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教育虐待

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教育虐待

子に勉強を強いる「教育虐待」 受験期、親の思い押し付け 信頼関係築くことが大切
子の将来を思い、教育熱心になる親は多いが、子どもの受忍限度を超えて勉強を強いることは「教育虐待」という人権侵害になる。
受験を控える親が陥りやすいが、虐待としてはまだあまり認識されておらず、研究も進んでいない。
当てはまる事例と専門家の意見を紹介する。
愛知県内に住む会社員女性(50)は六年ほど前、中学受験をさせようと、当時小学三年生の娘を実績のある大手進学塾に入れた。
娘の学力レベルは真ん中くらいで「頑張れば上に行けると、私がその気になった」と振り返る。
平日でも毎晩、午前零時すぎまで自宅の机に二人で向かった。
成績順位が張り出される塾のテスト前は午前二時までも。
周囲から「テストで点を取るには家庭学習が大切。親の力が分かる」と言われ、順位に一喜一憂した。
志望校の過去の入試問題をコピーし、何度も解かせ、できないと額をたたいた。
そんな日が一年くらい続いたある夜、「分からない」と泣く娘にイライラし、思わず、机に鉛筆を突き立てた。
親子共に限界を感じ、結局、受験は諦めた。
女性は言う。
「中学受験は“親子二人三脚”という雰囲気がプレッシャーだった。
娘のためと言いながら、お金も時間も費やし、負けられないと意地になっていたのは私。娘の中にいつの間にか自分が入り込んで、自分が受験するような気持ちだった」
こういったケースは高校や大学の受験でも見られるが、虐待と捉えていない親や教育者も多い。
国の児童虐待の防止等に関する法律の定義にも、教育虐待は含まれていない。
文部科学省初等中等教育局では、児童生徒に対する体罰の実態は調査しているが、教育虐待に関するケースは把握しきれていない。
厚生労働省でも児童虐待や不登校などを調査しているのみで、担当者は「暴力を振るえば児童虐待だし、心理的虐待やネグレクト(育児放棄、怠慢)に含まれるかもしれないが…」と、区別の難しさをにじませた。
だが、学校や塾などの現場では、子どもの様子からこうした親子関係に気付くことが多い。
愛知県内の小中学校で二十五年間、養護教諭として勤めた桑原朱美さん(55)は「受験前に学校でイライラしている子は要注意。周りが気付いたら、まずは休ませ、本心から受験を望んでいるのか、親子でもう一度考えて」と呼び掛ける。
コミュニケーション能力を高める学習法を勧める学習塾「コクリエ国語教室」(名古屋市中村区)主宰の黒川葉子さん(55)は「中学受験は合否にかかわらず、学習方法を学び、知識を高める上で役に立つ」とした上で、「第一志望に合格した子でも、親のリードが強すぎると、入学した途端に勉強をやめ、ゲームや携帯電話に依存する。そういう子は『すべて親が決め、親からやらされた』という思いが強く、自尊感情をもてない。
大きくなって家庭内暴力に発展したり心を病んだりするケースもある。親子の信頼関係を築いた上で、受験に挑戦するのが望ましい」と話している。

育児・教育ジャーナリスト おおたとしまささん 「親は無力、子の力信じて」
育児・教育ジャーナリストで「追いつめる親」(毎日新聞出版)などの著書がある、おおたとしまささん(42)に、教育虐待について聞いた。
      ◇
教育虐待とは、「あなたのため」という大義名分のもとに、親が子に行きすぎたしつけや教育をすることです。
親には、二つのタイプがあります。
一つは、自分に学歴コンプレックスがあるタイプ。
苦労した経験から、子どもには学歴をつけたいと願っています。
自分の屈辱を子どもで見返したい思いもあります。
もう一つは、高学歴タイプ。
常に競争に勝ち、学歴を生かして人生を歩いてきたので、それ以外の道を知らない。
学歴がないことを恐怖と捉える面もあり、子どもにその恐怖が連鎖する。ハウツー本などを読む正解主義的な人も陥りやすい。
方法論に当てはめて導こうとするんですね。
最近では、教育がビジネスとして語られがちです。
社会で即戦力として通用するような人材育成が求められていますが本来、教育の価値は可視化できるものではありません。
中学受験では、大学進学率ではなく中高一貫という環境の中で、どう育てたいのかを考えるべきです。
小学生は自分で決められないことが多いのも事実で、親が手を貸すこと自体は間違いではない。
つらさと向き合うことで、子どもが成長できる面もある。
肝心なことは、親の力を過大評価しないこと。親は無力です。
子ども自身の生きる力を信じられれば、虐待にはつながりません。
〔2016年2月29日・貧困ネット〕

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