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内田樹

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==内田樹==
ページ名[[内田樹]]、(人物紹介) <br>
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'''高校中退、採用試験32敗、父子家庭で奮闘…内田樹さん「人生に無駄はない」'''<br>
 
'''高校中退、採用試験32敗、父子家庭で奮闘…内田樹さん「人生に無駄はない」'''<br>
 
内田樹さんの本棚。「ワンピース」などの漫画コーナーもある=神戸市東灘区 <br>
 
内田樹さんの本棚。「ワンピース」などの漫画コーナーもある=神戸市東灘区 <br>
 
『ためらいの倫理学』『下流志向』『先生はえらい』などの著書で知られる神戸市在住の思想家、内田樹(うちだ・たつる)さん(69)。<br>
 
『ためらいの倫理学』『下流志向』『先生はえらい』などの著書で知られる神戸市在住の思想家、内田樹(うちだ・たつる)さん(69)。<br>
社会問題や教育、政治などを独自の視点で論じ、20年足らずの間に100冊を超える著書、共著書を持つ。登校拒否や高校中退、家出、離婚後の父子家庭での奮闘など、失敗と挫折の半生を振り返り、「人生で無駄なことなど何もない」という。(横山由紀子)<br>
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社会問題や教育、政治などを独自の視点で論じ、20年足らずの間に100冊を超える著書、共著書を持つ。<br>
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登校拒否や高校中退、家出、離婚後の父子家庭での奮闘など、失敗と挫折の半生を振り返り、「人生で無駄なことなど何もない」という。(横山由紀子)<br>
 
現在、雑誌や新聞などの連載を7、8本抱え、年に数冊のペースで著書を刊行する内田さんだが、「インターネットがなかったら、職業的な物書きにはなっていなかった」と話す。<br>
 
現在、雑誌や新聞などの連載を7、8本抱え、年に数冊のペースで著書を刊行する内田さんだが、「インターネットがなかったら、職業的な物書きにはなっていなかった」と話す。<br>
 
大学の助手として東京にいた昭和60年代、ユリイカ、現代思想などの思想系雑誌から原稿依頼が来るようになっていたが、平成2年に神戸女学院大学(兵庫県西宮市)の助教授として関西に移住した途端に依頼がなくなった。<br>
 
大学の助手として東京にいた昭和60年代、ユリイカ、現代思想などの思想系雑誌から原稿依頼が来るようになっていたが、平成2年に神戸女学院大学(兵庫県西宮市)の助教授として関西に移住した途端に依頼がなくなった。<br>
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〔2019年11/14(木) 産経新聞〕 <br>
 
〔2019年11/14(木) 産経新聞〕 <br>
  
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2019年12月5日 (木) 08:55時点における最新版

内田樹

高校中退、採用試験32敗、父子家庭で奮闘…内田樹さん「人生に無駄はない」
内田樹さんの本棚。「ワンピース」などの漫画コーナーもある=神戸市東灘区
『ためらいの倫理学』『下流志向』『先生はえらい』などの著書で知られる神戸市在住の思想家、内田樹(うちだ・たつる)さん(69)。
社会問題や教育、政治などを独自の視点で論じ、20年足らずの間に100冊を超える著書、共著書を持つ。
登校拒否や高校中退、家出、離婚後の父子家庭での奮闘など、失敗と挫折の半生を振り返り、「人生で無駄なことなど何もない」という。(横山由紀子)
現在、雑誌や新聞などの連載を7、8本抱え、年に数冊のペースで著書を刊行する内田さんだが、「インターネットがなかったら、職業的な物書きにはなっていなかった」と話す。
大学の助手として東京にいた昭和60年代、ユリイカ、現代思想などの思想系雑誌から原稿依頼が来るようになっていたが、平成2年に神戸女学院大学(兵庫県西宮市)の助教授として関西に移住した途端に依頼がなくなった。
「よほど特殊な専門でもない限り、東京の媒体は東京の書き手しか使いませんからね」
そこで、当時登場したばかりのネットに活路を見いだし、論文や評論、日記などをホームページ上で公開。
「政治的な出来事をけしからんと書いたり、本や映画を批評したり、自分が書きたいテーマで自由に書いてきた」と話す。
それが編集者の目に留まり、50歳過ぎの平成13年、戦争責任やフェミニズムなどについての論考をまとめたデビュー作『ためらいの倫理学』が刊行された。
以来、編集者がHP上の文章を読んで原稿を依頼してきたり、編集者の好みで編集して本にまとめたりするスタイルがとられてきた。
HPで公開している文章は、書籍化されたもの以外は基本的にコピーフリーだという。
「僕が書いたことを自分の名前で公表しても全然構いません。
1人でも多くの人に僕の意見に共感してほしくて書いているわけですから」と潔い。
昭和25年、東京に生まれた。小学校時代、いじめが原因で不登校を経験。
受験勉強が嫌になり高校を中退し、家を出て働いたが進退窮まって実家に戻った。
それから大検を受けて東大に入学したが、大学院入試は3回失敗。
東京都立大大学院に進学し、就職では8年間で全国32の大学の教員公募に落ちたという。
40歳になる年、33回目にトライした神戸女学院大学で助教授の職を得た。
前年に離婚して父子家庭となっていたため、小学2年の娘を連れて知り合いのいない関西へ。
大学側も父子家庭の事情を配慮したシフトを組んでくれ、家ではほとんどエプロン姿で掃除、洗濯、アイロンがけや縫い物に勤しみ、合間の時間に論文や翻訳に取り組んだ。
「あの頃は、学問的キャリアよりも子育てや家事が優先でした」と振り返る。
そんな生活が平成13年、娘が高校を卒業して家を出たことで一変した。
これまでため込んでいたエネルギーが一気に流れるように、「だれとも会わず、朝から晩までものを書いていました」。
同年のデビュー作『ためらいの倫理学』をスタートに、小林秀雄賞受賞の『私家版・ユダヤ文化論』、新書大賞の『日本辺境論』などの話題作を次々と世に出している。
現在は執筆のほか、8年前に自宅兼用で完成した合気道の道場「凱風館(がいふうかん)」の館長として300人の門人を指導する。
大学を卒業しアルバイト生活をしていた25歳の時、ふと通りかかって入門したのが、世界的武道家として活躍し、合気道の師と仰ぐことになる多田宏氏の道場だった。
「ご縁というほかありません」
振り返れば、失敗や挫折を繰り返しながら、就職や関西移住、本出版、道場開設などの道が開けてきた。
「人生に無駄なことなど何もない」。その言葉はずっしりと重い。
〔2019年11/14(木) 産経新聞〕

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