはfacebookのライブ配信で全国の会場に語りかけました。
「不登校は楽な道じゃないけど、可能性も広がっている。当事者で悩んでる子たちにも伝えたいし、社会の空気を変えていきたい」
「何年後かの息子と…」励まされる家族
会場で目立ったのは、親同士の交流です。
兵庫県芦屋市の会場にあったのは、5卓ほどのテーブル。タイムスケジュールはなく、出入り自由で、当事者ら10人が来場しました。
いくつかのテーブルでは親同士が悩みを相談しあい、子どもたちは別のテーブルでゲームなどをして過ごしました。
「親は最初から『休んでいい』とはなかなか言えません」と打ち明けたのはフリースクールに通う中学2年の子どもを持つ女性(41)です。
昨年、勉強についていけない子どもに対して家庭教師をつけたり「夏休みの宿題は写してでも提出しなさい」などと言って「追い込んでしまった」と後悔の言葉を口にしました。
「あのとき9月1日問題を知りませんでしたが、後から知って、もう…」と、言葉が続きませんでした。
「何が引き金になる一言になるかわからないから、悩むし、怖い」と吐露します。
別の女性(51)の悩みは、不登校を経て定時制高校に通う子どもが、徹夜でゲームをしていること。
そんな悩みに、当事者が答えます。
会場でイベントのテーマソングを演奏したバンド「JERRY BEANS」はメンバー全員が、不登校の経験者です。
「自分にもそういう時期があった」というバンドメンバーと交流した女性。
イベント会場では「何年後かの子どもと話をした気がした。
子どもを信じる勇気を思い出して、気持ちが楽になりました」と話していました。
東京都町田市の会場では、元不登校生や支援者など30人以上が来場。
不登校経験者らによるパネルディスカッションが行われました。
元不登校生として登壇した高校2年のミズキさんは、自身の経験から「当事者の声を発信する機会があってうれしい」と話します。
家で過ごしていた頃、「経験者の考えを知りたい」と、不登校についてパソコンでよく調べていたそうです。
「今日は自分が発信する番なので、とても緊張した」と安堵の笑顔。「今回、勇気が出なくて来れなかった人も来れるように、次があるといいな」
主催者に届いた「戸惑いのメッセージ」
主催者は、準備の段階で、当事者から様々のメッセージを受け取りました。
芦屋会場を主催した三浦悠生さん(48)が意識したのは、「#不登校は不幸じゃない」に寄せられた戸惑いの声です。
「居場所があっても出て行けない人もいる」「不幸が前提のハッシュタグ。嫌な気持ちになる」など、不登校の当事者と思われる人からの意見でした。
三浦さんの長男の岳大君(13)は心臓病を患っており、特別支援学校に在籍しています。
「学校に行きたくない」と岳大君が言ったのは、小学部1年生のとき。岳大君は病気の影響から、食事には時間がかかります。
それでもみんなと同じように給食の時間を過ごさなければならず、ストレスが募っていました。
イベントへのメッセージを受け取り、感じたのは「自分たちは不登校や悩みを乗り越えたかのように見えているのかもしれない」。
三浦さんは岳大君と将来について話し合いを重ね、「自分で選んだ道なら納得できるだろう」と思っています。
でも、「乗り越えた訳ではなく、まだ途上です」。
イベントを終えて、「お互いの思いを言い合える場所ができればいい」という思いが強まったといいます。
「私の子どもは命があることが奇跡の状態で産まれてきた。
生きていてくれさえいれば、不登校でもいい。命と不登校をセットで考えられる私だからこそ、できることがあるはずです」
「自分で責任持てるように」動き出した主催者
イベントに関わった主催者のメンバーにも気づきがありました。
「ムーブメントで蒔かれた種を、これからも責任を持って育てていけるようになりたい。
そのために『資格』という後ろ盾が必要だと感じました」
そう語るのは町田会場の主催者、広田悠大さん(23)です。
広田さんは、中学生の頃に不登校を経験しました。
自身が支援を受けたことがきっかけで、桜美林大学の不登校生学習支援に携わりたい、と学校に復帰。
同大学に入学し、願っていた夢が叶いました。
卒業して会社員として働く一方、「不登校に寛容な大人を増やしたい」と、専門家を招いて講演などを企画する「寄り添いを考える会」も運営。
ただ、賛同した「#不登校は不幸じゃない」では、悩む場面もありました。
「自分の不登校経験や、大学の学習支援で得た知見はあるのですが、専門で勉強してきた訳ではありません。
パネリストで登壇する子どもたちへの配慮は適切か、当事者の家族へのアドバイスは……。
ここまできたら、更に学ぶ必要があると思いました」
広田さんは8月末、勤めていた会社を退職。
教育関連の仕事に携わりながら、再来月からは通信制の大学で学び、社会福祉士の資格取得を目指すそうです。
「教育制度のあり方に向き合い、困難を抱えた子どもの手助けをしていきたい」と語ります。
不登校を「社会課題じゃなくする」
発起人の小幡さんは「学校がつらい子どもを支えるためには、まずは親に『無理に学校に行かなくてもいい』と思ってもらうことが重要」と話します。
「そう思えるように、周囲の人がそれを示せるようにしたかったんです」
その言葉のように、「#不登校は不幸じゃない」は、子どもたちに寄り添いたいと願う人を後押しする、大きなムーブメントになっていきました。
「すでに次のアクションを考えている主催者たちもいて、独自に広がっていっているのがうれしい。
僕は今後、『不登校になった先どうする』という部分を、企業や団体と協力しながら具体的にすすめたい」
「不登校を『治す』とか『解決する』のではなく、『社会課題じゃなくする』。
そのためにできることを考えていきたいです」
〔2018年8/26(日)withnews〕

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